マメザクラとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 生物 > 植物 > > マメザクラの意味・解説 

まめ‐ざくら【豆桜】

読み方:まめざくら

バラ科落葉小高木本州中部地方山地自生卵形で、縁に切れ込みがある。春、より先に淡紅色小さい花が開き6月ごろに黒紫色の実がなる。ふじざくら

豆桜の画像

豆桜

読み方:マメザクラ(mamezakura)

バラ科落葉低木小高木、園芸植物

学名 Prunus incisa


豆桜

読み方:マメザクラ(mamezakura)

一種

季節

分類 植物


マメザクラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/29 06:24 UTC 版)

マメザクラ(豆桜[4]学名: Cerasus incisa または Cerasus incisa var. incisa)はバラ科サクラ属の落葉低木のサクラ日本固有種で、日本に自生する10もしくは11種あるサクラ属の基本野生種の一つ[5][6][注釈 1]。関東・中部・近畿に自生し、特に富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生していることから、フジザクラハコネザクラとも言う。マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、花も小さい[7]。サクラの中でも個体ごとに変異が大きく種間雑種しやすく、多くの栽培品種の基になっている[8]。また、この種は山梨県の県の花に指定されている。


注釈

出典

  1. ^ Pollard, R.P., Rhodes, L. & Maxted, N. (2016). Prunus incisa. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T50475511A50475515. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T50475511A50475515.en. Downloaded on 21 October 2018.
  2. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Cerasus incisa (Thunb.) Loisel. var. incisa マメザクラ(標準)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月30日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Prunus incisa Thunb. マメザクラ(シノニム)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月30日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 82.
  5. ^ 勝木俊雄『桜』p13 - p14、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
  6. ^ 紀伊半島南部で100年ぶり野生種のサクラ新種「クマノザクラ」 鮮やかなピンク 森林総研 産経ニュース 2018年3月13日
  7. ^ a b c d e f 勝木俊雄『桜』p170 - p173、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
  8. ^ a b c d 豆桜 日本花の会 桜図鑑
  9. ^ a b c d e f g 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 172.
  10. ^ a b 近畿豆桜 日本花の会 桜図鑑
  11. ^ More, D. & J. White. (2003) Cassell's Trees of Britain & Northern Europe. London:Weidenfeld & Nicolson. p. 535
  12. ^ 勝木俊雄「サクラの分類と形態による同定」『樹木医学研究』第21巻第2号、樹木医学会、2017年、 95-96頁、 doi:10.18938/treeforesthealth.21.2_93ISSN 1344-0268NAID 130007814398
  13. ^ a b Origins of Japanese flowering cherry (Prunus subgenus Cerasus) cultivars revealed using nuclear SSR markers”. Shuri Kato, Asako Matsumoto, Kensuke Yoshimura, Toshio Katsuki etc.. 2021年2月27日閲覧。
  14. ^ 桜の新しい系統保全 ―形質・遺伝子・病害研究に基づく取組― p.28. 森林総合研究所 多摩森林科学園
  15. ^ 若名の富士霞桜1 多摩森林科学園 サクラデータベース
  16. ^ 若名の富士霞桜2 多摩森林科学園 サクラデータベース
  17. ^ ミドリキンキマメザクラ 多摩森林科学園 サクラデータベース


「マメザクラ」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マメザクラ」の関連用語

マメザクラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マメザクラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマメザクラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS