ハダニとは? わかりやすく解説

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は‐だに【葉×蜱】

読み方:はだに

ハダニ科ダニ総称体長0.5ミリ赤色橙黄色農作物果樹裏に寄生して汁を吸う害虫。ミカンハダニ・リンゴハダニなど。あかだに


葉壁蝨

読み方:ハダニ(hadani)

ハダニ科ダニ総称


ハダニ

体長0.4~0.6小さな節足動物クモ仲間。赤あるいは黄色卵型をしており、おもにの裏につく。植物の汁や葉緑体吸い裏に粗い網を張る植物が色あせて落葉し放置する枯れる。2030乾燥した条件好み、ほとんどの植物寄生する

葉蜱

読み方:ハダニ(hadani)

ハダニ科属すダニ総称


ハダニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/23 00:06 UTC 版)

ハダニ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 鋏角亜門 Chelicerata
: クモ綱 Arachnida
: ダニ目 Acari
亜目 : ケダニ亜目
: ハダニ科Tetranychidae

ハダニとは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目ケダニ亜目ハダニ上科に属する動物の総称である。食植性であり、農業上の重要な害虫を含む。網を産生し、産雄単為生殖を行うものが一般的である。

名称

広義にはハダニ上科、狭義にはハダニ科を指す。英語ではSpider miteと呼ばれる。また農業害虫には赤色をしたハダニが多く、これが目立つためアカダニなどと呼ばれる。

特徴

体長は0.3~0.8mmで、雄より雌の方が大きい。吐糸管から糸を出すのが本科の特徴である。葉の上で一生を過ごし、時には何世代も同じ葉の上で経過することも珍しくない。個体群密度の上昇や葉の状態が悪化すると分散する。この際、糸を使って分散することもある。卵・幼虫・第一静止期・第一若虫・第二静止期・第二若虫・第三静止期を経て成虫になる。雄は単相であり、雌は未交尾で雄を産むことができる。そのため、巣内の血縁度が高く社会性をもつ種も見られる。雌は複相であり、通常、交尾しないと雌は生じない。但し、ニョゴツメハダニなど細胞内共生細菌の作用によって産雌単為生殖をする例外もある。

防除

体が小さく水滴に溺れるため、散水によって個体数を減少させることもできるが、ハダニ専用の殺ダニ剤を散布して駆除する。世代交代が比較的早く、薬剤抵抗性を獲得しやすい。総合的害虫管理の一環として、ローテーション散布、カブリダニなどの天敵を用いた防除法が実用化されている[1]

脚注

  1. ^ 天敵を使った害虫対策”. 奈良県. 2020年1月13日閲覧。

「ハダニ」の例文・使い方・用例・文例

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