不死川書店および霞詩子の関係者
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「冴えない彼女の育てかた」の記事における「不死川書店および霞詩子の関係者」の解説
町田 苑子(まちだ そのこ) 声 - 桑島法子 不死川ファンタスティック文庫の編集部に所属している霞詩子の担当編集者で、後に副編集長。早応大学を中退している。年齢不詳だが化粧薄め、ヒール低め、ショートカットで、見た目は30歳を微妙に超えている。 詩子を「詩ちゃん(しーちゃん)」と呼び、詩子のTAKIへの想いに気付いていて、そのことなどを煽るように会話する。倫也が詩子に会いに和合市まで来たとき、ホテルジェファーソン和合の一室で、詩子とTAKIが一夜を過ごせるよう手配したこともある。 当初、TAKIと名乗る管理人のファンサイトを、詩子自身が作っていると考えていた。TAKIの実在を知り、TAKIと顔を合わせる機会を持った際、TAKIに対してファンタスティック文庫とファンサイトを連動させたステルスマーケティングや公式ファンサイト化を持ちかける。詩子のインタビュー記事作成のアルバイトをTAKIに依頼したこともある。 詩子の同人活動を認めていたが、そのために『純情ヘクトパスカル』1巻の原稿が大きく遅れたため、今後、同種の遅延を許さない旨、詩子に伝えている。また、詩子の同人活動を認めていることをネタにした半ば脅迫によって、詩子がらみのアルバイトを、TAKIに依頼している。 詩子が紅坂朱音の引き抜きにあった際には、自分が見いだし、二人三脚でやってきた詩子を持って行かれることに反発したが、編集部より上からの圧力をかけられてきたため抵抗できず、紅坂朱音による詩子と柏木エリの引き抜きを倫也にメールで謝罪し、マルズへの打ち合わせに行く二人を倫也が見送りできるように手配した。 松原 穂積(まつばら ほづみ) 『恋するメトロノーム』のイラストレーター。『Girls Side2』およびコミカライズ版『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』に名が出る。 『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』によると、霞詩子の新作『純情ヘクトパスカル』のイラストも担当するよう依頼されるが、『恋するメトロノーム』のヒットにより多忙になってしまったため、やむなく断った。 相楽 真由(さがら まゆ) 『純情ヘクトパスカル』のイラストレーター。コミカライズ版『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』に登場。ショートカットの少女で、普段は後ろ髪を2カ所ゴムで短く留めており、倫也や詩羽などからは、外見が『恋するメトロノーム』の真唯によく似ていると評されている。 「嵯峨野 文雄(さがの ふみお)」のペンネームのもと『Cutie Fake』というサークルで同人活動を行っているが、自分は他のサークルの本を買いたいがため、イベントでの売り子はほとんど兄に任せており、嵯峨野文雄も兄(男)であるというように装っていた。 アルバイトで霞詩子の担当編集となった倫也から『純情ヘクトパスカル』のイラストを誘われるが、最初は乗り気でなく、さらに『恋するメトロノーム』の評価を巡って倫也と言い争いになる。だがその後倫也の言い分を認め、『純情ヘクトパスカル』のイラストを引き受けた。 それでも倫也のことは「いけ好かない」などと毛嫌いしているが、オタク関連の話題に関しては好きなジャンルが倫也と同じため、すぐに意気投合して盛り上がる。その結果、彼に好意を抱くようになるが、詩羽と倫也の間に割って入れないと感じている様子。 思ったことはすぐに口に出す性格のため、毒舌家の詩羽と直接顔を合わせると「化学爆発」が起こると倫也は確信して避けようとしていたが、その後真由と詩羽は2人だけでたびたび顔を合わせており、特に問題も起こっていない。 『純情ヘクトパスカル』で商業デビューすることになった形だが、同人活動も継続している。 小説『Girls Side2』では名前は出ないが表紙イラストなどに登場しているほか、同人誌即売会で偶然隣のスペースになった出海と会話している。また『Memorial』『FD2』にも登場。『FD2』の記述では、TAKI(倫也)のブログにて彼女の同人誌が絶賛されているのを見た町田が、『純情ヘクトパスカル』のイラストレーターとして彼女を誘ったことになっている。 相楽 文雄(さがら ふみお) 真由の兄。大学生。コミカライズ版『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』にのみ登場。 真由の代わりに『Cutie Fake』の売り子を行い、嵯峨野文雄を装っている。一方女好きで、『Cutie Fake』の知名度などを利用して色々な女に手を出していることが匿名掲示板などに書かれており、真由からもその雰囲気を「リア充的ゲスさ」と言われるほど(ただし女性へのフォローは上手いらしく、連絡が途絶えた女性もしばらくすると、元通り仲良しになっているらしい)。だが先述のように真由の活動を手伝っているほか、家では真由から「お兄ちゃん」と呼ばれており(他人の前では「兄さん」と呼んでいる)、兄姉仲は良好。 原作小説では名が出ず、7巻ほかで「すごくイケメンの大学生で、女ったらしって噂みたいよ?」などと詩羽のセリフにあるのみ。 山科 慶太(やましな けいた) 不死川ファンタスティック文庫の元編集長、その後不死川書店アニメ事業部部長。コミカライズ版『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』にのみ名が出る。 ファンタスティック文庫編集長時代、売り上げがなかなか伸びなかった『恋するメトロノーム』を早々に打ち切らせようとしていた。 その後アニメ事業部に異動となり、『純情ヘクトパスカル』のアニメ化企画で再び霞詩子作品と関わることになる。 竹下 千歳(たけした ちとせ) 不死川書店アニメ事業部の女性プロデューサー。コミカライズ版『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』に登場するほか、小説『Girls Side2』でも千歳という名前などが言及されている。 町田苑子、紅坂朱音とは大学で同期。町田苑子とは犬猿の仲である一方、紅坂朱音作品のアニメ化に多く関わっている。 手がけたアニメ作品では、ヒットしても失敗しても原作者に大きな負担を強いていたため、町田からは強く反対されていたが、『純情ヘクトパスカル』のアニメ化企画でプロデューサーとして関わることになった。
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