掛川高校
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加藤晴鷹(かとう はるたか) 学年 : 0(基準) ポジション : スーパーエース 背番号 : 7 本作の主人公。非常に優れた身体能力と運動センスを持ち、中学時代は多くの運動部から助っ人を頼まれていた。高校入学直後も運動部から勧誘・助っ人の依頼を受けるが、好意を寄せる小林舞子からの「希望の星」と呼ばれて熱烈な勧誘を受け、また金子への対抗意識からバレーボール部への入部を決める。負けず嫌いの熱血漢である反面、恋愛に関しては妄想癖がある。 作者は加藤の作画に際して越川優のフォームを研究した。 金子裕太(かねこ ゆうた) 学年 : 0 ポジション : セッター 背番号 : 3 もう1人の「希望の星」。小林賢吾や川口と同じ須賀谷中出身。中学時代に全国ベスト4まで導いた天才セッターで、日本代表候補強化メンバーにも選ばれ、「猫田の再来」と噂されている。多くの強豪校からのスカウトを蹴り、小林賢吾を追って掛川高校に入学した。中学の先輩でもある菊池に好意を寄せている。 小林賢吾(こばやし けんご) 学年 : +2 ポジション : スーパーエース、サイドアタッカー 背番号 : 1 キャプテンで小林舞子の兄。名実ともにチームの絶対的支柱。平常時でも威圧感のある風貌であるが、怒るとラオウ化するため恐れられている。2年生時春高静岡県予選で決して強くはない掛川を全国大会目前まで導くが、ベスト8で膝の故障が限界を迎えて正城学園に敗退した。治療に専念することを一時は拒むが、金子の掛川進学を聞いて体調を整えるために自ら治療への専念を決めた(ただし後に判明するが、治療はせず練習を続けていた)。 膝の怪我は中学時代からのもので、現清川商業監督で当時須賀谷中バレーボール部の指導者であった渋谷から、部員への過度のしごきを一手に引き受けた結果であった。当時から絶対的なキャプテンシーを発揮していた賢吾を擁護する後輩たちの存在に渋谷は苛立ち、さらに厳しく接するようになると暴力騒動に発展し、一方的に暴力を振るったとされた賢吾の名門校への進学内定が取り消された。そういった経緯から清川商業を常に意識している。 加藤の入部とほぼ同時期に復帰したが完治はしておらず、西地区決勝・正城学園戦途中でコートに倒れ込んだ。実は春高予選の時点で前十字靭帯が断裂しており、無理をして試合に出ていたのであった。そのまま長期離脱を余儀なくされ、それでも清川商業への拘りを捨てきれず、加藤ら残った部員に清川商業との試合に連れて行ってほしいと語った。 塩屋(しおや) 学年 : +2 ポジション : センター 背番号 : 2 温厚な性格で、副キャプテンの川口とともに小林賢吾をサポートしている。 川口文也(かわぐち ふみや) 学年 : +1 ポジション : リベロ 背番号 : 6 副キャプテン。通称「ぐっさん」。無口な小林賢吾に代わって調整役に回ることも多いが、気配りが過ぎるためお節介焼きな面がある。比較的温和そうに見えるが人を食ったような言動も多く、ボールを雑に扱う者には容赦しないなど激しい面もある。 藤木智数(ふじき ともかず) 学年 : +1 ポジション : スーパーエース → センター 背番号 : 5 高校からバレーボールを始めた初心者だったが、小林賢吾が怪我で離脱すると1年生ながら代役として出場した。中学時代は松坂大輔に憧れ野球部を始めたが、強すぎる上昇志向が周囲に理解されず悩んでやめてしまった。高校でバレーボール部に入り怪我にも負けずチームを引っ張る小林賢吾を尊敬し、代役として出場したことによる自信からスーパーエースにこだわっていた。晴鷹の入部によりポジションを奪われると対抗意識をむき出しながらも、チーム事情は理解しセンターとして仕事をこなすと宣言した。その後、加藤と競う形で浜崎西戦にスーパーエースで先発するが、加藤の力を認め自らセンターへと移った。 笠原(かさはら) 学年 : +1 ポジション : サイドアタッカー 背番号 : 4 川口と並ぶレセプションの要。 薄(すすき) 学年 : 0 ポジション : サイドアタッカー 背番号 : 8 レシーブがうまいが、攻撃面では消極的なスパイクが欠点。加藤と小林舞子の関係性をからかう描写が多い。 沖田(おきた) 学年 : 0 ポジション : 背番号 : 10 → 9 サーブ、レシーブ全てにおいて技術が劣る全くの初心者。 小林舞子(こばやし まいこ) 学年 : 0 マネージャー。小林賢吾の妹で、中学時代からの同級生・金子に思いを寄せている。加藤の身体能力を見込み、「期待の星」と呼んで熱烈に勧誘を行う。 菊池理恵(きくち りえ) 学年 : +1 元マネージャーで、現在は美術部所属。小林賢吾の元恋人である。マネージャーへの復帰を頑なに断っていたが、池里高校戦から試合を観戦するようになり、正城学園戦で賢吾がコートに倒れこむと処置に駆け付けた。
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掛川高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:15 UTC 版)
6.佐々木 10.田仲 9.平松 7.神谷 11.馬堀 5.大塚 8.新田 3.服部 2.赤堀 4.矢野 1.白石 連載開始時点で創立2年目の新設校、サッカー部は久保らによって創部され2年目。「自由なサッカー」を標榜してトータルフットボールを目指し、4-3-3を基本とした攻撃的なサッカーを繰り広げる。逆境に強く、劣勢となった試合で度々逆転勝利を収め、創部2年にして選手権で優勝するなどの偉業から「ミラクルチーム」と呼ばれる。 田仲俊彦(たなか としひこ) 声 : 緑川光(次回予告ナレーションも兼任) 学年 : 0(基準) ポジション : フォワード(センターフォワード) 背番号 : 11→10(中学 : 14→10) 本作の主人公、通称「トシ」。掛川市大池出身。1975年7月22日生まれ。身長172cm、体重60kg。血液型はO型。両親と姉との4人家族。単純かつ純粋な性格で不器用な面を見せるが、思いもしない大胆な言動にも出ることもある。作中、平松は田仲をペレのようなスタイルの選手と評した。 中学生時代までは「必殺の右」と呼ばれた右足のシュートを武器としていたが、高校進学後は、久保嘉晴に潜在能力を見出された「幻の左」と通称される強烈な左足のシュートを武器に多くの試合でチームを勝利に導いている。ゴールに対する執着心とセンタリングに対する反応は作中でも随一で、頭より高いボールであってもオーバーヘッドやバイシクルでシュートまで持ち込む。和広と健二とは同じ中学(アニメ版では同じ小学校から)のサッカー仲間であり、掛西中トリオと称されることも。 当初は精神力が弱く、メンタル面に多少問題が見受けられた。久保の死後、遺言により、10番を受け継いだ時、大きなプレッシャーを感じ、練習や試合でミスを連発したり、プレースタイルの異なる久保を自らの目標と思い込んで空回りが続くが、成長していき、選手権全国大会では前山工業高校戦でハットトリックを達成するなど得点王の活躍を見せている。 恋愛に関しては非常に奥手。自分の気持ちを素直に伝えたり表すことが非常に苦手な性格であり、一美に想いを告げられず、心にもないことを言って一美と何度もすれ違ったり、衝突していたが、最終的に一美と恋仲になり、結ばれ、結婚する。 2年生時のインターハイ静岡県予選期間中にスペインへ短期サッカー留学を行い、スペイン2部レアル・アランフェスでデビューするとともに「ファントムドリブル」という必殺ドリブルを生み出している。物語終盤には「幻の左」の軸足となっていたことで強化された「必殺の右」を見せ、また久保の遺言とも言える「ゴール前の聖域(サンクチュアリ)」にも目覚めている。2010年W杯の時点ではレアル・マドリードに所属。 「東洋の大砲(オリエンタル・キャノン)」、「ゴール前の聖域を見る男」などと呼称されることもある。 平松和広(ひらまつ かずひろ) 声 : 菊池正美 学年 : 0 ポジション : フォワード(右ウィング)、ミッドフィールダー 背番号 : 9(中学 : 13→7) 1975年4月26日生まれ。身長170cm、体重59kg。血液型はA型。両親との3人家族。予備校の模擬試験で5教科480点を取るなど非常に頭脳明晰で、運動神経も優れており100メートルを10秒8で走る俊足(高校時代)の持ち主で、そのためにシュート力もトシたちには劣るものの高校界トップクラス。クールで温厚な人物であり、不器用なトシや短気な健二よりは冷静。2人が久保のサッカーへのこだわりから馬堀と仲違いする中、変化の必要性を感じ紅白戦で馬堀のチームに入り2人と対峙して気づくきっかけを与えた。 視力は裸眼で歩くと電柱に衝突するほど悪く、コンタクトレンズは使用せず眼鏡を着用しており、試合中でも眼鏡をかけたままである。なお、眼鏡をかけたままでもイケメンであるが、眼鏡を外すとさらにイケメンとなる。一美に片想いしており、一美に関することには見境がなくなるという特徴がある。一美とは一時恋仲に発展したが、一美が内心ではトシへ気持ちを寄せていることに気づき、自ら別れを切り出している。将棋も得意で「穴熊の平松」の異名を持つ。作中、平松は自身を本山雅志や柳沢敦のようなドリブルが得意な選手と評している。 トシとは中学生時代からのコンビであるが、当初は同じフォワードで底の知れないトシに一方的にライバル心を抱いていた。トシとコンビを組むようになると抜群のコンビネーションを見せ、「ゴールデンコンビ」と称されるまでに成長する。サッカーセンスは抜群で、特にテクニックに関しては高校サッカー界でも屈指であると評価されている。スピードに乗った鋭いドリブルが武器で、ヒールリフトの派生技である「ダブルヒール」「トリプルヒール」を得意とする。藤田東の監督となった実父に、パートナーのトシに頼りすぎでアシストに徹しすぎることを欠点と指摘されたが、あくまでトシを活かすチャンスメイカーとしてそれを昇華させている。その高いサッカーセンスからディフェンスにおいても平均以上の活躍を見せており、藤田東の「フラッシュパス」や尾街西の「11人の司令塔」など他校から脅威とされる戦術を1人で打ち破っている。2010年W杯の時点ではアーセナルに所属。 白石健二(しらいし けんじ) 声 : 神奈延年 学年 : 0 ポジション : ゴールキーパー 背番号 : 1(中学 : 12→1) 1975年8月17日生まれ。身長174cm、体重63kg。血液型はB型。母子家庭。せっかちでケンカっ早い性格だが義侠心に厚い。小学生の頃から地元ではよく知られていた不良だった。トシの姉・夏子に中学生時代(アニメ版では小学生時代)から片想いをしており、高校1年の選手権以降に恋仲となった。作中、平松は健二を川口能活のようなガッツでゴールを守る選手と評している。 中学3年の時に全国大会県予選中に起こした暴力沙汰が原因でサッカーから離れており、高校1年の初めの頃は、暴走族に入っており、ガソリンスタンドでアルバイトしながらオートバイの購入資金を稼いでいた(当時は無免許であったが、16歳になると同時に運転免許を取得している)。 動物的感覚と抜群の身体能力を併せ持ち、それを活かした「ムーンサルトセーブ」を得意とする。数々のスーパーセーブを連発し、幾度となくチームのピンチを救っている。サッカーは中学校時代に始めており、当初は自分を気絶させるほどの威力を持つ田仲のシュートを止めるためだけに熱中していた。真剣にサッカーに取り組むようになると持ち前の運動神経を活かして着々と上達していき、田仲・平松との3人での連携速攻技「トリプルカウンターアタック」を開発するなどの息の合ったプレイを見せるようになる。田仲・平松に白石を加えた3人は、「掛西中トリオ」「ゴールデントリオ」と呼ばれる。2010年W杯の時点ではジュビロ磐田に所属。 2014年ブラジルW杯を描いた読み切りでは、夏子と結婚して3人の息子をもうけている。 久保嘉晴(くぼ よしはる) 声 : 古川登志夫 学年 : +1 ポジション : ミッドフィールダー(センターハーフ) 背番号 : 10 1974年7月29日生まれ、1991年8月9日死去。身長179cm、体重65kg。血液型はAB型。両親との3人家族。尊敬する選手は奥寺康彦、好きな選手は三浦知良とヨハン・クライフ。 掛川のキャプテンで、サッカーに詳しくない磯貝監督に代わり采配を振る。中学1年から中学3年前半までの2年半を旧西ドイツで過ごし、「天才」と呼ばれ将来を嘱望されるほどの選手であった。帰国すると神谷のいたヤマハFCに所属、日本ジュニアユース代表にも選出され得点王に輝いている。高校進学時には「自由なサッカー」「トータルフットボール」を目指して、ヤマハFCから神谷・矢野・服部を誘い新設校の掛川へと進学している。高校進学後もサッカー第一の姿勢は変わらず、攻守のキーマンとして大塚と赤堀を熱烈に勧誘し、自らチームメイトを指導して(エース加納を怪我で欠いていたとはいえ)藤田東を破るまでに導いている。 サッカーに関しては周囲が驚くほどの積極的な行動力を持つが、サッカーを離れると、たちまち存在感が薄くなってしまい、磯貝も制服姿の久保は記憶にないほどと例えている。1年生時に出会った美奈子に一目惚れしており、彼女のことに話が及ぶと顔を赤らめるという一面も。 早くから、トシの左足の潜在能力を見出しており、観戦に訪れていた掛西中トリオに「待ってる」と声をかけた。その為、入院中に掛西中トリオの入部を聞いた際には大変喜んだという。 インターハイ静岡県予選準決勝・掛北戦において「奇跡の11人抜き」を成し遂げた後、ピッチ上で倒れる。実は、高校2年の初めに白血病を患って入院。退院後は順調な経過をたどるが完治はせず、貧血状態で激しい運動(11人抜き)をしたことで心不全を誘発し、医務室で病死。病気のことをチームメイトに隠していたのは長く生きる事よりも一瞬でも多く、ボールを追い駆けたいという願いからであったが、一人きりになった際には、死への恐怖や大好きなサッカーをやめたくない思いを口にしていたことが、磯貝の口から語られている。その後、久保の意思や理想は仲間たちに引き継がれ、掛川高校サッカー部は全国最強となるチームに変貌を遂げた。 神谷篤司(かみや あつし) 声 : 森川智之 学年 : +1 ポジション : ミッドフィールダー(レフトハーフ) 背番号 : 7 1974年10月11日生まれ。身長175cm、体重63kg。血液型はAB型。菊水町(アニメでは菊川市)出身。両親と妹との4人家族。短気な性格で、特に自らの悪口には敏感に反応する(一番の被害者は健二)。4部ではシスコンの気があるからか、妹の実花に関することで暴走することも。しかし、粗暴な口調ながらもチームメイト思いの性格。アニメ版では、文化祭のようなお祭り好きとしても描かれている。ちなみに久保がドイツにいた頃のチームメイトだったルディ・エリックとは、自身と瓜二つの姿をしているからか、実力は互いに冷静に認め合っているものの、犬猿の仲に近い。作中、平松は神谷を中田英寿や小野伸二のような司令塔タイプの選手と評している。 久保亡き後の掛川のキャプテンであり司令塔。ヤマハFC時代からの久保の親友であり、久保の目指した「トータルフットボール」を受け継ぎ、掛川を冬夏の2冠へと導く。それを通じて、テクニックやパスセンス・戦術眼などを開花させ、高校サッカー界最高の司令塔と称されるまでになる。試合中は闘志剥き出しで絶対に諦めないスタイルから「闘将」と恐れられている。掛川北・斉木誠とは菊水東中学校のサッカー部の先輩・後輩の仲だが、チームに求めるスタイルの違いからいざこざが絶えず、高校でも当初は敵対心を剥き出しにしていたが、後に互いの実力を認め合っている。3部では膝の怪我の影響で試合の出場が制限されており、その度にチームは苦戦した。なお自分自身でのテーピングは何度か注意されていたにもかかわらず出来ず、妹の実花に任せっきりだった模様。3年生時のインターハイの直後に高校を中退しユベントス入り、同年にデビューを果たし、その試合でのチームの勝利に貢献している。2010年W杯の時点でもユベントスのエースとして活躍。 大塚繁樹(おおつか しげき) 声 : 江川央生 学年 : +1 ポジション : フォワード→ミッドフィールダー(ライトハーフ) 背番号 : 13(入学直後の掛北との練習試合)→5 1974年12月13日生まれ、身長189㎝、体重85kg、血液型はB型。 190cm近いがっしりした体格でフィジカルも強く乱暴な性格で大食漢。栄山中学校時代は決定力のあるフォワードとして活躍しており、その実力は入学直後の対掛北戦で1年生ながらディフェンスを掻き乱してしまうほどで、斉木自身も危険な選手の1人として中学時代から認識していた。掛川高校入学当初はサッカーを続ける意思はなく、バスケットボール部を創部するつもりであった。久保と神谷から勧誘を受けたものの神谷の自分勝手なプレーを嫌い拒否していたが、久保の一喝と神谷の土下座でその気持ちを改め、神谷とサッカーをするためにサッカー部への入部を決意した。神谷がキャプテンに就いてからは副キャプテンとなり、神谷を宥めるなどサポートする役柄も多くなっている。トシが久保のようになろうとして、神谷の怒りを買った際には、仲裁し、トシに久保と神谷の10番にまつわる話を聞かせた(アニメ版では、赤堀も一緒に語っている)。試合においては神谷と久保(あるいは馬堀)が攻撃に上がる機会が多いことから、カバーするように中盤で相手キーマンと対峙する機会が多く、ボール奪取率は赤堀と並んでチームトップ。青南対掛川の試合を観戦していた鶴ヶ崎の大葉からは、神谷や馬堀とともに技量のあるミッドフィールダーと評された。 赤堀強(あかほり つよし) 声 : 太田真一郎 学年 : +1 ポジション : ディフェンダー(スイーパー) 背番号 : 2 1974年9月22日生まれ、身長192㎝、体重78kg、血液型はO型。 192cmの長身。大塚と同じ栄山中学校出身。大塚と同じく危険な選手として、中学時代から斉木が認識していた人物の1人。1年生時にはゴールキーパーをサポートしてゴールを守っており、中学時代にはゴールキーパーの経験もある。セットプレイの時など、長身を生かして空中戦からゴールを奪うプレイも得意としており、逆に空中戦で相手チームにボールを奪われそうになった際にも、その長身を生かしてクリアすることもある。松下によれば、静岡では十指に入るスイーパーとのこと。物腰がとても柔らかい性格だが、対前山工業戦ではオフサイドトラップに引っかかって審判に突っかかっている神谷を宥めたり、対帝光戦の延長戦前には岩上との接触プレイで負傷しながらも出場を強行しようとした神谷の胸倉を掴んで激しく怒鳴りつけたこともある。 矢野利己(やの としき) 声 : 風間信彦 学年 : +1 ポジション : ディフェンダー(右サイドバック) 背番号 : 4 1974年7月21日生まれ、身長171㎝、体重58kg、血液型はA型。 安定したプレーで掛川の守備を担当。中学時代は久保や神谷とともにヤマハFCに所属しており、久保の誘いを受けて掛川に入った。対九里浜戦前日には神谷から服部とともにプロ入りを勧められたが、家業を継ぐために高校でサッカーを終わりにしなければならなかった。 服部正二(はっとり しょうじ) 声 : 佐藤佑暉 学年 : +1 ポジション : ディフェンダー(ストッパー) 背番号 : 3 1974年5月2日生まれ、身長169㎝、体重60kg、血液型はB型。 中学時代は久保や神谷とともにヤマハFCに所属していた。神谷から矢野とともにプロ入りを勧められたが、矢野と同じく高校でサッカーを終わりにしなければならなかった。アニメと原作ではかなり顔が違う。 石橋保(いしばし たもつ) 声 : 塩屋浩三 学年 : +1 ポジション : ディフェンダー(サイドバック) 背番号 : 8→12 1974年6月19日生まれ、身長167㎝、体重57kg、血液型はA型。 当初はレギュラーだったが、新田の台頭により補欠に回されるようになった。原作では登場機会は限られていたが、アニメでは試合以外でも登場するなど出番が増えている。 小笠原雄司(おがさわら ゆうじ) 学年 : +1 ポジション : ゴールキーパー 背番号 : 1→15 実家はスポーツ用品店であり、掛川のユニフォーム(紅白)を作った。健二の台頭により出場機会はほとんど無かったものの、全国準々決勝の対豊川戦にはトラブルで試合に間に合わなかった健二に代わって出場。試合終盤での接触で骨折した可能性があり、交代。以降、出番がなかった。 単行本『久保嘉晴の伝説』では、アシスタントから作中での扱いについてネタにされていた。 馬堀圭吾(まほり けいご) 声 : 関智一 学年 : 0 ポジション : ミッドフィールダー(センターハーフ) 背番号 : 11 1974年9月8日生まれ。身長172cm、体重63kg。血液型はA型。お調子者な性格で、1年の全国大会ではたまたま同じ宿にいた鶴ヶ崎のマネージャーをナンパしたことがある。 久保の抜けたポジションを見事に埋めた、ブラジル帰りのテクニシャン。入部直後は久保に拘り続けるトシたちと確執があったが、神谷考案の紅白戦を通じて、トシたちは、久保のサッカーの上辺だけをなぞっていることに気づいたために和解を果たす。登場した当初は久保と容姿がやや似ていたが、やがて区別がされていった。トリッキーなプレイを得意とし、ブラジル仕込みのマリーシアとトップスピードから繰り出されるノールックパスは一級品。掛川では神谷に次ぐパサーで中盤の要であり、ルーズボールをキープすることも多いため攻撃の起点となることも多い。2年時のインターハイ全国優勝後に久保の墓参りに行った際には、久保の墓前で「掛川に来て良かった」と報告。2010年W杯の時点ではブラジルのサントスFCに所属。 佐々木豊(ささき ゆたか) 声 : 千葉一伸 学年 : 0 ポジション : フォワード(左ウィング) 背番号 : 6 1975年5月1日生まれ、身長173㎝、体重61kg、血液型はO型。 チームで1・2を争う俊足の持ち主である。噂話を人に話さないといられない性質のようで、トシ曰く「歩くゴシップ雑誌」。バンドとサッカーを両立しているが、2年生時の選手権決勝直前にバンド仲間からサッカーに専念することを後押しされている。新田とは須賀中学校時代からの親友。2010年W杯の時点では地元のジュビロ磐田に所属。 新田伸一(にった しんいち) 声 : 沼田祐介 学年 : 0 ポジション : ディフェンダー(左サイドバック) 背番号 : 15→8 1976年2月3日生まれ、身長166㎝、体重56kg、血液型はA型。 当初はベンチだったものの努力が認められてレギュラー固定となっている。人一倍の練習の結果、サイドバックに重要な無尽蔵のスタミナと強靭な足腰を身につけ、果敢なオーバーラップを見せることから「炎のサイドバック」「左サイドのダイナモ」と評される。絶妙なオフサイドトラップを得意とし、幾度となくチームの窮地を救っている。また、攻撃参加にも対応。2010年W杯の時点では地元のジュビロ磐田に所属。 小菅宏俊(こすげ ひろとし) 学年 : -1 ポジション : フォワード(センターフォワード、ウィング) 背番号 : 18 田仲のスペイン留学時には、代役を務めていたが今ひとつ活躍できていなかった。少々プライドが高く、先輩相手でも思ったことは口に出してしまう傾向がある。その性格により対清水中央戦では奥山のマリーシアとによるファールと、その判定に対する審判への抗議で2枚のイエローカードで退場となった。 坪谷順平(つぼや じゅんぺい) 学年 : -1 ポジション : ミッドフィールダー(ボランチ)、ディフェンダー(ストッパー) 背番号 : 17 中学時代には、U-15サッカー日本代表候補にも選ばれた実力者。ノールックパスを得意とする。 渡辺瞬(わたなべ しゅん) 学年 : -3以下 ポジション : フォワード 背番号 : 10 2014年ブラジルW杯を描いた読み切りに日本代表の選手として登場。独特のリズムを持つドリブルが武器。高校の監督である一美からの励ましを受ける。キックオフ前に田仲達とミニゲームを行った。ブラジルとの決勝戦では後半から伊東に代えて左ウィングで出場する形で最年少デビューする予定だった。 磯貝(いそがい) 声 : 塩屋浩三 12月27日生まれ、身長165㎝、体重84kg、血液型はO型。 顧問。掛川高校の教師。サッカー部の創設時に暇であったという事で顧問に割り当てられたためサッカーには余り詳しくなく、久保や神谷に監督の仕事を委任している。普段は穏やかな性格だが、時には部員を激しく叱る事もある。アニメでは原作よりサッカーの知識を語る描写があり、試合の戦況も分析している。 遠藤一美(えんどう かずみ) 声 : 日髙のり子 学年 : 0 11月30日生まれ。身長156㎝、体重43kg、血液型はB型。 マネージャー。元は不良。中学時代は久保の追っかけで、当初のサッカーについての知識は「ゴールキーパー以外のポジションを知らない」という状態であったが、マネージャー業を通じて詳しくなっていった。選手権の直前にテレビ局でスカウトされアイドルとしてデビュー直前であったが、前山工業戦でトシがハットトリックの約束を果たしたためマネージャーに復帰している。トシに恋心を抱いていたが、イザベルが原因となって一時的に平松と接近するも、最終的にトシと恋人関係となっている。2010年W杯の時点では掛川サッカー部の監督に就任している。アニメ版ではトシたち3人の幼なじみで小学校卒業後は引っ越し、別の中学に通い、高校で再会する展開となり、不良設定はカットされた。 2014年ブラジルW杯を描いた読み切りでは、トシと結婚している。 神谷実花(かみや みか) 学年 : -1 神谷篤司の妹でトシの大ファン。『新たなる伝説』で登場、マネージャーになる。兄とは容姿がほとんど似ていない。同じくマネージャーである一美とは対抗意識があるようだが、同時に影響も受けている。兄の影響からかサッカーの知識も豊富。名前は上下どっちから読んでも同じであり、単行本最終巻でのクイズに用いられた。
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