美里家
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安藤まほろ 声 - 川澄綾子 「ヴェスパー」が生み出した、美しい外見をした最強の戦闘用アンドロイドであり、家事も有能な美里家のメイド。 美里優 声 - 瀧本富士子 / 最終話のみ神奈延年 早くに両親を亡くし4年間一人暮らしを送っていた、中学2年生の孤独な少年。 安藤みなわ 声 - 清水愛 「管理者」の機械化兵士(サイボーグ)。「みなわ」と言う名はCODE:370(370番目の改造)にちなんだものである。機械の肉体に体が耐えられないため、よく転ぶ。 スラッシュ 声 - 野田圭一 まほろのサポートメカ。通常時の外見は黒豹。人語を解す。AIは近衛優一郎を基にしている。
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美里家
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「まほろまてぃっくの登場人物」の記事における「美里家」の解説
安藤まほろ(あんどう まほろ)(V1046-R型 ヴェスパー・ハイパー・ソルジャー MAHORO) 声 - 川澄綾子 「ヴェスパー」が生み出した最強の戦闘用アンドロイド。残り稼働日数が僅かになった事を契機に引退を許可された為、メイドとして美里優の下に派遣されてきた。 アンドロイドとはいうもののその見た目や精神性は人間と変わらず、物を食べ涙を流すなど、日常生活を送るうえでは殆ど人間と変わらない機能を有している為、優からは容易に受け入れられた。 高度なAI(人工知能)を持ち普通の人間と同様、流暢に喋ることが可能で感情表現も豊か。また人工知能なだけあって人間には真似出来ない高速での演算処理も可能な模様。 主人である優に対しては「働いていないと毎日が退屈」という理由でメイドを始めたと語っているが、真の動機はかつての上司、美里良を殺害したことで孤児にしてしまった優への贖罪だった。その為、当初は優に対してメイドとしての忠誠心と罪悪感を持って接していたが、やがて互いに深い愛情で結ばれていく。その変化は千鶴子から「最初は母子のようであったが、姉弟のようになり、友達、彼氏彼女のようになり、ようやく恋愛関係になった」と評されている。 美里家に来た当初は「まほろ」とだけ名乗っていたが、家庭訪問にきた式条に名字を尋ねられたところ、まほろが「アンドロイドですので姓はありません」とバカ正直に答えてしまい、それに慌てた優が「アンドロイド」というのを誤魔化そうとして思わず「安藤さんっ!」と叫んだので、そのまま「安藤まほろ」と名乗るようになった。 自身がアンドロイドとしてではなく人間として生まれたかったと思う事がある反面、アンドロイドとしての自身を肯定している部分もあり、「人類の叡智と科学の結晶たる私が幽霊や超能力という非化学的な物は信じません」と語っている。 製造されてからの起動日数は9年ほどであったが、周りには年齢19歳(優からは高校生ぐらいに見えると指摘されている)、恵比寿生まれで三姉妹の長女(後に義妹二人を獲得するため嘘から出た誠になる)、父の仕事の関係で海外を転々としながら育ったとしている。また、緋立市立第四中学校へ潜入する際には鈴木まほ子というもう1つの偽名を使うこともある。任務の為に白菊女子学園へ通学した事もあり、その際のあだ名は「まぼ」。 普段は明るく優しく真面目で「完璧な心」を持つとされ(原作版では最終回で人間として転生したまほろを義理の親となった田中佳美が地球に送り込む際に「あの子は完璧な心を持っています」と大きな信頼を寄せている)。優曰く「真面目で仕事好きで優しくて清らかな心を持つ今時の普通の女の子とは少し違うタイプ」とのこと。しかしその反面として天然ボケであったり、時には暴力的な一面も持つ。また海に遊びに行った際に優に対していちゃもんを付けた不良グループを恫喝するなど正義感は強い。基本的には人助けをする性質であり、その性格から大勢の人間に好かれている。えっちなものには厳しく、「えっちなのはいけないと思います!」が口癖。この言葉の由来は複数あり、アニメ版では優の父、美里良がエロ本を隠した際に咄嗟に発した言い訳を真に受けたことが原因だった。原作では後述するアークから受け継がれた台詞と考えられる。戦闘時には普段の穏やかな雰囲気から一転、場合によっては殺人をも辞さない冷徹な戦士としての姿を見せる。ただし、リューガとは幾度も交戦したにも関わらずトドメを刺しておらず、管理者の一般兵を殺害せず素手で気絶させるに留めるなど、戦闘の最中でも慈愛の精神を忘れることは無い。 元々胸のサイズがあまり大きくないことを気にしていたが、式条先生の嫌がらせにより完全な貧乳コンプレックスになってしまう。周囲の貧乳の者同士で共鳴することも多いが、ヴェスパー上層部に豊胸改造を依頼するなど巨乳願望は強い。一方、自らの乙女心を犠牲にする事で必殺技「貧ちちアタック」を放つ事も出来る。 戦闘用であるにも関わらず千鶴子の舌を唸らせるほどの料理を作ったり、ゴミ屋敷と化していた優の部屋を短期間で片付けるなど家事能力はプロ級。更に車両、航空機など多数の免許を取得しており、完璧にも見えるが「なんでも形から入りたがる」為、変装や潜入任務は苦手。 趣味は歌を口ずさむ事と映画鑑賞。映画に関しては時代劇や007シリーズに深い造詣を持つほか、B級アクション映画を好む傾向にある。 眠気を我慢して極限状態になると、頭から無数のひよこが出現し、自身と周囲の人間を眠らせてしまう。これはヴェスパー幹部にすら疑問視されている謎の現象だったが、原作では後述のマホロ博士がアークに「眠気」という感情を学習させようとした一件が由来と明かされた。 下手な変装で潜入任務に挑んだり、山中でワライダケを拾い喰いして中毒になったり、考え事をしていて風呂釜を爆発させる、等々、本当に最強の戦闘アンドロイドなのか疑わしいエピソードが(現役時代も含め)多数ある。 引退後の戦闘能力は現役時の10分の1まで低下しているとされるが、素手での格闘戦でも管理者の巨大ロボットを圧倒する性能を持ち、メフリスから「これでは引退前と変わらない」「我々はまほろの真の実力を知らなかった」と評されている。外見は若い女性そのものだがマサが殴ると「なんて硬い頬骨をしているんだ」と驚くぐらい硬く、またミサイルの一斉射撃を受けてもダメージを受けなかったり、アニメ版では高圧電流を受けても耐えるなどその強度は尋常ではない。「局地戦も可能な汎用型」とされており、アニメ版で描かれた配備試験の際には海底でも活動していたほか、溶岩の上を歩いても平然としていた。 優れた身体能力を持ち、自動車より遥かに早い走行力、ビルの屋上まで飛び上がるほどの跳躍力を持つ。アニメのTVSPである『えっちなのはいけないと思います!」ではエッチな本を取り上げられるのを回避しようと北海道まで逃亡した優やスラッシュに追いつくなど持久力も高い。潜入捜査で白菊女子学園に侵入した際には、当然ながら体育で優秀な成績を修めていた。 戦闘時には携行火器としてハンドガンを愛用する。劇中では三種類のハンドガンが登場しており、一番多用されたデザートイーグル型(アニメ版ではベルト給弾式のオリジナルデザインとなっている)ハンドガンは、弱点を狙えばセイントのカニ型ロボットを一発で撃破できる威力を誇る反面、生身の人間が撃つと後方へ吹き飛ばされるほど反動が強い。そのほか、優が容易に扱えるほど反動が少ない光線銃型、超小型のデリンジャー型を携行することもあった。ガーターベルトには近接格闘戦用の短刀を装備しており、ハンドガンと並ぶ主力装備として扱われている。リューガとの決戦の際には切り札として『反物質封球弾』を発射する大型火器(発射の際は変電所施設から電気を盗用していた)を持ち出し、更に爆薬を仕込んだクナイ、掌から展開する小規模なバリアなどを補助装備として運用している。 PS2のゲーム『まほろまてぃっく 萌っと≠きらきらメイドさん』のミニゲーム『箱入り娘』では「まほろアーイズ」なる透視能力があり霧や湯気などをはっきりと見渡す事のできる機能が内蔵されている事も確認されており相手の戦闘能力を計測する事も可能。他には物体の質量や大きさを瞬時の間に判定できるスキャナー機能も備わっている。 引退時に殆どの戦闘用パーツは除去されているが、唯一『輝ける闇』と呼ばれる兵器が残されている。これは全身から金色の燐光を発して接触した物体を消滅させるという武装であり、劇中では直径20kmの月の欠片すら消滅させる威力を見せた。しかし、『輝ける闇』は彼女の機能、動力源と直結している為、使用する度に寿命を削られていた。 低下した戦闘能力を補助する為、数々のサポートメカを従えている(スラッシュはその一体)。特に飛行用バックパックである『シルフィード』は戦闘時に限らず、買い物などの様々な状況で運用していた。メイドアンドロイドに改装されてからは赤いブローチがその呼び出しアイテムになっていたが、見た目はありふれた品物のため、優に偽物とすり替えられたことがある。また、アニメ版ではまほろ以外の人間(優、優一郎)が呼び出すことも可能だった。 機械を使ったロボットなのか、戦闘に特化した生体アンドロイドなのかは劇中で明かされることは無かった。アニメ版では装備の接続用に近衛重工製のネジが使用されている事が判明するが、原作版ではフェルドランスから「君の身体からネジ一つでも回収できればいい」と言われた際に「私の身体にはネジなど使われておりません」と断言している。 アニメ(第2期)13話では、フェルドランスもろとも自爆して消滅するが、最終話では20年後の未来に復活し美里優と再会する。その正体はマシューと記憶を共有する人間型端末にしてマシューの分身的存在。なおヴェスパーが生み出した「まほろ」と異星人(セイント)にとって母と呼ぶべき存在のマシューがどう関係するかは詳細不明。 原作終盤においては、残されたエネルギーを輝ける闇として放ち、地球に迫る月の欠片を破壊すると同時に、管理者の艦隊による一斉砲撃を受けブローチを遺して跡形もなく消滅した。こちらではセイントと人類が共存可能か否かを調べる為にマホロ博士の人格を模して製造され、ヴェスパーの手に委ねられたという誕生の理由が明かされる。 原作最終話ではマシューの手によって人間として生まれ変わり、流河夫妻の下で養育される。当初は普通の少女として人生を送っていたが、20年の歳月の中で前世の記憶を思い出し、やがて再びメイドとして美里家を訪れる。彼女と再会した優は「復讐者として多くの命を奪った自分は、既にまほろの知る自分ではない」と懺悔したが、まほろは「変わっていない」と、変わらぬ信愛を見せた。 美里優(みさと すぐる) 声 - 瀧本富士子 / 34歳時(第2期最終話)神奈延年 IQ130の知能を誇り身体能力も抜群、眼鏡を外せばそれなりの美少年で異性からの好感度も高い中学2年生の少年。 祖父と父親はヴェスパーの主要構成員であり、優自身も地球人とセイントのクォーターであるが、優自身はヴェスパーやセイントの存在を知らされていなかった。 早くに両親を亡くし、心を閉ざした状態で4年間一人暮らしを送っていたが、まほろがメイドとして仕えるようになった事で心を開いていく。 当初はアンドロイドであるまほろの存在に戸惑っていたものの、原作終盤では彼女を「僕にとって大切な人間」と断言し、愛を告白した。 普段はややおっとりしているが、父親譲りの正義感やセイントとしての優れた資質から、要所では頼りがいのある行動力や優れた洞察力を見せる。 巨乳好きであり、えっちな本を大量に隠していたが、まほろにはすぐ没収されてしまうので隠し場所には苦労している。『えっちなのはいけないと思います!スペシャル』ではえっちな本を護る為に常軌を逸した行動力を発揮し、まほろやスラッシュを唖然とさせている。 アニメ最終話と原作最終話ではどちらもほぼ同じ歳だが、外見・性格・境遇などの設定が異なり(原作よりもアニメの方が早く最終回を迎えたため)、以下、それらを含めた最終話の要旨を記す。なお、頬に大きな刀傷があり、これは20年前のまほろとの逃避行の際、フェルドランスに襲撃され受けたもの。アニメ(第2期)版 管理者に命を狙われた事で故郷を追われ、更に最愛のまほろを喪ったことで、自身にとって大切なものを求めることを止め、さらに自身の楽しかった思い出をも封じ全てに対し完全にドライになる。そして天涯孤独の身となった優は地球を離れ、二度と戻ることはなかった。20年後、共同植民星シルヴァプラナにて復讐のために生きるヴェスパーの刺客となり、執拗に管理者の残党を付け狙いアンドロイドを容赦なく殺害する生活を送る。 そんな最中、修学旅行の引率で当地に来ていた式条教諭と偶然の再会を果たす。2人は最初親しく話していたが、式条は優が救い難い所まで堕ちてしまったことを悟り、「また会いましょう…生きていたら」と言い残し彼の許を去る。 折しもセイントは遠い宇宙への新たな旅の出発の準備中。マシューは孤独すぎる優のために、切り離した自身の記憶を基に新たに「まほろ」を創る決断を下す。そしてシルヴァプラナにて2人は20年ぶりに再会を果たす。 共同植民星シルヴァプラナは、「管理者」の崩壊後に和解した地球人とセイントが建設した星で木星付近に存在するような描写があり、そこはビルが乱立し繁栄と荒廃が混在する場所である。 ヴェスパーの刺客は「管理者」が造ったアンドロイドが相手で生身の人間には危険すぎるため、本来は戦闘用アンドロイドの役目であったが、優はそれに自ら志願していた。 原作 20年前に最愛のまほろを「管理者」に殺されたことで「管理者」への復讐心を抱き、ヴェスパーの後継組織「ヴィナス」の幹部候補として残党討伐の最前線で活躍する。フェルドランスによって切断された両手には精巧な義手が取り付けられ、そこから「輝ける闇」に類似した兵器を使用可能。それによって単身で宇宙戦艦すら撃沈する戦闘能力を誇っていた。しかし仇敵であるフェルドランスを討った際、復讐に費やされた自らの人生に虚無感を感じてしまう。直後に幹部昇進及び長期休暇の沙汰もあったが、彼は昇進には無関心で過去3度辞退しており、結局全てを蹴飛ばして上司に辞表を叩き付けてしまう(辞表が受理されたかは不明)。 まほろ(アンドロイド)の死後しばらくしてマシューの唯一の願いにより人間として生まれ変わり、20年近くリューガ・田中佳美夫妻の許で養育されたまほろは、健康に成長してきたが、ある時、優との記憶を思い出し、「管理者」の残党滅亡と同時期に美里家にメイドとして自ら赴く。そして美里邸の紫陽花の咲く中庭にて2人は20年ぶりに再会を果たした。 原作版でもアニメ版と同様に心を閉ざしているが、対外的には明るく振舞っているので親しい友人以外からは気づかれておらず、かつての父や祖父を思わせる豪快な言動も見せている。 安藤みなわ(あんどう みなわ)(CODE:370) 声 - 清水愛 「管理者」の機械化兵士(サイボーグ)。両親を持たず、管理者の秘密基地でサイボーグ用の素体として培養されて誕生した14歳の少女だが、その体つきは年齢相応と言えない程度に幼い。 組織内では役立たずの不良品扱いされていたが、メフリス教授から「まほろについて詳細に報告せよ」との任務を受け、管理者から脱走したと偽って、まほろの元へとやってきた。 まほろ達にはスパイである事を看破されていたが、優の提案によってコードネームの370からみなわと名付けられ、まほろの妹、安藤家の次女として匿われることになる。 友人である369が「消却」されてしまったトラウマを抱えており、管理者内における修繕屋サイボーグの地位を向上させ、改造の際に奪われた自身の「心」を返してもらいたいと願っている(「心が無い」という強迫観念はメフリスの洗脳によるものであり、実際には心を失ってなどいない)。 いずれ自分の報告がまほろを窮地に追いやる事を危惧しており、更に自分のドジで周囲を心配させる事に罪悪感を持っている為、口癖は「ごめんなさい」。 管理者から非人道的な扱いを受けてきた為、平和な生活が理解できずに思い悩むことも多いが、まほろや優、はまぢ達との交際によって少しずつ学習していく。 まほろとは生い立ちや境遇が自分と似ているという事もあり実の妹のようにかわいがっていた。まほろの事は「お姉ちゃん」と呼ぶ。 美里家に保護された後は緋立市立第四中学校に入学した。美里家内ではメイド服を着用しているが、家事の知識を持たない為、手伝い程度の事しか出来ない。 好物はカレーであり、大量のカレーをまほろや式条以上のスピードで平らげることが出来る。 機械の肉体に体が耐えられない為によく転ぶが潜在能力自体は高く、能力を解放すればメフリスが想定しなかったほどの高速戦闘能力を発揮すること可能。 ただし、メフリスが稚拙な技術で施した改造は全身に負担をかけており、既に「生きているのが不思議なくらい」の状態に陥っていた。 アニメ版ではまほろ捕獲作戦の後、リューガの提案によりセイントの下で治療を受けることになるが、その後の安否は不明。 原作終盤ではヴェスパーによる管理者基地攻撃作戦に参加、潜水艦内から自身の思念を放射する「H・T・H」を発動し、生体チップとして酷使されていたかつての仲間達を解放した。最終話ではヴェスパーの下で治療を受けて回復。20年後には、はまぢと結婚しているらしく「みなこ」という子供がいる。 スラッシュ(V1046 R9-SLASH ZERO) 声 - 野田圭一 ヴェスパーによって開発された、まほろ専用の黒豹型サポートメカ。巡洋艦8隻分の予算をかけて製作されたとのこと(ドラマCDより)。武装解除の結果、戦闘能力が大幅に低下したまほろの警護のため、ヴェスパーによって美里家に送り込まれた。江戸っ子を思わせるような人語を解す。戦闘時には背中からタテガミが伸び、爪や牙が鋭くなる戦闘モードへと変化可能。AIの人格パターンは近衛優一郎を基にしている。 物事に警戒を怠らない用心深い性格。だが一旦認めた相手には忠誠を尽くし、伝法な口調だが情に熱く義理堅い。まほろの事をマスター(主人)として忠誠を誓っており、まほろの主人である優に対しても同様に振舞う(まほろの身を真剣に案じる優をマスターとして認めたからでもある)。立場上は優のほうが上という事になる為、時にはまほろからの命令に逆らってでも優の命令に従う事もある。 周囲の人物には、「モンゴリアン・ヴェスパード」と呼ばれる人気のない種類で、でかい上に可愛げがないために日本にはほとんど輸入されていない猫と話されているが、あまり信じられていない。 原作では最終決戦の際にフェルドランスが投擲した爆弾によって消息不明となるが、後にリューガと合流してまほろ達の下へ駆けつけ、フェルドランスに殺されそうになっていた優を救った。最期はまほろの傍らで機能を停止し、管理者艦隊からの一斉射撃によってまほろと共に破壊された。アニメ版では優一郎によって管理者が開催したパーティー会場へ召喚され、管理者幹部を全滅に追いやった。戦闘が終わった後、絶命した優一郎の傍にリーシァのロケットを持っていったが、その後の安否は不明。 担当声優は、キャラクターの元ネタである『バビル2世』のロデム役を演じた大ベテランの野田が起用された。 また、原作版のまほろはスラッシュ以外にもバビル2世をイメージしたサポートメカを率いており、巨人タイプのメカ『タツジン』(本編での登場は片手のみ)、巨大怪鳥タイプのメカ『ヴィマナ』の2体が登場している。 ぐりちゃん 声 - 瀧本富士子 美里家の飼い犬である犬種不明の小型犬。スラッシュと仲良くなり、よくじゃれあっている姿が見られた。 目立った活躍はしないものの、原作ではまほろやスラッシュすら気付けなかったジグラギの偽装を見破った事もある。 原作版、アニメ版ともに優たちが美里家を去って以降の安否は不明。 ただし、原作版では20年後の優がぐりちゃんに似た容姿の捨て犬を拾い、「昔は番犬を飼っていたが、全く役に立たなかった」と回想している。
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