不死実験関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:02 UTC 版)
「無限の住人の登場人物」の記事における「不死実験関係者」の解説
綾目歩蘭人(あやめ ぶらんど) 声 - 草尾毅(第2作) 鎖国令を破り7年間異国で医術を学び、帰国後投獄されたところを吐により召抱えられた医師。万次の不死力の解明ができなかった孟膳の後を継ぎ不死力解明の人体実験を行う。出羽介の実験が最終過程で失敗し彼が死んだことから医者と研究者の間で葛藤し、精神を病んでいく。実験によって三百近くの囚人を殺め、凜によって万次が救出されたのちは、自身の行為を悔い、囚人の遺族を訪ねて回る雲水となった。その道中で万次たちと再会する。 孟膳(もうぜん) 不死力解明のために歩蘭人とともに吐に連れてこられた古方派の医師。万次の生体解剖を試みるも失敗、錯乱して去る。 出羽介(でわのすけ) 声 - 北村謙次(第2作) 盗人(スリ)をはたらいた死罪人で、歩蘭人らによる最初の不死実験の実験台。穏やかな性格で、同じ実験台である万次や医師である歩蘭人と交流する。万次と四肢を交換するという過酷な実験の末、一時的に弱い不死力を得るも著しく衰弱。不死力の程度を検分しようとした吐に胸を貫かれ、そのまま死亡した。 虎右ェ門(とらえもん) 声 - 中林俊史(第2作) 吐に不死解明実験の助手を命じられた、血生臭いことが苦手な基本的に善良な男。死体の山を築く地下での日々に憔悴し、実験の正当性に疑問を抱くようになる。助手職を後進に譲ろうとしていたとき凜に出会い、万次と囚人達の救出を決意。その手引きを行った。 狩小澤(かるこざわ) 声 - 橋本信明(第2作) 江戸城の地下牢の番を行う牢屋同心。万次を縛した鎖を巻き上げ宙づりにする任を負う。歩蘭人の出羽介を思いやる言葉に感動したり、検分を受けそうになった虎ェ衛門らを機転を利かせて助けるなど、人情味のある人物。 山田浅右衛門吉寛(やまだ あさえもん よしひろ) 声 - 岩崎ひろし(第2作) 斬首請負人。通称「首切り浅右衛門」。不死力解明の人体実験を手助けをする。弟子に弁鬼(べんき)という大男がいる。飄々としてとぼけた感じの人物であるが、剣術の達人であり、鉄を寸断する「斬鉄」という技をもつ。凜の江戸城潜入の際に、万次の前に立ちはだかったが、死闘の末に死亡した。死の間際に辞世の句を遺し、弁鬼によって世に伝えられた。 弁鬼(べんき) 声 - 乃村健次(第2作) 浅右衛門の弟子である巨漢。不死実験のでは師である浅右衛門の補佐を務める。囚人の集団脱走時に実験の影響で不死となった夷作と対決し敗れる。敗北後は洪水に巻き込まれたものの生き延び、浅右衛門が万次との戦いで口にした句を辞世の句として世に伝える。 厨生(くりふ) 不死実験の実験台となった囚人。死罪人ではなく、好奇心で自ら実験台になることを志願した変わり者。逸刀流に友人がおり、万次の存在とその不死能力を知っていた。不死実験に失敗し、手が腐れ落ちて惨死する。 鵺一号(ぬえいちごう) 脱出間際の万次らの前に現れた怪物。不死の体のほか様々な加工が施されている。実験過程で正気を失っており、両腕に取り付けられた刃物状の武器・ガザミで視界に入った者を無差別に襲う。凜、万次、瞳阿と夷作、4人の共闘により倒された。
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