虚無感
虚無感(きょむかん)とは、すべてが空しく感じること、何事にも意味や価値が感じられないような感覚、などを指す意味で用いられる表現です。たとえば、人生の意味や自分の存在意義などについて「まるで無意味なのではないか」という思いに苛まれているような状況は「虚無感にとらわれる」などと表現されます。
「虚無」という言葉には「なにもない」「空っぽである」「何の意味もない」「まったくの無価値」といった意味があります。「虚無感」は、そのような(「虚無」を感じている)感覚です。
虚無感とは具体的にはどのような感覚なのか、その様相は多分に人それぞれでしょうが、たとえば「なにか本質的な大事な部分がごっそり抜け落ちているような感覚」とか「目指すべき人生の指標が見当たらず暗中にいるような感覚」は、虚無感であるといえるでしょう。
「虚無感」という言葉はたいてい、「虚無感に襲われる」「虚無感にとらわれる」「虚無感に包まれる」「虚無感に苛まれる」というような言い回しで用いられます。虚無感と同じ意味で「空虚感」という表現が用いられることもあります。
哲学・思想の分野では、世界や人間存在には一切の意義も価値もないと捉える立場を「虚無主義」(ニヒリズム)といいます。
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「虚無感」の例文・使い方・用例・文例
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