アカソデボウシインコとは? わかりやすく解説

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アカソデボウシインコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 06:44 UTC 版)

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アカソデボウシインコ
アカソデボウシインコ Amazona pretrei
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: オウム目 Psittaciformes
: インコ科 Psittacidae
: Amazona
: アカソデボウシインコ A. pretrei
学名
Amazona pretrei (Temminck, 1830)
和名
アカソデボウシインコ
英名
Red-spectacled amazon

アカソデボウシインコAmazona pretrei)は、オウム目インコ科に分類される鳥類

分布

ブラジルリオグランデ・ド・スル州[1]

形態

全長32cm。[1]尾羽は短い。[1]全身は羽毛の外縁(羽縁)が暗色な緑色の羽毛で被われる。[1]顔や腿は赤い羽毛で被われる。[1]尾羽の色彩は緑色で、先端は黄緑色。[1]外側尾羽のうち外側から3枚までの羽軸の内側(内弁)基部には赤い斑紋が入る。[1]翼は緑色で、初列雨覆や赤い人間でいう手首(翼角)を被う翼の色彩は赤い。[1]風切羽先端は青紫色。[1]

虹彩はオレンジ色。[1]嘴の色彩は黄白色で、上嘴基部の色彩はオレンジがかる。[1]後肢の色彩は灰褐色。[1]

メスは初列雨覆や翼角の赤色部が淡赤色。[1]

生態

主に標高300-1,000mにあるパラナマツからなる森林(北部個体群)や河畔林(南部個体群)に生息する。[1]季節によってはマキ科からなる森林へ移動する。[1]非繁殖期には30-50羽からなる群れを形成する。[1]

食性は植物食で、果実種子などを食べる。[1]

繁殖形態は卵生。9-翌1月に地表から平均6.5mの高さにある樹洞に、1回に2-4個の卵を産む。[1]飼育下での抱卵期間は26-27日。[1]雛は50日以上で巣立つ。[1]

人間との関係

開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数は激減している。[1]以前はアルゼンチンやパラグアイ東部にも分布していたが、生息地が消失したためまれにしか確認されない。[1]1994年における生息数は10,000羽、1996年における生息数は12,600羽、1997年における生息数は13,600羽と推定されている。[1]

関連項目

参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社2001年、72、137-138頁。

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