マイクロ文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 10:16 UTC 版)
マイクロ文字とは、ごく微小な文字を線部や図柄の一部などに入れ込む技術である[1]。ルーペを使って確認することができるが、肉眼で識別することも可能である。マイクロ文字は解像度の低い複写機では複製できないことから、当該印刷物の真偽を確認する手段の一つとなる。日本銀行券では、現在発行されているすべての券種に採用されている[2]。
財務省や造幣局のホームページでは公表されていないが、五百円硬貨の表裏に「NIPPON」とマイクロ文字が刻印されている[3]。また、2021年に新たに発行された五百円バイカラー・クラッド貨では、前述のマイクロ文字に加えて、表面の縁に「JAPAN」、左右に「500YEN」の微細文字も刻印されている。

主な採用例

出典
- ^ 独立行政法人 国立印刷局 - セキュリティ確保のための技術[リンク切れ]
- ^ “国立印刷局(偽造防止技術~現在発行されているお札~)”. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “500 円玉の隠し文字”. 2023年3月12日閲覧。
- ^ “お札と切手の博物館 web版ミニ展示 印刷局の切手の技術”. 2023年3月12日閲覧。
マイクロ文字(表面)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:36 UTC 版)
「自動車検査証」の記事における「マイクロ文字(表面)」の解説
上下葉っぱ模様の中心線と灰色マーク部の外周に「LIGHT MOTOR VEHICLE INSPECTION ORGANIZATION」(協会の英名)と印刷されている。通常のコピー機ではマイクロ文字はつぶれてしまい、文字としては視認できなくなることを狙った対策である。
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