あか‐だに【赤×蜱】
読み方:あかだに
ハダニの別名。
赤壁蝨
読み方:アカダニ(akadani)
アカダニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 14:21 UTC 版)
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アカダニは、ダニ類(節足動物門鋏角亜門クモガタ綱)のうちタカラダニ科 (Erythraeidae)・ハモリダニ科 (Anystidae)・ハダニ科 (Tetranychidae) などの体色の赤いダニの俗称[1][2][3][4]。アカムシということもあるが、アカムシはツツガムシ科のダニの呼称でもある[5]。
春先から梅雨前までにタカラダニ科のアナタカラダニ属、カベアナタカラダニが発生する。カベアナタカラダニは主に花粉を食べる[6]。これと混同されるのがハモリダニ科のダニで、こちらは植物の上で、他の微小な節足動物を食べる捕食者(益虫)である[7]。ハモリダニはクルクル回りながら早く動く、比較的に体の横幅が長く見えるので、カベアナタカラダニとは区別がつく。ハダニ類はミカン、リンゴなどの植物に寄生するものもいるため、農業害虫として知られているが[8]、主に植物の葉の裏におり、これらのダニよりも小さいため混同されることは少ない。
主に春から夏にかけて発生する。コンクリートの上などにいるものが見つけやすい。
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ハモリダニ
脚注
- ^ 百科事典マイペディア,日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及. “アカダニとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年5月8日閲覧。
- ^ 普及版, 動植物名よみかた辞典. “赤壁蝨(アカダニ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年5月8日閲覧。
- ^ 小項目事典,百科事典マイペディア,世界大百科事典内言及, 改訂新版 世界大百科事典,日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典. “ハダニとは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年5月8日閲覧。
- ^ “長野県薬剤師会 - みこもかる通信~web版~第2回 アカダニ生存戦略!”. 長野県薬剤師会. 2025年5月8日閲覧。
- ^ 小項目事典, デジタル大辞泉,精選版 日本国語大辞典,動植物名よみかた辞典 普及版,ブリタニカ国際大百科事典. “赤虫(アカムシ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年5月8日閲覧。
- ^ Yoder, Jay A. (2012-12-01). “Pollen feeding in Balaustium murorum (Acari: Erythraeidae): visualization and behaviour”. International Journal of Acarology 38 (8): 641–647. doi:10.1080/01647954.2012.733024. ISSN 0164-7954 .
- ^ Ito, Katsura (2020). “Predators of the nest-making spider mite Schizotetranychus brevisetosus (Acari: Tetranychidae)”. Journal of the Acarological Society of Japan 29 (2): 59–70. doi:10.2300/acari.29.59 .
- ^ Kishimoto, Hidenari; Adachi, Ishizue (2006). “Effects of Predacious Insects on the Population Dynamics of Three Spider Mite Species (Acari: Tetranychidae) on Japanese Pear”. Journal of the Acarological Society of Japan 15 (1): 47–54. doi:10.2300/acari.15.47 .
関連項目
固有名詞の分類
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