伊吹文明 伊吹文明の概要

伊吹文明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 09:17 UTC 版)

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伊吹 文明
いぶき ぶんめい
文部科学大臣就任に際して公表された写真
生年月日 (1938-01-09) 1938年1月9日(83歳)
出生地 日本 京都市下京区
出身校 京都大学経済学部
前職 国家公務員大蔵省
所属政党 自由民主党二階派
称号 経済学士
親族 高橋龍太郎通産大臣、妻の祖父)
公式サイト いぶき文明公式ウェブサイト

第74代 衆議院議長
在任期間 2012年12月26日 - 2014年11月21日
天皇 明仁

選挙区旧京都1区→)
京都1区→)
比例近畿ブロック→)
京都1区
当選回数 12回
在任期間 1983年12月19日 - 現職

第9代 財務大臣
内閣 福田康夫改造内閣
在任期間 2008年8月2日 - 2008年9月24日

内閣 第1次安倍内閣
第1次安倍改造内閣
在任期間 2006年9月26日 - 2007年9月26日

内閣 第2次森改造内閣(中央省庁再編前)
第2次森改造内閣(中央省庁再編後)
在任期間 2000年12月5日 - 2001年4月26日

その他の職歴
第64代 労働大臣
第2次橋本改造内閣
1997年9月11日 - 1998年7月30日
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ニエトメキシコ大統領と握手する伊吹
労働大臣就任時の伊吹

自由民主党所属の衆議院議員(12期)。 文部科学大臣第8代)、財務大臣第9代)、労働大臣第64代)、国家公安委員会委員長(第6666代)、防災担当大臣初代)、自由民主党幹事長(第41代)、志帥会会長(第4代)、衆議院議長(第74代)、自民党たばこ議員連盟顧問などを歴任。「イブキング」とも呼ばれている[2]。息子は経済産業省官僚の伊吹英明。

来歴・人物

生い立ち

京都府京都市下京区に生まれる[3]。生家は文久年間に創業した室町の繊維問屋・伊吹株式会社[3]で、現在も室町で営業している[3]。御室小学校、同志社中学校京都府立嵯峨野高等学校を経て京都大学経済学部卒業[3]。京大在学中はテニス部に所属した[3]

大蔵官僚

大蔵省入省。ふりだしは大臣官房秘書課[4]。入省同期に篠沢恭助千野忠男、朝比奈秀夫らがいる。外務省在イギリス大使館二等書記官、国際金融局国際機構課長補佐、主計局主計官補佐、理財局国庫課長などを歴任[3]。大蔵大臣秘書官を最後に退官[3]

衆議院議員

1983年第37回衆議院議員総選挙田中伊三次の後継者として旧京都1区から自民党より出馬し初当選。以後連続10期当選。初当選後、秘書として仕えた渡辺美智雄が所属していた中曽根派には加わらず、1990年に中曽根派が渡辺派に代替わりするまでは無派閥を通した[要出典]。3選し、伊吹が渡辺派に加入した直後に発足した第2次海部内閣では厚生政務次官就任が内定していたが、リクルート事件に関与していたため首相の海部俊樹によって取り消しになり[5]、同年暮れの第2次海部改造内閣の発足まで10か月ほど就任を留保された[要出典]

1994年6月30日首班指名選挙で自民党・社会党新党さきがけの新連立与党3党は日本社会党委員長村山富市に投票することで合意したが、元首相の中曽根康弘らと共に造反。新生党など旧連立与党が擁立した、直前に自民党を離党した元首相の海部俊樹に投票した。同年10月、衆議院文教委員長に就任。1995年10月、自民党政治改革本部副本部長に就任。1996年第41回衆議院議員総選挙では京都1区で当選したものの、日本共産党穀田恵二に2600票差まで猛追され苦戦した。

労働大臣・国家公安委員長

1997年9月11日第2次橋本改造内閣労働大臣に任命され、初入閣。2000年第42回衆議院議員総選挙では公明党の支援も受けて再選した(穀田も比例復活)。12月には第2次森改造内閣国家公安委員会委員長危機管理担当大臣に任命された。また、2000年4月に開校したきょうと青年政治大学校初代校長に就任[要出典]2001年1月、中央省庁再編に伴い国家公安委員会委員長や危機管理担当大臣に加え防災担当大臣も兼務した。

2005年12月、会長の亀井静香が離党したことで空席となっていた志帥会の会長に就任。2006年3月、衆議院行政改革に関する特別委員長に就任した。

文部科学大臣

同年9月26日安倍内閣文部科学大臣に就任。安倍改造内閣でも留任。

11月17日、学校におけるいじめを原因とした自殺の多発が問題となったことを受け、緊急アピール「文部科学大臣からのお願い」[6]を発し、全国の児童生徒、およびその保護者らに配布した。

12月15日教育基本法改正案の審議に絡み、民主社民・共産・国民新野党4党から参議院問責決議案を提出されたが、反対多数で否決された。

自民党幹事長・財務大臣

2007年同年9月24日福田康夫の下、自民党幹事長に就任[7]2008年8月2日発足の福田康夫改造内閣では財務大臣に任命された。

野党

2009年8月30日第45回衆議院議員総選挙では京都1区から立候補するも、民主党平智之に敗北。重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、9選。

11月12日の伊吹派の会合で民主党政権による行政刷新会議の事業仕分けについて、「公の場で、悪代官をみんなで懲らしめる絵を作ろうとした知恵者は大したものだ」と述べつつも、「民主党の価値観で無駄か無駄でないかを判断するのは乱暴だ」と仕分けのあり方に苦言を呈し[8]、自身の大蔵官僚時代の経験を振り返って「昔の評判の悪い主計官だって、あんな態度はとらなかった」と仕分けチームの高圧的な姿勢に疑問を呈した[9]

衆議院議長

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙では京都1区で10選。

12月26日、第74代衆議院議長に就任。それに伴い、志帥会会長を退任する(後任は二階俊博)。

2014年11月21日衆議院解散により議長を退任。衆議院議長が解散詔書を読み上げる際、御名御璽以下を読まないのが慣例となっていたが、伊吹は慣例に反して読み上げ始めた[10]。このとき伊吹が「御名…」と言いかけたところで議場から万歳が起こったため、静まったところで改めて詔書を最後まで読み上げた後、万歳を先にやった議員に「万歳はここでやってください!」とフライングでの万歳を渋面で窘めた[11][12]

同年12月14日第47回衆議院議員総選挙では京都1区で11選。

2015年6月16日、後任の衆議院議長である町村信孝が死去した際には当選同期である伊吹が町村への追悼演説を行った[13]

2017年8月の第3次安倍第3次改造内閣で文部科学大臣就任を打診されるも衆議院議長を務めたことを理由に固辞したと産経新聞に報じられた[14]

2017年10月22日第48回衆議院議員総選挙では12選を果たし、同時に現職の衆議院議員の中で最高齢議員となった[15]

政策




  1. ^ 防災担当大臣の辞令は中央省庁再編後の2001年1月6日に発令。
  2. ^ 「野田首相が機嫌を窺う相手は「永田町の怪獣」伊吹文明氏」”. AERA dot.. 2019年3月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 『いぶき文明公式ウェブサイト(プロフィール)』
  4. ^ 『日本の官庁』国土政策研究会、1980年発行、154ページ
  5. ^ 五百旗頭真伊藤元重薬師寺克行著、90年代の証言 森喜朗 自民党と政権交代 (90年代の証言) 朝日新聞社、2007年、99頁
  6. ^ 文部科学大臣からのお願い:文部科学省
  7. ^ サプライズ伊吹幹事長、決めたのは森元首相か? J-CAST 2007年9月25日
  8. ^ 金子聡 (2009年11月23日). “【名言か迷言か】「仕分け」で分かる民主党の本質”. 産経新聞. http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091123/plc0911231801006-n1.htm 2009年12月17日閲覧。 
  9. ^ 読売新聞 2009年11月13日
  10. ^ 衆院解散「フライング万歳」珍事 実は正しかったとの見方も”. NEWSポストセブン (2014年12月2日). 2015年4月24日閲覧。
  11. ^ “伊吹議長渋面 フライングで万歳やり直し”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年11月22日). オリジナルの2014年12月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141206233754/http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/11/22/kiji/K20141122009327430.html 2015年4月24日閲覧。 
  12. ^ なお、議事録に記載されているのは日付と内閣総理大臣の副署までで、「以上です。万歳はここでやってください!」は記載されていない。
  13. ^ 衆議院会議録情報 第189回国会 本会議 第33号”. 衆議院 (2015年6月16日). 2016年11月18日閲覧。
  14. ^ 渦中の文科相就任、重鎮・伊吹文明氏が固辞 改造の目玉が…安倍政権に大打撃 産経新聞、2017年8月2日
  15. ^ “衆院選の当選者を図解すると... 女性めっちゃ少ない! 年齢めっちゃ高い‼”. BuzzFeed Japan. (2017年10月26日). https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/shugiin-diversity?utm_term=.nodKkbNRlA#.kkAgz821lr 2017年10月26日閲覧。 
  16. ^ a b c d e f g 2014年衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  17. ^ 在日外国人の地方参政権についていぶき文明公式ウェブサイト(2009年11月27日)
  18. ^ 産経新聞:2004年5月11日
  19. ^ “たばこ増税「認めない」 自民税調会長”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2011年9月27日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2702W_X20C11A9PE8000/ 2020年7月19日閲覧。 
  20. ^ http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79878
  21. ^ 伊吹氏「体罰、全否定できず」 政治塾で答える 共同通信 2013年2月9日
  22. ^ 自民・伊吹氏、下村氏の「職場放棄」発言に苦言 朝日新聞 2018年11月15日
  23. ^ “「問題にならないように」 伊吹氏、田畑氏巡り”. 日本経済新聞. (2019年2月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4157544021022019PP8000/ 2019年2月21日閲覧。 
  24. ^ “「問題にならないように」伊吹氏、田畑議員巡り”. 福井新聞. (2019年2月21日). https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/801411 2019年2月21日閲覧。 
  25. ^ 自民・伊吹氏「小室氏は国民にしっかり説明を」 眞子さまのご結婚”. 2020年12月5日閲覧。
  26. ^ 眞子さまに婚姻の自由ない? 伊吹氏の見解、憲法学者は否定”. 眞子さまに婚姻の自由ない? 伊吹氏の見解、憲法学者は否定. 2020年12月5日閲覧。
  27. ^ 朝日新聞. (2007年9月27日) 
  28. ^ a b 「伊吹氏側へ違法寄付――3年以上赤字の企業から――自民支部」『[朝日新聞]』43627号、朝日新聞東京本社、2007年9月28日、35面。
  29. ^ 収支報告「選挙費用」もずさん、長勢法相ら4閣僚訂正 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)」、2007年2月20日。
  30. ^ 参議院インターネット審議中継」参議院、2007年。
  31. ^ 「補助金受けた法人首相ら4人に献金」『日本経済新聞日本経済新聞社、2007年3月8日、43面。
  32. ^ 「自民支部に違法献金か共産指摘安倍・久間氏ら代表」『朝日新聞』43428号、朝日新聞社東京本社、2007年3月8日、39面。
  33. ^ 産経新聞 2008年9月12日
  34. ^ 河野太郎ブログごまめの歯ぎしり
  35. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2017年5月13日). “【政界徒然草】イブキングの「ご講話」がアツい! あいつもこいつもバサバサと切り捨てる長老の怪気炎” (日本語). 産経ニュース. 2019年7月6日閲覧。
  36. ^ 失言を避けるための6つの「た」” (日本語). アゴラ 言論プラットフォーム. 2019年7月6日閲覧。
  37. ^ 「自民党たばこ議員連盟」役員(2017/3/7現在)及び役員へのタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額(万円)”. 2018年4月11日閲覧。
  38. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  39. ^ a b c 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  40. ^ 成澤宗男週刊金曜日編 『日本会議と神社本庁』 金曜日、2016年
  41. ^ 同朋の会について…真宗大谷派が「財団資産」横取り衆院議長ら国会議員に呼びかけ裁判闘争。全国でも稀な行政訴訟を起こした真相。
  42. ^ “記念対談 過去を知り新たな未来へ”. 日本歯科新聞 (東京都千代田区: 日本歯科新聞社): pp. 6-7. (2015年8月4日) 


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