宮崎県 観光

宮崎県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 06:57 UTC 版)

観光

野球キャンプ(サンマリンスタジアム宮崎)。

1960年代には新婚旅行のメッカとして全国的に有名であり、「観光宮崎」として地域経済に貢献したが、日本人の余暇や観光に対する価値観の変化に対応できず低迷している。また、本県の観光はいわゆる「南国情緒」が売りものであったが、1972年の沖縄返還以降は同様のイメージでは沖縄県と競合、同県は沖縄振興特別措置法に基づく税制面での特例[82][83] が適用されることから、本県の競争力は相対的に低下した。さらに、1990年代以降は円高や規制緩和などにより格安となった海外旅行との競合もある。これらの悪条件に対し、1990年代末までは個人消費の拡大などによって乗り切ったが、ITバブル期を経た2000年代初頭には県内の大型リゾート施設であるシーガイア会社更生法の適用を申請したほか、県内最大の交通企業であり、観光宮崎の牽引役であった宮崎交通産業再生機構の支援を仰ぐことになった。

また有力な観光資源である温泉については、隣県の大分県熊本県鹿児島県とは異なり、本県は西日本火山帯の火山フロント[84] より東側にあることから、火山性温泉にあまり恵まれていない。

県内に国宝がない(県内からの出土品である日向国西都原古墳出土金銅馬具類が東京都五島美術館に所蔵されている)。2018年現在、国宝が1つもない都道府県は、徳島県と当県のみである。

観光業復活の鍵として、プロ野球巨人広島ソフトバンク西武オリックス東京ヤクルト(ファームのみ)楽天(ファームのみ)7球団)・サッカーのキャンプ地巡るツアーや、宿泊を含めたゴルフプランが主催されているほか、近隣国(韓国中国台湾)からの顧客開拓を図っている。2019年の訪日外国人観光客数は166,042人で、最も多かった国籍は香港で49,236人、そして台湾の41,663人、続いて韓国の36,104人という[85]

宮崎県は、サーフィンに好適で空港や高速道路からのアクセスの良い海岸に恵まれた日本最南端の県である[注釈 8]。このことは、国内の主要サーフィン大会は5月に行われる本県での国際大会(WQS 4-starランク)から始まることや、日本サーフィン連盟協力サーフショップの数が九州で1番多いことからもうかがえる。ただし、一般的にサーフィンは特段の施設を利用しない(天然の海を利用する)余暇であることから、観光業にとっては宿泊と最低限の飲食費以外の経済効果が薄いという見方もある[要出典]

重要伝統的建造物群保存地区

飫肥の町並み

宮崎県内では重要伝統的建造物群保存地区が3か所選定されている。


注釈

  1. ^ ただし、大分県には別府ラクテンチケーブル線がある。
  2. ^ 宮崎日日新聞では2011年7月23日付まで、鹿児島県の放送局の番組表を(KTS 串間・三股 33)のようにアナログテレビ放送のチャンネル番号とともに掲載していた(えびの市は吉松中継局、都城市は末吉中継局、串間市と三股町は鹿屋中継局)。
  3. ^ 他には、福井県・山梨県・徳島県佐賀県。2020年3月30日以降は全国視聴率を算出するための機械式調査は行われている(視聴率調査、変わります~2020年3月30日より大幅リニューアル~ (PDF) ビデオリサーチ、2020年2月6日)。なお、本県を含むこれらの県は放送局数が少ないことから、視聴率調査が行われる場合は統計学上、民放が3局以上ある地域と比較して高い数値が出ることになる。一例として、『世界まるごとHOWマッチ!!』の関東地区での番組最高視聴率は33.8%だった(クイズ・ゲーム 高世帯視聴率番組 - ビデオリサーチ)が、宮崎地区においては1985年2月の調査(宮崎放送三十年史を参照)で47.9%であった。
  4. ^ 微小局の大部分とミニサテライト局
  5. ^ 地上デジタル放送の置局計画では大規模中継局
  6. ^ BTV都城局における南日本放送・鹿児島テレビの再送信開始については、番組表『ピッキーちゃんねる』内で2010年に告知されている。
  7. ^ BTV公式サイトでは都城市高崎町を西諸局エリアと扱う一方で、メンテナンス情報では2021年現在も都城局エリアとして掲示している。
  8. ^ 沖縄県はサンゴ礁によって波が減衰しない満潮時に限ってかろうじて波乗り可能であるが、砂が流失しないよう沖に沈められた消波ブロックによって波がない人工砂浜が多い。鹿児島県は、夏季に波が大きい太平洋に面したサーフスポットまでのアクセスが悪い。

出典

  1. ^ 気象庁「観測所気象年報」「宮崎の気象100年」p155
  2. ^ 長津宗重「文化の曙」 坂上康俊・長津宗重・福島金治・大賀郁夫・西川誠『宮崎県の歴史』山川出版社 1999年 10-11ページ
  3. ^ みやざきの101人 - 宮崎県
  4. ^ 諸県郡から南諸県郡として分離。現在の志布志市大崎町等。
  5. ^ 『宮崎県大百科事典』(宮崎日日新聞社、1983年)等。
  6. ^ 県議会のあゆみ - 鹿児島県議会
  7. ^ 宮崎県企画局『宮崎県経済史』1954年
  8. ^ 『図説 日本の歴史16 図説 富山県の歴史』(1993年10月25日、河出書房新社発行)192ページ『富山県の成立』より。
  9. ^ a b c d e f 宮崎県の紹介 Archived 2013年6月17日, at the Wayback Machine. - 宮崎県
  10. ^ 67年前の観光案内冊子発見 - 宮崎日日新聞(2007年11月25日付)
  11. ^ a b c みやざきゲンキTV - テレビ宮崎(2009年8月16日放送分)
  12. ^ 東九州自動車道 佐伯IC〜蒲江IC 開通のお知らせ〜大分市と宮崎市が高速道路で繋がります!!〜 - 国土交通省九州地方整備局 記者発表資料 平成27年1月15日付
  13. ^ a b 平成27年4月1日 東九州自動車道に新高速バス路線誕生!「宮崎・延岡〜大分・別府線」運行開始 〜38年ぶりの直行バス復活を記念し「愛称」募集します〜 (PDF) - 宮崎交通株式会社 News Release 平成27年2月4日
  14. ^ a b 東九州自動車道経由 高速バス 宮崎・延岡〜大分・別府線 公募の愛称決定しました。いよいよ3/5から予約開始! - 宮崎交通株式会社 News Release 平成27年3月4日
  15. ^ 東九州自動車道(椎田南IC~豊前IC間)は平成28年4月24日(日曜)に開通します - 西日本高速道路 九州支社 2016年2月16日閲覧
  16. ^ 宮崎自動車道『山之口スマートインターチェンジ』が平成28年9月24日(土曜)に開通します ―宮崎県内初のスマートインターチェンジ―”. 西日本高速道路株式会社 (2016年8月10日). 2016年8月10日閲覧。
  17. ^ 宮崎県の新しいシンボルキャラクターの愛称及びデザインを発表します! - 宮崎県、2011年11月11日。
  18. ^ 総務省統計局『平成21年平均消費者物価地域差指数の概況』
  19. ^ 農林水産省 平成29年生産農業所得統計(2007年)は全国6位(九州2位)
  20. ^ 宮崎の野菜史 p.28
  21. ^ 宮崎の野菜2009 pp.66
  22. ^ 宮崎の野菜史 p.5, 8, 82, 141
  23. ^ 宮崎の野菜2009 p.3,66
  24. ^ 宮崎の野菜史編集委員会編・発行 『宮崎の野菜史』 p.58、2006年
  25. ^ 宮崎の野菜2009 p.4
  26. ^ みやざきブランド推進本部 完熟マンゴー「太陽のタマゴ」
  27. ^ 「九州各県の道路整備状況」『みやざきの道路2020』 宮崎県県土整備部、2020年 p.2
  28. ^ 「高規格幹線道路」『みやざきの道路2020』p.7
  29. ^ 「第3章 道路」『県土整備行政概要(2020年6月)』宮崎県県土整備部、2020年。
  30. ^ 「道路の整備」『みやざきの道路2020』 p.15
  31. ^ 『五ヶ瀬町史』(1981年)。なお、宮崎日日新聞の番組表にはケーブルテレビで再送信されていないテレビ熊本が掲載されている。
  32. ^ 宮崎日日新聞(2006年1月1日付)
  33. ^ ケーブルテレビを取り巻く現状 (PDF) 総務省、2007年10月5日。有線放送による放送の再送信に関する研究会 第1回の配布資料。
  34. ^ 九州におけるケーブルテレビの普及状況(2009年6月24日) (PDF) 九州総合通信局。
  35. ^ CAB-J MEDIA DATA 2007 (PDF) 衛星テレビ広告協議会(公式サイト)。ただし、ケーブルテレビ・IP放送の合算。
  36. ^ 朝日新聞(1997年10月26日付、宮崎版)。同記事では、1997年9月末時点でパーフェクTV!(現・スカパー!)の加入率が2.09%で1位(2位は福井県で1.69%)であり、NHK-BSやWOWOWの加入率も上位に位置しているとしている。
  37. ^ 調査エリアってどうなってるの? 日テレ営業局 総合ポータルサイト、2021年5月27日閲覧。
  38. ^ 『宮崎放送三十年史』p.240 では日向市付近から四国南部、種子島・屋久島、熊本県人吉市にかけての地域をアナログテレビのカバーエリアとし、鹿児島県大隅半島の大部分と鹿児島市付近については宮崎県内とともに「いうまでもなく」と扱われている。
  39. ^ 『宮崎放送三十年史』p.42
  40. ^ 『五ヶ瀬町史』(1981年)および『椎葉村史』(1994年)。いずれも周縁地域であったため受信は困難であったが五ヶ瀬町では「熊本県知事の名前は知っていても、宮崎県知事の名前は知らない」時期がしばらく続いたという。椎葉村では西部で直接受信されており、中心部の上椎葉では1959年に熊本放送を受信するための共同受信組合が設立された。
  41. ^ 寺岡伸悟「情報通信の地域社会史 ―宮崎県日之影町にみる―」『高度メディア社会における社会倫理の実証的研究 平成9年度研究成果報告書 』船木亨編、熊本大学文学部、科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書、1998年(2004年6月28日時点のアーカイブ)。『宮崎日日新聞』1962年4月22日付記事「みえない県内のテレビ」からの引用として紹介。同論文をもとにした内容を含む『地域表象過程と人間 ―地域社会の現在と新しい視座―』(行路社、2003年)もある。
  42. ^ 朝日新聞(1997年8月8日付、宮崎版)
  43. ^ 宮崎日日新聞(1993年4月21日付、1頁)
  44. ^ 朝日新聞(1993年4月21日付、夕刊8頁、西部本社版)
  45. ^ 宮崎県における一般放送事業者のテレビジョン放送用周波数の変更 - 郵政省(当時)、2000年9月6日
  46. ^ 県に寄せられた主な提言と回答(平成27年度) : 民放3局目の開局について, 宮崎県, 閲覧日:2020年8月16日
  47. ^ 東国原英夫のマニフェスト - 「宮崎どげんかせんないかんが」宣言!「今」の暮らしの充実化 - 東国原英夫後援会
  48. ^ 【宮崎県知事 東国原氏に聞く】 情報産業の振興、誘致に取り組む宮崎県 ソフトバンク ビジネス+IT(2008年3月27日)
  49. ^ 早大研究所、知事マニフェスト84点 「出来レース」と批判も - 宮崎日日新聞(2009年1月19日付) ※紙面記事では「テレビ局の増設」がC評価であることが記載されている。
  50. ^ 宮崎県諸塚地区、美郷地区及び椎葉地区の地上デジタルテレビジョン放送局に予備免許 - 九州総合通信局(2009年8月28日付)
  51. ^ 朝日新聞(1997年11月21日付、宮崎版)に掲載の県情報システム課高度情報係の発言による。
  52. ^ ケーブルメディアワイワイのチャンネルガイド
  53. ^ 有線テレビジョン放送施設の設置許可 九州総合通信局、2010年12月3日。
  54. ^ 町広報高千穂 (PDF) 2011年6月号、12頁。
  55. ^ 夕刊デイリー新聞(2009年9月4日付、3面)
  56. ^ 有線テレビジョン放送施設の設置許可 九州総合通信局、2010年11月24日。
  57. ^ 広報ひのかげ (PDF) 2011年5月号、4頁。
  58. ^ 北郷村の有線テレビジョン放送施設に設置許可 - 九州総合通信局(1999年12月16日付)
  59. ^ サービス内容について - 美郷町公式ウェブサイト。
  60. ^ 宮崎市における「BBIQ光テレビサービス」の提供について - (株)QTnet ホームページより。
  61. ^ 『BBIQ光テレビサービス』概要 (PDF)
  62. ^ 宮崎市のBBIQ光テレビがリニューアル ~鹿児島民放(KYT・KKB)が視聴可能に~ - 株式会社QTnet プレスリリース 2020年5月11日付
  63. ^ 『鹿児島地上デジタル放送及びデジタル市民チャンネル』放送開始のご案内(都城・日南エリアのみ) 2008年9月30日。「地上デジタルチューナー内蔵のテレビで視聴する場合は再スキャンが必要」とある。
  64. ^ 広報しいば2009年3月号 (PDF) 8頁。
  65. ^ 有線テレビジョン放送施設の設置許可 九州総合通信局、2009年9月30日。
  66. ^ [1]
  67. ^ 『村報もろつか』2011年5月号(734号)、11頁。
  68. ^ 有線テレビジョン放送施設の設置許可 九州総合通信局、2010年4月26日。
  69. ^ 『宮崎放送三十年史』p.4
  70. ^ radikoプレミアムでは全国で聴取可能
  71. ^ サービスエリアと放送開始日 - 熊本放送
  72. ^ 会社案内 - 宮崎放送公式ウェブサイト(2007年以前のラジオタイムテーブルにも同内容で掲載)
  73. ^ 『FM Miyazaki time table』(エフエム宮崎、2007年4月)
  74. ^ 平成17年度県内スポーツキャンプ・合宿の状況 - 宮崎県
  75. ^ 平成18年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  76. ^ 平成20年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  77. ^ 平成21年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  78. ^ 平成22年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  79. ^ 平成23年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  80. ^ 平成24年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  81. ^ 平成25年度県外からのスポーツキャンプ・合宿の受入実績について - 宮崎県
  82. ^ 沖縄の観光戻税制度や、航空機燃料税の50%減額など。
  83. ^ 沖縄県と他県を結ぶ空路の航空運賃については、国内他県相互間の同一距離路線に比べて5,000円程度安い。 ※参考:平成19年度税制改正に関する要望 - 定期航空協会
  84. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年4月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2007年1月30日閲覧。 - 静岡県
  85. ^ 宮崎県のインバウンド需要” (日本語). 訪日ラボ. 2020年6月29日閲覧。
  86. ^ 映画の背景”. 映画「寒川」オフィシャルサイト. 映画「寒川」製作・配給プロジェクト. 2012年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月18日閲覧。






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