人生訓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 01:19 UTC 版)
徳川家康は遺訓として、「人の一生は...」で始まる、次のような人生訓を残した。 人の一生は重荷を負(おい)て遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり。 — 東照公御遺訓 この意味を現代日本語で書くと、おおよそ次のようになる。「人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない。不自由な状態が当たり前と思えば、不満は生じない。心に欲望が起きたときには、ひどく困っていた時のことを思い出すことだ。がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎であり、「怒り」は敵と思いなさい。勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。自分自身(の考え方や行い)について責(せ)め、反省すべきであり、他者を責めてはいけない。足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。」
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