GUNG-HO-GUNS(ガン・ホー・ガンズ)
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「トライガン」の記事における「GUNG-HO-GUNS(ガン・ホー・ガンズ)」の解説
ナイブズによって選出された総勢12名の異常戦闘集団。それぞれが魔人と呼ばれるだけの人外的戦闘能力と異常性を誇る。メンバーには1から12までの数字が与えられている。各々はレガートによって半分に分かたれたコインを持たされており、ヴァッシュに渡ったコインケースにその片割れが収められている。12のうち3枠は「ミカエルの眼」のために用意された特別枠。また、13番(ロストナンバー)を与えられたエレンディラの存在がある。 アニメ版は原作と多少顔ぶれが異なり、ケインとエバーグリーンの両名を含めた11人で構成され、またコインの設定が存在しない。 1. モネヴ・ザ・ゲイル 声 - 天田益男 最初の刺客。筋骨隆々とした屈強な大男で、顔の上半分を鉄仮面のようなマスクで覆い隠している。 一飛びで屋敷を超えることが可能な身体能力を持ち、超巨大な重火器を用いる。ヴァッシュを倒すためだけに20年間トレーニングを重ねた戦闘マシーン。遮蔽物や障害物をまるで問題にしないその威力から「疾風(ゲイル)」の異名を取る。 その圧倒的な巨大ガトリング砲の火力でヴァッシュを追い詰めたが、ヴァッシュの人外の反応速度と精密射撃を立て続けに喰らい戦意を喪失。その後ヴァッシュに解放されるが、第2の刺客として放たれたマイン・ザ・EGマインによって処刑されてしまう。 デザインの元ネタはマーベル・コミックに登場するヴェノム。モネヴ(Monev)という名前自体がヴェノム(Venom)のアナグラムである。 2.マイン・ザ・EGマイン 声 - 堀川亮 第2の刺客。ハリネズミのような球体装甲を身に纏い、敵に金属製の針を放射して串刺しにすることが得意だと語る。初登場時の名前は「E・G・マイン」だった。 手負いのモネヴを処刑してヴァッシュと戦おうとするが、クイックドローによって武装を解除された後、バッグで殴り倒されてあっさり敗北した。アニメ版での相違点 アニメではナンバー5。ドミニクと登場順が入れ替わっており、彼女をモネヴと同時に処刑した後、ヴァッシュとの戦闘を望む雷泥の手によって一突きで殺される。名前も原作の初登場時と同様E・G・マインになっている。 3. ドミニク・ザ・サイクロプス 声 - 沢海陽子 第3の刺客。片目を眼帯で隠した美貌のガンマン。GUNG-HO-GUNSの紅一点。 眼帯に隠された眼は爬虫類のように縦長の瞳孔を持っている。そこに秘められた特殊能力で相手を短時間催眠状態に陥らせ、知覚と意識に空白を作り、その隙に銃撃を行う。また相手の正面からでなくても能力を発動させることが出来る。 火力こそないが敵からすれば瞬間移動をしているに等しく、ヴァッシュが指先の痛みで催眠術を覆すまでは彼を翻弄していたほど強力。能力を破られた後、レガート(もしくはナイブズ)の不利益になることを厭い身を投げた。 悪役の中では紅一点であるものの早期に退場するため、原作者の内藤は女性悪役が不在となる事態を悔やんだというエピソードが語られている。アニメ版での相違点 アニメではナンバー2。マインと登場順が入れ替わっていて、眼帯側の眼は単なるオッドアイになっている。ヴァッシュの説得に心を動かされたような描写があるものの、逃亡を試みるなかマインに処刑されてしまう。 4. レオノフ・ザ・パペットマスター 声 - 肝付兼太 数100体、計数トンの重量に及ぶ精巧な操り人形を、糸と金属球のからくりでもって全て同時に操る老人。障害か訛りかは不明だが、言語の発音に不自由がある。 普段は傍に従えている人形ウーニカを介して会話する。彼の作る人形は骨格や肉付き、声帯までも極限まで精密に再現しており、人間そのままの生活さえ演じさせることができる魔技の持ち主。それらはモデルとなった人物を生きながらに腑分けして創り出す非道の所業を重ねた結果であり、それを眉ひとつ動かさず行える人格破綻者でもある。 直接的な戦闘力は低いが、それでも不意打ちで放たれた機関砲弾を人形の手で掴む程度の反応は可能。 かつての名はエミリオ。本人はその名を呼ばれるまで気づかなかったが、幼少期にヴァッシュと出会っている。愛していた女性・イザベラをモデルとした人形を自身の命より大事にしており、交戦の舞台となったシップ下層の崩落にイザベラの人形が巻き込まれた際に、後を追って落下しようとする。救助を試みたヴァッシュを拒んで落下してからの消息は不明。所持していたコインは残された人形の手に握られており、後にヴァッシュの手に渡った。アニメ版との相違点 アニメ版ではただ単にヴァッシュの命を狙った刺客として登場。人形制作における非道さなども描写されず、遠隔操作したジェシカ人形によりブラドを殺害したことで、怒れるウルフウッドによって爆殺された。独特の口調は、たどたどしい喋り方という形で再現されている。 5. ニコラス・ザ・パニッシャー 主要登場人物の項を参照。 6. ホッパード・ザ・ガントレット 声 - 難波圭一 6つの穴が空いたホッケーマスクのような仮面と、自分の体と同等のサイズの巨大な盾「グーデリア」で武装した異形の男。 極限まで鍛え上げられた上半身に反し、生まれつきの障害のためか下半身は赤子並みに貧弱。そのためスパイク付きのブーツの形をした銃で体を支えるシーンも存在する。スラスターを内蔵したグーデリアでの突進は、弾丸以上の速度と砲弾の破壊力を誇り、ミッドバレイとの絶妙のコンビネーションでヴァッシュ達を追い詰めた。 かつて保護していた盲人の女性を「ロスト・ジュライ」の際に失って以降、ヴァッシュを殺すためだけに人生を捧げてきた復讐鬼であり、GUNG-HO-GUNSの中で唯一ヴァッシュに対し狂的な憎悪を持つ。だがそれ以外では仲間内の諍いの仲裁や、ミッドバレイの心情を察して脱走の手引きをしようとするなど、人間の心を失っていない情深き男である。最後は過剰な薬物摂取と負傷により、「殺してなどやらん、生きて苦しめ」と吐き捨てて、ヴァッシュに看取られながら息を引き取る。アニメ版での相違点 アニメではナンバー3。原作とは違い、単なる快楽殺人者として描かれる。グーデリアの頭頂部には機関銃が内蔵されている。 7. ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 声 - 西村朋紘 サックスを構え、スーツを着崩したジャズミュージシャン風の男。「音界の覇者」とも呼ばれる。 異常なまでに鋭敏な聴覚の持ち主で、可聴音域、範囲ともに常人の数千倍以上。サクソフォン自体も特別製で、凄まじい音量、音域、衝撃を持つ上、機関銃を内蔵している。音楽を奏でることによって、ビルの外壁やコンクリートなど物体を破壊するほどの衝撃波に加えて「固有振動と共鳴を利用した殺人音楽」によって、ウルフウッドに視覚障害を引き起こし一時的に戦闘不能に追い込んだ。更には「反響、共鳴が混じったノイズだらけの音をドップラー効果の修正含め、逆位相の音をリアルタイムの演奏を行い周囲一帯を完全無音状態にする」という神業すら可能としている。殆どの攻撃手段が妨害を弱点とする「演奏」であるために、暗殺ではない直接戦闘においては誰かのバックアップに回ることで真価を発揮する。 ニヒリストであり、リアリスト。過去、ともに暗殺稼業を営んでいた仲間を一瞬でナイブズに殺されて以来、ナイブズの人知を超えた力に心底恐怖し、そこから逃れようとしていた。対ヴァッシュ戦を自ら名乗り出たのもどさくさまぎれに逃亡するためだったが、最終的にはそれが原因となってレガートに惨殺されてしまう。 モデルは東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦。アニメ版での相違点 アニメではナンバー11。原作とは違いレガートの側近のような立ち位置。ヴァッシュとの戦いにおいても無力化された後、自害した。 シルヴィアと名付けたサックスを得物としている。演奏は菊地成孔が担当。 8. グレイ・ザ・ナインライヴズ 圧倒的な巨躯と怪力を誇る巨人。グレイを彷彿とさせる顔をしている。 異名の通りに不死身の怪物で、パニッシャーでの掃射を受けて原型を留めないほど破壊されてもなお活動を可能とする。その正体は非常に小柄な9人の人間が詰まった巨大人形で、奇怪な発声やとりとめのない発言もそれによるもの。 「裏切り者」であるウルフウッドを襲撃し、シップ内での激戦の末に7人が欠け、残り2人もミリィとメリルによって撃破・投獄されるものの、私刑を加えようとしたシップの住人を返り討ちにし脱獄。レオノフとの戦いでの負傷を治療中だったヴァッシュに襲いかかるが敗北した。アニメ版での相違点 アニメ版でもウルフウッドと戦闘するロケーションは違いがないが、正体は9つの電子頭脳を搭載したロボットであり、原作とは別の不死身性が描かれている。 9. 雷泥・ザ・ブレード(らいでい・ザ・ブレード) 声 - 大塚明夫 銃を持たず、刀一本で銃社会を潜ってきたサムライ。我流剣術「次元斬一刀流」を遣う魔人。 サイボーグを軽々と斬り伏せる技量に加え、球体車輪ローラースケートの機動力を活かした「円」の動きで直線的な「銃」の射線を回避し、かつ一瞬で視覚外にまで回り込むことで銃が剣に対して持ちうる「射程距離の優位性」を相殺する。「円」の動きを以って対象との間合いを即座に詰めて斬りかかる奥義「二重星雲(ふたえネビュラ)」、それに加えて愛刀ムラマサに内蔵されたスペツナズ・ナイフの機構を用いた闇奥義「彗星突」を習得している。公式外伝の『雷神-RISING-』においては「星雲(ネビュラ)」「流星突」を使用。 「ただの人間は斬り飽きた」という理由でヴァッシュに「死合い」を申し込む。だがヴァッシュの「円」を利用した機転によって敗北。とどめを刺さず背を向けたヴァッシュを「彗星突」で攻撃しようとしたが、ウルフウッドによって射殺された。 公式スピンオフ作品『雷神-RISING-』では主人公を演じる。アニメ版での相違点 原作と違いローラースケートは使わないものの、様々なギミックを利用してヴァッシュと交戦する。性格設定においても一騎討ちを求める戦士であるだけで異常者ではない。経緯は異なるが、最終的にウルフウッドに射殺されるという点は原作と同じ。 10. リヴィオ・ザ・ダブルファング 「ミカエルの眼」最強の殺し屋の片割れである、顔の左半分に鬼の面を被った青年。物語後半にてGUNG-HO-GUNSに加わる。前後に銃口を持ち、上下左右前後に同時射撃が可能な二連式機関銃「二重牙(ダブルファング)」を両腕に装着し、最高ランクのサイボーグを無造作に放った蹴りで粉砕、その身体能力は物理限界を超えた速度の移動を可能とし、死角のない殺戮戦闘術を持つと称される。その壮絶な戦闘力は、決して弱くはない無頼の輩をして「喰人鬼(オウガ)」の如く畏怖させるほど。本人は有能ではあれど天才ではなく、過酷な鍛錬を耐え抜いたことによる強靭なメンタルを所有しており、ラズロよりも恐怖と土壇場での底力が強い。 ウルフウッドとは同じ孤児院で育った後輩で、彼を強く敬愛していた。他者を守ろうとする極めて優しい心の持ち主だが、幼少期に虐待を受けたことで防衛のために「ラズロ」という人格を産み出しており、そのラズロがリヴィオが眠っている間にした凶行によって周囲と折り合いが悪くなり、己の居場所を求め姿を消した。その後に「ミカエルの眼」の教育を受けて人間性を麻痺させていたものの、ウルフウッドの文字通りの命懸けの説得によって己を取り戻した。ウルフウッドの死後は彼の遺志を継ぎ、ヴァッシュの新たなパートナーとして旅に同行する。 最終決戦の際にはヴァッシュからエレンディラの抑えを期待されて街頭で対戦するが、初戦は背後の子供達を庇い大敗を喫する。その後は核兵器を護衛していた憲兵軍の全軍団相手に真正面から挑み、誰一人殺さず無力化した後、核兵器地下庫内部で再戦。ラズロとの共闘と持ち前の再生能力をフルに活かした戦法で、相討ちに近い形ではあるが辛勝した。 11. ラズロ・ザ・トライパニッシャー・オブ・デス 両親から虐待されたリヴィオが自分を守るために生み出したもう1つの人格。当初はリヴィオ本人にも存在を気づかれていなかったが、夜中に街を徘徊しては動物を殺すなどの異常行動を取り、その度に自分の存在をそれとなくアピールするメモ書きなどをリヴィオに宛てて残していた。 背中に装着した機械じかけの義肢と両腕でもって、漆黒にカラーリングされた「最強の個人兵装」であるパニッシャーを3挺同時に扱う「トライ・パニッシャー」を装備した怪物。リヴィオを超える身体能力は、拘束具を解除したエレンディラと互角。そしてトライ・パニッシャーを総動員させた攻撃はヴァッシュをして「どう考えても今までの最大火力」と言わしめるほどの圧倒的破壊力を誇る。 リヴィオとは対照的に性格は凶暴で好戦的で、自分が天才であることを自覚している自信家でもある。片割れであるリヴィオを「チンカス」と呼ぶなど常に傲岸不遜な態度で振る舞うが、自分の居場所を与えてくれたチャペルを父親のように慕い、表現こそ悪いが、リヴィオに恩義を感じる発言をする等、子供のように起伏の激しい精神を持っている。 リヴィオ以上にダブルファングを使いこなしエレンディラを追い詰めながら、「苦境に陥る」という経験が全く無いため、「殺意」により一時は戦闘不能に追い込まれるが、土壇場で覚醒したリヴィオに命を救われる。そこから自身はエレンディラの動作を視るために視覚を担当し、リヴィオはそれに応えて身体を動かすという形で意識共有を行い、辛くもエレンディラに勝利した。 登場前は「“TRI”-“P”unisher OF DEATH」の綴りをもじった「トリップ・オブ・デス」の名で呼ばれていたが、その姿を人格とともにさらけ出した時に真の異名を名乗り上げた。リヴィオと同様、原作にのみ登場。 12. ザジ・ザ・ビースト 声 - 神谷浩史 監視・情報伝達担当で、直接戦闘を行うことは少ない。 無数の虫を操り、その視覚を共有することで惑星中ほぼすべての出来事を知ることができる他、多種多様な毒を操る。また、複数の人間を端末として利用することが可能で、肉体が死亡しても別の肉体に乗り換えることにより問題なく行動できる。作中で披露した端末は少年、若い女性、派手な格好をした男の3体。いずれも褐色肌であり、その端末によって振る舞いは変わるが、その選別基準や、人格が演技であるのかなどは描写されていない。 ナイブズに対しても特に敬意を払うことなく、人間を見下したような言動をとる。その正体は、大墜落前から星に生息していた「砂蟲(ワムズ)」の統一意識である。ナイブズを利用し、そのプラントの力を我がものにせんと暗躍する。レガート・エレンディラ・ナイブズを出し抜き彼らに神経毒を投与して行動を封じた後、無数のプラントと融合したナイブズの精神を乗っ取ろうとするものの、自分に能力を使ったレガートの行動で逆に動きを封じられ、意識を取り戻したナイブズによって砂蟲が全滅させられ、事実上死亡した。死後、余力を振り絞って最後のコインをヴァッシュのもとへ届けた。アニメ版での相違点 アニメではナンバー4。髪飾りに偽造した発信機で砂蟲を操る少年。孤児たちのリーダーに扮してヴァッシュに近づくが、愛に飢えていた本性を見ぬかれて心変わりの兆しを見せたものの、慎重を期したウルフウッドによって殺害されてしまう。原作と違い、殺し屋として教育された普通の人間として描写されている。 13. エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル 本来存在しない「13(ロストナンバー)」を与えられた、GUNG-HO-GUNS最強の魔人。オカマ。アニメ版には登場しない。 手にしたスーツケースから展開するネイルカノンが武器で、巨大な釘を撃ち出す。遥か遠く飛行するロストテクノロジーの戦闘機に一瞬で届き、撃ち抜いた後もさらに遥か後方まで飛んでゆくケタ外れの速度と破壊力を持つ。奥の手として、パイルバンカーの後部カバーをパージして弦を極限まで引いて放つ攻撃手段も隠し持っている。また射出した釘よりも速く動くことができるため、数十本の釘をあらゆる角度から放ったとしても発射音が一発分にしか聞こえないという出鱈目な身体能力を持っている上に、普段は拘束具で能力を制限している。対リヴィオ初戦ではリヴィオを圧倒。再戦時には自身の動きを憶えたリヴィオに互角の状態にまでもっていかれるが、拘束具を開放し一蹴、続いて現れたラズロに対しても「殺意」を飛ばすだけでそれまで優勢だったラズロを瞬時に無力化する。ラズロと視覚を共有することで自身を上回る戦闘力を発揮し始めたリヴィオに対して、一切の余裕を捨て前述の「奥の手」を使い、リヴィオの肉体を胴体分断寸前まで破壊、とどめを刺そうと近づいた所をリヴィオに抱きつかれ、彼を貫いていた杭によって自身も貫かれるという相討ちに近い形で敗北、死亡した。 ラズロの正体をわずか一言で見抜く等、洞察力に心理戦、駆け引きの巧妙さにおいても他のナンバーズの遥か上を行く存在。 美しい顔立ちと、女性よりも完成されたスタイルの持ち主である。そのためナルシストの気があり、男として扱われると反応を示さないこともある。幼少期からナイブズに心酔して付き従っており、彼のもたらす「世界の滅び」を心待ちにしている。戦闘に際しては冷酷非情だが、非常に人間味溢れる人物であり、自分より後から仕えたにもかかわらず腹心として扱われるレガートへ嫉妬のような感情を見せ、ヴァッシュやウルフウッド、人類を哀れむような感情を見せることもある。 ケイン・ザ・ロングショット テレビアニメ版のみに登場するキャラクター。十メートル長の巨大なライフルと、周囲の景色に同化する機能を持つマントを駆使するスナイパー。 発射音からのタイムラグと着弾角度により居場所を割り出されヴァッシュに降伏を求められるものの、不殺を貫こうとする彼の前でためらいなく自害した。 チャペル・ザ・エバーグリーン 声 - 鈴置洋孝 テレビアニメ版のみ登場するキャラクター。ウルフウッドの師であり、組み合わせることで巨大な十字架となる二丁の機関砲を武器とする。 牧師のような格好をしている男。弟子に対しては温情があるらしく、降伏を勧めた。ウルフウッドとの決闘に敗れるものの、レガートの能力によって意に反してウルフウッドの背を撃って殺害。復讐のためレガートを襲撃するが、彼の能力によって拘束された後にナイブズによって消滅させられてしまう。時間にルーズな男らしい。 マスター・チャペル ミカエルの眼の幹部であり、GUNG-HO-GUNS本来のナンバー5。ウルフウッドとリヴィオ・ラズロの師にあたる老人。アニメ版には登場しない。 ウルフウッドに負わされた瀕死の重傷から回復するために大量の投薬を行ったため、極度に老化してしまい、車椅子での移動を余儀なくされている。彼の所持するパニッシャーと類似した武器は、先端部分が刺突武器になっており、セミオートカノンと銃身を射出する機構も備えている。爆風で空中に舞った際の姿勢制御や、片手で突起物を掴んで空中で静止するなど身体能力そのものはミカエルの眼に恥じないものを持つ魔人。 冷酷な完璧主義者であり、素養のないものに教示を授けることはないが、逆に自分の育てる弟子に対しては異常なまでの執着を見せる偏執狂。ウルフウッドには復讐対象と愛弟子という愛憎入り交じった感情を抱いており、彼が死に瀕したときは涙を流し消沈するなどの様子を見せる。ウルフウッドがナイブズに反旗を翻した際、孤児院を占拠して彼を誘い出して復讐を果たそうとするが、投薬により自己を強化したニコラスの頭突きにより頭蓋骨と首を損傷して戦闘不能に陥った。その後、執念によって交戦しているラズロごとウルフウッドを殺害しようとしたが、そのことで錯乱したラズロのパニッシャーの掃射を受けて死亡した。
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