おう‐ひ〔アウ‐〕【桜皮】
かにわ〔かには〕【×樺／桜＝皮】
ソメイヨシノ
|
ヤマザクラ
サクラ
(桜皮 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/17 08:46 UTC 版)
サクラ（桜、旧字体：櫻、英：Cherry blossom、Japanese cherry、Sakura）は、バラ科サクラ亜科サクラ属[1] （スモモ属とすることもある。「野生種の分類」の項を参照）の落葉広葉樹の総称。またはその花である。一般的に俳句等で春を表現する季語に用いられ桜色と表現される白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせる。
注釈
出典
- ^ コトバンク‐桜 小学館の『大辞泉』の解説に「バラ科サクラ属の落葉高木の総称」と記され、また、三省堂の『大辞林』第三版の解説に「バラ科サクラ属の落葉高木または低木」と記されている。
- ^ に伝播した。『赤毛のアン』の冒頭にも桜の大木が出てきて、アンは「雪の女王」と名づける。松本侑子『誰も知らない「赤毛のアン」』（集英社）によれば、これはハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『雪の女王』が源泉であり、花言葉が樹は「良き教育」、花は「精神美」で、女主人マリラそのものとしている。
- ^ “FAQ”. 財団法人日本花の会. 2016年4月24日閲覧。
- ^ “桜の種類”. 財団法人日本さくらの会. 2011年2月1日閲覧。
- ^ 【仰天ゴハン】桜の花漬け（神奈川県秦野市）摘み取った春 食卓に咲く『読売新聞』よみほっと（朝刊別刷り）2019年5月12日、1面。
- ^ “サクラの花言葉”. 花言葉-由来. イーガオジャパン合同会社. 2019年3月19日閲覧。
- ^ a b c d 辻井達一『日本の樹木』中央公論社〈中公新書〉、1995年4月25日、184 - 185頁。ISBN 4-12-101238-0。
- ^ 勝木俊雄『桜』p60、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜』p24 - p32、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p16 - p18、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ Wen, J.; et al. (2008). “Phylogenetic inferences in Prunus (Rosaceae) using chloroplast ndhF and nuclear ribosomal ITS sequences” (PDF). Journal of Systematics and Evolution 46 (3): 322-332. doi:10.3724/SP.J.1002.2008.08050 2022年3月21日閲覧。.
- ^ “Infrageneric information from NPGS/GRIN: Prunus”. GRIN. アメリカ合衆国農務省. 2011年2月1日閲覧。
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p13 - p14、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ a b 紀伊半島南部で100年ぶり野生種のサクラ新種「クマノザクラ」 鮮やかなピンク 森林総研 産経ニュース 2018年3月13日
- ^ a b c 紹介 桜の品種 株式会社 日比谷花壇.
- ^ a b c 2016年4月 サクラ 一般社団法人 北九州緑化協会
- ^ a b c d “日本の桜について”. このはなさくや図鑑. 2010年10月20日閲覧。
- ^ a b c “白の輝き 新種のしだれ桜 茨城の「博士」が上野で発見”. 東京新聞 (2022年3月29日). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月12日閲覧。
- ^ a b c d さくらの基礎知識 公益財団法人 日本さくらの会
- ^ “Origins of Japanese flowering cherry (Prunus subgenus Cerasus) cultivars revealed using nuclear SSR markers”. Shuri Kato, Asako Matsumoto, Kensuke Yoshimura, Toshio Katsuki etc.. 2021年2月27日閲覧。
- ^ 空欄に「Prunus ～～」と入力するとシノニムが表示される。 Advanced Query of GRIN-Global Species Data
- ^ 勝木 2017, p. 96-97.
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p86 - p95、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p106、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p166 - p168、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ DNAからわかったサクラ品種の真実 ―そのほとんどは雑種が起源― 森林総合研究所 2014年6月16日
- ^ “サクラの化石”. 鳥取県教育センター. 2011年2月1日閲覧。
- ^ “さくら長寿番付”. 桜雑学辞典. 2011年2月1日閲覧。
- ^ 勝木俊雄『桜の科学』p78 - p81、SBクリエイティブ、2018年、ISBN 978-4797389319
- ^ a b 竹内均 編『Newton』株式会社ニュートンプレス、2004年5月7日、74-83頁。
- ^ 勝木俊雄『桜』p18 - p21、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜の科学』p74 - p77、SBクリエイティブ、2018年、ISBN 978-4797389319
- ^ 勝木俊雄『桜の科学』p82 - p84、SBクリエイティブ、2018年、ISBN 978-4797389319
- ^ 勝木俊雄『桜』p96 - p98、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ “第7回 桜前線に異変あり！ P3”. 日経BP (2009年3月12日). 2011年2月1日閲覧。
- ^ a b 今泉忠明、岡島秀治『自然観察』学研プラス、2018年、8頁。
- ^ 浅利政俊さんが「桜守」に Hakodate.com 2005年4月26日
- ^ “日本一のお花見”が楽しめる場所は北海道にある 桜と共に歴史を重ねる、松前町のあゆみ 松前町 2017年5月29日
- ^ a b c C・W・ニコル『歴史は眠らない サクラと日本人』日本放送協会出版会、2010年。ISBN 978-4-14-189541-1。
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p115 - p119、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜』p119 - p123、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜』p178 - p182、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 重イオンビームで世界初のサクラの新品種の作成に成功 理化学研究所 archeivwdate=2012-3-7 Internet Archive
- ^ 斎藤正二『日本的自然観の研究III：変化の過程』 <斎藤正二著作選集>3 八坂書房 2002年 ISBN 4-89694-783-5 pp.219-255.
- ^ a b 丸谷馨『日本一の桜』講談社現代新書、2010年。ISBN 978-4-06-288041-1。
- ^ 「散る桜、残る桜も散る桜」、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」(平家物語）
- ^ “日本の国花はサクラということらしいが、正式な指定を受けたのか。また、いつ、何によってか。”. レファレンス協同データベース (2005年2月11日). 2012年4月7日閲覧。
- ^ “日タイ修好120周年 ロゴマーク・キャッチフレーズ発表！！”. 外務省. 2010年10月20日閲覧。
- ^ “ワシントン桜物語 アメリカと日本の友情を深める花”. 2010年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月9日閲覧。
- ^ “上海に桜2千本植樹 さくらの会と静岡県”. 産経新聞 (2010年2月6日). 2010年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月20日閲覧。
- ^ “トルコ交友120周年 「桜」から新たに始まるトルコとの友情物語。”. 和歌山県総合情報誌「和」. 和歌山県知事室広報課 (2010年7月23日). 2010年10月20日閲覧。
- ^ NHK放送文化研究所 (2007年12月1日). “日本人の好きなもの調査” 2014年8月16日閲覧。
- ^ ウェザーニュース (2013年3月19日). “日本人のお花見意識を一斉調査” 2014年8月16日閲覧。
- ^ “「日本一の桜好きは宮崎県民」花見調査”. 日経ウーマンオンライン. 日経新聞社 (2010年4月8日). 2010年10月20日閲覧。
- ^ a b c d e 橘 1926, pp. 588-589
- ^ a b c jpsearch
.go .jp /data /nij04-nijl _nijl _nijl _21daisyuu _0000026441 - ^ a b jpsearch
.go .jp /data /nij04-nijl _nijl _nijl _21daisyuu _0000026442 - ^ 「沿革」日本気象協会、2015年3月25日閲覧
- ^ 「気象庁におけるさくらの開花予想の発表終了について」気象庁、2009年12月25日付
- ^ 「気象等の予報業務許可についてよくある質問と回答」気象庁、2015年3月25日閲覧
- ^ a b c d 「生物季節観測の情報」気象庁、2015年3月25日閲覧
- ^ “桜の開花宣言「標本木」の基準は何？ 気象庁に聞いた”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2023年2月1日閲覧。
- ^ “神戸のサクラ開花、早まるかも 大阪・京都より遅めだった「標本」老木から21年ぶり若返り”. 神戸新聞. 2023年2月1日閲覧。
- ^ “まちの緑・街路樹の今昔／1 どんな木が多い？”. 毎日.jp. 毎日新聞. 2010年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月1日閲覧。
- ^ 久保光 (2005年7月). “街路樹の本数と樹種の推移”. 福井県雪対策・建設技術研究所年報地域技術第18号2005.. 福井県雪対策・建設技術研究所. 2011年2月1日閲覧。
- ^ “桜のトンネル、列車迎える…青森・五所川原”. 読売新聞. (2014年5月1日) 2014年5月2日閲覧。
- ^ 「桜トンネル (豊川市)」など
- ^ 宮尾 茂雄. “漬物塩嘉言と小田原屋主人”. 東京家政大学・食品加工学研究室. 2023年1月12日閲覧。
- ^ a b “アサマNEWSパートナーNo.199 (38)餅菓子の文化と微生物”. アサマ化成. 2022年11月30日閲覧。
- ^ 桜を魅せる基本型 日本花の会
- ^ a b 実際に植えてみよう 日本花の会
- ^ a b 成育に適した場所 日本花の会
- ^ 植える間隔 日本花の会
- ^ a b 土づくり 日本花の会
- ^ 勝木俊雄『桜』p198 - p202、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 台木にあった植え方 日本花の会
- ^ 植え穴のつくり方 日本花の会
- ^ 支柱 日本花の会
- ^ 整枝・剪定 日本花の会
- ^ 勝木俊雄『桜』p74、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜の科学』p12 - p15、SBクリエイティブ、2018年、ISBN 978-4797389319
- ^ 除草 日本花の会
- ^ 施肥 日本花の会
- ^ 健康診断 日本花の会
- ^ シリアカヒヨドリ等16種類の追加指定について 環境省
- ^ 環境省 特定外来生物等専門家会合（第11回）議事次第 特定外来生物等の選定作業が必要と考えられる外来生物に係る情報及び評価（案）p13 (PDF)
- ^ クビアカツヤカミキリ 日本花の会
- ^ サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”情報 埼玉県環境科学国際センター
- ^ 獣害（ノネズミ、ノウサギ） 日本花の会
- ^ 鷽（ウソ）の被害と予防 日本花の会
- ^ “フォローアップ”. 山梨県・実相寺ホームページ. 山日新聞 (2006年4月26日). 2011年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e 勝木俊雄『桜』p119-123、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ 勝木俊雄『桜の科学』p160 - p161、SBクリエイティブ、2018年、ISBN 978-4797389319
- ^ 203高地の麓は、今は二〇三桜花園というお花見スポット（4travel.jp）
- ^ a b c d e 中国の人たちはなぜ花見をするようになったのか 日本を通じて桜を再発見した中国の人々 NEC 2021年3月24日
- ^ 中国で「日本風のお花見」と桜の名所が増えている理由 2/5 ダイヤモンドオンライン 2021年3月24日
- ^ 今天中国～中国のいま(24)大陸でも「桜花入魂」 西日本新聞 2017年4月17日
- ^ China’s East Lake Cherry Blossom Gaeden sweat and tears of the unsung hero from Aomori. From Aomori in Japan-Local News & Article Site. 2019年5月1日
- ^ 中国・武漢市訪問団が弘前公園の桜管理学ぶ 陸奥新報 2018年4月27日
- ^ a b c d こころをつなぐ桜の名所 p.19 日本花の会
- ^ 無錫国際花見ウィーク、桜が取り持つ中日友好 AFP 2019年3月27日
- ^ 中国専門家：桜の起源は中国 宋代に日本に伝わる 中国網 2013年3月27日
- ^ 桜の起源、中国にあり 日本へは唐代に伝来 中国網 2015年3月31日
- ^ 世界が「桜は中国の花」と思う日は来るか 日本と中国の「量か質か」問題（後編）2/3 日経ビジネス 2019年9月20日
- ^ サクラの故郷は日本か中国か、企業の広告が物議 ウォールストリートジャーナル 2016年4月1日
- ^ 日中韓の「桜の起源」論争に終止符？＝中国専門家「奪うな、桜は日本のものだ」 2019年3月26日
- ^ 【台湾】桜の名所が実はたくさんあります！（クラブログ）
- ^ 台湾の桜 時期と種類（台湾再び）
- ^ 竹国友康『ある日韓歴史の旅 鎮海の桜』（朝日新聞社（朝日選書）、1999年） ISBN 4-02-259722-4
- ^ “국회·여의도 벚나무 90% 일본산 '소메이요시노 벚나무' (国会・汝矣島の桜の90％は日本産「ソメイヨシノ桜」)” (朝鮮語). News 1 Korea, Daum News. (2022年4月6日). 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ “국회·여의도 벚나무는 일본산… 토종 왕벚나무가 하나도 없다 (国会・汝矣島の桜は日本産… 土着の王桜が一つもない)” (朝鮮語). ソウル新聞, Naver News. (2022年4月6日). 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月10日閲覧。
- ^ “「진해 군항제 벚나무는 일본 벚나무 일색」”. 내일신문 (2023年3月24日). 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月29日閲覧。
- ^ 【速報】平壌でも桜が開花（共同ニュース） - YouTube 2023年4月7日
- ^ ハワイ島ワイメアの桜祭り2020年2月1日。（ディープハワイ通信）
- ^ サンパウロの桜まつり（2015年）
- ^ モスクワの日本庭園、日本から寄贈の桜が見ごろ迎える（日テレNews、2023）
- ^ “事業活動”. 公益財団法人日本さくらの会. 2020年3月27日閲覧。
[続きの解説]
「サクラ」の続きの解説一覧
固有名詞の分類
- >> 「桜皮」を含む用語の索引
- 桜皮のページへのリンク
