ロンドン・パンクとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ロンドン・パンクの意味・解説 

パンク・ロック

(ロンドン・パンク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 15:44 UTC 版)

パンク・ロック: punk rock)は、1970年代半ばから後半にかけて発生したロックのスタイルの一つ。パンク(英: punk)と略称されることも多い。


注釈

  1. ^ ディクテイターズ、ラモーンズパティ・スミスなどが挙げられる。
  2. ^ ジョン・ライドン2017年NPRインタビューに対して「自分は生まれながらのアナーキストだ」「どの地域のいかなる政府も支持しないし、未来も決して(政府を)支持しない」[2]と答えている。
  3. ^ 彼のスパイクヘア、破れたシャツに安全ピンのファッションは、マルコム・マクラーレンパンク・ファッションに影響を与えた。
  4. ^ 共同経営者は、美術大学時代の同級生で当時私的なパートナーでもあったヴィヴィアン・ウエストウッド。ニューヨーク・ドールズのライブ・ツアーで自ら売り込んでマネージャーを務めた経験がある。初めは普通のブティックだったが、後にSM専門のゴムや革の服を売る店に衣替えした。マルコムは、後にバウ・ワウ・ワウアダム・アンド・ジ・アンツのマネージャーも務め、さらには自分自身もミュージシャンとしてデビューしている。
  5. ^ 「アナーキー・イン・ザ・UK」「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」などピストルズの多くの曲を作曲した。
  6. ^ 腕を貫通するほどの重傷だったという。
  7. ^ 解散後は「スタイル・カウンシル」を結成した。
  8. ^ ホルガー・シューカイらがメンバーだった。
  9. ^ 「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」が全米チャートでもヒットした。
  10. ^ 「ロック・アゲインスト・ブッシュ」のアルバムに参加している。
  11. ^ 「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」などパンクの歴史的な名曲を発表。
  12. ^ 「ホワイト・ライオット」「ロック・ザ・カスバ」などパンクの佳曲多数。
  13. ^ ビリー・アイドルは後に全米ヒットを何曲か獲得してロックスターになった。
  14. ^ パンクだけでなくモータウンなど多様な音楽性を持っていた。
  15. ^ 「ホンコン・ガーデン」はパワーポップ的な音楽性も示していた。
  16. ^ 代表曲は「ヴィーナス」「マーキー・ムーン」など。

出典

  1. ^ http://www.allmusic.com/style/new-wave-ma0000002750
  2. ^ 2017年3月31日 NPRネット記事。マンダリット・デル・バルコ(Mandalit Del Barco)によるジョン・ライドン・インタビューより http://www.npr.org 2019年11月12日閲覧
  3. ^ パンクロックは取り締まり対象、愛好者を丸刈りに インドネシア AFP(2018年1月10日)2018年1月11日閲覧
  4. ^ Stevie Chick (2011年6月13日). “The New York Dolls play 'mock rock' on British TV”. 2022年3月19日閲覧。
  5. ^ http://nme-jp.com/news/11129/
  6. ^ 500 Greatest Albums of All Time: Suicide, 'Suicide' | Rolling Stone 2022年4月9日閲覧
  7. ^ Griffin, Jeff, "The Damned", BBC.co.uk. Retrieved on November 11, 2019.
  8. ^ Van Dorston, A.S., "A History of Punk", fastnbulbous.com, January 1990. Retrieved on December 2, 2019.
  9. ^ ビキニ・キル 『プッシー・ホイップド』花の絵 2014年2月17日
  10. ^ https://www.allmusic.com/artist/the-damned-mn0000138520


「パンク・ロック」の続きの解説一覧

ロンドン・パンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:29 UTC 版)

パンク・ロック」の記事における「ロンドン・パンク」の解説

ロンドン・パンクはニューヨーク・パンクわずかに遅れて76年ごろから始まった。ロンドン・パンクの特徴としては、初期ロックンロール持っていた攻撃性反社会性スリーコード中心曲調挙げられるまた、少し前に流行っていたパブロックといわれる音楽も、ロンドン・パンクに大きな影響与えた安全ピンワッペン破れた細いジーンズ古着Tシャツ革ジャンなどのファッション若者の間で流行した初期人気があったのはセックス・ピストルズクラッシュダムドらだが、ピストルズアメリカ進出成功せずアメリカチャート成功収めたのは、ザ・クラッシュだった。 1976年末、ダムドデビューした。ロンドン・パンクのバンドでは、最初にシングルニュー・ローズ」をリリースした。彼らはほかのパンク・バンド比べて政治色薄く圧倒的なスピード演奏特徴で、アルバム地獄に堕ちた野郎ども』も発表したセックス・ピストルズは、ロンドンで「SEX」という名前のブティック経営していたマルコム・マクラレン彼は店にたむろしていた若者たち作ったアマチュア・バンドを、1975年にライブデビューさせた。破れたシャツ安全ピン逆立てた髪という奇抜なファッションは、マルコム助言よるものと言われている。メンバーグレン・マトロックらが制作した曲数々は、アナーキズム煽動したり、エリザベス女王からかった。これは保守的なイギリスタブー犯しており、そのことマスコミ餌食となって一大スキャンダルとなったライブでは客に唾を吐きかけ、テレビ出演すれば必ず司会者トラブル起こすと言われイギリスパンク・ロック知られるきっかけとなっていった。なお、ジョニー・ロットンイギリス右翼襲撃され重傷負ったこともある。 ザ・クラッシュ1976年ロンドン結成され、翌1977年白い暴動』でデビュー2作目アルバムパンクだったが、パンク通じ階級的な位置づけをもつレゲエへの接近試みた1979年アルバムロンドン・コーリング』を発表次第ロック・スターへと成長していく。シングルロック・ザ・カスバ」のヒットによってアメリカ進出成功しスタジアム規模ライブツアー何度か行った。 他に、ザ・ジャムがネオ・モッズ・ムーブメントを巻き起こしUKチャートNo.1ヒットを4曲も出すなど、1982年解散するまで人気バンドとなったストラングラーズは、短いギターソロ、攻撃的な歌詞と音楽売り物にした。ストラングラーズは、アイスクリーム販売用バンで、イギリス国内移動してライヴ行った。このバンドスウェーデン公演の際に、地元右翼襲撃されている。彼らは政治団体標的となるなどトラブルもあったが、アルバムイギリスチャートの上位に送り込むようになったブームの火付役であったセックス・ピストルズは、アメリカ・ツアー途中で空中分解しジョニー・ロットン脱退により、スタジオ・アルバム1作を残しただけで実質解散ジョニー・ロットン改めジョン・ライドンは、新たにPILパブリック・イメージ・リミテッド)を結成ドイツカンなどの前衛ロックや、レゲエ先鋭的ミキシング方法であるダブを採り入れた音楽話題となり、パンクからニュー・ウェイヴへという時代の変化印象づけた。 イギリスでは、失業者増加と言う社会問題下地となって若者たちの不満、怒り反抗暴力性などを掬い上げパンク大きな社会現象となったジェネレーションXビリー・アイドル在籍)などのポップなバンド次々生まれたファッション絵画などの芸術にまでその波は広がり、髪を逆立たせ、服を破いたスタイルのロンドン・パンク・ファッションは世界中で知られた。だがパンク・ファッションパリ・コレ登場するなどして、鋭さ失っていった。パンクブーム去った後は、エルヴィス・コステロニック・ロウイアン・デューリーグラハム・パーカーらのニュー・ウェイヴ時代となったキャリアのあるミュージシャン達によって結成されポリスも、デビューアルバム内容レゲエパンクであったまた、スペシャルズマッドネスセレクターなどのネオ・スカバンドが人気博した

※この「ロンドン・パンク」の解説は、「パンク・ロック」の解説の一部です。
「ロンドン・パンク」を含む「パンク・ロック」の記事については、「パンク・ロック」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ロンドン・パンク」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロンドン・パンク」の関連用語

ロンドン・パンクのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロンドン・パンクのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパンク・ロック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのパンク・ロック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS