西行桜とは? わかりやすく解説

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さいぎょうざくら〔サイギヤウざくら〕【西行桜】

読み方:さいぎょうざくら

[一]謡曲三番目四番目物世阿弥作。庵(いおり)へを見に集まる人々を嫌う西行詠歌桜の精非難し春の宵惜しみつつ舞をまう。

[二]地歌・箏曲(そうきょく)。検校作曲手事物(てごともの)。歌詞[一]に基づく。


西行桜

作者火坂雅志

収載図書異色時代短篇傑作大全
出版社講談社
刊行年月1992.10


西行桜

作者夢枕獏

収載図書瑠璃の方船
出版社文芸春秋
刊行年月1995.4


西行桜

作者辻井喬

収載図書西行桜
出版社岩波書店
刊行年月2000.6

収載図書辻井喬コレクション 5 けもの道は暗い、ゆく人なしに、西行桜
出版社河出書房新社
刊行年月2003.5


西行桜

読み方:サイギョウザクラ(saigyouzakura)

一種

季節

分類 植物


西行桜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 10:08 UTC 版)

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西行桜
作者(年代)
世阿弥(室町時代)
形式
能柄<上演時の分類>
四番目物
現行上演流派
観世・宝生・金春・金剛・喜多
異称
なし
シテ<主人公>
老桜の精
その他おもな登場人物
西行法師、花見の人
季節
春(3月)
場所
京都・西行庵
本説<典拠となる作品>
『山家集』
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西行桜』(さいぎょうざくら)は、世阿弥作の能楽作品。成立は室町時代。詳細は右記を参照。

あらすじ

京都西行の庵室。になると、美しいが咲き、多くの人々が花見に訪れる。しかし、今年、西行は思うところがあって、花見を禁止した。 一人で桜を愛でていると、例年通り多くの人々がやってきた。桜を愛でていた西行は、遥々やってきた人を追い返す訳にもいかず、招き入れた。西行は、「美しさゆえに人をひきつけるのが桜の罪なところだ」という歌を詠み、夜すがら桜を眺めようと、木陰に休らう。

その夢に老桜の精が現れ、「桜の咎とはなんだ」と聞く。「桜はただ咲くだけのもので、咎などあるわけがない。」と言い、「煩わしいと思うのも人の心だ」と西行を諭す。老桜の精は、桜の名所を西行に教え、舞を舞う。そうこうしているうちに、西行の夢が覚め、老桜の精もきえ、ただ老木の桜がひっそりと息づいているのだった。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、西行桜に関するカテゴリがあります。



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