千円紙幣とは?

千円紙幣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 09:44 UTC 版)

千円紙幣(せんえんしへい)は、日本銀行券(日本銀行兌換券を含む)の1つ。千円券(せんえんけん)、千円札(せんえんさつ)とも呼ばれる額面1,000紙幣1994年平成6年)4月以降、発行されている日本銀行券の中で最小額面である。


注釈

  1. ^ 1942年(昭和17年)4月16日付け大蔵省告示第178号「昭和十六年法律第十四號第三條ノ規定ニ依リ兌換銀行券條例第三條ニ規定スルモノノ外日本銀行ノ發行スル兌換銀行券ノ種類ニ千圓券ヲ追加シ本年四月二十日ヨリ之ヲ發行ス」では同年4月20日と予告されていた。
  2. ^ 本殿は現存するものの、手前に拝殿が増築され拝殿と本殿を結ぶ回廊が建てられたため、現在では同じ風景を眺めることはできない状態となっている。
  3. ^ 特にA号券では多数の民間委託先で分散して製造を行った結果、一部で管理が行き届かず製造管理や品質管理、秘密保持が不十分となり、そのことが偽造券が多発する原因の一つとなっていた。
  4. ^ D千円券では黒色→青色→褐色→暗緑色と記番号の印刷色が変更されているが、青色→褐色の変更は記番号の組み合わせの枯渇ではなくミニ改刷に伴うものであり、その他の券種では記番号の印刷色変更は最大1回しか行われていないため。
  5. ^ このほか、E一万円券は「左下隅L字・右下隅逆L字」、E五千円券は「八角形」、D二千円券は点字の「に」を模した「丸印が縦に3つ」の識別マークである。
  6. ^ B号券からE号券までの紙幣では全券種ともに製造番号の両端の英字が各1桁、つまり「A000001A」から始まっていた。「Z900000Z」まで使い果たすと左側の英字だけ「AA」と2桁に変わるが、右端の英字は必ず1桁であったため最終番号は「ZZ900000Z」となり、それを使い果たすと文字色を変更して「A000001A」に戻る形式だった。新紙幣では1桁制が廃止され両端とも初めから2桁の英字、すなわち「AA000001AA」から製造開始される形となった。
  7. ^ 広義では二千円紙幣も
  8. ^ A十円券では、肖像の図柄が不適当であるとのGHQの指示により伐折羅大将像が国会議事堂に差し替えられた。
  9. ^ A百円券と同様のもの
  10. ^ 同様の対応を行ったA百円券の場合、流用元のい百圓券が不換紙幣の「日本銀行券」であったためこの問題は発生しなかった。

出典

  1. ^ a b c d e f g 現在発行されていないが有効な銀行券 千円券” (日本語). 日本銀行. 2021年6月19日閲覧。
  2. ^ a b c d 1942年(昭和17年)4月16日大蔵省告示第178號「兌換銀行券千圓券發行
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 大蔵省印刷局『日本銀行券製造100年・歴史と技術』大蔵省印刷局、1984年11月、306-313頁。
  4. ^ a b c d 大蔵省印刷局『日本のお金 近代通貨ハンドブック』大蔵省印刷局、1994年6月、242-255頁。ISBN 9784173121601
  5. ^ a b 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年、87頁。ISBN 9784930909381
  6. ^ a b c 1946年(昭和21年)2月17日勅令第84號「日本銀行券預入令」、ならびに1946年(昭和21年)2月17日大蔵省令第13號「日本銀行券預入令施行規則
  7. ^ a b c 1946年(昭和21年)9月12日大蔵省告示第687號「日本銀行券預入令の特例の件第一條第一項に規定する日
  8. ^ a b c d e f g h i j k l 植村峻 2015, pp. 163–167.
  9. ^ a b 日本銀行金融研究所『日本貨幣年表』日本銀行金融研究所、1994年6月、91-92頁。ISBN 978-4-93-090938-1
  10. ^ a b 1942年(昭和17年)5月1日法律第67號「日本銀行法
  11. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、150-151頁。
  12. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、150頁。
  13. ^ a b 植村峻 2019, pp. 165–170.
  14. ^ 『日本紙幣収集事典』原点社、2005年、196-197頁。
  15. ^ a b c d e 1949年(昭和24年)12月28日大蔵省告示第1048号「昭和二十五年一月七日から発行する日本銀行券千円の様式を定める件
  16. ^ a b c d e f g 植村峻 2015, pp. 203–207.
  17. ^ a b c 植村峻『紙幣肖像の歴史』東京美術、1989年11月、185-187頁。ISBN 9784808705435
  18. ^ a b c d 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、214-216頁。
  19. ^ a b c d 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、189頁。
  20. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、210-212頁。
  21. ^ a b c d e f g h i 1963年(昭和38年)3月5日大蔵省告示第55号「昭和三十八年中に発行を開始する日本銀行券千円の様式を定める件
  22. ^ a b c 1963年(昭和38年)10月19日日本銀行公告「新様式千円券発行期日公告」
  23. ^ a b c d e f g h i j k 植村峻 2015, pp. 224–228.
  24. ^ a b c 1976年(昭和51年)6月18日日本銀行公告「新様式千円券発行期日公告」
  25. ^ 独立行政法人 国立印刷局 - 現在でも使えるお札
  26. ^ a b c d e 1976年(昭和51年)3月18日大蔵省告示第22号「昭和五十一年中に発行を開始する日本銀行券千円の様式を定める件
  27. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、221-224頁。
  28. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、218-221頁。
  29. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、190頁。
  30. ^ a b c d e f g h i j k l 1984年(昭和59年)6月25日大蔵省告示第76号「昭和五十九年十一月一日から発行する日本銀行券壱万円、五千円及び千円の様式を定める件
  31. ^ 鈴木和三郎『日本の現行貨幣 収集の手引き』内外貨幣研究会、2011年11月、72頁。
  32. ^ a b c d e f 植村峻 2015, pp. 232–234.
  33. ^ a b 植村峻 2015, pp. 234–237.
  34. ^ a b 植村峻 2015, pp. 241–242.
  35. ^ 植村峻 2015, pp. 244–245.
  36. ^ a b c d e 植村峻 2015, pp. 245–246.
  37. ^ a b c d e 1990年(平成2年)6月20日大蔵省告示第107号「平成二年十一月一日から発行する日本銀行券千円の様式を定める件
  38. ^ a b c d e 1993年(平成5年)6月24日大蔵省告示第134号「平成五年十二月一日から発行する日本銀行券壱万円、五千円及び千円の様式を定める件
  39. ^ a b c d e f g 植村峻 2015, pp. 248–249.
  40. ^ a b c d e 2000年(平成12年)2月2日大蔵省告示第26号「平成十二年四月三日から発行する日本銀行券千円の様式を定める件
  41. ^ a b c d e 2001年(平成13年)3月30日財務省告示第85号「平成十三年五月十四日から発行する日本銀行券壱万円、五千円及び千円の様式を定める件
  42. ^ a b c d e 2003年(平成15年)6月13日財務省告示第482号「平成十五年七月一日から発行を開始する日本銀行券壱万円、五千円及び千円の様式を定める件
  43. ^ 大蔵省印刷局『日本のお金 近代通貨ハンドブック』大蔵省印刷局、1994年6月、162-164頁。ISBN 9784173121601
  44. ^ 大蔵省印刷局『日本のお金 近代通貨ハンドブック』大蔵省印刷局、1994年6月、195-196頁。ISBN 9784173121601
  45. ^ 植村峻 2015, pp. 246–247.
  46. ^ a b c d e f g h i j 2004年(平成16年)8月13日財務省告示第374号「平成十六年十一月一日から発行を開始する日本銀行券壱万円、五千円及び千円の様式を定める件
  47. ^ 大内聡 2004, p. 19.
  48. ^ a b 植村峻 2015, pp. 261–264.
  49. ^ 大内聡 2004, pp. 21–22.
  50. ^ 大内聡 2004, pp. 22–23.
  51. ^ a b c 植村峻 2015, pp. 270–273.
  52. ^ a b 大内聡 2004, pp. 19–20.
  53. ^ a b c d 植村峻 2015, pp. 275–277.
  54. ^ a b c d e 2011年(平成23年)4月26日財務省告示第141号「平成二十三年七月十九日から発行を開始する日本銀行券壱万円及び千円の様式を定める件
  55. ^ 日本銀行 (2011年4月26日). “日本銀行券一万円券および千円券の記号および番号の印刷色変更について”. 2011年4月26日閲覧。
  56. ^ 財務省 (2011年4月26日). “日本銀行券一万円券及び千円券の記号及び番号の印刷色を変更します”. 2011年4月26日閲覧。
  57. ^ a b c d e 2018年(平成30年)10月18日財務省告示第279号「平成三十一年三月十八日から発行を開始する日本銀行券千円の様式を定める件
  58. ^ 日本銀行券千円券の記号及び番号の印刷色を変更します”. 財務省. 2018年10月19日閲覧。
  59. ^ 千円札、来年3月に「新色」登場 記号と番号が紺色に”. 朝日新聞. 2018年10月19日閲覧。
  60. ^ a b 大内聡 2004, p. 20.
  61. ^ お札識別アプリ「言う吉くん」
  62. ^ 植村峻 2015, p. 273.
  63. ^ 向山勇 2019, p. 3.
  64. ^ a b c d 新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します” (日本語). 財務省. 2019年4月9日閲覧。
  65. ^ a b 向山勇 2019, p. 9.
  66. ^ a b 政府、紙幣刷新へ 1万円札は渋沢栄一” (日本語). 日本経済新聞. 2019年4月9日閲覧。
  67. ^ a b c 向山勇 2019, p. 6.
  68. ^ a b 西方建一、堀納隆成 (2021年10月). “新日本銀行券印刷開始式について”. 広報誌 ファイナンス. 財務省. 2021年11月22日閲覧。
  69. ^ 向山勇 2019, p. 10.
  70. ^ 新1万円札の実物を初披露、流通は24年度上期めど”. 朝日新聞デジタル. 2021年9月2日閲覧。
  71. ^ 新しい日本銀行券の外観 - 新千円券”. 日本銀行. 2021年9月30日閲覧。
  72. ^ 新たな1万円札と「キャッシュレス化」”. 公益財団法人 国際通貨研究所 (2021年4月). 2021年9月26日閲覧。
  73. ^ a b c d 植村峻 2019, pp. 165–166.
  74. ^ 植村峻 2015, pp. 183–184.
  75. ^ a b c d 植村峻 2019, pp. 64–65.
  76. ^ 植村峻 2019, pp. 62–64.
  77. ^ a b 植村峻 2019, pp. 67–70.
  78. ^ a b c d 植村峻 2019, pp. 169–170.
  79. ^ 発行されなかった日本銀行券 p.27 - 日本銀行
  80. ^ 日本銀行調査局『図録日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋経済新報社、1975年、205-208頁。
  81. ^ 1946年(昭和21年)2月17日勅令第83號「金融緊急措置令






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「千円紙幣」の関連用語

千円紙幣のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



千円紙幣のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの千円紙幣 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2022 GRAS Group, Inc.RSS