穴熊

デジタル大辞泉

あな‐ぐま【穴熊】

読み方：あなぐま

１ イタチ科の哺乳類。体長50〜90センチ。タヌキに似るが、爪が長く、クマのようにかかとを地面につけて歩く。夜行性で雑食。ヨーロッパとアジアの温帯地方に分布。日本では本州・四国・九州の山林に深い穴を掘ってすむ。ささぐま。まみ。むじな。あなほり。《季 冬》

２ 将棋で、端の香車(きょうしゃ)を一間(けん)上げ、そのあとへ王将を入れて金将・銀将で囲む形。岩屋囲い。

短編小説作品名辞典

穴熊

作者藤沢周平

収載図書暁のひかり
出版社文芸春秋
刊行年月1986.3
シリーズ名文春文庫

収載図書藤沢周平全集 第1巻
出版社文芸春秋
刊行年月1992.6

収載図書雪明かり 新装版
出版社講談社
刊行年月2006.11
シリーズ名講談社文庫

収載図書暁のひかり 新装版
出版社文藝春秋
刊行年月2007.2
シリーズ名文春文庫

隠語大辞典

穴熊

読み方：あなぐま

1. 詐欺賭博の合図役のこと。
2. 詐欺賭博犯人仲間で賭場の床下に隠れて居て采を都合のよい様に糸にて引くもの、「なが、さんづん」に同じ。
3. 賽賭博の時の詐欺手段。盆蓙の下に子分を忍ばせて置き壷を伏せた時下の子分に合図をすると、子分は下から針などを以て賽目の丁半を調節してインチキをすること。
4. 詐欺賭博犯人仲間で賭博の床下に隠れて居て釆を都合のよい様に糸にて引くもの。「なが」「さんずん」に同じ。

分類 詐欺賭博犯人仲間、賭博

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季語・季題辞典

穴熊

読み方：アナグマ（ａｎａｇｕｍａ）

穴に入る熊

季節 冬

分類 動物

ウィキペディア

穴熊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2015/05/23 20:14 UTC 版)

1. 広義にはネコ目（食肉目）、イタチ科の内、アナグマ亜科、ラーテル亜科、およびアメリカアナグマ亜科に属する哺乳動物の総称であり、狭義にはアナグマ亜科の1種であるMeles meles の和名でもある穴熊、についてはアナグマへ。
   
2. 将棋の囲いの一つである穴熊については穴熊囲いへ。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

穴熊

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 12:36 UTC 版)

和語の漢字表記

穴熊（あなぐま）

1. 「あなぐま」を参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「穴熊」の例文・使い方・用例・文例

• 穴熊という動物