死罪人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:26 UTC 版)
杠(ゆずりは) 自称甲斐忍者のくのいち。「傾主の杠」の異名を持つ美女。タオは「土」。 任務で潜入した鷺羽城で家臣全員を打ち倒した手練れ。身体中に傷跡があるが、自身の忍術で隠す。奔放で自己中心的な言動が多い。茂籠を実験台に使う冷酷さもあるが、生死を共にする仲間たちへの情を持ち合わせる。夭折した妹・小夜の分まで生きるという思いが、何としても生き抜く姿勢に繋がる。 監視役は仙汰。 亜左 弔兵衛(あざ ちょうべえ) 若くして大盗賊団を作り上げた伊予の賊王。タオは「金」。 赤稿藩の武家出身。藩の改易、母の死、藩主仇討ちに参加した父の刑死など不幸が重なり盗賊へ落ちぶれた。法流坊を返り討ちにするなど死罪人でも高い戦闘能力を持ち、分析力・対応力・人心掌握に優れる。唯一の身内である弟の桐馬を何より大切に思い、監視役も桐馬が務める。 作中で花化が最も進む。 民谷 厳鉄斎(たみや がんてつさい) 「剣龍」「八州無双」と讃えられる剣豪。タオは「火」。 藩主に気に入られたが、「龍は切れまい」との軽口に反発し、藩主邸の門を竜の扁額ごと一刀両断して死罪となる。不老不死に興味がないが、伝説の剣豪として後世に名を遺す野望がある。島上陸直後、毒虫に左手を刺され、危険を感じ左手首を即座に切り落とす(切り落とされた手首は花に寄生される)。以後は監視役の付知に鉤状の義手を付けてもらう。 ヌルガイ まつろわぬ民・サンカ(山の民)の末裔。鍛えられた体と言動から少年に見えるが実は少女。タオは「水」。 侍を助けたことで集落の存在が発覚し、仲間は虐殺され、死罪人にされた。自分が村を滅ぼしたという自責から自棄になるが、監視役の典坐に生き抜くよう説得される。 陸郎太(ろくろうた) 「備前の大巨人(だいだらぼっち)」の異名を持つ大男。 3m以上の異常な巨躯と画眉丸をも圧倒する怪力を持つ。知能は低く、空腹になると泣きわめいて見境なく暴れる。その結果、意図せず両親ら周囲の人間を殺してきた。暴走して監視役の衛善を殺害し、画眉丸達にとって島の化け物をもしのぐ脅威となる。画眉丸と佐切との激闘の末、死亡する。 39話で佐切はその異様な力は無意識にタオを使っていたのではないかと推測し、後に担当編集・榊原によりタオで身体が巨大化したと明かされる。精神年齢は3〜4歳。 いがみの慶雲 武器の収集癖を持つ僧兵崩れ。異名は「百本狩り」。 修行中に武具の魅力に憑りつかれ、多くの寺社仏閣を破壊、部芸人から武器を強奪し死罪となる。上陸後にライバルを減らそうと手縄をした画眉丸を襲い、返り討ちに遭い死亡する。監視役は期聖。 あか絹(あかぎぬ) 「人喰い花魁」の異名をもつ美女。男性を誘惑しては殺す、男性専門の殺人鬼。コミックスの地獄楽装束指南では「赫絹」という字が当てられる。 島に上陸後、監視役の士遠を誘惑しようとしたが、規律違反として殺害される。 茂籠 牧耶(もろ まきや) 新興宗教の教祖。異名は「ころび伴天連」。 信者を使って倒幕を目論んだ。杠に籠絡され、島の生物対策の実験台として使い潰され死亡する。監視役は源嗣。 法流坊(ほうるぼう) 異様に長く柔らかい蛸のような手足をもつ男。 多数の殺人・強盗・強姦のため死罪人となった。上陸前に弔兵衛を襲い、返り討ちに遭い死亡する。監視役は十禾。
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