登場人物詳細とは? わかりやすく解説

登場人物詳細

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 23:57 UTC 版)

江戸の激斗」の記事における「登場人物詳細」の解説

花咲 長兵衛はなさき ちょうべえ):小林桂樹 遊撃隊総元締。南町奉行配下の例繰方与力で、日頃昼行灯装っている。 第18話時点から五年前には、出役与力として御船手番所出向していた。 奉行からの指令直接受ける立場で、現場で動く隊士たちの橋渡し存在。 剣の腕前もあり、時には自ら戦闘現場赴いて戦うこともある(第1話第3話第11話第21話など)。 温厚な性格滅多なことでは怒りや不満を表には出さず一歩退いて相手出方を窺ったり、さりげなく相手乗せるような腹芸得意なため、隊士からは名前をもじった「花咲か爺」ならぬ「狸爺」と呼ばれている。 表向きはあまり積極さを出さないが、内に秘めた正義感隊士たちの身を案じる義侠心人一倍強い。 とかく任務一途なように隊士たちから見られがちだが、納得いかない指令受けた際には、これを半ば無視してまで自分なり正義感を貫かんとする覚悟を、心の内秘めている配下隊士たちにも、己と同じく、金よりも正義感重んずる者であれ、との願い持っており、前述指令隊士全員拒否された際には、奉行への報告頭を抱えながらも、毛間内と共に足そう表情見せていた(第10話)。 趣味は盆栽詰め将棋毛間内 以蔵(けまない いぞう):露口茂 遊撃隊隊長務め南町奉行所吟味方与力第14話時点38歳戦闘時には自らも出動して戦うだけでなく、調査活動などでも隊士たちの指揮執る。常に冷静沈着隊士たちにも自らにも厳しく隊士たちから非情な隊長見られているが、内心では隊士たちを信頼しており、どんなに不利な状況でも決し任務遂行あきらめず戦い抜く熱い心の持ち主でもある。 任務に対して姿勢は、長兵衛とほぼ同じく、自ら信じ正義を貫くことを第一義とするものであり、必ずしも上意下達なだけではない。配下隊士たちの行動原理に、金銭欲より人として正義感求めていることも同様であり、第10話悪名高い幕閣重鎮警護指令された際には、隊士反応によっては遊撃隊解散再編成まで考えていたことを、直後長兵衛向かって吐露している。 第3話時点の約1年前に、妻・るい(ナレーション語られるのみで、本人劇中未登場)を病気亡くしており、また子供もいない独り者である。愛妻家であり、未だに妻の墓参り欠かさない第10話)。 強面一点張りのように見えるが柔和な一面もあり、亡き妻と同じく存外子供好き第10話においては単なる行きがかりと言うだけの理由で、行きつけ蕎麦屋孫娘・てる(実は捨て子で、血はつながっていない)を預かり、さる大盗賊(てるの実の祖父)にその身を狙われた彼女に四六時中寄り添い命がけで守ることまでしている。 塗り笠トレードマークであり、屋外での行動時や単独行動の際には、ほぼ必ず被っている。居酒屋蕎麦屋中でも被りっ放しでいることすらある。 町 藤太(まち とうた):夏木陽介第1話 - 第7話第15話第17話第22話第26話九州黒田藩出身足軽身分浪人花咲とは古馴染み隊士たちの中でも年長格、若い隊士さりげなくまとめることもあり、毛間内に次ぐ副長存在でもある。 女好きで、女郎屋には用心棒役目兼ねて入り浸っている。 口ひげ生やした男前だが、未だお国なまり抜けず九州弁で喋るなど、飄々とした雰囲気を持つ好人物常日頃落ち着いた慎重派だが、他の隊士全員戦い放棄する中ただ一人花咲毛間内味方し圧倒的に不利と知りつつ戦い赴く、熱い一面も持つ(第3話)。 戦闘に際しては、刀はあまり使わず一緒に腰に差している組み立て式短槍主な武器として闘う普通に短槍として使う他、接近格闘戦や屋内戦では穂先部分分離させ手槍として用いることも多々ある。弓を使うわけでもないのに、なぜか弓籠手好んで装着するのも特徴。また江藤同じく乗馬が得意。素手での喧嘩なかなかに強い(第22話)。 花札占いが得意で、本人によれば的中率もなかなかいい、とのこと第7話)。同話の冒頭で、戯れ自分占った際、死神意味する凶兆芒に月」を引いたことが、同話での彼の運命決定付けることになってしまった。 その後悪徳商人大坂屋の一味父親殺されたおしのを守るため、追手壮絶な斬り合い繰り広げた末に重傷負いそのまま女共々川に流され生死不明となったこの際状況から生還絶望的思われていたが、実は投網打ち助けられておしの共々奇跡的に一命取りとめており、行方不明となって四十九日近くなった頃、隊士たちの前に再び姿を現した(第15話)。再登場してからは彼女と夫婦となり、刀を捨てて妻のために生きること決意し長兵衛掛け合って正式に隊を辞めた除隊後日雇い人足第17話)・左官第22話)・アサリ売り棒手振り第26話)などの正業従事しているが、行きがかりの上で隊に関わり助っ人扱い任務に加わることもある(第15話第17話第22話第26話)。 滝 新八郎(たき しんぱちろう):柴俊夫 小普請組の父を持つ無役浪人普段稼業は、町道場雇われ師範代だが、そちらの生活を思わせる描写劇中には表されていない旗本の家に生まれたものの、三十二人扶持の貧乏所帯自嘲して曰く貧乏神とは親戚付き合い」)の、しかも八男坊で家督相続とは遠い身の上でもあり、家に縛られるより自由奔放に生きること信条にして、全国旅していた。 明朗快活気取らない性格好漢子供好きであり、縁日になると、露店冷やかしがてらに子供戯れるのを楽しみにしている(第6話)。 子供のみならず女性にも優しく無粋揃いの隊にあっては女性受けがよい。そのせいか女絡みの話では、その回のキーパーソンになることが多い(第6話第8話第11話初対面以来久坂とは気が合うようで一緒につるむことが多く第2話からは同居まで始めるほど仲がいい。ただし、第11話での描写から、この時点では既に同居止めて、同じ長屋隣同士ではあるが、別々に住んでいることがわかる。 戦闘の際は額あてを装着し太刀脇差使用した正統派剣術けれんみなく闘うまた、二刀流とまではいかないものの、脇差扱いにも長けており、遠間の敵を飛剣術で倒す、左手抜いてとっさの攻防に使うなど、様々な用途戦闘役立てている。 「遊撃隊」の命名者は、実は花咲でも毛間内でもなく、「名無しの権兵衛死にたくない」と考えた彼である(第1話)。 第11話敵役である、徳川家斉御落胤朝比奈千代とは、偶然とは言え容姿瓜二つ江藤 燐兵(えとう りんぺい):地井武男第8話を除く全話) 元水戸藩士で、現在の妻であるしまと駆け落ちして脱藩江戸流れ着いた生真面目かつ一本気で、荒くれ者の多い遊撃隊にあって例外的に非常に折り目正しい態度を取る男である。そのせいか他の隊士たちにも一目置かれる存在であり、ただ一人皆から「江藤さん」と敬称付き呼ばれている。 妻帯者禁制の隊内では妻の存在を、報酬仕送りしているしまには遊撃隊任務秘密にしており、気苦労が絶えない。しかし、第12話において、偶然の成り行きから、彼女の存在久坂打ち明けることになり、さらに第13話では、彼女と一緒ところを松吉見られたのがきっかけで隊内全て妻帯者であることが知れ渡ってしまう。しかし、彼の人柄と腕前惜しんだ長兵衛毛間内によって、しまを「妹」扱いとすることで、特例として引き続き、隊への所属認められることとなった。さらに第23話では、しまが敵に人質にされたのを潮に、正式に二人の関係承認し、「妻子持ち隊士」として彼を扱うことが決定された。 駆け落ちに至るまでの詳細な経緯について、劇中語られてはいないが、しまが婚家で相当辛い目に遭っていたのが原因らしいことだけは、第12話での彼ら夫婦会話から推察できる第23話多吉によると、「上屋敷では未だに二人血眼になって探している」とのことで、しまの婚家家格が、相当な高さであろうことが窺い知れる戦闘の際は襷の他、特徴的な額あてを装着する大刀の他に、分銅鎖用いて相手動き封じつつ闘うのが得意技で、第20話においては人質取られ身動きできない毛間内と久六を救うため、これが起死回生の用を為した。また乗馬が得意で、藤太と並ぶ隊の機動戦力でもある。 第14話では、張り込みのために、二八蕎麦屋の屋台親父への変装姿を披露して見せ金吾には「なかなか板についてる」と評されていた。 第23話では、しまの妊娠知って喜びにひたるが、その直後遊撃隊での戦闘において、そのこと思い出して怯んだのが原因久坂浅からぬ傷を負わせてしまい、彼との間に、一時的だ深刻な溝を作ってしまった。 片倉 小助(かたくら こすけ):三浦浩一第1話 - 第13話第15話 - 第19話第21話 - 第22話九十九里貧し漁村出身第1話遊撃隊面々泊まった宿にたまたま居合わせたと言うだけの、隊とは何の関係もない単なる一般人だったのだが、通りかかった久坂新八郎に、冗談半分自身溜まった宿賃たかったのが縁で毛間内誘われ宿賃肩代わり引き換え遊撃隊入隊した久坂並んで荒っぽい男で、毛間内上役反発することも多い。また、寡黙斜に構えたところがあり、ニヒル刹那的な気質遊撃隊仕事料も博打などですぐに使ってしまうことが多い。ただしこれらは、長年無頼の生活で、そういった振る舞い染み付いてしまったもので、本来は繊細で傷つきやすく、心根優しい男である。 二つ下の妹・おかよがいたが、彼が十五時に下総佐倉女郎屋身売りされ、彼が身請け赴いた時には既に死亡していた(第5話)。その上幼少期には両親浪人たちに殺されており、天涯孤独身の上である(第19話)。 そんな過去を持つためか、女性子供などのか弱いに対しては、態度こそぶっきらぼうではあるが、不器用な優しさ見せる。対して理不尽に他者を傷つけ殺す者には激し怒り露わにし、一片情け容赦見せない戦闘の際は額あてと手甲装着し野袴を履く。剣術我流だが、身軽体術優れており、敏捷性素早さに物を言わせて敵を翻弄する剣術だけでなく手裏剣術にも長け左右3本ずつ、合わせて6本の棒手裏剣を一度放ち遠距離相手一息仕留めるのを得意としている。OPにも描かれている彼の代名詞的な技だが、それにもかかわらず意外と使用頻度少ない(第1話第7話第19話・第22話)。 折鶴を折るのが上手い、という意外な面がある。これは、亡き妹が死に際して遺した品が、兄からの救いの手待ちわびて作った行李一杯千羽鶴であったことに起因している(第5話)。無頼の身に似合わず学があり、漢字かな混じり文読み書き難なくこなす。またなかなかの達筆である(第19話)。 愛用印籠描かれ図柄は、朱色の地に、表に「『芒に月』の」と「『一天地六』の目の賽」、裏には「おかめとひょっとこ」(第22話)。 第22話冒頭戦闘で、戦闘巻き込まれ人質にされた幼い娘を救うが、自分恐れて逃げ去った娘の行動激しく動揺するその後もたびたび娘の幻影悩まされ懊悩の内、人斬り明け暮れる自分人生迷い生じるようになるその後藤太入った居酒屋で偶然知り合った女・おえんに徐々に惹かれていき、彼女と想い確かめ合う中で、除隊し故郷帰り漁師戻って一から人生やり直すことを決意する。しかし、同話の敵である贋金造り一味一人で彼女の元亭主・宇之吉の罠によって、一味待ち伏せる中に単独飛び込んでしまい、銃撃動き鈍らされた上に総がかりで斬りかかられ必死反撃するも無数の斬撃食らい、おえんの名を叫びながら斃れた。油断して近寄ってきた宇之吉を、最後の力を振り絞って叩き斬ったものの、直後、ついに力尽き絶命篠原 道之介(しのはら みちのすけ):名高達郎第1話 - 第11話第14話 - 第15話第19話 - 第22話第24話 - 第26話尾張藩出身武士であったが、一生を城勤め終えることに嫌気差し自分の力で生きる道を探るため、第4話時点から1年前に脱藩し浪人となった隊士たちの中でも比較若く遊撃隊任務や自らの生き方にも理想求めるなど、よくも悪く青臭い男。若い割には血気にはやるでもなく温厚で、江藤ほどではないが態度折り目正しい方である。 戦闘の際は額あてと胴あてを装着し、袴を履き、大刀柄頭と鞘の鯉口連結させた、組み立て式長巻を主に使用する。そちらに比べる頻度少ないが、通常の刀として振るうこともある。 実は、国許にちぐさという許婚がいる。第4話で彼を追って江戸へやってきた彼女に、傍に置いて欲しいと懇願されたが、遊撃隊士として生きる道選んだ。 久六と仲が良く一緒に長屋暮らしをしている(第4話)。しかし、第18話時点では、既に同居解消して別々に暮らしているらしいことが、久六の台詞窺える。 おゆきとは、隊士全員認め相思相愛の仲であり、当然ながら彼女の身を案じる心持ちは、隊士中でもとりわけ強い(第21話・第24話)。 最終話で、おゆきと所帯を持つ決意をした矢先御用党に追い詰められ松吉を逃がそうと奮戦するも、一味中にいた凄腕剣客の刃を浴び、「死ねるかぁ!」と絶叫しつつ、絶命久坂 一(くさか はじめ):石橋正次 薩摩藩士を自称しているが、下総天領農村出身であり、そもそも侍ではない。 遊撃隊に入る以前は、賭場用心棒稼業をしていた。その他にも、第1話での敵である放駒一味元構成員であるなど、相当後ろ暗い過去持っている思われる短気かつ猪突猛進暴れ者、その上がさつで口も態度も悪いが、反面さっぱりした気性持ち情には厚い、明るく真っ直ぐな熱血漢隊士たちとの付き合いもよく、信頼置かれることが多い。中でも新八郎とはウマが合うのか、初対面以来つるんで行動することが多い。第2話からは同居始めたが、第11話時点では同居解消して、同じ長屋お隣さん同士になっている対して毛間内とは何かと衝突が多いが、内心では互いに理解し合っており、文句言いつつもしばしば補佐先鋒役を務める。新八曰く、「隊長に一番懐いている」。 戦いの際には刀を三本装備するのが特徴右肩に二振り、左腰に一振り)。だが、回が進むに従い、腰にぶち込んだ大刀一本闘うことが多くなった。基本的に一刀流使いだが、時に応じて二刀流闘うこともある。また、飛び道具入用の際には、飛剣術を使うこともある(第5話)。 煙草が好きで、煙管を常に持ち歩いている。また、隊士の中ではただ一人髷を結っておらず、総髪姿をしている。 故郷捨てた身ではあるが、生まれ育った地に対す愛着抜き難いようで、第9話でたまたま知り合った同郷伊佐吉とは、故郷食べ物話題田螺イナゴの佃煮について)で盛り上がりお国言葉丸出しで陽気に痛飲するなど、常日頃にない楽しげ風情見せていた。 鮎川 聞多(あゆかわ もんた):岡本富士太第1話8歳時に両親捨てられ以来毛間内育てられた男。毛間内にとっては弟のような存在である。 耳こそ聞こえるものの、発話障害者であり喋る事ができない戦闘に際しては刀と長槍武器とする。 遊撃隊結成メンバー一人だったが、隊の初仕事となった大盗賊団・放駒一味との乱戦最中、娘を保護しようとしたところを短筒射殺された、昔馴染み後家(彼とは相思相愛間柄)のもとへ駆け寄ろうとした際、左胸を撃ち抜かれ致命傷を負う。戦闘終了後、彼女と寄り添うように息絶えているのを、他の隊士たちに発見された。 遊撃隊結成早々彼の死は、隊士たちにとって、明日なき宿命見せ付ける象徴的出来事となった。 堺 金吾さかい きんご):左とん平第4話第7話 - 第19話第21話第23話 - 第26話泉州・堺出身の元商人。 詳しい経緯不明だが、藤太とは十年来腐れ縁らしく、いつの間に彼の長屋隣の部屋転がり込んで藤太部屋とは壁にあいた穴でつながっている(第7話・第8話第15話))、飯を無断拝借したり金をたかったりと、彼をいいよう利用している。 がめつくドケチ性格で、些細な雑用も金に換算して報酬要求しようとしたりする他、方々強請やたかりなどもして小金稼いでいるらしいが、上方訛り言葉駆使して相手煙に巻く術に長けている上、軽い雰囲気醸し出していて、どことなく悪人然としておらず憎めない信条は「銭と命はけちって使う」。ナレーション曰く、「けったいな男」。 腐れ縁ながら藤太には強い友情抱いており、遊撃隊と共に彼の救出に自ら参加する彼の生還絶望的悟って滂沱の涙を流す(第7話)、その後彼が再登場するまでずっと、彼の部屋毎日陰膳供え生還祈願し店賃まで肩代わりする(第8話第15話)など、銭金抜きで友情重んじる一面も持つ。また、第26話において、死を覚悟有村を斬りに行く際も、命の次に大事な、「六つの時から貯めた銭」を、彼に託している。 前述救出作戦参加きっかけ毛間内知己を得、藤太代わる戦力欲していた彼のさりげない隊への勧誘一度断った。しかし、第8話での桶川宿への出立直前、「借金きれいにしたい」との理由で、改め彼に自分売り込み、ちょうど五両の借金肩代わり引き換えに、正式に遊撃隊隊士となった第8話)。 戦いはあまり好まないが実は腕も立つ。特に杖術槍術優れており、闘いに際しては、常に携帯している金剛杖(刃が仕込んであり、としてだけでなく短槍としても使用できる)を好んで用いる。 親しみやすげな風貌活かして変装で姿を変えて隠密行動をとることもある(第8話では農夫第24話では坊主)。 幼少期継父不仲だった家庭環境もあってか、子供には優しい(第15話)。 金稼ぎの手段として、隊士たちに高利で金を貸し付けることまでしている。その阿漕さ加減で皆から相当根に持たれており、第17話では仕返しとばかりに、任務かこつけて久六と新八郎からさんざんひどい目合わされていた(もっとも、久六は後でしっかりやり返されたが)。ちなみにその暴利っぷりはと言うと、久六の台詞によれば、「二ヶ月前に借りた一両が、もう今では十二両」とのこと第8話以降藤太に代わって正式にOP登場する丸目 二郎(まるめ じろう):古澤一朗第23話 - 第26話第23話から登場した小助代わる補充人員まさしく絵に描いたような貧乏浪人であり、出自不明。腰の一刀は、お約束のように竹光。 しまの働く店「八」で無銭飲食やらかし詫び腹を切るなどと大騒ぎしていたところを、彼女に同情され代金肩代わりしてもらったそれ以来、彼女に恩義感じて飲食代を返済するために「八」で働いていた。同話の敵にしまがさらわれたのを知り恩返しとばかりに彼なりに奔走遊撃隊合流して江藤と彼女の救出参加し、これに見事成功。その縁で遊撃隊への入隊隊士たちに打診し毛間内からは「皆と相談してから」と内諾を受け、その後正式に入隊決定した登場経緯こそろくでもないものであったが、根は善人そのもので、真面目で朴訥働き者風采の上がらない外見とは裏腹に腕も立ち、剣だけでなく素手での格闘戦もかなりのもの。 入隊後も「八」での勤め続けていて、第24話では大垣藩士に追われる絵を、彼の伝手使って店にかくまった第26話において、行き違い薩摩藩挑発した件の後始末で、彼らに詫びを入れる話を冗談半分にした際、「頭を丸めて二郎ちゅうやんけ」との理由金吾詫び役を押し付けられ、皆に爆笑されていた。 終盤間近登場だったせいか、OPには登場していない。 おゆき:野平ゆき 遊撃隊詰所雑務勤め女性明るく健気な性格で、隊士たちから大事にされている。道之介とは相思相愛で、隊内でも半ば公認の仲。 戦闘調査活動に加わることは基本的にはないが、隊士たちや事件巻き込まれ人々の身を案じる心は人一倍強く任務女性必要な場合には、危険を承知で自ら志願することもある(第21話・第24話)。 結構がさつな面もあり、食事中に道之介と下帯の話をして、久六に嫌な顔をされたことがある第2話松吉(まつきち):守田比呂也 遊撃隊所属密偵愛称は「とっつぁん」。左眼の下に傷があるのが特徴密偵たちを束ねる組頭であり、久六を始め十数の手下を率いている。 遊撃隊攻撃対象となる盗賊悪党に関する情報収集一手に引き受ける他、短刀振るって戦闘に加わることもある。 元盗賊であり、第10話敵役である大盗賊・(自称和田太兵衛第11話伝次とは、旧知盗賊仲間。 久六(きゅうろく):小野ヤスシ 遊撃隊所属密偵で、松吉の手下の一人寡黙な松吉とは対称的によくしゃべるタイプで、やや心配性調査活動戦闘援護長脇差武器とする)の他、隊士たちの日常世話などもこなす。 隊士たちと接す機会が多いせいか、彼ら全員とうまく仲良くつきあっていて、とりわけ道之介とは仲が良い。 時々戯れに、藤太真似た九州弁をしゃべることがある第2話第5話)。 この世で一番嫌いなものは、蜘蛛とろろ芋第6話)。 しま:服部妙子第2話 - 第3話第12話 - 第13話第23話第26話江藤の妻。30歳(第2話での初登場時点)。 かつては他人の妻であった江藤惚れ合い駆け落ちの末共に江戸へ流れ着いた家計支えるため、深川小料理屋「ひさご」(第13話)(第23話では「八」)で女中として働いている。 あまり身体が丈夫ではなく勤め傍ら医者通いをしており、薬礼に金がかさむせいで生活は苦しく現状では夫婦水入らず同居することすらままならない江藤実入りのいい仕事求めて遊撃隊身を投じたのも、半ば以上これが原因である(第13話)。 妻帯者入隊認められない遊撃隊内規配慮して江藤存在秘密にしていたが、第13話において隊内に全て知れ渡ってしまった。しかし、黙認と言う形を経て最終的に正式に許可された(第23話)。 第23話妊娠したが、その矢先に同話の敵である浪人集団に連れ去られ人質にされてしまう。救出入った江藤共々斬り死にそうになるところを遊撃隊面々助けられて何とか難を逃れたまた、同じく第23話では、ただ食いをした丸目を、代金肩代わりして助けており、これが回りまわって、彼が遊撃隊参加するきっかけとなったおしの:佳那晃子第7話第15話第17話第7話敵役である、飛脚問屋大坂屋に出入りする畳屋・乙吉一人娘大坂屋に頼まれ賄賂運び役をさせられた上、口封じ焼身自殺装って惨殺され父親の仇を討つため、乱心者を装って藤太用心棒をしている女郎屋転がり込んだのが縁で、彼と知り合った大坂屋の追手から藤太と共に逃亡する内、お互い淡い想い寄せ合ううになるが、追手追い詰められた末に銃弾浴びて重傷負い失神状態のまま藤太共々川に流され生死不明となった第15話藤太と共に生還し再登場その際正式に彼のとなった。しかし、命こそ助かったものの身体壊し、床に伏しがちの身となってしまった。 第17話での敵役甲州野盗一群構成員・才助は、五歳の時に養子出され生き別れた、彼女の実の弟である。彼との再会を願う彼女にほだされた藤太決死活躍により、姉弟二人の再会無事に実現した奉行:声・阪脩 長兵衛指令下す最終話第26話)で、敵役有村主水追われる形で、奉行の座を解任され以後消息不明

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