バズコックスとは? わかりやすく解説

バズコックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:02 UTC 版)

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バズコックス
Buzzcocks
(2014年9月)
基本情報
出身地 イングランド
グレーター・マンチェスター州ボルトン
ジャンル パンク・ロック
ポップ・パンク
ニューウェイヴ
活動期間 1976年 - 1981年
1989年 - 現在
レーベル ユナイテッド・アーティスツ・レコード
Castle Records
キャロライン・レコード
I.R.S. Records
Go-Kart Records
マージ・レコード
チェリー・レッド・レコード
クッキング・ヴァイナル
True North Records
PledgeMusic
共同作業者 マガジン
Flag of Convenience
公式サイト buzzcocks.com
メンバー スティーヴ・ディグル
ダニー・フェイラント
クリス・レミントン
旧メンバー ピート・シェリー
ハワード・ディヴォート
ほか別記参照

バズコックスBuzzcocks)は、イングランド出身のパンク・ロックバンド

1970年代パンク/ニューウェイヴ・ムーヴメントから誕生したグループの一つ。英マンチェスター地域音楽シーンの草分け的存在として長らく活動していたが、象徴的メンバーであるピート・シェリー英語版2018年に亡くなっている。

概要

創設者ピート・シェリー (2013年)

1976年ロンドンセックス・ピストルズのライブを観て感銘を受けたピート・シェリーとハワード・ディヴォートによって結成された。彼らは当時パンク・ロックの影響が及んでいなかった地元マンチェスターにピストルズを呼んでライブを行わせることを計画し、同年6月にこれを実現させた。観客はわずか42人であったが、その中には後にジョイ・ディヴィジョンを結成するバーナード・サムナーピーター・フックや、ザ・スミスモリッシーなど、後の音楽界を牽引する面々が含まれており、このライブはマンチェスターの音楽シーンを活性化させる契機となった。この経緯はパンクの標語である「DIY(Do It Yourself)精神」の体現として後進のバンドからリスペクトを受けている。なお、翌月に行われたピストルズによる二度目のマンチェスター公演ではバズコックス自身が前座を務め、これが彼らのデビュー・ライブになった。

バンドは1981年に一度解散。1989年に再結成して活動を続けていたが、2018年12月6日に創設者ピート・シェリーが心臓発作で死去した[1]

John Maherの日本語表記について

  • Maherの日本語(カタカナ)表記は一般的に「メイヤー」「メイハー」等だが、ザ・スミスの評伝「ザ・スミス・ストーリー 心に茨を持つ少年」(1988年9月・CBSソニー出版)には、メンバーのジョニー・マー (Johnny Marr)は本名がJohn Marrであり、当時のマンチェスターで既に有名人となっていたJohn Maherとは綴りが異なるものの発音が同じであるため芸名として「Johnny」をつけた、という記述がある。このことから原語での正確な発音は「ジョン・マー」であることがわかる。

メンバー

※2018年12月時点

現ラインナップ

ギターボーカル 【1977年 - 1981年、1989年 - 】
  • クリス・レミントン (Chris Remmington)
ベース 【2008年 - 】
  • ダニー・フェイラント (Danny Farrant)
ドラムス 【2008年 - 】

旧メンバー

ボーカル/ギター 【1976年 - 1981年、1989年 - 2018年】
ソロとしても活動しており、代表曲としてHomosapien(1981年)、Telephone Operator(1983年リリースシングル。アメトーーク!のオープニングに起用。)などがある。
2018年12月6日、心臓発作で死去。
ボーカル 【1976年 - 1977年、2012年】
脱退後マガジンを結成。
ベース 【1976年、1977年】
ドラムス 【1976年 - 1981年、1989年、1992年】
ベース 【1977年 - 1981年、1989年 - 1992年】
ドラムス 【1990年 - 1991年】
ザ・スミス
  • フィル・バーカー(Phil Barker)
ドラムス 【1992年 - 2006年】
ベース 【1992年 - 2008年】

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『スパイラル・スクラッチ』- Spipal scratch(1977年)ハワード・ディヴォード在籍時のミニアルバム
  • 『アナザー・ミュージック』 - Another Music in a Different Kitchen (1978年)
  • 『ラヴ・バイツ』 - Love Bites (1978年)
  • 『ア・ディファレント・カインド・オブ・テンション』 - A Different Kind of Tension (1979年)
  • 『トレイド・テスト・トランスミッション』 - Trade Test Transmissions (1993年)
  • 『オール・セット』 - All Set (1996年)
  • Modern (1999年)
  • 『バズコックス』 - Buzzcocks (2003年)
  • 『フラット・パック・フィロソフィー』 - Flat-Pack Philosophy (2006年)
  • The Way (2014年)

ライブ・アルバム

  • 『レスト・ウィー・フォーゲット』 - Lest We Forget (1988年)
  • 『ライヴ・バズコックス 1977』 - Live at the Roxy Club April '77 (1989年) ※『ライブ・アット・ロキシー』として再発あり
  • Entertaining Friends (1992年)
  • Encore du Pain (Live in Paris) (1995年)
  • 30 (2008年)

コンピレーション・アルバム

  • 『シングルズ・ゴーイング・ステディ』 - Singles Going Steady (1979年) ※日本のロックバンドGOING STEADYのバンド名の由来になっている
  • Parts 1-3 (1981年)
  • Total Pop (1987年)
  • The Peel Sessions Album (1989年)
  • The Fab Four (1989年)
  • Product (1989年)
  • 『ベスト』 - Operator's Manual: Buzzcocks Best (1991年)
  • 『クロノロジー』 - Chronology (1997年)
  • I Don't Mind The Buzzcocks (1997年)
  • Time's Up (2000年)
  • Ever Fallen in Love? Buzzcocks Finest (2002年)
  • Inventory (2003年)
  • The Complete Singles Anthology (2004年)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ パンクロックの先駆者、バズコックスのピート・シェリーが死去”. Rolling Stone Japan (2018年12月7日). 2018年12月7日閲覧。

関連項目

外部リンク


バズ=コックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:27 UTC 版)

カオシックルーン」の記事における「バズ=コックス」の解説

喧嘩ゴマのような形の硬い装甲と、チェーンソーの刃を持つマシン切り口は正確。

※この「バズ=コックス」の解説は、「カオシックルーン」の解説の一部です。
「バズ=コックス」を含む「カオシックルーン」の記事については、「カオシックルーン」の概要を参照ください。

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