神山高志の周辺人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 00:58 UTC 版)
「魁!!クロマティ高校」の記事における「神山高志の周辺人物」の解説
神山高志(かみやま たかし) 声 - 櫻井孝宏、林原めぐみ(2話ピョコラ・アナローグ三世として一言のみ)/ 演 - 須賀貴匡 一応この作品の主人公。話の最初に「前略オフクロ様」との書き出しで母親に手紙を書くシーンがあるため、母親と別居している模様(野中が「前略 - 」を使いたかっただけで、「何も考えていない」とも解説されている)。中学時代は優等生だったが、あることをきっかけに不良の集うクロマティ高校に入学してしまう。連載当初は真面目な性格でツッコミ役に回ることが多かったが、段々とボケの部分が強調されていくようになり、さらに「涼しい顔で、よく考えるとかなりヒドい事を言っている」が持ち芸になった。そのため、悩みを抱える生徒(特に竹之内やメカ沢)に知らず知らずトドメを刺すような行動が目立ち、さらにはスプレーで他校に「神山参上」と描いたり、バイクの無免許運転で逮捕されるなど、クロマティ高校で一番のワルとも言える存在になってゆき、下級生からも「本当はすごく悪い人」と思われている。また、一度思い込むとどんなにおかしな事でも平然と発言することが多々あり、周囲も大概ノリで真に受けてしまう。一人称は「僕」。連載初期には稀に「俺」を使うこともあった。 当初は見慣れないワルたちに囲まれて怯えていたがいつの間にか平然と生活していること、さらにそのワルたちからも一目置かれていることからも、適応能力は極めて高いことが分かる。ラジオ番組に「ハチミツボーイ」の名で投稿しているハガキ職人。また腹話術もできる(相棒はポール君)。自宅はクロマティ高校に近いが乗り物が大好きなため、バスで通学している。「一応主人公」とはいえメインキャラクターのはずなのだが、回を追うごとに登場頻度が減少。最長で7週間出てこなかった。また、巻を追うごとに周囲に対する目線は鋭く冷たい(というより無関心な)ものになっていく。最初は暴力反対を訴えていたが、後半になると平然と人を殴ることも多くなった。誕生日は6月27日。座右の銘は「質実剛健」。苦手科目は体育。尊敬する人物はビートたけし、ビートきよし。好きな音楽はマイケル・ジャクソン。第3巻の履歴書の本人希望記入欄には「実はさっさと転校したくてたまらない」と書いているものの、結果的に一番クロ高に馴染んでいる。 神山という苗字は、野中が「たまたまテレビで付けていた競輪中継で「神山」の実況を聞いて名付けた」と言っている。 林田慎二郎(はやしだ しんじろう) 声 - 鈴木琢磨 / 演 - 虎牙光揮 劇中では主にボケ担当。モヒカン頭だが実はカツラで、本当の髪型は七三分け。家族がエリート揃いで、厳格な家庭に生まれ育った。そのため、親の前ではカツラを外しているらしい。カツラにした理由は、前述のような家庭に反発したからだが、兄の前ではカツラを付けている(『課長バカ一代』の林田と同名だが顔も設定も別人)。バカで飽きっぽいが、女にはモテる。 誕生日は12月25日。座右の銘は「ノーフューチャー」。原付免許取得、バイトでバイクを運転していたこともある。尊敬する人物はアントニオ猪木。好きな音楽はザ・クラッシュ、サッチモ。趣味がゴルフとジャズで、理由は「どっちもスウィングするから」。その上で本作では「前田の家に集団で押し掛けて迷惑をかけるのが好き」という悪趣味な面もある。引き算ができないのにクロマティ高校に入学できた究極のバカで、年賀状に自分の名前を「はやしだしんいちろう」と書き間違えたことさえある。また、メカ沢をロボットと真っ先に気付いているのに、マスクド竹之内のことは全く気付かなかった。後述のゴリラ(豪ヒロミ)初登場回では、チンパンジーの知能テストすら解けないバカっぷりを見せつけていた。記憶喪失になるとそれなりにまともになる(記憶喪失にならなくても急にまともなことを言うことはある)。ボクシング部に入部していたが、部員が林田一人しかいなかったために廃部になり、甲子園に行きたくて野球部を立ち上げる。アニメ版では髪の毛が心情に合わせて自由自在に動いたり伸び縮みしている。口癖は「ところで、話は変わるけどよ」。単行本3巻の履歴書では、大阪の私立小学校に入学後、福岡県・東京都と2回転校しており、小学校はシピン区立第三クロマティ小学校卒で、中学も同じ。 前田彰(まえだ あきら) 声 - 稲田徹 / 演 - 山本浩司 自分でも「日々喧嘩に明け暮れ、口より先に手が出る正真正銘のワル」と言ってのける硬派な不良のハズだったが、環境が環境なのですっかりツッコミ専門キャラになってしまった。作品では一番の常識人だが、単に他の人物があまりにもバカすぎるので、相対的に常識人に見えてしまうだけともとれる。何かと自宅を神山たちに占拠され、バース高校の生徒に拉致され、そしていつも助けが来ないまま放っておかれるなど、作中では一番損な役回りである。一応ケンカは強く、負けた事は一度もない上に、5対1で勝ったこともあるほか、足の速さも自慢(しかし、バイク化したメカ沢に負ける)。10巻ではヤクザ相手に多少ながら善戦した。ゴリラとの別れを誰よりも惜しむ、林田の無意味な画像メールを楽しみにするなど、人情に厚く義理堅い面もある。北斗の子分が「カミソリドラゴン」とのあだ名を命名したが誰もその名で呼ばず、後期にはほとんど出番が無くなった。両親共に同じ顔をしており、母親の顔は見ただけで不良が土下座するほどの恐ろしさ。姉はすでに結婚している。彼もまた『課長バカ一代』からの継続出演で、作者曰くドムとリック・ドムほどの違いしかないらしい(課長バカ一代 子供用の文中による)。 誕生日は8月8日。座右の銘は「四面楚歌」。自動二輪免許取得。得意科目は図工。尊敬する人物は両親。好きな音楽はエリック・クラプトン、ビートルズ。 メカ沢新一(メカざわ しんいち) 声 - 若本規夫、かないみか(初期化時)、内藤玲(OS変更時) / 映画版の声 - 武田真治 ドラム缶型のロボットのような外見で、油をさしたり、頭の中をドライバーでいじっていたり、頭に初期化ボタンがあったり、体内にコンピューターが備わっていたり、体の形が変わったりする。 義理人情に厚く男らしい硬派の中の硬派で、物理的にも硬い。放電攻撃やドリルなど、普通の人間では不可能な技を持つ(実写版ではビームも撃っていた)。初めは神山や林田たちは普通の高校生ではないかもしれないとにらんでいたが、彼のクラスメートは全く気づいておらず、神山たちもツッコまないようになった。しかしその割にはロッカーや自動販売機と見間違われたりしている。大層頼りになる男だが、メカの扱いだけは苦手で自身も機械オンチだと語っている(ただしバイクには乗れる)。またスイミングに通っている。アニメ版では見た目と違って渋い声であることがギャグになっており、ワケあってバイクになった時にもエンジン音などは担当した若本が台詞としてあてていた。『課長バカ一代』に彼の原型となった「ボブ」というロボットが登場している他、『未来町内会』にも「地球温暖化防止装置」という名前で登場する。 ドラマCDでは神山達に初期化された後、OSが変更された際、奇妙な性格になっていた。 誕生日は1月1日。座右の銘は「人間だもの」。得意科目は美術・現代国語。尊敬する人物は高倉健、鶴田浩二。好きな音楽は吉田拓郎(人間なんて)。嫌いな物は甘い物。 作中の人気キャラクターの一人とされるが、作者は「壊したい」「ジャマ」「あんなのに人気があるわけがない」と否定している。 『コミックボンボン』では彼を主役とした漫画『メカ沢くん』が連載されていた。 フレディ 声 - なし / 演 - 渡辺裕之 1年3組生徒。面識の無い人物からは「プロレスラーみたいな奴」と言われている。口髭を生やした彫りの深い顔と、学校でも制服ではなく上半身裸(またはシャツ)でサスペンダーつきのズボンというスタイルの高校生どころか、そもそも日本語が通じるのかすら分からない謎の男。「フレディ」という名前はあくまで神山たちが付けた名前であり本名は不明。竹之内の海外マフィアエピソードで、彼とは別にマーキュリーという人物が登場した。見た目はフレディとほとんど同じだが、こちらは普通に会話をしている。マーキュリーは自らを「日本嫌い」と称しているが、やたらと日本に詳しい。 別に何かをするわけでも言うわけでもない(原作では喋らないが、実写版では「え?」と言うだけのセリフがある)が、よく神山たちと行動を共にしている。普段は寡黙だが親切で、神山たちと談笑する際に時折笑みを浮かべたりもする。ヤクザを張り手一発で倒すほどの腕力を持っており、ケンカは強い。特技は歌らしく、時々登場人物の求めでスタンドの無いポールだけがあるマイクで歌うが、歌詞が出てこないので何を歌っているのかは不明。読者に分かるのは、歌う際は楽しそうに熱唱しており、彼がクロ高メンバーが聴き惚れて感動の涙を流すほどの優れた歌唱力を持っていることだけである。 また、「黒龍号」という名の馬を飼っていて、乗って登校してきたり修学旅行にも連れて行っている(かなりの暴れ馬で、前田や子分の頭にかじりついたことがある。しかし頭は良く、人の言葉を理解できる)。かなり大きな馬で、バース高の竹城の見立てではひづめのサイズが象の足跡ほどもある。座右の銘は「ロック・ユー」。血液型はB型(林田調べ)。 物語序盤で林田は「フレディがいる限りクロマティ高校は毎日がワルのオリンピック状態」と認識していており、北斗の子分(後述)が「竹之内、フレディ、ゴリラの2人と1匹が1年を仕切っている」という調査結果を出していた。 なお、セガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム『三国志大戦』において、オフィシャルカードバインダーのおまけとしてフレディのカードがついてきた(名前は典韋と表記されているが、外見はフレディであり、着ているシャツに「フレディ」と書かれていた)。このカードにおいては無口ではなく、「うおおおおおおおおお」といった言葉を話すようになっている。 ゴリラ / 豪ヒロミ(ごう ヒロミ) 声 - なし / 演 - 四方宗 1年3組生徒(?)のゴリラ。どこからどう見ても本物のゴリラ。「んゴ?」と一応喋る。なぜ高校にいるのかは謎。いつからいるのかも謎。 名前の豪ヒロミについては林田に名づけられるが作中で呼ばれる名称は「ゴリラ」のままだった。 普通に切符を買って通学したり、お年寄りに親切にしたり、弁当(魚)を持ってきたりと知能は高いらしい。ある意味では神山たちよりも頭が良く、純真な心を持つかなりイイ奴。フレディとは謎つながりで仲良し。一時期寿司屋で働いていて、店主や同僚からはかなり高い評価を得ていたが、動物園ではなく保健所に引き取られた。最初に登場した時から比べると、頭頂部がだんだんハゲてきている。どこからか他のゴリラを連れてきて最大4頭に増えたこともある。後期では神山がマジックショーで相撲部の部長をゴリラに入れ替えた。しかし、そのまま部長がどこかへ消えてしまい、このゴリラを相撲部部長として迎えることになった。県大会にまで出ようとしたが、反則負けにされた。実写版の公式サイトのキャスト紹介では年齢が「16ゴリ歴」と書かれている。 マニエル高校の藤本のオフ会に参加していたが、そのときはパソコン関係の言葉には興味を示さず、「バナナ」という言葉などに反応していた。しかしネット世界では饒舌な模様。 竹之内豊(たけのうち ゆたか) 声 - 内藤玲 / 演 - 高山善廣 偏差値60で英検1級を取るほど頭もよく、ケンカに強く、人望も厚い、何をとっても一流のクロ高のウラ番。その存在はデストラーデ高やバース高からも「キレたら手がつけられない」と恐れられているほど。しかしウラ番という威厳とは裏腹に、日光や太宰府への観光旅行を好むなど妙に渋い趣味を持っている。ハイジャック事件の際に巻き込まれてアメリカに来てしまい、一時はニューヨークマフィアのボスになったようだが、しばらくして無事に帰国。実写版ではハイジャック犯のボスになってしまい、100億単位の身代金を突きつけて降りようとするもあっさり要求が通ってしまい、南国の島に流れ着いた挙句原住民のブサイクな女性と結婚させられそうになるが、イカダで脱出してそのまま日本に帰国。 とにかく乗り物酔いが酷く、最大の弱点になっている(ただ、いつも限界になると嘔吐する前に失神してしまうため、自身が乗り物に弱いことは周囲には辛うじてバレていない模様)。先に挙げた頭のよさにもかかわらず自宅から近いクロマティ高校に通学しているが、後に少しずつ克服できている(戦車、自転車、ローラースケート、ロードローラーなど)。ウラ番を仕切るだけありどんな相手でも物怖じはしないが、神山だけは例外であり、彼が良かれと思ってやっている行動で毎回酷い目に合わされているので、自分の命を狙っているのではないかと疑心暗鬼になってしまい、できるだけ避けている。作品当初は頻繁に登場していたが9巻以降は登場しなくなった(17巻の表紙には登場している)。誕生日は5月5日。座右の銘は「一年の計は元旦にあり」。尊敬する人物はバスとタクシーの運転手。好きな音楽は演歌。外見は『ドリーム職人』の河村など作者の描く悪い人物の顔となっている。 帰国後、公衆トイレでの争いをきっかけに林田と親友モードになっており、乗り物酔いの悩みを打ち明けるも、林田が乗り物酔いという単語自体を知らなかったことに愕然とした上、林田によってジェットコースターに乗せられる荒治療を受けた(この後吐いたらしい)。また林田が自分のモヒカンヘアが実はヅラだということを最初にカミングアウトしたのも竹之内である。 マスクド竹之内(マスクド たけのうち) 声 - 黒田崇矢 / 演 - 板尾創路 本名および国籍不詳。元ハイジャック犯。クロマティ高校の修学旅行に使われる飛行機をハイジャックした際に竹之内と共に海外へ逃亡したはずが、いつの間にか入れ替わって竹之内の代わりに学校に通っている。後半になるにつれ、本物の竹之内より出番が多くなっている。明らかに竹之内とは体格が違っているが「竹」と書かれたマスクを着用しており、誰にも気づかれずに普通に竹之内として学校で馴染んでいたが、実は林田以外全員が偽物だと知っていた。竹之内がいない間は竹之内の家に自然と居座っており(家族も他人だと知っていた模様)、本物が帰ってきた後も竹之内の家に居座っている(ただし、本人には頭を下げて居候を頼み込んだことがあった)。結構堅物な性格で真っ当な人生訓を説いたり、暗算や力仕事が得意。ただ若干おっちょこちょいな部分もあり、マスクをかぶり忘れて学校でクラスメイトを諭したり、マスクをかぶったままシャワーを浴びてバイトの面接に行ったこともある(そのバイト先に採用され、後に「マクラ道」の免許皆伝を得る)。 ハイジャック以前は冤罪でメキシコの刑務所に入れられていた事がある。相撲部に入部し最初はやる気がなさそうにしていたが、その実けっこう才能があったらしく、バース高との練習試合では五人抜きを成し遂げる。いつの間にか「相撲が天職に思えるほどだ」と言うコメントと共に、かなりの激太りをしたが、16巻で元に戻る。またマスクを外して、同じくカツラを外した林田と同じバイト先で仕事をしていたが、互いに気づかなかった。スペイン語を話すことができ、化学兵器にも詳しい。尊敬する人物はミル・マスカラス。好きな音楽はラテン系。苦手なのは高い所で、また本物の竹之内と同様に乗り物酔いする一面もある。実写版では誤ってマスクをしないまま神山たちの前に姿を現してしまい、誰なのか分かってもらえなかった。 北斗武士(ほくと たけし) 声 - 森訓久 / 演 - 金子昇 私立・レジースミス高等学校(その他数々の高校)の理事長の息子。北斗財閥御曹司。当初はクロ高制圧を企んでいたが、いつの間にか神山たちと行動を共にするようになる。尊大かつ不遜な性格で、大衆を「豚」と呼ぶ。おかげで友達はあまりいない。窮地に陥るとバレバレな嘘をつく癖があり、嘘を上塗りしすぎて自分の首を絞める結果になることが多いが、クロマティ高校の面々があまりにバカなため、最後まで嘘が通ってしまう上、彼らが嘘を信じ込んだ結果としてさらに泥沼に陥ることも。お金持ちで大衆を豚呼ばわりする割には、カラオケが好きだったり、ディスカウントショップで買い物を済ませたりなど、庶民的な一面もある。野球ではバントがかなり下手らしい。誕生日は7月7日。座右の銘は「天上天下唯我独尊」。尊敬する人物はジンギスカン、始皇帝など。好きな音楽はワーグナー。実際は父親が理事長を務めるレジースミス高校を制圧するはずだったが、間違えてクロマティ高校に転校してしまった上に、林田の指摘(クロ高は都立であるため、理事長はいない)で本人も初めて気付いた。歌が上手いが、人前で歌を歌うのは好きではない。持ち歌は「さざんかの宿」。実写版では妹がいるかのような描写があるが、登場はしない。 北斗の子分 声 - 陶山章央 / 演 - 島根さだよし 北斗についてきた子分。北斗とは中学時代からの付き合いであり、当初は北斗と対等であったが北斗が時代劇口調で話していることからいつの間にか雰囲気に飲まれて敬語を使うようになってしまったと前田に対してのみ明かしている。一方で北斗軍団が危機に陥っている時には北斗に対する忠誠心を露わにした。名前を名乗ろうとしても誰にも聞いてもらえず、またはいちいち何かが起こって邪魔をされ、北斗にすら忘れられている。常に周りからは「オイ」や「お前」や「キミ」と呼ばれるが、誰も名前に興味がないため触れられることすらなく、林田から「お前の名前は『北斗の子分』だ。それで定着してしまっている」と断言される。他にも目だって他人の注目を集めようとしては失敗している。地球人に自己紹介するのを諦め、宇宙人に自己紹介しようとしたがそれすら中断された。あだ名は「アメリカンドリーム」(命名したのは前田だが、全く使われていない)。あまり目立たないが実力はあり、自分の名前を名乗ろうとした矢先に隣のクラスで起きたケンカを止めに行ってそのまま全員叩きのめしてしまったこともある。好物は肉全般であり、その執着ぶりは寿司屋ですら肉料理を頼むところに表れる。座右の銘は「渡る世間は鬼ばかり」。好きな音楽はTHE WHO。17巻では、バンチョーちゃんの着ぐるみを奪って人気を得ようとしたが、気ぐるみが暑すぎてすぐに断念した。子分ではあるが、北斗が一時期忘れ去られて出ていなかった時期があり、彼の方が物語全般に出ている。 マサ 声 - 志村知幸 / 演 - 加藤知宏 神山たちのクラスメート。上記以外のメンバーがエキストラ的扱いをされやすい本作において名前が判明している数少ないキャラクター。ゴツい外見ゆえに相手が勝手に委縮してケンカを売ってこないため、今まで一度も喧嘩をしたことがなく、自分でも喧嘩の実力が分からない。このため、中学時代は「不戦勝のマサ」というあだ名をつけられた。入学初日、神山が落とした鉛筆を食べて彼を驚かそうとしたが、逆に彼のペンケースの中の鉛筆(実写版ではそれに加えて定規、さらに墨汁まで)全てを食べさせられた。さらに実写版では神山に一日の喫煙量を聞かれた際に「2箱は吸う」と発言したため、タバコ2箱分を一度にすべて吸わされ、口でくわえきれない分は鼻や耳に突っ込まれるなど、かなりひどい目に遭っている。その後、実写版では全編を通して登場したが、原作やアニメではほとんど登場しなかった。 平井健(ひらい けん) 声 - 菊池正美 通称「ダブリの平井さん」。神山たちが入学する前に麻疹にかかり、単位不足で留年した生徒。それゆえ話し相手がおらず、話し相手を探しているが、話す事は説教臭い。しかし日々パシリにされる神山に助言したり、自分が留年しているために他の生徒が留年しないかを気を遣うなど、人情家な一面もある(ただし神山の時は好物のコンブアメを買いに行かせている)。ヒゲが濃い。2話登場したものの、いずれもヒゲの感じが違う。座右の銘は「座って半畳、寝て一畳」。 田中牧男(たなか まきお) 声 - 鈴村健一 / 演 - 秋山竜次 クラスの不良達からパシリにされている小心者。しかし一応は不良らしく、1巻で絡まれてパシリをさせられようとした時に、自分の代わりに引き受けてくれた神山にドサクサにまぎれて自分までピザまんといちごミルクを注文した。インターネット上では荒らしと化し、掲示板でマニエル高の藤本貴一を煽りに煽った結果、お互い誰だかも分からないはずなのに偶然路上ですれ違った藤本に殴り倒された。特技は自作パソコン。尊敬する人物はビル・ゲイツ。映画ではロバートの他のメンバーと共に「田中くんたち」とされている。 西(にし) クロ高1のバカとして紹介されており、ゴリラをクロ高生として扱うことが適当かどうかという問題を取り沙汰された際の比較対象にされた。学校へ週1回しか登校せず教科書を読んだこともないばかりか席に座った記憶すらなく、「校歌」という単語も知らない有様であった。そうして彼のバカさを基準とした結果として「高校生の資格は自分の名前が書けること」という結論が神山によって出された。
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