ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYUの概要

ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/24 06:23 UTC 版)

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ガイキング
LEGEND OF DAIKU-MARYU
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
原作 MK企画 → エムケイ(原案)
シリーズディレクター 細田雅弘
シリーズ構成 三条陸
キャラクターデザイン 山崎健志、山崎展義
直井正博(サブ)
メカニックデザイン 大塚健佐藤元(サブ)
音楽 手塚理
アニメーション制作 東映アニメーション
製作 テレビ朝日、東映アニメーション
放送局 テレビ朝日
放送期間 2005年11月12日 - 2006年9月24日
話数 全39話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

かつて東映アニメーション(当時社名は東映動画)が制作したロボットアニメ『大空魔竜ガイキング』を原典とし、主役メカであるガイキングと大空魔竜、一部のキャラクター名称以外、人物、世界観、ストーリーを一新した完全オリジナル作品となっている。

あらすじ

中学生の少年ツワブキ・ダイヤは卓越した運動能力を持ちながらも、周りの人たちからは【怪獣小僧】と罵られ変人扱いされていた。5年前、ダイヤは父と小型船で海に出て、洋上に燃え上がる黒い炎を目撃。その中から現れた巨大な怪獣によって父や船員たちは海中に沈められてしまった。ダイヤにも怪獣が迫るが、その時、巨大な機械の竜が出現し、ダイヤを守ってくれた。しかし生還したダイヤのこの話を誰も信じなかった。それでもダイヤは来るべき日に備え、トレーニングを重ねていた。

そして、ついにその時が来た。ダイヤの住む町に、あの時と同じ怪獣が現れた。そしてダイヤを助けた巨大な機械竜も姿を見せる。竜の名は「大空魔竜」。魔竜の頭が飛び出し、それを胴体としてスーパーロボット「ガイキング」が完成。ダイヤは大空魔竜に乗っていた少女「ルル」の導きによってガイキングのパイロットとなり、怪獣を撃破する。大空魔竜の船長「キャプテン・ガリス」から地上世界を狙う勢力「ダリウス軍」の存在を知らされたダイヤは、母と友に別れを告げ、異世界ダリウスへと旅立つ。地上を守るため、そして怪獣に攫われたと思われる父を救うために。

登場人物

大空魔竜隊

キャラクターの名前はほとんどが『大空魔竜ガイキング』から取られており、役柄も元のキャラクターと似ている[1]

ツワブキ・ダイヤ
声 - 田中真弓
本作の主人公。13歳。ガイキング(大空魔竜)に選ばれた少年。5年前に海で大空魔竜に救われ(父親はその時行方不明になった)、それ以来いずれ現れる怪獣(ダリウス軍の鉄獣、魔獣等)と戦うために体を鍛え続け、陸上選手の記録すら打ち破る体力の持ち主となった。しかし周囲からは「怪獣」のことを信じてもらえず、逆に「怪獣小僧」と呼ばれて敬遠されていた。そして、危惧していたダリウス軍の襲来に際しガイキングに乗り込みこれを撃破。その後ルルの誘いに乗り、父を助けるために大空魔竜のクルーとしてダリウス界に赴くことになる。
性格は非常に前向きで努力家、心優しき熱血漢だが、逆に思い込んだら一直線な性質がトラブルの種になることもある。また優しい性根と責任感が災いして追い詰められると脆さを出してしまうこともあり、リトルリーグの投手をしていた時にはデッドボールを恐れる余り、押し出して負け投手になった過去がある。
胸に秘めた炎は大空魔竜クルーの中で最も強く、ガイキング搭乗時には黒髪がオレンジと赤の2色になる。最終話では意志を持つ黒い炎と化したプロイストを自身の炎の力で大空魔竜のブリッジから追い出し、その時も髪の色が変わった。人より3倍(たまに5倍)飯を食い、絵も極端に下手で、更に最低のネーミングセンスを持つ(「カニキング」「カイキンク」などが彼の発案)。父の指導によりサバイバル技術は高い(修行のため山ごもり等でその技術は遺憾なく発揮されている)。艦内ではシズカの下で整備士見習いとして働いていた。同年代のルルに淡い恋心を抱いているらしく、彼女と親しいディックが帰って来て以来、どこか嫉妬心のようなものを持ちそのことでトラブルを招くこともあった。
大空魔竜乗員番号47番。漢字で書くと石蕗 大哉(つわぶき だいや)。38話でようやく父親との再会を果たし、その後プロイストの決戦に臨みこれを倒したが、最後の最後で甦ったプロイストの暴走・自爆を大空魔竜のブリッジから叩き出すことで阻止した。決戦後ダリウス人の安息の地を探し宇宙に旅立ったルルたちと一度別れ、その後は修行三昧の生活を送っていたらしい。そして5年後、たくましく成長しルルを助けるべく再びガイキングに乗り込む。
ハヤミ・ナオト
声 - 進藤尚美
ダイヤの親友。極度に気弱な性格な眼鏡の少年。「怪獣小僧」と陰口を叩かれるダイヤの言動に半信半疑だったが、友人として彼をとても大事に思っている。3話でダリウス界へと向かう大空魔竜を岸壁から見送った。格闘ゲームの腕前は「癖のあるキャラを使っても楽勝で勝てる」ほど下手(ダイヤ談)。魔竜が来る以前からそれ絡みで周囲から警戒され、ダイヤ達が一時地上に帰還してからも幾度か危険に遭遇している。32話で半年振りに再会したが、ダイヤと一緒に地上に来たピュリアのことを若干怖がっている。
行きがかり上大空魔竜に乗り込むも、ゾルマニウムを持てない、料理を焦がす、三バカに内緒で乗せて貰ったバンザを暴走させてしまったり(バンザは炎の力が無ければ動かすことはできない)と失敗ばかりだったが、偶然医務室で出会ったロンゴと知り合い、二大魔竜との戦闘での傷が悪化し倒れた彼の代わりに咄嗟の判断で大空魔竜の舵輪を操った。この際に強い炎の力を目覚めさせたのを契機に、ルルによる判断と共に離脱を余儀なくされたロンゴからバンダナとグローブを、ダイヤからグリッターを受け取り、48人目のクルーとなる。メカニックにも詳しく、38話ではサコン等と共にダリウスコア奪還と一般人の救助を手伝った。5年後はたくましい青年に成長し、ピュリアと親しい仲となった。
ルル・アージェス
声 - 川上とも子
13歳。大空魔竜のナビゲーターで、ガイキングの合体、戦闘ナビゲーションも務める少女。乗員番号7番。5年前、幼かったダイヤの資質を見抜いた。邪悪な黒い炎を察知する能力があり、占いも得意としており折り紙も得意。占いの的中率はとても高く、本編終了後のおまけコーナー「ガイキング占い」でもメインで出ている上、本編にも絡むこともある。
性格はかなり活動的で、胸を触った成人男性を投げ飛ばすなどそれなりの体術も身につけている模様。6話のガイキング占いの影響で、脚本担当の長谷川圭一により「性格が腹黒くなった」と言われているが、ルル役の川上とも子は「ルルは黒くないもん!」と否定している。
同年代のダイヤを意識している様で、彼にデートに誘われ赤くなったり、励ますときも「勝って、もう一度私をデートに誘って! (7話)」などと言ったりしている。しかしディックにもキスをされたりデートをしたりしてるなど、少々優柔不断気味。子ども扱いされることには激しく反発する一面も持ち、胸囲に関しては年かさにしてはかなり大きい方らしい。24、25話での大空魔竜アイドルコンテストでは見事アイドルの座を射止め、自らの歌白いリボンを披露。
27話で自分の実父がガリスであることを知ると同時に、プロイストの洗脳によって彼を母エルトリカの仇と思い込み、操られるままに殺そうとするが、ガリスが自分をかばったことで真実の記憶を取り戻す。そのことで一時大空魔竜を降りることも考えたが、父から大空魔竜艦長を託され2代目キャプテンに就任。その証として髪をショートカットに切り、コスチュームもローサの服に似た衣装(色はピンクベース)に一新する(30話)。発想に優れており、彼女等が驚くような戦法を取りもする。37、38話でディックの件で一時戦闘不能になるがローサの激励で立ち直り、キャプテンとして勝利を収める。5年後父親の血筋が色濃い姿となり、またもや衣装を一新、髪型もツインテールとなり、ダイヤに協力を申し込む。
「アージェス」は「ANGEL」から取られている[2]
キャプテン・ガリス
声 - 大川透(一部のオープニングナレーションも兼任)
大空魔竜艦長(キャプテン)で乗員番号1番。元ダリウス軍の科学長官で、本名はドーベル・アージェス。地上侵攻政策に反対し、密かに大空魔竜をはじめとする三大魔竜を建造し、軍に強制的に協力させられていたサコン、ダイモン、フランクリン、エルトリカを助け共に脱走し、大空魔竜のキャプテンとして彼らを率いる。
エルトリカは身重だったこともあり、彼女と産まれて来るルルのため、一時安全な所に住まわせることとなる。久方振りに二人に会いに行った所でプロイストに妻を殺され、娘であるルルの心を傷つけてしまったことを悔やみ、常に仮面を身に着けるようになる。
趣味は帆船の模型造り。基本的に冷静沈着で、女性に対しては子供でも紳士的に対応する。同時に熱い心を併せ持ち、ダイヤには期待を寄せる。仕草や行動が彼の父親に似ていたため、ダイヤも一時は艦長が実父ではないかと思っていた。艦長としては有能かつクルーの信頼も絶大な物があるが、ユーモアに溢れており、時々突拍子もないことを言い出しては、副長を始めとしたクルーを唖然とさせることがある。武器は伸縮が利く携帯用ので、人間大のハイパー鉄獣エルカゲスと互角以上に戦う腕前を持つ。
スカルハーケン投棄の余波からルルをかばった時に地面の破片を背中に喰らい大怪我をし、長期戦線離脱を余儀なくされた。その戦闘指揮の手腕はディックの父ロバーツや、プロイストなどから一目を置かれるほど。38話でブライ、シオンと共に赤いゼルガイヤーに乗艦し、大空魔竜の増援と現れる。その際、艦長職をルルに譲り自身は「仮面の科学者プロフェッサー・ガリス」とでも名乗ろうか、と冗談めかしていた。実際に5年後は大空魔竜が戦闘中にもかかわらずブリッジにいなかった(自室で船の模型を作っていた)。あえて仮面を外さないのはローサが仮面を気に入っているかららしい(どこまで本気かは不明)。
仮面はかなりの種類を持っており、外出用の物も存在する。にガイキング占いではオヤジギャグにも似た寒いギャグ(?)を披露した。
ローサ・ベルニコフ
声 - 半場友恵
大空魔竜副長。乗組員からは規律に厳しいことで恐れられている。眼鏡の似合う知的な美人だが、怒るとガリスですら逆らえない。乗員番号11番。シズカとは個人的にも親しいようで、ダイヤのことで相談したりしている32歳。婚期を逸しているとも言われるが、面と向かってそれを言える強者は魔竜クルーには存在しない。元物理学者で、地殻空洞説を学会に発表し世間から白眼視され、ガリスにクルーとして遊園地でスカウトされた過去を持つ。
いつも持っているのは閻魔帳ではなく日記であり、ストレス解消の一環である。内容は事細かく綴られており、「ダイヤが入って以来食料の減りが激しい」「ガイキングの損耗が激しく補給がきつい」等、気苦労が伺える内容が書かれている。ガリスにスカウトされたときのことを「遊園地で白馬の王子様に出会った」と記しており、乙女チック。
遊園地フリークで、メリーゴーラーンドなどのアトラクションに乗りつつ、ボリューションプロテクトのための力学計算などを行っていた。子供の頃は物理学者のほかに、アイドルになることも夢見ており、大空魔竜のアイドルコンテストの際には自ら立候補している。普通のアイドルは無理があると思ったのか、演歌アイドルに転向などしたが結局その座はルルに譲った。
ガリスやルルが戦えない時は彼女が大空魔竜の指揮を取る。ネーミングセンスはダイヤと同等。38話で戦意喪失したルルに叱咤激励をし立ち直らせた。そしてその時通信したガリスを再び白馬の王子と称し彼に対して恋愛感情があることも匂わせている。5年後は彼女も髪形をショートカットに変えた。ガイキング占いではカラオケで96点を取っている。
ピュリア・リチャードソン
声 - 木内レイコ
大空魔竜艦載機スティンガーのパイロット。15歳。元ガイキングのパイロット候補で、当初は大空魔竜に選ばれたダイヤを快く思っていなかったが、次第にその行動力や覇気を認める。乗員番号23番。その後も相変わらずダイヤとのケンカは絶えないながら、同時にほのかな想いを抱いている。出会ってからしばらくの間は、ダイヤは彼女の名前を「リチャードさん」だと思われており、そう言われると怒っていた。ダイヤ曰く「女の欠片もない」「バストがシズカさんの半分も無い」。
魔獣に父親を殺されており、深い憎しみを持つ。アイドルコンテストにも名乗りを上げ「GAIKING」を25話で熱唱するハードロック系アイドルを目指したが、ルルにその座を明け渡す。衣装はパーティドレスを含めて全てヘソ出しファッションである。
ナオトのようなタイプは「見てるだけでも駄目」で「シケたツラ見てるとイライラする」らしいが、38話で頑張るナオトを見て見直す。全てが終わった5年後はダイヤの故郷にてダイヤやナオトと一緒共に行動しており、ナオトと親しい関係になっていた。5年の間にシズカにも負けないほどのバストを身につけたが、男勝りの姉御肌は相変わらずで、修行を終えて帰ってきたダイヤを不意打ちしようとしたが返り討ちに遭い海に落下した。なお、この時の髪型は腰の下まで伸びた金髪のロングヘアーだった。21話ではピュリアちゃん占い(ガイキング占いのピュリア版)の司会、27話から29話では戦闘不能でガイキング占いの出来ないルル対策の代替コーナー「ガイキングクイズ」の司会を務めた。
リー・ジェンシン
声 - 草尾毅
大空魔竜艦載機サーペントのパイロット。18歳。乗員番号14番。漢字で名前を書くと李 剣星(りー じぇんしん)。中国系の孤児で中国拳法「真龍拳」の達人。性格は軽く、常に飄々とした様子の青年。以前は弟分シンを目の前で失ったこともあり、他人とあまり関わろうとせず一人だけ浮いていた感もあったが、ダイヤを仲間と認めた後は色々アドバイスするようになり、人間関係に対してもやや積極的になる。
ダイヤに中国拳法の型を指南しており、それらは後にガイキングの必殺技「真龍ハイドロブレイザー」として実を結ぶ。19話で結成された艦載機のチーム「コンバットフォース」のリーダーとなった。
好みのタイプは「大人の女性」で、アイドルコンテストではローサ副長に肩入れしていた。
31話で自らのトラウマを克服し、バルキングのパイロットとなる。その後、大空魔竜が地上に行った後はダリウス界に残り、和解したヴェスターヌと共にバルキングで戦闘。彼女を助け、ダリウス大帝の欺瞞に気づかせるきっかけとなったのも彼であり、彼女が仲間に加わってからは、恋人或いはそれに近い関係になっている(最終回一つ前の「ガイキング占い」では2人ともパジャマでTVを見ている絵が出てくる)。
銃の腕は大空魔竜のクルーでナンバーワン。38話ではキングダリウス18世(プロイスト)を倒すため命を捨ててガイキング・ザ・グレートの合体を成功させようとする決死の覚悟を見せた。5年後もバルキングに搭乗し、宇宙怪獣と交戦していた。
ガイキング占いではヴェスターヌとかなり関わったネタで登場する。
ディック・アルカイン
声 - 鈴木達央
17話より登場。右目に眼帯をした男(失明しているわけではない)で乗員番号40番。大空魔竜艦載機キルジャガーのパイロットだったが、乗っ取りを企てガリスと賭けをし敗北。下船して空中都市ザンガイルに身を潜めていたが、登録は消されていなかった。ザンガイルでダイヤとルーレットの賭けを行うが、アクシデントもあって勝負はダイヤが勝利。敗北を認め大空魔竜に再び乗艦する。
幼少の頃からとても勘が良く、8歳でチェスの世界チャンプになる程だった。母親が父ロバーツに追い出され、ロバーツが再婚を繰り返すのを見て反発。父親が嫌いなギャンブルにのめり込むが、連戦連勝で虚しさを感じていた時期にダリウス軍と遭遇、大空魔竜、そしてルルに助けられて彼女を慕うようになった。無類のギャンブル好きで、賭け事の類なら負け無しの強運と勘の良さを持っており、一方でイカサマの類は激しく嫌う。女性に対しては非常に紳士的で、プレゼントなどの社交辞令も欠かさないので一部を除き女性クルーからの人気は高い。また絶対に女性に対して暴力を振るわず、ピュリアが殴りかかった時は無抵抗で殴られるままになっていた。ただし例外としてプロイストは女性と認めていない。その一方でルルにキスをする等、軽い一面もあり、ピュリアやローサからの評判は非常に悪い。
前述の通り父親に対して確執があり、父を助けようとしているダイヤに突っかかることもあった。決め台詞は「バッドラック!(Bad Luck!)」。乗員番号も死を意味する44番で、一部のクルーからは「死神」と呼ばれ恐れられる。初対面のときにルルに怪我の手当てをしてもらい、それ以降彼女の苗字「アージェス」に引っかけて天使(エンジェル)と慕っている[3](一度彼女が大空魔竜から降りようとした時は自分も付いて行こうとしたほど)。
ダイヤを名前かミスターあるいはミスター・ガイキングと呼ぶ(ノーザのこともミスター・ノーザと呼んだ)が、これは彼なりの敬意の印のようであり、互いに一目を置いている。
白兵戦では長剣を使用。本編ではルルとデートしたこともある。カジアーツ氷原の戦いにてファイナルドボルザークの頭部パーツの攻撃からキルジャガーでツワブキ父子を庇う(37話)。しかし、運悪くコクピットに当たってしまい、死を悟った彼はルルをダイヤに託し「グッドラック!(Good Luck!)」の言葉を最後に爆発の中に消える。その後大空魔竜内で早急に治療を受けたため、幸運なことに命は取り留めていた(39話)[4]
ガイキング占いではクールな性格とは言えないキャラクターになっている。
ダイモン
声 - 大友龍三郎
大空魔竜機関長。乗員番号3番。52歳。昔は大空魔竜の機械関連を一手に引き受けていたようだが、現在は艦載機についてはシズカに一任しているようである。クルーからは「ダイモンじいさん」と呼ばれる。艦長職に憧れている。ダリウス軍に機械関連で協力させられていたところをガリスに助けられ、以後メンバーに。
昔、流しのミュージシャンをしていたが、小学生の縦笛に負けて挫折した過去を持つ(ただし、この時はリミテーションシンドロームという精神病にかかっていたため、真実かは不明)。その過去から作詞や作曲などをこなす才能がある。脱走の時にはバルキングに搭乗していた(28話)。実は本編以前からダイヤのことをルルから聞いており、それゆえ2話で彼の名前を聞いた際にはすぐに反応していた。ガイキングクイズではふんどし一丁の姿を見せる。
フジヤマ・シズカ
声 - 雪野五月
目を前髪で隠したメイド姿の姉御肌機関士。ドックの責任者でもある。漢字にすると藤山 静。乗員番号13番。23歳。クルーでは最も早くダイヤを気に入り、戦士としての心構えや艦内の裏道などを教えていた。
艦内でも随一の怪力の持ち主で、非常に重いはずのゾルマニウム板を数枚、何事もなく、顔色一つ変えず持ち上げ片手で振り回せる(6話)。他にも、重そうなダンベルを通風孔に潜り込んでいたダイヤに向けて投げたり(17話)、片手でドロイド兵を引き裂くなど(31話)、度々その怪力を披露していた。故に男性たちはキャプテンですら反論できない迫力を持つ。
ローサとは個人的にも親しいようで、通信で相談しあったりしている。かなりのナイスバディの持ち主(7話)。サコンとは古女房、ないし押しかけ女房のを思わせる関係で、色々と彼の世話を焼きたがる(23話)。
元々は名うてのライダーで、スティンガーの先任パイロットでもある。戦闘時には大きな斧を2本使用する[5]。アイドルコンテストの際にはセーラー服アイドルになろうとしたが、ルルに及ばないことを悟り辞退する。ナオトのことは「ちょっとタイプかも」らしい。普段は前髪で隠れて見せない目はかなり細目(25話)。
最終話でシズカ本人に似た双子の赤ちゃんをもうけていた[6]。ガイキングクイズでは回答役としてピュリアと共演、37話ではガイキング占いの司会を務めた。監督の細田イチオシのキャラクター。
ロンゴ
声 - 園部啓一
大空魔竜操舵士。乗員番号16番。25歳。日に焼けた逞しい体、ごつい顔に刈り込んだ鬚と、いかにも船乗りといった風貌をした無口な男。大空魔竜の舵は力だけでは動かせず(シズカですら不可能)、彼以外に大空魔竜の舵を取れる人間はいなかった。
同じブリッジクルーのためか、アイドルコンテストではダイヤやディックと並んでルルに肩入れしていた。
31話の二大魔竜との決戦時に左脇を負傷、医務室にて激痛に苦しんでいる所、ばったり会ってしまったナオトに事実を口止めし、操舵をしていたが怪我が悪化して倒れてしまう。その戦闘後、操舵が出来ることが判明したナオトに後を託し、誓いの証として愛用の青いバンダナとグローブを渡す。その後は大空魔竜内のベッドから通信で、ナオトへ操舵に於いてのイロハを教えていた。38話でサコン達の救援に向かうナオトのため、舵に復帰。最終話でも変わらず大空魔竜の操舵を担当している。
ヤンマ / ハッチョ / ブビィ
声 - 竹本英史 / 草尾毅 / 大川透
ピュリアの子分たち。小型戦闘機バンザやカニタンク(クラブバンカー)などを操縦するパイロット。いつも3人一緒に行動しており、「三バカ」と呼ばれている。乗員番号はヤンマ27番、ハッチョ28番、ブビィ29番。元泥棒で、声マネ、スリ、ハッキングなどができるが、ピュリアの子分になってからは封印している。炎の力も3人で一人前の量らしい。ピュリアのことを「姉御」と呼び、ダイヤに命を助けられてからは彼のことを「ダイヤの兄貴」と呼んでいた。ピュリアに散々コケにされるナオトに親近感を抱き(加えて舎弟欲しさに)大空魔竜艦内を案内し、自分たちを「アニキ」と呼ばせる。5年経った後もピュリアと一緒に生活しており、ダイヤたちの住む街で漁師として働き、生計を立てている。
パイロン
声 - 茶風林
大空魔竜給仕長。乗員番号6番。団子っ鼻にドジョウ髭の外見と声で語尾に「〜アル」とつけて喋る。アイドルコンテストではリーを拉致して「ゴミ70kg」として裏取引に使おうとした(曰く「キョーコちゃんを応援しない奴はゴミと同じ」との理由)。この際は不意討ちとはいえ、生身なら艦内でも最強クラスのリーをあっさりと拉致していた。
アベヤ・キョーコ
声 - 前田愛
パイロンの手伝いをしている女性。厨房のアイドル的な存在だが、かなり腹黒。ぶりっ子をして大空魔竜アイドルの座を狙ったが、話し合いの末辞退した。フラフープが特技。
フランクリン
声 - 岸尾大輔
大空魔竜医療班長。乗員番号4番。大空魔竜の再古参メンバーで、ガリスに救われた一人。フランケン顔の強面の大男。ダイヤに良く「フランケン」と呼び間違えられ、その度に「フランクリンだ…」と訂正している。昔デザイナーか医者を目指すかで悩んだあげく、医者の道を選んだものの、デザイナー業は趣味として未だに忘れていない。ダリウス脱走時にライキングに搭乗したが(28話)、その折に顔などに傷を負った。胸の球体を自ら引きちぎり死の寸前だったノーザを治療するなど、医師としての腕は確かな様子。声質は若本規夫を意識しているらしい(ファンブックより)。
修理班長
声 - 福原耕平
大空魔竜の修理班長。乗員番号15番。フルネーム不明。シズカの雄叫びをダリウス軍の襲撃と勘違いしていた(23話)。
オペレーター
声 - 進藤尚美
大空魔竜のオペレーター。姓名は不明。戦闘時のレーダー索敵などを担当。
サコン
声 - 田中秀幸
本名サコン・シロウ。乗員番号2番。35歳。本編当初より大空魔竜の閉鎖ブロックに篭り、大量の本に埋まりながら姿を見せなかった謎の科学者であり、ダイモンやフランクリンと共に最古参メンバーの一人。クルーには「先生」と呼ばれる。
大空魔竜の危機に際して数々の妙案を考案し、救ってきた。引き篭もり気味で外にはなかなか出ない(閉鎖ブロックにいるのも単に外に出たり世話を焼かれたりするのが嫌だからである、強固にしているのは実はシズカ対策)出不精の割りに、知的な雰囲気の整った顔立ちのスリムで格好良い男(俗に言う「イケメン系」)。
研究に打ち込みすぎて過労死寸前になることもあり、シズカに色々面倒を見てもらっているが、先述のように本人は多少辟易気味(同時に感謝もしている)。ダリウス軍に協力させられていたところをガリスに救われクルーになる。脱走時にはガイキングを操縦していた(28話)。決戦後シズカに迫られ観念したのか、5年後は彼女との間に、シズカにそっくりな双子をもうけることとなる。

大空魔竜隊を支える人々

ダイヤの父
声 - 大川透
海洋学者。本編前日の数年前海へ出たときに怪獣(ダリウス軍の鉄獣)に襲われ、消息不明だった。その知識を利用せんとしたダリウス軍に捕らわれていると思われていたが、実はダリウス大帝直属の仮面科学者「ドクター・ツー」として箱舟計画に協力していた(偽名と仮面は身元を隠すためのダリウス17世の配慮である)。
息子ダイヤにサバイバルの知識を叩き込んだ張本人で、またダイヤの所属するリトルリーグの監督をしていたこともある。その境遇のために、ドクターワンからツワブキと呼ばれることはあまり良しとしない。ダリウス17世と共にダイヤ等にダリウスコアの制御キーを渡そうとするがプロイストに捕まるも、38話で無事救助されダイヤとの再会を果たし、最終話では地上に戻り改めて箱舟計画に協力する。なお、妻とともに作中ではついにフルネームは明かされなかった。
ダイヤの母
声 - 半場友恵
父は必ず生きていると信じて疑わず、周りから変人扱いされる息子を暖かく見守り、旅立つ彼をナオトと共に見送った。魚港で働いている。ダイヤが旅立った後は地上での大空魔竜支援組織NEXからダイヤの活躍を教えてもらっている。最終話では空港で夫と息子に再会。5年後も健在である。
ブライ
声 - 宗矢樹頼
数少ないダリウス人の大空魔竜の支援者。ダリウス大帝が地上侵攻を目論んでいるという真実を知っており、大空魔竜に武器や食料などを運ぶ。38話で赤いゼルガイアーで艦隊を率いて大空魔竜の救援に訪れる。
シオン
声 - 野中藍
ブライの娘。13歳。ダリウス軍に潜入し、反乱の機会を伺っていた。21話で軍の鉄獣や戦艦を奪い、大空魔竜と合流しようとするが、それ自体がプロイストの罠で危なく殺されるところだった。ブライやガリスと共に38話で大空魔竜の救援に訪れる。
シンバ
大空魔竜支援者の一人。
チェリー
声 - 乃村健次
ダリウス人で大空魔竜を支援しているNEXの部長。元は無限艦隊所属の戦闘機パイロットだったが、ドロイドにその座を取って代わられリストラされてしまう。ナオトやダイヤの母に近況を伝えていたが、ダイヤとピュリアが地上に戻って来た時、ナオトを引き合わせた。通常は変装用のマスクをつけており、地上では「倉田」と名乗っている。携帯の着信音は「GAIKING」。NEXがダリウスに付いたことにより大空魔竜に一時乗り込んだが、アメリカ海軍の船で降りた。
ベン
声 - 竹本英史
チェリーの部下でNEXメンバーの一人。地上では「芝」と名乗っている。チェリー同様NEXの裏切りで大空魔竜に乗り込んだ後、アメリカ海軍の船で降りた。
シズカの母
声 - 小山茉美
シズカの母親。かなりの資産家のようで、家は和風の造りでかなり大きい。シズカが異世界にいることを知っている。
担当声優の小山は『大空魔竜ガイキング』にヒロイン「フジヤマ・ミドリ」役で出演していた[7]
ジャン
声 - 平田広明
ダリウス人で自称冒険家。大空魔竜をハイジャックして地上に行かせようとしたこともあり、大空魔竜のクルーやルルは彼に不信感を持っていたが(このときルルの胸をうっかり触ってしまい彼女に投げ飛ばされた)、本来義賊のような面もありダリウス軍から物資を盗み、一般の人に分け与えていた。38話でピンチだったダイヤを愛機のレシプロ(複葉の水上艇)で救い、ダイヤの父を大空魔竜に無事送り届けた。なお、結局ダイヤとの約束どおり、地上に行って寿司を食べたかどうかは不明。
エルトリカ・アージェス
声 - 豊嶋真千子
本編ではすでに故人。ルルの実母でガリスの妻。彼女も元々地上人で科学者でもあった、ガリスと共にダリウスから脱走しルルを産む。その後孤島でルルと生活していたが、プロイストからガリスを庇い射殺される。
ロバート・アルカイン
声 - 柴田秀勝
NEXの会長。ディックの父親で、古くから大空魔竜に協力していたものの、ガリスが戦線を離脱したことを聞いてダリウスに加担していた。良くも悪くも冷徹な人物で、ディックも含め、家族を自分が伸し上がるための駒程度にしか見ていなかったが、ガリスという男は高く買っていた。また、ディックに対しても協力しているため、彼を認めていた様子でもあった。

ダリウス軍

ダリウス17世
声 - 大友龍三郎
異世界ダリウスの支配者で、身長数十メートルに達する鋼鉄の巨人の姿で現れる正体不明の人物。16世の代までは一貫して人類と地上への不干渉と移民計画を重んじていたダリウスであるが、当代になって地上侵略に切り替えた。これは環境破壊戦争などを繰り返す地上人に、見切りをつけたせいだと後に17世は語っている。実子であるプロイストには親心ゆえかなり甘い所も見せる。絶対的権力を持つ独裁者ではあるが、一方でダリウスの民全ての平和と繁栄を考えており(ここが選民思想の強いプロイストとは正反対である)、ドクター・ツーことダイヤの父に公務を口実に息子との再会の場を設けるなど情に深い一面も見せている。
「ゼーラの門が開いた」(移住可能な惑星を発見した)ことを知り、プロイストやダリウス人民のため、他の星に移住する計画箱舟計画を極秘で進めていたが、プロイストは地上征服・地上人抹殺計画であるFDオペレーション以外の選択肢を認めなかった。その暴走を止めるべく大空魔竜クルーにダリウスコアの制御キーを譲渡しようとするがその時現れたプロイストが逆上・暴走、その意志に反し彼女の手によって命を落とす。
普段の巨人の姿は、王の居城であると同時に最強兵器である"超巨人キングダリウス17世"であり、その内部に居住空間や箱舟計画の研究所などを収納していた。
最終回ではその真の正体はゼーラ直系のDNA統率者で、彼とプロイストを含む、歴代のダリウス大帝全てがダリウスの民を見守るために造られた存在だったことが明らかになる[8]。人としての大帝の体に埋め込まれた大型のフレイムグリッター状の機器には、初代から全ての大帝の精神が封じられており、大帝を継ぐ者はこれを受け入れた時点でそれまでの大帝全員と精神を融合させることになる。肉体が死んだ後、最後の力を振り絞ってプロイストとの精神融合をサコンに懇願するも、この事実を知り完全に逆上したプロイストにより精神の入れ物を破壊され、内部に保全されていたであろうその精神も失われた。

ダリウス四天王

ノーザ
声 - 岸尾大輔(現・岸尾だいすけ)
ダリウス四天王の一人で北方将軍。19歳。巨人師団司令官。右頬に傷がある剣の達人で、自らの身長よりも巨大な剣を軽々と振るう。ダイヤに「狼のような眼をした男」と言わせるほどの闘争心を誇る。当初の愛機はノーザ・ドルマン。後にバレオンに乗り換える。騎士道精神を持ち合わせているものの、高慢で、自らに勝てるものはいないと自惚れと自信に満ちていたが、度重なるガイキングとの決闘で敗北後、降格処分され、プロイストが次大帝として正体を現してからはその指揮下に入る。
貴族出身と思われていたが、実はプロイストの生体細胞をクローニングした生体予備パーツであり、記憶操作されていた。裏切り防止のため、胸には鉄球型の器官が埋め込まれており、プロイストの意に沿わない行動をした場合には激痛を与えられる。また、鉄球を取ると生きていけない。
真実を知った後は性格が若干柔らかくなり、嫌っていたサスページすら励ましたりもしていた。この頃には自分を一人の人間として見てくれるダイヤとの戦いに執念を燃やしており、味方であるプロイストの攻撃から彼を守る程であった。しかし、それが原因で幽閉された後、プロイストに洗脳されてライキングで出撃。ダイヤの「真龍拳 烈火破砕掌」で正気に戻り共闘、死を覚悟して鉄球の呪縛を打ち破る(30話)。その後、フランクリンの施術によって一命を取りとめ、ライキングの正パイロットとして大空魔竜と共に戦う。
38話では、プロイストと決着を付けるため生身での一騎討ちを挑み、かつて自身との戦いでダイヤが見せたそれを髣髴とさせる闘志をもってこれに勝利する。決戦後、己を弄んだプロイストへの復讐を成し遂げて虚脱するも、ケインの諫言により再び生きる意志を再燃、移住計画に協力する。
ヴェスターヌ
声 - 進藤尚美
ダリウス四天王の一人で西方将軍。22歳の美女。鉄獣兵団司令官。元ダリウス軍随一の特殊工作員で「ダリウスの雌豹」と呼ばれていた。ダリウス17世への忠誠心は四天王随一で、高潔な軍人でもある。後に軍総司令官になるが、それはプロイストの時間稼ぎのための策だった。四天王の中ではじめて、大空魔竜のクルーであるリーと直接の接触をしている。次代帝となったプロイストから格別の寵愛を受けているが、彼女自身は非道な策を多用するプロイストを内心良く思っていない。
武器は主に手首に装着しているビームウィップなど。プロイストの策を妨害したことで幽閉されるも、プロイストに黒い炎の洗脳を施され、大地魔竜を操って大空魔竜と戦う。が、魔竜はリー率いる白兵戦部隊によって占拠され、彼の真龍拳を受けて、その腕の中で正気を取り戻す。ドボルザークの姿を見て、己の過ちを既に悟っていたことを涙ながらにリーに告白し、彼にバルキングを託した。以後は大地魔竜の艦長となり、大空魔竜と共に戦う(大空魔竜が地上に行った時はダリウス界に残って、リーと共にダリウス軍と戦っていた)。
最初にリーに助けられたことから彼のことを気にかけており、大地魔竜の艦長となって以降は良い関係となっていた。第38話ではリーがダイヤのために死ぬ気だと一瞬で看破し、助けに入ってすんでのところで無事彼を救出、最終決戦後、異世界全体に真実と移住計画の宣言を伝える。
サスページ
声 - 田中秀幸
ダリウス四天王の一人で南方将軍。23歳。魔獣軍団司令官。無形態スライム「ブルル」を飼う。妖艶な姿をしており、性格は非常に陰険で卑劣、かつ卑屈。またヒステリックな一面も持ち、ことあるたびにブルルを握りつぶしたりしている。男だが女性的な口調で、戦闘よりも策略に長けている。派手な外見によらず家は貧しく、一兵卒から自身の能力や策謀を使いつつのし上がり、司令官の地位を獲得した叩き上げの軍人である。そのため出世のためなら手段を選ばばず、他の四天王からは警戒されていた。
次大帝プロイストが正体を現した時に真っ先に忠誠を誓うが、プロイストからはあまり信用されておらず、軍に自分の居場所が無くなることを恐れていた。そして、二大魔竜を手に入れたプロイストの発言で彼女にも疑念を持ち、彼女を謀殺することを決意。その後ノーザ、ヴェスターヌを次々と陥れ、さらには命がけの芝居で忠誠心をアピールしてプロイストの信頼を得てバルキングで出撃。途中までは思惑通り進めるも詰めを誤り、プロイストによってリモートコントロールされたバルキングのエネルギー供給源にされた挙句、最期はガイキングに敗北、炎の中で自らがダリウスの王となる妄想を描き、狂気の笑みを浮かべつつ燃え尽きた(29話)。しかし、誰も彼の死を弔う者は無く、唯一ブルルだけが彼の墓標代わりに見送っていた。一人称は「僕」。
プロイスト
声 - 竹本英史
ダリウス四天王の一人で東方将軍。無限艦隊の司令官にして機械兵士ドロイドの指揮官。金属製の仮面を被り、鎧をまとった正体不明の怪人物。四天王の中では最も冷静で、熱くなるヴェスターヌを諌めて軍を引かせたこともある。他の四天王からはドロイドだろうと思われていたのだが、実はダリウス大帝の直属の部下であり、査察の任務を帯びていた。39話でも一時的にこの姿で登場しており、その鎧のパーツは彼女の墓標代わりとなった。一人称は「私」。
次大帝プロイスト
声 - 池澤春菜
18話から登場した、プロイストの正体。ダリウス大帝の実子で、その後継者という立場とガイキングを一度は倒した功績をもってダリウス四天王の統率者、つまり、ダリウス全軍の司令官に納まる。見た目は美しい女性だが、本人は自分のことを「性別を超越した存在」と語る。一人称は冷静な時は「私(わたくし)」、戦闘時および興奮した(怒った)時は「俺」または「俺様」。
体から噴出す黒い炎を発生させたり、飛翔も可能など様々な超能力を持つ上、完全に人間レベルを超えた身体能力も有した恐るべき戦闘力を誇り、死神のような鎌を武器とする。その黒い炎は、ガイキングパート3を上空高く弾くほどの威力を誇っていた。黒い炎による催眠術の類も使え、ルル、ノーザ、ヴェスターヌを操って利用した。
仮面を被っていた時と違い、豪快な作戦を良く使う。大変なほどに冷酷非情な性格で、勝利のためなら味方や民衆をも平然と犠牲にする。大帝の継承者、生まれながらの王と自らを呼称し、異常なほどに自尊心が高い。優秀で美しく自分に従順な人材を好む反面、一般人民や兵士を愚民と称し、切り捨てることも辞さない極度の選民主義者(このあたりが父親であるダリウス17世とは決定的に違う)。普段は優雅に振舞うが本質的には凶暴で残虐、そして邪悪。父親のダリウス大帝のことを親として大変慕っているものの、その忠告を聞き入れることは少ない。感情が昂ぶったり戦闘時は瞳と髪の色、耳の形が変わり更に顔面には紫色の隈取が入り言葉遣いが荒々しい男言葉に変化し、時々「ヒャッヒャッヒャッヒャッ…」という高笑いをし行動が極めて荒い物となる。地球(地上)の文化を嫌悪しているが、地上の作曲家であるドボルザークとその代表曲『交響曲第9番〜新世界より〜・第4楽章』だけは気に入っており、戦闘中にかけたり、秘密兵器の超魔竜にもその名を付ける程であった。
ガリスの妻エルトリカを射殺した張本人。ダリウス原理主義者・選民主義者である彼女は、ガリス達がダリウスを裏切ったこと以上に、ガリスと地上人のエルトリカがルルをもうけたことが許せず、彼女を「呪われた子」と呼ぶ。
生体部品(クローン)であるノーザや、新生四天王を人間ではなく文字通り部品としか思っておらず、民も虫けら程度にしか考えていなかったが、最終話において自身がDNAを管理するために造られた存在に過ぎなかったことを知り、今までの自分の全てを否定されることとなる。また、大帝の押し進める箱舟計画に疑心を抱き、話し合いに赴くが、折悪しく彼が大空魔竜クルーと接触していたことで逆上、暴走して父親を死に至らしめた。その後、父を失う苦しみをダイヤに与えるためにダイヤの父を誘拐、ファイナルドボルザークに人質として埋め込むものの奪い返され、直後ノーザと決闘し腹部を貫かれた。深い傷を負いながらも父の愛機キングダリウスに乗り込み、ダイヤとガイキングに最後の戦いを挑むも敗北、極大巨人キングダリウス18世も頭部を残して完全破壊された。その後四天王を贄として復活、直接大空魔竜に乗り込み黒い炎を体に纏い悪魔然とした姿になってダイヤたちを殺そうとするが、サコンから大帝の秘密と遺言を聞き、真実を知って更に逆上。憎悪の炎を暴走させ、自爆しかけたが、ダイヤの赤い炎によって大空魔竜ブリッジから叩き出され、自らも作り物だったことを思いつつダリウス17世を恨みながら溶岩の中に消えていった。

四天王のネーミングの由来は、東西南北の英語読み[1]

新生ダリウス四天王

32話から登場。ノーザ同様プロイストのクローン成功体で、顔立ちはほぼ同一であるが髪型と髪色は違う。4人とも次大帝の生態部品として生を受けた存在だが、ノーザと違い機械的で、完全なる忠誠を誓っている。戦場では四天王そろって巨人兵ガレアンに乗って戦うが、38話でキングダリウス18世に吹き飛ばされた。最終話で瀕死だったプロイストの部品にされる。名前の由来は日本語の方角から[9]

ニキータ
声 - 雪野五月
新生四天王の一人で、ノーザの後任である北方将軍。巨人師団司令官。最終話で恐らくプロイストの腹部の臓器のパーツになった。
テルミナ
声 - 斎藤千和
新生四天王の一人で、サスページの後任である南方将軍。魔獣軍団司令官。ニキータと同時に、同じ言葉を話すことが多い。プロイストの左胸の臓器の再生パーツになった。
バニシューム
声 - 平田広明
新生四天王の一人で、ヴェスターヌの後任である西方将軍。鉄獣兵団司令官。プロイストの首パーツの部品となった。
ヒガント
声 - 園部啓一
プロイストの後任である東方将軍。無限艦隊司令官。バニシュームと同時に、同じ言葉を話すことが多い。ヒガントは左目のパーツになった。

北方五騎士(ノーザン・ファイブ・ナイト)

ケイン
声 - 織田優成
ノーザに従う北方五騎士の一人で当初は一番の新人だった。ダリウスというよりも、ノーザ個人に対する忠誠心が強く、軍規に背いてでも助けようとした。そのため、ノーザからの信頼も厚く、彼の離反後は共に大空魔竜側につき、天空魔竜の艦長席に座る。プロイストに対しては登場当初からいい感情は持っていなかった。ノーザとの付き合いも結構長いためか、見るだけでその機嫌が分かる様子。38話ではノーザの代わりにライキングに乗り込んだ。最終話でプロイストへの復讐を終え虚脱したノーザを叱咤し、新たな人生を踏み出すきっかけを作った。
リック
声 - 園部啓一
北方五騎士の一人。右目が義眼のスキンヘッド。11話で独断で大空魔竜と交戦し、ノーザに粛清される。
ミーシャ
声 - 雪野五月
北方五騎士の紅一点。11話でリックと共に大空魔竜と交戦し、同様に粛清される。
コドル
声 - 乃村健次
北方五騎士の一人。18話でノーザを見限りプロイストの指示に従うが、捨て駒にされて死亡。
ウーラ
声 - 川津泰彦
北方五騎士の一人。18話でノーザを見限りプロイストの指示に従うが、捨て駒にされて死亡。

北方五騎士のネーミングの由来は、本編5名の脚本家「ケイン=(長谷川)圭一」「リック=(三条)陸」「ミーシャ=隅沢(克之)」「コドル=古怒田(健志)」「ウーラ=三ッ浦(孝)」から[10]

その他の敵

ブリーザ
声 - 丸山詠二
7話に登場。白髯の老武人でノーザの前任の北方将軍。誇り高きダリウスナイトの一人で、正々堂々とした戦いを好む。ガイキングと決闘したが、サスページの妨害で傷つき決闘は中断。彼を退けた後、ダイヤと再戦を誓い基地に戻る途中、「巨人師団に敗北があってはならない」とノーザによって粛清される。愛機はブリーザ・レンテス。後にダイヤとの戦いを経験したノーザが彼の粛清を回想するシーンがあり、このときのノーザはかつての行いに何か思うところがあるようであった。
レベッカ・カトリーヌ
声 - 長沢美樹
西方将軍ヴェスターヌ配下の諜報員。地上人になりすまし大空魔竜に単身乗り込んだ。情報収集の最中、アイドルコンテストのゲストとして招かれ赤っ恥をかいたのち、大空魔竜の情報を持ち帰ったつもりが、サコンに見破られて腕輪に記録した情報を爆破された。
終盤、救援として再登場する予定だった[11]
ドクターワン
声 - 中江真司
箱舟計画の責任者。ダリウス17世の命令で箱舟計画を進める。仮面で顔を隠している。
ドクターツー
声 - 大川透
ドクターワンと共に箱舟計画を進める仮面の科学者。その正体はダイヤの父親。息子ダイヤのことを思いながらもダリウス人のためにダリウス軍に協力していた。



  1. ^ a b 東映アニメーション/ガイキング” (2006年4月). 2013年5月20日閲覧。
  2. ^ 東映アニメーション/ガイキング” (2006年6月). 2013年5月6日閲覧。
  3. ^ ルルの姓の綴り""ages"はフランス語で、この英語型が"angel"である。
  4. ^ この時、数秒間であるが眼帯を外した彼の素顔が写る。
  5. ^ 14話では「なにやっとんじゃワレ〜」とちょっとヤクザ風なジョークも見せた。
  6. ^ うち一人を片手で抱いて授乳しつつ、残りの手一本でハイドリュートフレアの注入レバーを引き下げるところから、ますますパワーアップした模様。
  7. ^ a b 東映アニメーション/ガイキング” (2006年5月). 2013年5月20日閲覧。
  8. ^ 旧作のダリウス大帝も民を守るために作られた人造神であった。
  9. ^ 山猫有限会社(水田俊彦/島田泰成/石田真一)「データ解析 パイロットデータ」『スーパーロボット大戦K ザ・コンプリートガイド』アスキー・メディアワークス 、2009年4月28日、ISBN 978-4-04-867860-5、159頁。
  10. ^ 東映アニメーション/ガイキング” (2006年3月). 2013年5月6日閲覧。
  11. ^ 情熱大陸日誌第33回「最終決戦!」より 2017年6月4日閲覧。
  12. ^ a b 東映アニメーション/ガイキング” (2006年8月). 2013年5月6日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i j 東映アニメーション/ガイキング” (2006年2月). 2013年5月6日閲覧。
  14. ^ 漢字は『スーパーロボット大戦K』で書かれた。
  15. ^ 東映アニメーション/ガイキング” (2006年10月3日). 2013年5月6日閲覧。
  16. ^ この時点で、テレビ朝日系列の東映アニメーションよる地上波全国ネットのアニメは、朝日放送(現:朝日放送テレビ)の日曜8:30枠ふたりはプリキュア Max Heartふたりはプリキュア Splash Star)だけという状態だった。
  17. ^ 関西地区以外のフルネット局では北海道テレビ東日本放送メ〜テレ瀬戸内海放送広島ホームテレビ九州朝日放送の6局が該当する。
  18. ^ なお、本作の原典である『大空魔竜ガイキング』は販促(旭通信社ポピー他)も関係した児童向けアニメであり、フジテレビを発局としたゴールデンタイム(木曜19:00 - 19:30枠)のスポンサードネット番組であったことから、関西地区を含む当該地域のフジテレビ系列局北海道文化放送仙台放送東海テレビ関西テレビテレビ新広島テレビ西日本)では必然的に放送されていた。なあ、岡山放送については瀬戸内準広域圏成立前でNETテレビ系列とのクロスネット局という事情もあり、当該枠では『ラブラブショー』(フジテレビ)を遅れネットしていたため、本放送時点では未放送だった(相互乗り入れ後を含む後年の再放送扱いでの放送については不明)。一方の香川県では日本テレビ系列局西日本放送が土曜16:55から遅れネットしていた。
  19. ^ ネットチェンジ以前は、現在TBS系列の毎日放送MBSテレビ。法人としては後に持株会社となったMBSメディアホールディングスが、事業としては傘下に設立された毎日放送〈新社〉が該当)がNET系列局だったが、1969年以降はネットチェンジまでは当時独立局だった東京12チャンネル(現:テレビ東京)とも一部番組の相互ネット関係があった。
  20. ^ 2018年の持株会社化と事業会社の分社に伴い、法人としては朝日放送グループホールディングスが、事業会社としては傘下に設立された朝日放送テレビが該当する。
  21. ^ 関西広域圏ではサンテレビ京都放送テレビ和歌山奈良テレビびわ湖放送が、中京広域圏では三重テレビ岐阜放送が該当する。特にサンテレビ・京都放送(旧称:近畿放送)は1970 - 80年代に、岐阜放送は名古屋テレビのNETテレビ系列フルネット化以前に系列局の編成から外れたNETテレビ→テレビ朝日系列番組を個別スポンサードネットを含め相当数放送していた。





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