アール‐ヌーボー【(フランス)art nouveau】
アール・ヌーヴォー
【英】:ART NOUVEAU
「新しい芸術」という意味。モダンスタイル(MODERN STYLE、英)、ユーゲントシュティール(JUGENDSTIL、独)ともよばれる。19世紀末から20世紀の初頭にかけて、フランス、ベルギーを中心としてヨーロッパで流行した芸術様式のことで、自分たちの時代に相応しいものを求める人々によって推し進められた。極めて装飾的な造形上の特徴をもち、それは時に、華美、装飾過剰とも思われかねない。花や葉などの植物を主題としたような曲線を好み、その有機的、生命的な表現は、絵画、デザイン、工芸、建築をはじめとして広い範囲に及んだ。デザインの分野では、ポスターが流行して、ミュシャは時代の子となり、家具調度品の工芸の分野では、ガレがガラス工芸などによって名を馳せ、建築の分野では、オルタやギマール、ガウディといった人々の活躍がみられた。
アール・ヌーヴォー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 15:19 UTC 版)
アール・ヌーヴォー(フランス語: Art nouveau)とは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」を意味する。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。分野としては建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐にわたった。
- ^ [1] 2024年2月13日閲覧
- ^ 上田篤、田端修『路地研究 もうひとつの都市の広場』鹿島出版会、2013年、182頁。ISBN 978-4-306-09423-9。
- ^ 谷克二『ブリュッセル歴史散歩 中世から続くヨーロッパの十字路』日経BP企画、2009年、219頁。ISBN 978-4-86130-422-4。
- ^ 『世界の美しい階段』エクスナレッジ、2015年、134頁。ISBN 978-4-7678-2042-2。
アール・ヌーヴォー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 22:29 UTC 版)
「ロートアイアン」の記事における「アール・ヌーヴォー」の解説
草木や葉などのようにS字型の流れるような曲線を、鉄やガラス、タイルなど新しく大量に供給されるようになった工業製品も使って作りだす。 曲線だけで十分な装飾性を表現しようとするのが、特長である。革新的なその様式は、現在でも多くの人をひきつけてやまない。
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