あ‐ひさん【亜×砒酸】
亜ヒ酸
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 13:44 UTC 版)
亜ヒ酸 | |
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Arsorous acid |
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別称
Arsenious acid
Arsenic oxide |
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識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChEBI | |
ChemSpider | |
DrugBank | |
PubChem CID
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | H3AsO3 |
モル質量 | 125.94 g/mol |
外観 | 水溶液中にのみ存在 |
磁化率 | -51.2·10−6 cm3/mol |
危険性 | |
主な危険性 | 毒性、腐食性 |
脱出限界濃度 | Ca [5 mg/m3 (as As)][1] |
許容曝露限界 | [1910.1018] TWA 0.010 mg/m3[1] |
勧告曝露限界 | Ca C 0.002 mg/m3 [15-minute][1] |
関連する物質 | |
関連物質 | ヒ酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
亜ヒ酸(あヒさん、arsenous acid、arsenious acid)は、化学式がAs(OH)3の無機化合物である。水溶液中で生成することが知られており純物質は単離できないが、このことからAs(OH)3の重要性が損なわれることはない[2]。
一般には、無水物に該当する三酸化二ヒ素のことを亜ヒ酸と呼ぶことが多い。
性質
As(OH)3はヒ素原子に3個のヒドロキシ基が結合した三角錐形の分子である。
類似化合物であるリンの化学種の亜リン酸(H3PO3)はホスホン酸(HPO(OH)2)側に平衡が偏っている。このようなAsとPの異なる性質は、主族元素では軽い元素ほど高い酸化状態の方が安定であるという傾向を反映している[3]。
反応
「亜砒酸」の例文・使い方・用例・文例
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