ヴィクトール・ルソーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヴィクトール・ルソーの意味・解説 

ヴィクトール・ルソー

(ヴィクトル・ルソー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 23:25 UTC 版)

ヴィクトール・ルソー
Victor Rousseau
誕生日 (1865-12-16) 1865年12月16日
出生地 ベルギー、フェルイ(Feluy)
死没年 1954年3月17日(1954-03-17)(88歳)
死没地 フォレ
テンプレートを表示
ヴィステルゼ公園(Parc de Wisterzée)のアストリッド王妃

ヴィクトール・ルソー(Victor Léopold Rousseau、1865年12月16日 - 1954年3月17日)は、ベルギーの彫刻家、イラストレーターである。

略歴

ベルギー、エノー州のフェルイ(Feluy)で生まれた。フェルイは有名な石切り場がある街で、父親も代々続く石工であった。11歳から石彫の仕事を始めた。ブリュッセルの裁判所の建設現場で働いた。

1879年からブリュッセル王立美術アカデミーで美術を学んだ。1883年にサン=ジルの装飾家のジョルジュ・ウートストント(Georges Houtstont)の工房で働き、サン=ジョス=タン=ノードの美術学校でも学んだ。1886年から彫刻家のシャルル・ヴァン・デル・スタッペン(Charles Van der Stappen)に学んだ。修行の間、ブリュッセルのモネ劇場(ベルギー王立歌劇場)でワグナーやベートーヴェンの音楽を楽しんだ。

初期には、建物の装飾彫刻を制作したが、1887年以降は彫刻作品を制作した。1889年にフランスで修行し、パリやベルサイユ、ランスを訪れた。1890年にブリュッセルのトリエンナーレに作品を出展し、賞を受賞した。1892年のベルギーのブリュッセルで結成された美術家集団「プール・ラール」の創立メンバーの一人になった。

イギリスやイタリアに再び修行に出た後、パリで長く滞在し、アール・ヌーヴォーのスタイルに出会った。1894年に権威のあるベルギーのローマ賞のコンクールに参加し2等になった。 1894年からブリュッセルのフォレにスタジオを開き、活動した。 Firmin Baesやジャン・デルヴィルコンスタン・モンタルドアルベール・シャンベルラーニイジドール・ヴェルヘイデン、 Albert Mockel、エミール・ファブリグザヴィエ・メルリフェルナン・クノップフ、ジャン・エクハウト(Jean Eeckhoudt)といった芸術家と親しくなり、エクハウトとは特に親友になった。

第一次世界大戦中はロンドンに滞在し、1919年にベルギーに戻った。

1901年から、ブリュッセル王立美術アカデミーで教授を務め、1919年から1922年まで校長を務めた。1931年から1935年の間、2度目の校長を務めた。1919年にベルギー王冠勲章を受勲した[1]

脚注

  1. ^ Royal Decree of H.M. King Albert I on 14 November 1919

参考文献

  • Albert MOCKEL, Victor Rousseau, Parijs, 1904
  • Maurice DES OMBIAUX, Victor Rousseau, Brussel, 1908
  • Paul COLIN, Marguerite DEVIGNE, Gustave VANZYPE, L'Œuvre de Victor Rousseau, Brussel, 1933
  • Richard DUPIERREUX, Monographieën over Belgische kunst: Victor Rousseau, Antwerpen, 1949
  • Maurice RHEIMS, La sculpture au XIXe siècle. Arts et Métiers Graphiques. Victor Rousseau. 1972. Dépot legal Nº201
  • Denise VANDEN EECKHOUDT, Victor Rousseau, 1865-1954, Brussel, 2003



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ヴィクトール・ルソーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴィクトール・ルソー」の関連用語

ヴィクトール・ルソーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴィクトール・ルソーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴィクトール・ルソー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS