主人公の嫁・ヒロイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 20:02 UTC 版)
「八男って、それはないでしょう!」の記事における「主人公の嫁・ヒロイン」の解説
古代骨竜の討伐からはじまったヴェンデリンの活躍に伴い、成立していった正室・側室・愛人。それぞれがヴェンデリンとの間に子を儲けるが、前述の通り生まれた子は全員魔法の素養を持つため、王族から有力貴族、果ては帝国からも「将来的に年齢の釣り合う身内」との結婚相手として引っ張りだことなり、分家や陪臣家を作る分も含めてより多くの子を望まれている。 エリーゼ・カタリーナ・フォン・ホーエンハイム 声 - 西明日香 ホーエンハイム枢機卿の孫娘。加えてアームストロング導師の姪御でもある。ヴェンデリンと同年。書籍2巻(WEB版第35話)で婚約、書籍8巻(WEB版第75話)で結婚。 治癒術を中心とした「聖」属性魔法の使い手で、修道院で修行中。聖女としても名高い。将来有望な注目株となったヴェンデリンと引き会わされ、婚約する。 「聖」魔法のみならず、料理・裁縫とそつなくこなす完璧超人。とは言え祖父の後ろ盾も含めた自身の評価にはギャップを感じており、その事に同意してくれたヴェンデリンには好感をもった。ヴェンデリンの家族内では貴族としての決まり事には疎いヴェンデリンをフォローすることが多い。12巻では魔導四輪を運転した際に普段のストレスからかスピード狂の気が出ていた。 非常に豊かな胸の持ち主であり、13歳時でFカップ、15歳時にはゆうにGカップとなっている。 欠点は酒癖の悪さ。自ら飲酒することはないが、ジュースと間違えるといった事故で一旦口にしてしまうと止まらなくなり、笑い上戸・泣き上戸・絡み酒などで周囲に多大な迷惑をかける。 ルイーゼ・ヨランデ・アウレリア・オーフェルヴェーク 声 - 三村ゆうな ブライヒレーダー辺境伯家の拳法師範を務める陪臣家の側室の子で三女。ヴェンデリンと同年。 青い髪をショートカットにしている。年齢からすると小柄で体型もお子様。茶目っ気と若干のオヤジ成分があるボクっ娘。 ブライヒブルクの冒険者予備校に特待生として入学。幼馴染のイーナとコンビを組むが、失態を演じて狼に囲まれたところをヴェンデリンたちに救われ、以後パーティを組む。 ヴェンデリンが叙爵した事で建前上バウマイスター家に従士兼婚約者として就職した形となる。 魔力を用いた身体強化で戦う格闘術「魔闘流」の使い手。才能は一級だが、他者に指導する能力はない。そのため辺境伯領に新設された魔闘流道場ではルイーゼが総師範という建前で実際には同腹の兄弟が師範代となって指導している。元々中級クラスの魔力をもっていたが、魔法は使えなかった。ヴェンデリンとの「器合わせ」や、導師との特訓を経て上級並みの魔力量を獲得。身体強化以外にも「高速飛翔」や「魔導機動甲冑(急所のみを覆う機動力重視)」「瞑想(自身の魔力を練る事で自己回復を早める)」などを習得する。 結婚式以降、さらに魔力容量が上昇したが、使える魔法の種類は増えなかった。なお、多少は背も伸びたが出産後も全体的なボディラインに変化なしで、初対面の人間には未だに未成年に見られることも多い。 イーナ・ズザネ・ヒレンブラント 声 - 小松未可子 ブライヒレーダー辺境伯家の槍術師範を務める陪臣家の三女。ヴェンデリンと同年。赤い髪をポニーテールにまとめており、少々眼付きの鋭い印象を持つ。一見スレンダーな体型だが、実際は標準。基本的には真面目な性格の「普通の子」で、読書家でもありヴェンデリンの家族内では作中世界の一般常識を語る役になることが多い。 ブライヒブルクの冒険者予備校に特待生として入学。幼なじみのルイーゼとコンビを組むが、狩りの初日から失態を演じて狼に囲まれたところをヴェンデリンたちに救われ、以後パーティを組む。 ヴェンデリンが叙爵した事で建前上バウマイスター家に従士兼婚約者として就職した形となる。ルイーゼ同様辺境伯領に新設された槍術道場の責任者で同腹の兄弟が師範代として指導している。 元々、常人より多少はある魔力で身体強化を行っていたが、結婚式以降に魔力容量が上昇した結果、槍に属性魔法を纏わせる「火炎槍」「風斬槍」を使えるようになる。 ヴィルマ・エトル・フォン・アスガハン 声 - M・A・O 準男爵家の三女で、エドガー軍務卿(侯爵)の姪(後に養女)。13歳(ヴェンデリン15歳時)。桃色の髪を団子に纏めている。背丈はルイーゼと変わらないが胸はイーナと同じくらいはあるというトランジスタグラマー。 小動物のようで保護欲をそそる外見だが「英雄症候群(全身の筋肉組織に常時魔力が纏わりついている天然の魔力強化)」と呼ばれる体質で、巨大な戦斧や鉄弓 を軽々と扱う膂力の持ち主。ただし英雄症候群により常に魔力を消費している関係上カロリー消費が激しく、十分な食事をしてもすぐに空腹状態となる。「お腹減った」が口癖の食いしん坊。幼い内から自分の食い扶持を賄う為に(魔物の領域ではない普通の森や海・川などに)狩り、漁、採集に出ていた。物言いは端的だが、辛辣な発言が多い。 ヴェンデリンの実家問題の際に護衛役として派遣されてきたがその実ヴェンデリンとの縁繫がりを企むエドガー軍務卿から送り込まれた側室候補で、伯爵へと陞爵した際に新たな婚約者となる。前述の通り、周囲からは可愛がられているが、とある仕事で魔法具を使い大人に変装した際には、逆に子供に変装したヴェンデリンの世話を喜んで焼いていた。 結婚式以降に魔力容量が上昇した結果、さらに「身体能力強化」と「武器付与」が使えるようになった。また、ミズホ伯国製の魔銃も難なく扱えることから、スナイパーとしても活躍。帝国内乱の際には数多くのニュルンベルク公爵側の指揮官をヘッドショットで倒し、ペーターがデモンストレーションを兼ねて退治することになった大亀「レインボーアサルト」も頭部の同じ場所に連続して命中させるという離れ業で倒している。 カタリーナ・リンダ・フォン・ヴァイゲル 元貴族ヴァイゲル家の娘。16歳(ヴェンデリン15歳時)。リンガイア大陸で「暴風」の二つ名を轟かせている、絶賛売り出し中の冒険者。二つ名に纏わる風魔法のみならず、他の属性魔法にも精通している一流の魔法使い。 腰くらいまで伸ばした紫色の髪を、(ヴェンデリンから見て)昔の少女漫画のお嬢様キャラのように縦ロール状のヘアスタイルに(実は凄いくせっ毛で毎朝魔法も使ってセット)している。まだ10代だが、大人びているので20代くらいに見える。基本的に見栄っ張りでスタイルを気にしてよくダイエットをしている。改易の際、死去した祖父及びなれない労働で物故した両親に代わり子供の頃から実家の再興を目指して頑張っていたが、その分人付き合いの経験値が低く、男性に対しての免疫も低い。上級クラスの魔法使いではあるが、女性故に貴族にはなれないヘルムート王国の状況から良く似た立場のヴェンデリンに狩り勝負を挑んできた。だが、導師の乱入などで毒気を抜かれてから共に行動するようになる。 祖父の代に寄親であるルックナー(財務卿)侯爵家とリリエンタール伯爵家による門閥争いのとばっちりと王国直轄地の整理で改易された家を復興させるという願いもあるが、なんだかんだとヴェンデリンが気に入ったようで婚約者の一人として加わり、繋ぎとして一代限りの名誉準男爵に。ヴェンデリンとの間に将来生まれる嫡男が、正式にヴァイゲル家を復興させることになる。 実家であるヴァイゲル家はそれなりに真っ当な家だったらしく、かつての陪臣などが現在でもヴァイゲル家復興を願い帰農して残っており、ヴェンデリンの婚約者となって生まれた子が新たな準男爵家当主となる段取りが進むと、ほとんどの元陪臣や領民(他所に移っていた家族も呼んで総勢1200名)がバウルブルク郊外の新領地に引っ越してきた。 旧ヴァイゲル領は王都近くの街道沿いにある立地だったが、住民のほぼ全てが移住してしまい、現在は閑古鳥が鳴いている。 結婚式以降に魔力容量が上昇したが、使える魔法の種類は増えなかった。 カチヤ・フランク・フォン・オイレンベルク オイレンベルク騎士爵家の長女。19歳(ヴェンデリン17歳時)。初出は書籍12巻(WEB版第116話)。 身長は155センチほど、黒に近い茶髪をツインテールにして膝下まで伸ばしている。かなりの美少女ではあるのだが、男勝りの口調でファッションにも興味がないなど、女らしさには欠けるきらいがある。王都の冒険者予備校を中々優秀な成績で卒業。中級程度の魔力ながら、加速魔法とサーベルを使った速攻で「神速」の異名を持つ。15歳から4年ほどの活動で自己資産は1000万セントを超えている。ヴェンデリンたちが冒険者稼業でリーグ大山脈の飛竜狩りに参加した際に知り合う。 バウマイスター伯爵領から大リーグ山脈を貫く古代遺跡トンネルが発見され、南側から内部の点検を行い、辿り着いた北側出入り口にあったのがオイレンベルク騎士爵領だった。だが、当のオイレンベルク家はマロイモという作物の栽培で細々と暮らしている牧歌的な領地だった。トンネルの出入り口発見と共にトンネルの管理問題が発生するが、当主のジギ・フランク・フォン・オイレンベルク卿も次期当主のファイトもそんな大事業は分不相応と及び腰になってしまう。結果として代替地を用意して、そこに移ってもらおうと話が纏まり掛けたところで待ったをかけたのがカチヤである。 実家の躍進のきっかけになるトンネルの管理権を自身が婿を取って引き受けると言いだし、王都にて大々的な入り婿の募集をかける。しかし、その条件が「自身と勝負して勝てる貴族男性(独身)」だった。王都の闘技場を借り切ってのトーナメントを開催するも予選を突破した8人は全員敗退、国王からの勅命によって勝負することになったヴェンデリンに完敗、6人目の妻となった。結果、オイレンベルク騎士爵もバウマイスター伯爵の分家及び未開発地域へ領地替えとなり旧オイレンベルク騎士爵領はバウマイスター伯爵家とブライヒレーダー辺境伯家で領地を分け合うこととなり、トンネルはバウマイスター伯爵家が一括管理・旧オイレンベルク騎士爵領側の周辺開発はブライヒレーダー辺境伯家が担当・トンネル警備は王国政府とバウマイスター伯爵家が共同担当することになった。 リサ・クレメンテ・ウルリーケ・エクスラー 「ブリザード」の異名を持つ凄腕冒険者の女性。29歳(ヴェンデリン17歳時)。キツイ化粧と大胆な服装でイケイケな感じだが、実際には化粧も服装も相手に対する防御壁としての物。素顔はかなり童顔で実年齢よりも4-5歳下に見える。化粧が落ちたスッピン状態だと会話どころか、他人と目を合わせる事も出来ない引っ込み思案。大酒呑みだが、これも「そうすれば舐められない」という理由で演技していただけであり、あまり好きではない。同様の理由で「甘いものが大好き」ということも隠していた。酒を呑んでもまったく酔わない体質で、アームストロング導師と呑み比べして勝っている。 冒険者として駆け出しの頃のカチヤを指導したことから「姉御」と呼ばれており、結婚後に様子を見に訪れた。カチヤの魔力が大幅に向上していることに疑問を持つが、テレーゼの誤魔化しついでの挑発に乗って勝負することになる。一か月の間をおいての勝負となるが、いかんせん経験不足のテレーゼは全力の一撃を相殺されたことで降参。リサの追及もうやむやにしようとしたが、そうも行かず仕方なくヴェンデリンが対戦した際にヴェンデリンが使った「空気を液化冷却した魔法」の影響で装備していた衣装が砕けて素っ裸になってしまう。その際にヴェンデリンに全裸姿をある特徴ごと見られたせいで泣き出してしまい、直後ヴェンデリン宅で入浴したため化粧も落ち、前述の対人スキルゼロの状態になった。その後責任を取る形でヴェンデリンの妻となったが、それまでにも「内助の功」とばかりにバウマイスター領の開発に協力していた。化粧を落とした当初はアマーリエやカタリーナが通訳しなければ会話も成り立たないほどだったが、徐々に改善した。 テレーゼ・ジークリット・フォン・フィリップ アーカート神聖帝国の選帝侯七公爵家のひとつ、フィリップ公爵家の当主。21歳(ヴェンデリン17歳時)。金髪と褐色の肌 をもつ肉感的な美女。 ヴェンデリンと初めて出会う10年ほど前に行われた親善訪問で導師やブランタークとはすでに知り合いだった。皇帝選挙を前に「帝国初の女帝」という快挙を求められていた。そのため、結婚相手として、その実家から子どもの外戚として余計な干渉を受けずに済む外部者であるヴェンデリンに目を付けた。 ニュルンベルク公爵が起こした反乱で諸侯軍の取りまとめなどを行うが、囚われていた皇帝の復権を認めたことで北部貴族から失望される。最終的にはペーターとヴェンデリンによって当主を退かせられることになり、バウマイスター領に引っ越す事となる。表向きは客分、実質的にはアマーリエと同じく、愛人の立場となる。エリーゼと同じく、貴族的な常識に疎いヴェンデリンをフォローする知恵袋的な立ち位置となる。トンネル問題でも解決策を提示するも、ヴェンデリンが及び腰だった為にその策は行使されなかったが、結果的にはテレーゼが提案した通りの結果となった。 ヴェンデリンと関係を結んだことで魔力が向上、魔法を習得し、後に子を儲ける。魔力量も上級の下となり、ブランタークの指導を受けて鋭意訓練中。 アマーリエ・フォン・マインバッハ 声 - ゆかな クルトの妻→ヴェンデリンの愛人。マインバッハ騎士爵家の次女。18歳(ヴェンデリン6歳時)。ヴェンデリンや出て行った兄弟以外では家族の中で数少ない漢字も読める人。 クルトの自滅で二人の子(オスカー(声 - 大坪由佳)とカール(声 - 生田善子))と共に取り残されるが、「バウマイスター騎士爵家簒奪計画」に「関わった連中に協力を取り付け、子供たちの行く末はなんとかする」というヴェンデリンの提案を受け入れ、義父・義母等とともにパウルの領地へ転居する。クルトの関係もありバウマイスターとしてではなく、実家のマインバッハの名で未開発地域の一部割譲の上で新たな騎士爵家を立てることが約束されている。 ヴェンデリンと仲が良かったのもあるが、上記約束は将来的に確実なものではなく、それを確約させるため男性との経験があり、未婚(未亡人)の後腐れがない女性を探していたアルトゥルの提案を母親としての打算もあり受け入れヴェンデリンの「あてがい女(結婚前の貴族男子に「女」を教える役目)」となる。本人はあくまでヴェンデリンが結婚するまでの一時の関係と考えていたが、ヴェンデリンからはごく普通に甘えられる相手として気に入られたことで愛人となる。 ヴェンデリンが帝国内乱から帰還した後は2人の息子たちが将来の陪臣や領民との顔合わせのために実家に移ることになり、子と離ればなれにされ会いに行くの為の交通資金を彼女が簡単に出せる訳もなく、それを計算に入れた実父の貴族らしい思惑等が合わさりバウマイスター家のメイド長という建前だがヴェンデリン専属のメイドに。後にヴェンデリンとの間に子供もできたことでバウマイスター家内では妻扱いされることになる。 ヴェンデリンと関係を結んだ女性の中では冒険にでるだけの実力を持たず、今のところ「魔法使い」といえるレベルまで魔力がアップしなかった人。 フィリーネ・フォン・ブライヒレーダー アマデウス・ブライヒレーダー辺境伯の隠し子。10歳(ヴェンデリン17歳時)。正確にはアーカート神聖帝国を親善訪問した際に就けられた侍女とお付き合いしていたという物で妊娠が発覚したのは帰国した後のことだった。母親が亡くなる際にフィリーネには申し送りをしていたため、内乱騒動の最中に近所を訪れたヴェンデリンに話が来た。 内乱後に父と再会するにあたって、辺境伯家では修羅場になるかと思われた。しかし、辺境伯家の子どもは男子ばかりだったので、容姿が可愛いというのに加え、ヴェンデリンに縁付けるためにと渇望していた「政略結婚に使える女子」であったため、奥様方からも好意的に受け止められた。 成人したらバウマイスター家へ嫁ぐ予定であり、辺境伯夫人はそのままバウルブルクに滞在させようとしたが、親バカの発動した父・ブライヒレーダー辺境伯によって成人までブライヒブルクで過ごすことになる。 アグネス、シンディ、ベッティ ヴェンデリンが17歳時に都の冒険者予備校に臨時講師として就いた際に教え子となった3人。ヴェンデリンとしては生徒を選り好みした気はないのだが、最も優秀だった3名が女子だったことで、家族も含めて周囲から「そういう関係」と判断されてしまう。 アグネス。14歳。ヴェンデリンから見て委員長タイプの眼鏡っ子で、実家も眼鏡屋。ヴェンデリンの発案で遮光効果を持つ「サングラス」を売り出す。 シンディ。12歳。花屋の娘。黒髪をボブカットにして幼い印象だが、ルイーゼより背は高い。実家は大店で商売っ気も高いほか、探し物を引き当てる幸運に恵まれている。 ベッティ。13歳。実家はレストランで、店は現在兄が引き継いでいる。兄は修行中に父親が倒れ、父親からも「まだ早い」と言われていたのに修行先から戻って来てしまった。腕は悪くないが個性と言える部分に欠け、たちまち客足が落ちてしまったが、ヴェンデリンのテコ入れで「立ち呑みありの一膳飯屋」として再出発した。 予備校修了後は、バウマイスター領で冒険者(シンディとベッティは成人まで見習い)をしながらバウマイスター家の仕事も請け負い、貢献著しいとローデリヒにせっつかれたこともあり、158話でヴェンデリンと結婚。領内にはそれぞれの実家から支店が出店している。 ルル 大陸南方海域に存在する小島にある村の村長を務める幼女。5歳(ヴェンデリン19歳時)。 魔族‐ゾヌターク共和国との接触から大陸四方の海域探索が開始され、バウマイスター家が担当した南方海域に存在した小島にある村で暮らしていた。 島の住民は古代魔法文明崩壊時に海に脱出した物の、辿り着いた島は海竜の棲み処や縄張りに囲まれており、上陸後は逆に閉じ込められていた。更に島の土地9割が魔物の領域と化してしまい、開墾出来る土地も限られていた。そんな土地であることから代々の村長職は戦闘力の高い魔力持ちが就き、実務は副村長以下の人間が行っていた。 ヴェンデリン率いる探索隊と接触に伴い大陸に近い島への移住が決定。現在より遥かに安全が保障されたことから村長としての任はお役御免となる。両親は既に亡くなっており、現時点で中級レベルの魔力を持つこともあってバウマイスター家で養育される立場となるが、本人は「ヴェンデリンさまのお嫁さん」を目指している。 涼子、雪、藤子、唯 リンガイア大陸南方にある「アキツシマ島」の住人。 涼子は世襲名として「秋津洲高臣」とも名乗る。本来、島を纏めてきた家系だが、現在は没落して島の北部に小領主として存続している。中級クラスの魔法使いだが、治癒魔法に特化している。 雪は世襲名として「細川藤孝」とも名乗る。秋津洲家の家宰を務める。 藤子は島北部の中では大きな家である伊達家の次期当主で世襲名として「伊達政宗」を名乗る。その実態は弱冠5歳ながら「中二病」を患った幼女である。父親の病気が王国で作られている薬とエリーゼの治癒魔法で回復可能であることが判明し、回復後には新しい弟ができるだろうということで次期当主の件は棚上げとなり、本人はヴェンデリンの嫁になるつもりでいる。 唯はアキツシマ島中央にある水源・琵琶湖を抑える領主・三好家の家臣「松永久秀」の娘。アキツシマ島出身のメンバー内では雪と並んで事務・政務能力が高い。
※この「主人公の嫁・ヒロイン」の解説は、「八男って、それはないでしょう!」の解説の一部です。
「主人公の嫁・ヒロイン」を含む「八男って、それはないでしょう!」の記事については、「八男って、それはないでしょう!」の概要を参照ください。
- 主人公の嫁・ヒロインのページへのリンク