女性へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 06:32 UTC 版)
10代の頃から女性の体になりたいと思っていたが、日本では当時まだ性別適合手術は禁止されていた。19歳の頃、当時大阪の新歌舞伎座の裏にあった病院で去勢手術を受けた。 30歳になる前、コクシネルというパリのクラブ歌手がモロッコで性別適合手術を受けて男から女に生まれ変わったことをニュースで知る。1973年に同じくモロッコで性別適合手術を受けたが、手術費用は現在の金額に換算すると3000万円くらいかかったという。手術後には傷口が化膿して3日間40度以上の高熱と激痛に見舞われ死にかけたと本人が語っている。体調が戻ってからはパリへ渡り、休養しながら友人のバーを手伝うなどして、一年ほど芸能活動を休業した。 帰国すると、当時ストリップショーをしていた麻紀は「以前は前張りして舞台に上がってたけど、術後はその必要がなくなったのが何より嬉しかった。ちっちゃい下着で堂々とストリップできるようになった」と回想している。 その後戸籍変更して特に良かったことは、海外旅行の時に空港で性別のことで揉めなくて済むようになったこととしている。戸籍変更直後は親類の子供たちから、「おじちゃんだったおばちゃん」と呼ばれたという。本人はいまだに元男性であることをネタにしており、「怒るとオッサンになる」、「男に徹すると書いて徹男なのに、女になってしまった」などと、しばしば語る。
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