007シリーズとは? わかりやすく解説

ジェームズ・ボンド

(007シリーズ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 00:19 UTC 版)

ジェームズ・ボンド」(: James Bond)シリーズは、作家イアン・フレミングが1953年に生み出した架空の英国秘密情報部エージェントを主人公とする小説群であり、彼は12の小説と2つの短編小説集に登場している。1964年にフレミングが亡くなって以降は、8人の作家がボンドの小説やノベライズを執筆している。彼が登場する最新の小説は、2018年5月に出版されたアンソニー・ホロヴィッツの『Forever and a Day』。さらに、チャーリー・ヒグソンは若き日のボンドを題材にしたシリーズを書き、ケイト・ウェストブルックはシリーズの準レギュラーであるマネーペニーの日記を題材にした3つの小説を書いた。


注釈

  1. ^ この設定は初代ボンド俳優ショーン・コネリーの出自に基づく原作最後期に付けられたいわゆる、後付けのもの
  2. ^ 英語圏では、慣用的に、電話番号などの「0(零)」をアルファベットの「O(オー)」で読み替えることがある。また、同じ数字やアルファベットが連続する場合には、「ダブル…」や「トリプル…」といった形容詞をつけて読み替えることがある。
  3. ^ ただし、日本では近年「ダブル・オー・セブン」が多く使われる傾向にある。また、淀川長治水野晴郎は「ゼロ・ゼロ・ナナ」、「ゼロ・ゼロ・ナナ号」と読む場合もあった(『日曜洋画劇場』、『水曜ロードショー』など)。その一方、荻昌弘は当時から一貫して「ダブル・オー・セブン」と読んでいた(『月曜ロードショー』)。
  4. ^ 実際には007を愛読していたのはケネディ夫人のジャクリーンだったとも言われている
  5. ^ ジョン・ガードナーとアンソニー・ホロヴィツは、「モリアーティ教授もの」と「007シリーズ」の双方で続編を書いた作家となった。
  6. ^ 当初はブロッコリと関係が良好だったコロンビア ピクチャーズと契約する予定であったがコロンビア側は映画化には興味を示さなかった。
  7. ^ ピッカー自身もボンドシリーズの映像権取得に動いていたが、タイミングが会わず、結局サルツマンが取得することになった。
  8. ^ 『ムーンレイカー』に関しては俳優のジョン・ペインが所有していたが、その後権利を買いとることが出来たため、1979年に映画化している。
  9. ^ しかし、『木曜洋画劇場』で放送された際の予告CMではアレンジ版ながらも「ジェームズ・ボンドのテーマ」が使用された。
  10. ^ 映画サウンドトラック盤『007/サンダーボール作戦』にはインストルメンタル曲が収録されている。
  11. ^ 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』を含む。
  12. ^ アストンマーティンDBSの実際の落札価格は389,377ドル(約3058万円)となった。
  13. ^ James Bond Jr.にもシリーズを通してのレギュラー悪役として登場する。
  14. ^ 映画は『ユア・アイズ・オンリー』
  15. ^ 映画は『消されたライセンス』
  16. ^ 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』ではマクシミリアン・ラルゴ(スペクターNO.1)
  17. ^ 『ネバーセイ・ネバーアゲイン』ではブロフェルド(スペクターNO.2=首領)

出典

  1. ^ 『007』が日本のマンガ・アニメに与えたとてつもない影響 ~007は男子のディズニーランド~ https://www.banger.jp/movie/41447/ 
  2. ^ 「007 逆襲のトリガー」 (角川書店)帯カバー、解説など
  3. ^ 007シリーズ最新作 世界配給がソニー・ピクチャーズに決定! | ソニー・ピクチャーズ公式”. www.sonypictures.jp. 2021年8月10日閲覧。
  4. ^ 007シリーズ【吹替】”. BS-TBS. 2021年8月10日閲覧。
  5. ^ デヴィッド・ピッカーさん死去 ユナイト元社長
  6. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(2)
  7. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(3)
  8. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(4)
  9. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(6)
  10. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(7)
  11. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(8)
  12. ^ BBCを英語で読む「ボンド映画の主題歌になれなかった名曲たち」(9)
  13. ^ Wikipedia「Thunderball」の項目など
  14. ^ ブロンディ (バンド) - Wikipedia
  15. ^ 『007』60周年リバイバル上映、豪華ラインナップが発表 ─ 『ロシアより愛をこめて』『ゴールデンアイ』『スカイフォール』など10作”. 2023年10月8日閲覧。
  16. ^ Wikipedia(English)「James Bond (comics)」の項目
  17. ^ タクテクス』No.52 1988年3月号(ホビージャパン
  18. ^ 「Project 007」発表。ヒットマンシリーズのIO Interactiveがジェームズ・ボンドを主人公にした新作を開発” (2020年11月20日). 2021年10月11日閲覧。



007シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 16:20 UTC 版)

イアン・フレミング」の記事における「007シリーズ」の解説

映画からは窺えないが、著作(007シリーズ)内では食事シーンが実に克明に描かれており、フレミング本人大変な美食家であった伝えられている。そのためか、主人公ジェームズ・ボンド不健康という設定であるが、フレミングもまた早い段階から心臓血管疾患かかえて生活しており、映画化され自分作品は、映画における第2作『007 ロシアより愛をこめて』までしか目にすることができなかった。 1990年イアン・フレミング自身題材にした映画スパイメーカー』が公開された。監督フェルディナンド・フェアファックス主演ジェイソン・コネリーショーン・コネリー息子)。ただしこの作品趣旨は「ヤング・ジェームズ・ボンド」とでも呼ぶべき、ボンドフレミング同一視したうえでその若い時代を描くという娯楽フィクションで伝記ものではない。実際フレミング確かに海外情報勤務であったデスクワーク主体であり、任務帯びて敵地潜入する立場にはなかった。 2014年フレミング諜報員時代BBCの製作で全4話テレビミニシリーズジェームズ・ボンドを夢見た男』として映像化され、日本ではWOWOW放送された。 またフレミング未発表原稿をめぐるミステリーに、ミッチ・シルヴァー『イアン・フレミング極秘文書』(上野元美訳、小学館文庫2008年)がある。

※この「007シリーズ」の解説は、「イアン・フレミング」の解説の一部です。
「007シリーズ」を含む「イアン・フレミング」の記事については、「イアン・フレミング」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「007シリーズ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「007シリーズ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「007シリーズ」の関連用語

007シリーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



007シリーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジェームズ・ボンド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのイアン・フレミング (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS