け
け
[終助]《過去の助動詞「けり」の音変化》形容動詞の終止形、動詞の連用形に付く。なお、形容動詞に付くときは「だっけ」の形をとる。過去のことを詠嘆的に思い返したり、気づいたりする意を表す。→たっけ →だっけ
「今吉めは此の頃橘町へ来たと言っ—が、またよし町へこしたかな」〈洒・妓者呼子鳥〉
[補説] 近世の江戸語から用いられた。打ち解けた話し言葉だけに用いられ、下に「ね」「か」などの終助詞を伴うこともある。「け」が動詞の連用形に付く形は、現代語ではほとんど見られない。
け【仮】
こ【個/▽箇】
け【化/仮/▽花/家/華】
け【化】
け【×卦】
け【家】
け【▽怪/×芥/×懈】
け【▽怪/×恠】
読み方:け
2 もののけ。たたり。
け【懸】
読み方:け
⇒けん
け【▽故】
け【▽日】
け【▽木】
け【▽来】
け【毛】
読み方:け
1 生物の体表に生えている糸状のもの。鞭毛(べんもう)・繊毛・刺毛・剛毛・羽毛なども含む。
㋐哺乳類の皮膚に生じる表皮の変形器官。全身のほとんどを覆う、角質の構造物。
2 細い毛状のもの。「ブラシの—」
3 非常にわずかなことをたとえるのに用いる。「そんな気は—ほどもない」
4 鎧(よろい)の威(おどし)の糸。おどしげ。
「同じ—の鎧を二両まで置きたりけるを」〈太平記・二六〉
「鯉に限って、うろこをふくとは申さぬ、—をふくと申す」〈虎寛狂・惣八〉
[下接語] 兎(う)の毛・裏毛・尾羽毛・髪の毛・猫っ毛・三毛・身の毛(げ)愛嬌(あいきょう)毛・青毛・赤毛・葦(あし)毛・命毛・入れ毛・産(うぶ)毛・上(うわ)毛・枝毛・後(おく)れ毛・威(おどし)毛・鹿(か)毛・糟(かす)毛・川原(かわら)毛・癖毛・栗(くり)毛・黒毛・逆(さか)毛・差し毛・地毛・棕櫚(しゅろ)毛・尻(しり)毛・白毛・梳(す)き毛・立ち毛・力毛・縮れ毛・月毛・旋(つむじ)毛・虎(とら)毛・鳥毛・夏毛・二毛・和(にこ)毛・抜け毛・鼻毛・雲雀(ひばり)毛・斑(ぶち)毛・冬毛・解(ほつ)れ毛・巻き毛・睫毛(まつげ)・眉(まゆ)毛・尨(むく)毛・無駄毛・胸毛・脇(わき)毛・綿毛
け【気/▽希/×稀】
読み方:け
〈気〉⇒き
〈希〉⇒き
〈稀〉⇒き
け【気】
読み方:け
[名]
1 そのものがもつ要素や傾向。また、それが感じられる状態・気配。「火の—」「血の—」「泣き上戸の—がある」
2 そのものから発して、その存在を感じとらせるもの。気体状のもの。におい。味など。
「—を寒み葦(あし)の汀(みぎは)もさえぬれば流ると見えぬ池の水鳥」〈和泉式部続集〉
5 病気。
[接頭]
1 動詞・形容詞に付いて、なんとなく、漠然としたなどの意を表す。「—おされる」「—だるい」
2 主として形容詞、時に動詞・形容動詞に付いて、ようすが…であるという意を表す。「—おそろし」「—うとし」「—あなどる」「—ざやか」
[接尾]名詞・動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹などに付いて、そのようなようす・気配・感じなどの意を表す。名詞に付く場合、「っけ」の形になることも多い。「人—」「飾りっ—」「商売っ—」「食い—」「寒—」「いや—」
け【▽消】
け【▽異】
け【×笥】
け【×罫】
け【×袈】
け【×褻】
け【▽食】
仮
日
暇
褻
け
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平仮名 | |
---|---|
文字 | け |
字源 | 計の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-17 |
Unicode | U+3051 |
片仮名 | |
文字 | ケ |
字源 | 介の変形 |
JIS X 0213 | 1-5-17 |
Unicode | U+30B1 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | KE |
訓令式 | KE |
JIS X 4063 | ke |
アイヌ語 | KE |
発音 | |
IPA | ke̞ |
種別 | |
音 | 清音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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濁点つき
半濁点つき
|
け、ケは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第4段(か行え段)に位置する。清音の他、濁音(げ、ゲ)を持つ。また、話し手によっては、文節のはじめ以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異はない。
概要
- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音「え」から成る音[ke]。口蓋化して[kje]のように発音されることもある。子音は、次の通り。
- 五十音順: 第9位。
- いろは順: 第31位。「ま」の次。「ふ」の前。
- 平仮名「け」の字形: 「計」の草体
- 片仮名「ケ」の字形: 「介」の部分。「个」の変形とする説もある。
- ローマ字
- 点字:
- 通話表: 「景色のケ」
- モールス信号: -・--
- 手旗信号:7→3
け に関わる諸事項
- 「ケ」に字形の類似する文字「ヶ」についてはヶの項を参照。「ヶ」は「が」と読むが、「ケ」を「が」と読むのに用いることもある[1](市ケ谷駅、千駄ケ谷駅、柳ケ浦駅、自由ケ丘高等学校など)。
- 民俗学の分野などで用いられる「ケ」については、ハレとケを参照。
- 鉄道車両の記号「ケ」は、
- ニッチモ&サッチモ…+がシングルレコードで発売した楽曲「ケのうた」は、鹿児島弁での「ケ」の用法を取り上げたコミックソング。
- 関東地方などの方言で、「っけ」が過去の詠嘆の文末詞に用いられる。東京では「言ったっけか」や「そうだっけ」のように「た」と「だ」の後にのみ用いられる。古語「けり」の転。
- 北陸地方など日本各地の方言で、「け」が「〜したけ?」のように疑問の文末詞に用いられる。「かい」または「かえ」の転。
関連項目
脚注
- ^ “「柳ヶ浦か?柳ケ浦か?」 | (ytvアナウンサー)『道浦TIME』”. www.ytv.co.jp. 2021年3月8日閲覧。
ケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 08:48 UTC 版)
「にゅるにゅる!!KAKUSENくん」の記事における「ケ」の解説
ニュルオの彼女。毛の伸び具合で別れ、その後年商3億円のアイドル社長になった。
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ケ
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渓流 Deeping-stream ローハンの川。アグラロンド(燦光洞)に発し、ヘルム峡谷を通り、角笛城の前を通りすぎると、奥谷に流れ込んでいる。「Deeping」には動詞的な意味はなく、「ヘルム峡谷(Helm's Deep)」との関係をほのめかした言葉である。 ゲリオン Gelion 東ベレリアンドを流れる大河。西のヒムリングの丘に発する小ゲリオン川と、東のレリア山に発する大ゲリオン川が合流して形成される。 青の山脈エレド・ルインに発する6つの支流、アスカール、サロス、レゴリン、ブリルソール、ドゥイルウェン、アドゥラントと合流する。そのため流域は「七つの川の国」オッシリアンドと呼ばれる。 海に至るまでの全長はシリオンの約2倍だった。 ケルドゥイン Celduin (早瀬川 Running) 早瀬川を参照。 ケレブラント Celebrant (銀筋川 Silverlode) 銀筋川を参照。 ケレブロス Celebros ブレシルの森の川。名前は「銀の水泡」「銀の雨」の意。テイグリンの橋近くでテイグリンに合流する。合流地点は「雨の階」ディムロストと呼ばれていたが、トゥーリンが救った女ニーニエルがここで熱病を発したため、「瘧水」ネン・ギリスの名がついた。 ケロス Celos ゴンドール国レベンニン地方の川。白の山脈に発し、シリス川に合流する。 ケロン Celon 東ベレリアンドの川。名前は「高地から流れ落ちる川」の意。ヒムリング山に発し、南西に流れて、エルウェがメリアンと出逢ったナン・エルモスの森を過ぎ、アロス川に合流する。
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ケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 04:43 UTC 版)
「バレーボールの用語一覧」の記事における「ケ」の解説
警告 遅延行為や軽度の不法な行為に対して、主審がゲーム・キャプテンに与える注意のこと。警告の対象は個人ではなくチーム全体である。 ゲス・ブロック セットが上がる前に、推測で判断するブロックの飛び方。 ゲーム・キャプテン コートでプレーしているプレーヤーの代表。チーム・キャプテンがコート内にいる場合は自動的にゲーム・キャプテンとなるが、コート外にいる場合は、他者がゲーム・キャプテンとなる。ゲーム・キャプテンは判定の内容について主審に質問することができ、監督不在の場合、タイムアウトや競技者交代の要求をすることができる。リベロ・プレーヤーはゲーム・キャプテンになれない。
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ケ
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「アメリカンフットボールの用語集」の記事における「ケ」の解説
ゲイン (gain) 攻撃側のチームがボールを前進させること。また前進により獲得出来た距離の合計。 ゲータレードシャワー (gatorade shower) 選手の水分補給用に置かれているスポーツドリンクのタンクの中身をチームのヘッドコーチやスタープレイヤーの頭上にぶちまけ、リーグ優勝等を祝う行為。特にNFLではゲータレードが試合中のオフィシャルドリンクに指定されているため、この名称が定着している。プロ野球でのビールかけに相当する。
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ケ
「ケ」の例文・使い方・用例・文例
- 竜巻やハリケーンは天災と見なされる
- 空中ケーブル
- スーパーマーケットで私の財布があとかたもなく消えてしまった
- ケーキはいくらか残っていますか
- 少しでもケーキを食べたら,ひどい目にあわせるよ
- 彼はケーキを全部食べたのでもう少しも残っていない
- ハリケーンのフロリダへの接近
- 人々は,世界がパンケーキと同じように真っ平らであると信じていた
- ビスケットの詰め合わせ
- もっと安いジャケットを探しているんです
- ずっと後ろのほうの席のチケットしかありません
- フルオーケストラの伴奏付きで歌ってみたい
- 私たちのポケットは貝殻で膨れ垂れ下がっていた
- 道路にバリケードを築く
- 入口にバリケードを築く
- バスケットをする
- ケージ式の養鶏場
- 彼女のスケジュールがいっぱいなのは講演者として人気がある証拠である
- 彼女がどんなに懸命にスーツケースにのしかかっても,一向に閉まらなかった
- コンサートのチケットを無料でもらえてそのうえ電車賃も安くなる
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