ハムちゃんず
ハムちゃんず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:20 UTC 版)
「とっとこハム太郎の登場人物」の記事における「ハムちゃんず」の解説
ハム太郎などの下記のハムスターのことを指す。くるりんちゃんなど他のハムスターからも一まとめの集団として呼ばれる他、同じハムちゃんず内のラピスちゃんなども言うことがあるほか、自己紹介として彼ら自身からも言うことがある。基本的に下記のハムスターで行動しているが、毎回全員が揃うわけではなく、主人公のハム太郎やこうしくん、タイショーくん、リボンちゃんはほぼ毎話出てくるのに対し、かぶるくん、パンダくんのように出番が少ないキャラクターもいる。トンガリくんもハムちゃんずに含まれるが、普段は別行動しているため、出番は少なめ。 人間に関する時事は僅かにのっぽくんとリボンちゃんが知っている程度で、疎い。基本どのハムスターにも友好的に接っするが、くるりんちゃんなど身分の高いハムスターに対しては悪気はないものの、一緒に遊んでもらっていると勘違いしている部分もあり、彼女らにとっては彼らのペースに振り回されたりと面倒くさい集団だと思われているところがある。 ハム太郎(ハムたろう) 声 - 長沢直美(パイロット版)→間宮くるみ(アニメ版) 主人公。ロコちゃんが飼っているハムスター。本名は「はるな ハム太郎」。身長8.6センチメートル、足のサイズは8.6ミリメートル。8月6日生まれのしし座。オレンジの体毛とお尻の丸模様が特徴の男の子。ひまわりの種が好物で、語尾の「のだ」「なのだ」が口癖。一人称は「ぼく(ボク)」。母である“ゆきちゃん”から生まれた男の子。 ハムちゃんずの旗振り役で、結成も彼が呼びかけた。第15話でトラハムくんに「ハムちゃんずのリーダー」と呼ばれるなど、他のメンバーからも信頼されている。ロコちゃんを始めタイショーくんやトラハムくんなどの男の子ハムからは呼び捨て、こうしくんからはさん付け、カナちゃんや木村くんなどの人間やめがねくんやのっぽくんなどの一部の男の子ハム、じゃじゃハムちゃんを除くリボンちゃんなど女の子ハムからはくん付けで呼ばれている。また、トンガリくんや長老ハム、ロコちゃんの祖父などから「ハムざえもん」「ハム次郎」などと間違われる場合もある。 後述のように少々マヌケな一面もあるが優しく好奇心旺盛で、飼い主のロコちゃんをとても慕っている。そのため怒られたり、構ってもらえなかったりしたら、嫌われたと思ってショックを受けることが多い。時事問題(特に人間に関する事柄)には疎く、それが原因で勘違いすることもあり、普段は鈍いところもあるが、いざという時は進んで仲間の危機に立ち向かう勇敢な心を持ち、同時に知恵も冴える。特に、劇場版でこの長所が生かされている。ねてるくん曰く忘れん坊。 多くの女の子ハムスターから好意を持たれているが、本人は全く気付いていない。また、恋愛に関する話題が出てもほとんど理解できない。ただし異性に多少の興味を示すこともあり、まったく関心がないわけではなく、リボンちゃんには彼女を喜ばせようとプレゼントを贈ろうとしたりと気遣ったりする一面もある。 「へけっ(何かに反応する)」・「かじかじ(物をかじる)」・「てちてち(歩く)」・「もひもひ(種を頬張る)」・「へろーん(疲れてぐったりする)」・「くしくし(毛繕いをする)」・「くんかくんか(においをかぐ)」・「はむはー(挨拶)」など、「ハム語」と呼ばれる擬音を使うことが多い。 普段はロコちゃんの家の2階にあるロコちゃんの部屋に置かれたケージで生活している。外へ出る時はケージの入口を自分で開け、ベッドの裏に開いた壁の穴から屋根の上に出て、雨樋を滑り降りる。雨樋は飼い犬のどんちゃんの犬小屋のそばにつながっており、いつも一声挨拶をかける。 なお、2002年頃からのエピソードからは声が少し高くなっているが、「でちゅ」からは再び声が初期の頃に戻っている。また、以下のハムスターを含め初期の頃は丸まった感じの体つきだったが、年が続くにつれ段々と体つきが細くなっていた。 「とっとこハム太郎 は〜い」ではナレーションに近い形でハムちゃんずなどの解説をしている。 こうしくん 声 - 愛河里花子 身長10センチメートル。5月3日生まれのおうし座。模様が牛に似ていることから名付けられた。一人称は「ぼく(ボク)」。 常に大きなひまわりの種を持ち歩いている(最近は移動中を中心に主に耳にはさんでいる)が、事あるごとに失くしては泣きだしてしまう(特に初期のエピソードに多い)。泣き虫で食いしん坊でおっちょこちょいな上、トラブルメーカーにもなりやすい。ハム太郎とは初めて出会った親友で幼馴染の男の子。特徴的な声で独特の敬語を話し、ハムちゃんずの男の子は「○○さん」付けで呼んでいる。 じゃじゃハムちゃんのことが大好きで、彼女が困るといつになく真剣になり、彼女のピンチをたびたび救っている。第285話から295話まではじゃじゃハムちゃんと同居し(この期間だけ本編にも登場しない)、最終回ではじゃじゃハムちゃんと結婚する。 キャラクターソング『ぼくのタネ、しりませんか?』や『手をつなごう』では早口で歌う一面も見せる。 タイショーくん 声 - 伊藤健太郎 身長12センチメートル(ハムちゃんずのメンバーの中で一番高い)。9月21日生まれのおとめ座。体毛は灰色と黒のツートンカラーで片耳に切り傷の跡が残っており、赤い三日月と緑色のラインが入った、黄色い工事用のヘルメットをかぶっている。常に手持ち用のシャベルを所持している男の子。ヒゲは他のハムちゃんずと比べて長く、先がギザギザしている。口調が若干荒く、「だじぇ」が口癖(初期のころは普通に「だぜ」と言っていた)で、走るとき「だばだば」と言う。一人称は基本的に「オレ様」だがまれに「オレ」や惚れたりした女の子ハムスターには「ボク」ということも。なお、キャラクターソングでは「オイラ」と言っている。 公園の木の下に通じるトンネルの中に設けられた家に住む野良ハムで、第2話でハム太郎の提案により彼の住み家をハムちゃんずの遊び場「地下ハウス」として整備・開放している。また、彼以外にも野良ハムスターの知り合いが大勢いる。一方で第3話にて些細なことで周りが喧嘩して大騒ぎになった時には激しく怒ってハム太郎達を追い出し、自分が野良ハムであることにぶつぶつ言った後、ねてるくんが「決して忘れないハムちゃんず」と発言したことで改心してハムちゃんずには自分が必要だと和解し、再び遊び場として開放した。 ハムちゃんずのリーダー的な存在で、一時期を除きほとんどのエピソードで登場する。実は船に弱く、乗った際には船酔いする場面が多々あった。またほら吹きでもある。初期の頃は構ってほしいために仮病を使ったり、まいどくん以上に受けないギャグで誤魔化したり、自分の責任を棚に上げて周囲に八つ当たりしたりなど子供じみた一面を見せることも多かった。 やや喧嘩っ早いところもあるが、正義感が強く力持ちで、誰より人情が厚い。なお、ハムちゃんずの男の子とちび丸ちゃん(ちびくりちゃん、じゃじゃハムちゃんも含む)を呼び捨てで呼び、ちび丸ちゃん(ちびくりちゃん、じゃじゃハムちゃんも含む)以外の女の子はちゃん付けで呼ぶ(ただし、最初の頃はちび丸ちゃんのこともちゃん付けで呼んでいた)。第31話では、ハムちゃんずにとって本来天敵と見なされている、ネコの子ども(子ネコ)が迷子になっているのを見つけ、率先して母親のように世話をするという、「世話好き」な一面も見せる他、同じ地下ハウスに住むねてる君を弟のように大事に面倒をみたりする一面もある。時折女装することもあり、この時の一人称は「わたし」。 リボンちゃんのことが大好きで、時折彼女にアピールを仕掛けるが、なかなか想いは伝わっていない。また、ミーハーな部分もあり、おしゃれちゃんやジェラードちゃんが後発のエピソードで登場した時には、ついついときめいてしまうなど浮気性な一面もあるが、基本的にはリボンちゃん一筋。リボンちゃんに好かれるハム太郎や、運動神経の良いトラハムくん、カメハムくんなど数々のハムスターをライバル視している。トラハムくんとは度々張り合うことも多いが、お互いを認め合うライバルであり、かすかな友情意識もある。 第1期の最終話で、ふとした嫉妬心かハム太郎の悪口を言ってしまい、自分の愚かさを悔い「立派な男になる」と決意して地下ハウスを旅立ってしまう。その後、第199話から「ヒーローハム」となって、ピンチに巻き込まれるハムちゃんずを救うなどの活躍をみせたが、後の第206話にハム太郎に正体がばれ復帰した。ヒーローハム 『ぱらだいちゅ』に登場。ハム太郎たちを助けるためにヒーローに変装した姿。三度笠(復帰後はいつものヘルメット)にサングラス、赤いスカーフと青いマントを身に着けている。 リボンちゃん 声 - 村井かずさ 身長7.5センチメートル。7月10日生まれのかに座。フランス帰りの帰国子女で、口調もお嬢様風で「でちゅわ」、もしくは「でちゅ」が口癖。真っ白い毛並みに、青いリボンがトレードマーク。一人称は「私」(「わたし」あるいは「わたくし」)。 第4話でハム太郎たちからハムちゃんずに入らないか提案された時には、自分からケージの外に出ることを恐れていたが、ハム太郎の必死の説得によりどうにか外界に飛び出すことができた。以降、地下ハウスにはほぼ毎回顔を出すようになる。おしゃれや宝石と宝石箱が大好き。 そのハム太郎のことが好きだが、彼が恋愛に鈍感なため空回りすることが多く、がっかりする様子を見せることもあるが、彼から気にかけてもらったり、一緒に行動したりすることも多いほか、彼の身をハムちゃんずの中では誰よりも案じたりしている。そのため第2期以降は彼のことになると天然になったり、同じくハム太郎のことが好きなくるりんちゃん、ラピスちゃんなどが恋のライバルに当たり、嫉妬したり動揺することもある。逆にタイショーくんから好かれているが、「単なる友達」ぐらいにしか思っていない。 普段はおしとやかだが、ごくまれに腹黒な言葉を発することもある。289話とはーいではハム太郎を巡ってくるりんちゃんなどと張り合うこともある。また、気が小さいところもあり、前述のようにハム太郎に対して後手の一因となっているほか、慣れない場所や状況でピンチに巻き込まれるなど、適応能力にやや劣る一面もある(劇場版第3作など)。 マフラーちゃん 声 - 佐久間レイ 身長7.3センチメートル。9月16日生まれのおとめ座。 飼い主のジュンちゃんが編んでくれたピンク色のマフラーをとても大事にしており、季節を問わずいつでも肌身離さず身につけている女の子。ゆえに、巻いているマフラーをめちゃくちゃにされると号泣してしまう(第3話など)。編み物も得意。一人称は「私」が多いがたまに「あたし」と言うことも。 ちび丸ちゃんのお姉さんのような役割も担っており、通訳も務めることもある。 基本的にしっかり者だが、第7話でのっぽくんから「花火」について聞いたことをきっかけに、一目見ようと夏祭りの会場(神社の本殿の屋根の上)に一人で見物に向かってしまうなど、好奇心旺盛な部分もある。花や植物が大好き。 ファンブックの『まるかじりブック』には「ハム太郎のことが好き」とあるが、それほど積極的なアピールは見せていない。むしろ、恋のライバルに当たるリボンちゃんをからかう側に回ることが多い。アニメでは「ハム太郎が好き」という設定は無くなっている。 まいどくんとめがねくんに好意を持たれているが、基本的にアピールを受けても分け隔てなく受け流している。また、両者には「もう少し仲良くして欲しい」と思っている。 ちび丸ちゃん(ちびまるちゃん) 声 - 的井香織 身長6.2センチメートル(名前の通り、ハムちゃんずの中で一番小さい)。3月3日生まれのうお座。まだ幼いため「うきゅー」としか喋れない。一人称はマフラーちゃんの通訳によると「わたし」。 恥ずかしがり屋な性格で、常に黄色い被り物で素顔を隠している。しかし一方でトラハムちゃんとは違う意味で気が強い面も少々ある。体毛は茶色だが、その描写は初期のオープニングやCM、ゲームの攻略本、ファンブックでしか確認できない。 マフラーちゃんととても仲が良く、お姉さんのように慕っている。そのためマフラーちゃんと一緒に行動することが多く、他のハムスターに意思を伝える時には彼女に通訳を頼むこともある。また、マフラーちゃんにひまわりの種をプレゼントして彼女を喜ばせたこともあった。ちび丸ちゃんの言葉が理解できるのはマフラーちゃんとちびくりちゃんの二人だけである。 小さいゆえ、少々悪戯が好きで好奇心が旺盛なためトラブルに見舞われることも多い。 トンガリくんの相棒のブタ「トン吉」に恋をしている。トンガリくんからは「うきゅーくん」と名前を間違えられたことがある。 また、パイロット版では男の子という設定で、名前も「ちび丸くん」となっている。 まいどくん 声 - 杉本ゆう 身長8.5センチメートル。2月18日生まれのみずがめ座。常に赤い前掛けをしているのが特徴(本人曰く「生まれ故郷にいた時から肌身離さずつけていたトレードマーク」らしく、めがねくんからは「時代遅れ」扱いされている)。普段は細目だが初期のころには驚いたときに目が見開いたり、劇場版第2作では半目であるが普通に開いていた。一人称は基本的に「わい(ワイ)」だが、「わて」「わし」と言ったこともある。 浪速生まれの商人風ハムスターで関西弁で喋り、男の子ハムスターのことは「○○はん」と呼ぶ。事あるごとにダジャレを言っては自分で爆笑するが、めったにウケることはなく一瞬場の空気を凍りつかせる。また初期のころはトラブルメーカー的な存在で彼が原因で周囲を巻き込む話が多数あった。乗り物には詳しいようで、ハム太郎が連れていかれたトラックの行き先を知っていた。掃除好きで、初期のころには箒を持って掃除するシーンが多く見られた。ほかにも主人の使い古しの前掛けから、手袋を作ったり、浪花節的な発言をするなど多彩な面も。金儲けの話が大好きでそろばんも持っている。 マフラーちゃんが大好きで、めがねくんとは彼女を巡り幾度となくケンカしている。しかし本当は一番大切な友達で、第34話や第248話では両者の友情が描かれている。 『ぼくらライバル!MMぼーいず』という楽曲でめがねくんと「MMぼーいず」を組み、トークパートではボケを担当している。 めがねくん 声 - 鈴木千尋 身長8.7センチメートル。10月11日生まれのてんびん座。目の周りにめがねのような模様があることが名前の由来。赤い蝶ネクタイが特徴。一人称は「私」だが、キャラクターソングや一部の話など場合によっては「ボク」ということがある。 少しキザな性格で、常に丁寧語で話す。家が眼鏡屋で、めがねに関する知識が豊富の理論派だが、その反面運動は苦手(第9話などより)。主人からもらった眼鏡拭きがお気に入りで、それで汚れたビー玉などをきれいにする。おしゃれをすることが趣味。模様ではあるが、時々眼鏡をかけているかのような仕草をする癖がある(特に劇場版全作品でこの仕草が使われている)。 また、手先が器用で壊れた眼鏡からハムちゃんず用の眼鏡を作ったり、時計の部品からマフラーちゃんにプレゼントする帽子を作ったりしていた。 前述した通り、まいどくんとは日頃は犬猿の仲で、彼にきつく当たったり、マフラーちゃんを巡る恋のライバルでもあるが、決して仲は悪くはなくいざというときは団結する親友同士でもある。 まいどくんがギャグを口にすると、大抵は真っ先にツッコミを入れるが、逆に呆然としてツッコむ気力すら失くすことも多い。 『ぼくらライバル!MMぼーいず』という楽曲でまいどくんと「MMぼーいず」を組み、トークパートではツッコミを担当している。 のっぽくん 声 - 本田貴子 身長10.5センチメートル。11月5日生まれのさそり座。名前の通り、背が高いことも特徴の一つ。一人称は「ボク」。 読書と本が大好きで、敬語で喋り、辞書を持ち歩くほどの物知り。ハムちゃんずの知恵袋的存在で、アドバイス役として貢献することも多い男の子。 第9話で「ハムちゃんずの学校」を開いた時には担任を務め、相対性理論などの物理学を説明する一面も見せたが、あまりにも複雑な話だったことから、他のメンバーはついて行けなかった。また、『ハムハムタイムズ』の新聞記者も務める。トラハムちゃんとは相思相愛の両思い。 また、まじめな性格ゆえに怒るととても怖い。その上、キレると言葉遣いが荒くなる。おなじく第9話のほか、第287話では思わず「友達フォー!」とレイザーラモンHG風に豹変してしまった(その際に声も裏返っていた)。 劇場版第1作の『ハムハムランド』で『ハムハム辞典』を持ち帰って以来、風呂敷に包んでその辞書を調べるようになり、劇場版全作品で物語を進めるキーアイテムとなった。 トラハムちゃん 声 - 池澤春菜 身長7.5センチメートル。6月6日生まれのふたご座。トラハムくんの双子の妹。名前の通りのトラ柄で、しっぽの赤いリボンがトレードマーク。運動神経抜群で、新体操の名人。一人称は「私」。 常にピンクの新体操のリボンを持っており、それで仲間を助けたりする。また、リボンだけでなくフープやクラブ、ボールなども得意である。双子の兄のトラハムくんとは生まれてからしばらく一緒だったが、飼い主の都合により、物心がついた頃には生き別れてしまっていた。しかし、トラハムくんが幼い頃から口ずさんでいた自作の歌『なかよしくるるん』を手掛かりに、ハム太郎たちの協力もあって第14話で無事再会した。のっぽくんに好意を抱いており、特にゲーム版において両想いである描写が強調されていて、原作絵本の相関図でも両思いになっている。ハムちゃんず内で唯一しっぽに体毛が生えている。 兄とは正反対に気が強いしっかり者で、彼のナンパを厳しく監視するように努めていて、暴走したトラハムくんを新体操のリボンで捕まえるのがお約束になっている。お調子者でちゃらんぽらんなトラハムくんに呆れ、その兄を懲らしめようと腹黒な一面もあるが、双子の兄である彼の事を常に気にかけていて、兄妹仲は非常に良好である。またトラハムくんと再会する前は他のハムの喧嘩を面白がったり、ところ構わず新体操のリボンを振り回したりと、少々お転婆な一面も見せている。 トラハムちゃんは担当声優の池澤がロコちゃんも務めているため、アニメ・劇場版・OVAすべて、ハムちゃんずのメンバーで唯一EDにクレジットされたことのないキャラクターでもある。 トラハムくん 声 - 宮田幸季 身長7.5センチメートル(ハムちゃんずの男の子の中で一番低い)。6月6日生まれのふたご座。トラハムちゃんの双子の兄。一人称は「オレ」(17話ではタイショーくんを疑ってしまった後、謝罪する際に「僕」というシーンがあった)。 トラハムちゃんと同じトラ柄だが、腹部の色が少し黄色く、妹より背丈が高く見える(ただし設定は同じ7.5センチメートルである)。 トラハムちゃんと同様に運動神経が抜群で、スケートボードやスノーボードなどのスポーツを軽々とこなせ、ダンスも得意。また、歌を自作したり歌ってあげたりするなど歌唱力にも長けている。お調子者で軽い性格が災いして、トラブルメーカーと化す回も多い。タイショーくんとは友人兼ライバル関係であり、からかったり度々張り合ったりするが仲は良い。 陽気な性格で、常にマラカスを持ち歩いている。お調子者で、根は寂しがりやでナイーブ。女の子が大好きでナースちゃんのほか、リボンちゃんやマフラーちゃんに好意を寄せていて口説いているが、ちび丸ちゃん、ラズリーちゃん(ラズリーちゃんはアニメのみ。ゲームでは口説いたがフラれた事がある)を口説いた事は一度もないため、幼い女の子には興味がないようである。懲りずに女の子ハムにナンパしては、しばしば妹のトラハムちゃんに手を焼かせているが、誰よりもそのトラハムちゃんを大切に思っている。また、タイショーくん同様、ハムちゃんずの男の子を呼び捨てで呼んでいる。トラハムちゃんを呼ぶ時は、「妹よ」か「お前」と呼ぶ事がほとんどで彼女を名前で呼ぶ事はほぼ無い(ドラマCDの自己紹介では一度だけ彼女を「妹のトラハムちゃん」と呼んだ事がある)。 数ある女の子の中でもナースちゃんが好みで、初めは毎回のごとく空回りしていたが、時には誠意を見せてナースちゃんの方からもバレンタインのプレゼントをもらったり、トラハムちゃんが病気になった時に必死に看病している姿に尊敬されたりと、次第に好意を寄せられていると見られる様子はあるが、決定的な恋愛には至っていない。第277話ではババ臭いといわれ、落ち込んでいたラピスちゃんを励まし、デートをしたが、残してきたラズリーちゃんが心配になったラピスちゃんが途中で帰ってしまったため、こちらも決定的な恋愛には至っていない。 「はむはむぱらだいちゅ!」では野生のウリ坊(幼いイノシシ)を数匹手なずけており、神出鬼没に飛び出して乗り回す姿が多く見られる。 かぶるくん 声 - 内川藍維 身長7.7センチメートル。ハム太郎と同じ誕生日で、8月6日生まれのしし座。「だぞ」が口癖。一人称は「ぼく(ボク)」。 物をかぶるのが大好きで、いつも緑色の絹帽子をかぶっている。帽子を取ると、耳だけ茶色いのがわかる。また、両手で赤いミルクパンを内側から持ち上げながら移動することも多い。 とてもシャイな性格で、怖がるとミルクパンの中に隠れてしまうこともある。 飼い主の夫婦からは過保護気味に育てられており、甘ったれた生活に少々不満を抱くこともある。第21話では野性的な生活をするタイショーくんに憧れ、家出をしてまで野良ハムになろうとしたものの、その厳しさを身をもって教えられ、これまで通りの生活を続けようと決意する様子が描かれた。 かくれんぼが得意で、ぬけないくんと仲が良い。地下ハウスではこうしくんといることが多い。ハムちゃんずの中では比較的出番が少ない。 パンダくん 声 - 斉藤祐子 身長8.8センチメートル。4月8日生まれのおひつじ座。パンダのような模様をしていることが名前の由来。一人称は「僕」。 飼い主が大工であるため手先が非常に器用で、クルミの欠片を使って家具を作ることもあれば、ジュエリーハウスやハムハーの木の改築、遊園地の『ハムちゃんずランド』や『ハムハムボート』、そらハムくんの『ハムグライダー』といった壮大なものまで作り上げるほどの腕の持ち主の男の子。その腕を生かし、将来は大工になるのが夢。普段は穏やかでお人好しな性格だが、もの作りにはプライドを持っており、せっかく作ったものを壊されたりプライドをバカにされたりすると怒り出し手がつけられなくなる(第3話など)。カナちゃんのいとこのモモちゃんに飼われており、こうしくんとはよく会っていた。 もの作りのほか、飼い主のモモちゃんとの関係が描かれるエピソードもあるが、かぶるくんと同様に他のメンバーよりも登場頻度が少なく、回を重ねるに連れて出番が少なくなった。 ねてるくん 声 - 杉本ゆう 身長8.5センチメートル。1月14日生まれのやぎ座。いつも靴下や布団の中で眠っている男の子。また手袋の中や鳥の巣などで寝たこともある。タイショーくん同様野良ハムで同じ地下ハウスに住んでいる。また、ハムちゃんず内で唯一頬の赤らめが描かれている。一人称は「ボク」だが、初登場時のみ「ワタシ」と言っていた。 第2話でタイショーくんが「地下ハウス」に改装する前の家に戻った時に、いつの間にかテーブルの上で眠っていたのが初登場。名前は、同話の終盤にタイショーくんから命名された。 タイショーくんからは弟のように面倒を見てもらっており、ねてるくんも彼を兄のように慕っている。 ラピスちゃん曰く「いくら追っ払っても、いつの間にかまた元の場所に戻ってきて寝ている」。寝てばかりのため、出番は少ない。 眠ってはいるものの、話しかけられると普通に受け答えをすることもあり、「寝ている」と言われても「寝ていない」と言い返すことがある(逆に「ねてるは寝てる」と言い逃れをすることもある。また、番外編的なエピソードでは一時的に目を閉じたまま起きた(ように見える)描写もある)。ハムちゃんずがピンチに陥った時に、いつものように寝言を発し、問題解決のヒントを与えることがある切れ者でもある。また、リアクションを寝ながら受けることもある。寝言の時に言う「すかぴー」が口癖。寝言でみんなを夢の中に誘う描写もある。 なお、ハムちゃんず全体で外出する時にはタイショーくんかのっぽくんにおぶられる。ただし、寝ながら自分で移動することもある。地下ハウスが一時閉鎖されたに伴い、タイショーくんが復帰後もしばらくは、すいーちゅ!ぱらだいすに移っていたが、消滅後は再び地下ハウスに戻っている。 夢の世界では殿様や王様役として登場することが多いが、現実世界同様寝続けているため、家来などが代行している。 ラズリーちゃんと仲良し。また、オアシスくんと顔がそっくりである。なお、靴下のがらは話によって異なっており、主に青と黄色の縞模様であるパターンと赤地に黄色い斑点模様であるパターンの二通りがある。 トンガリくん 声 - 浅川悠 身長8.5センチメートル。12月12日生まれのいて座。赤いフォークギターを片手に、ブタのトン吉とともにさすらいの旅をしている男の子。一人称は「オレ」だが稀に「ボク」と言う。 常にポエム調で喋り、相手に内容が伝わらないこともしばしば。よく旅の土産話や武勇伝を語ってはハムちゃんずにアドバイスする。名前の通り、トンガリ頭のモヒカンがトレードマーク。ただし、トンガリというのは本名ではないらしいが、そう呼ぶ人もいると本人の口からも語られている。飼い主がおらず、野良ハムである可能性が高い。 ハム太郎と出会った際は、決まって「ハム次郎」や「ハム三郎」「ハムざえもん」など名前を言い間違え、その度にツッコミを入れられる。しかし、「ハム太郎」とちゃんと名前で呼ぶこともあり、他のハムスターの名前を言い間違えることは少ないため、わざと間違えている模様。さらに『は〜い』では、「ハムスタスキー」や「ハムジーニョ」などの海外名を無理やりに入れて呼んでいた。 『はむはむぱらだいちゅ!』の終盤では、「春風が吹いたから、新たな場所へ旅立つ」「もう戻ることはないかもしれない」と宣言し何処へ去って行ったが、最終回にて久しぶりに再会し、ハムハムウェディングに参列した。 ハムちゃんずの一員ではあるものの、基本的に別行動で、出番も少ない。ただし、劇場版やOVAなどの一部の話やOPとEDにおける映像ではハムちゃんず側にいたり、地下ハウスでハムちゃんずと一緒にいることがある。 ラピスちゃん 声 - 千葉紗子 アニメオリジナルキャラクター。193話のラストに顔見せ程度に初登場し、主に第2期で登場。身長7.5cm。7月9日生まれのかに座。金髪で、紫色のローブを常に身にまとっており、218話でのおしゃれ時以外でフードを下した事が無い。妹のラズリーちゃん共々名前の由来は宝石のラピスラズリから。一人称は「私」だが、「あたし」と言うことも。すいーちゅぱらだいすのコアユニットの欠片から作られたペンダントを首からかけている。 ラズリーちゃんのお姉さんで、一緒にジュエリーハウスに住む。少し意地っ張りだが、妹思いでしっかり者。 宝石のようなキラキラした物が好きで、ラズリーちゃんとお揃いの青いリボンも所持している。 ラズリーちゃんも同様、元は野生のハムだったと思われるが、砂漠のど真ん中でラズリーちゃんと共に遭難していた所をマキちゃんのおじいさんに拾われ飼われることになった。 ややツンデレで、登場当初は「友達なんかいらない」とハムちゃんずに反発していたが、その後はハムちゃんずの一員となる。 第5期ではハム太郎の頬にキスをするなど、ハム太郎のことが好きだと周りから勘違いされる一幕もあったが、話が進むにつれハム太郎との絡みは少なくなり、登場頻度も少なくなった。 なお、239話でオアシスくんがラピスちゃんと別れ際に「遠い砂漠の果てに不思議な宝石を持つ二人のお姫様がいる」と語り、その直後にラピスちゃんは一瞬ムッとした表情をした後にハム太郎の手を強引に引っ張ってラズリーちゃんの元に向かうっと言ったシーンがあったが、結局この話はそれ以上掘り下げられる事は無かった。 アニメオリジナルキャラクターである為、原作には登場せず、再始動後の公式サイトやグッズには載っていない。 ラズリーちゃん 声 - 大前茜 アニメオリジナルキャラクター。第193話のラストに顔見せ程度に初登場し、主に第2期で登場。身長不明。9月7日生まれのおとめ座。体や頭の体毛は純白で頭頂部には白い斑点が入った赤いリボンを付けており、そのリボンで纏められた体毛の先部にのみ、黄色に染められている。また、キャンディーのポシェットを首からさげている。基本的に一人称は「ラズリー」だが、稀に「あたし」と言う。 ラピスちゃんの妹。登場当初はラピスちゃんから「ちゃん」付けで呼ばれていたが、後に呼び捨てで呼ばれている。 姉のラピスちゃんと同じく、すいーちゅぱらだいすのコアユニットの欠片から作られたペンダントを頭部の髪留めとして使用している。 ラピスちゃんと一緒にジュエリーハウスで生活しており、異次元の世界にお菓子の国「すいーちゅ!ぱらだいす」を創り上げた。不思議な研究をしており、天性の素質でひまわりの種形の「魔法の種」から様々なものを作ったり、不思議な現象を起こす。しかし、その種のせいでハムちゃんずに迷惑を掛けてしまうことも多い。お転婆な性格でラピスちゃんの手を煩わせることも少なくない。 さらに、魔法の砂時計で異次元の「ハムスターの国」へワープすることもできるようになった(その時の呪文は「リラリズラーリ ズラッリラー」)。それにより、エンジェルちゃん、デビハムくん、にじハムくん、みみよりくんやひまわり王国のハムスターなど、異世界のハムスターにも会えるようになった。 第2期第3シーズンの最終話(第244話)では、悪巧みを企むデビハムくんを追い出すために魔法の宝石の力を使ってしまった影響で、「すいーちゅ!ぱらだいす」は宝石の中に閉じ込められてしまい、同時に研究室を失ってしまった関係で、次の第245話以降(第2期第4シーズン)からは魔法を使うこともなくなった。同時に姉のラピスちゃんとともに出番が減少した。 ねてるくんと仲良しで、彼と絡む話が多い。 ラピスちゃん同様アニメオリジナルキャラクターである為、原作には登場せず、再始動後の公式サイトやグッズには載っていない。
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