フェザー‐きゅう〔‐キフ〕【フェザー級】
フェザー級
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フェザー級(フェザーきゅう、英: featherweight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。「フェザー」とは「羽毛」を意味する。
ボクシング
プロボクシングでの契約ウェートは、122 - 126ポンド (55.338 - 57.153kg) 。スーパーバンタム級とスーパーフェザー級の間の階級であり、全17階級中7番目に軽い階級。
アマチュアボクシングでは、54 - 57kgで、男子シニアは2010年に廃止された。
初代世界王者はアイク・ウェアー(イギリス)。
この階級で日本人として初めて世界王座(WBA)を獲得したのは日本人初の海外での王座奪取の偉業を果たした西城正三(協栄)で、同じ時期に柴田国明(ヨネクラ)も(WBC)奪取。女子ボクシングではJBC公認前に風神ライカ(当時のリングネームはライカ)がWIBA王座を獲得している。
1952年に当時の世界王者サンディ・サドラーが兵役に着いた後、1953年2月9日、パーシー・バセット(アメリカ合衆国)がEBU欧州王者レイ・ファメンション(フランス)に勝ち、プロボクシング史上初の暫定世界王者となったが結局は統一戦は行われなかった。
この階級の世界王座最多防衛記録はエイブ・アッテル(アメリカ合衆国)の20度。通説はエウセビオ・ペドロサ(パナマ / WBA)の19度。日本の選手の最多防衛記録は西城正三の5度。
総合格闘技
総合格闘技での契約ウェートは、135 - 145ポンド (61.235 - 65.7709kg) 。バンタム級とライト級の間の階級であり、全14階級中4番目に軽い階級。ネバダ州アスレチック・コミッションおよびボクシング・コミッション協会により規定されている階級である。
DREAMでは、2010年までは63.0kg契約と規定していた。その後2011年の階級再編成により、65.0kg契約と規定していた。
キックボクシング
- GLORYでの契約ウェートは65.0kgに規定されている。
- ISKAでは、57kg (125lbs)契約に規定されている。
- シュートボクシングでは、57.5kg契約に規定されている。
- ONEでの契約ウェートは70.3kgに規定されている。
K-1
M-1スポーツメディア体制のK-1(K-1 WORLD GP)での契約ウェートは57.5kgに規定されている。
ムエタイ
ムエタイでの契約ウェートは、122 - 126ポンド (55.338 - 57.153kg) 。スーパーバンタム級とスーパーフェザー級の間の階級であり、全19階級中7番目に軽い階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[1]。
レスリング
レスリングでかつてフェザー級と呼ばれたものは、現在の60kg級に当たる。
脚注
- ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日
外部リンク
- “ボクシング基礎知識 - 階級”. 日本ボクシングコミッション. 2010年3月30日閲覧。
- “コミッションルール - 第2部 試合 - 第12章 クラスとウェイト”. 西日本ボクシング協会. 2010年3月30日閲覧。
フェザー級
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「はじめの一歩の登場人物」の記事における「フェザー級」の解説
リカルド・マルチネス 声 - 菅原正志 現WBA世界フェザー級チャンピオン。21歳で戴冠してから10年以上タイトルを防衛し続けている。 68戦以上の内防衛記録は21回以上、防衛戦には全てKOで勝利し、他団体や近い階級の選手と比べても圧倒的な実力を誇っている。本人が「価値ある選手としか試合をしない」と基本的にランキング1位以外の選手の挑戦は受けていない。 一歩との公開スパーリングでは左ジャブのみでデンプシー・ロールを完封し、事実上KOした(リカルドが気を利かせて、倒れそうになったところで止めた)。普段は精密機械のような理詰めのボクシングを見せるが、本来は急所のみを倒すまで打ち続ける攻撃重視のスタイル。 2回目の防衛戦で伊達英二と対戦し、圧倒的な実力差を見せつけて2RでKO。7年後、18回目の防衛戦で伊達と再戦、前回より格段に成長した伊達を相手に本来のスタイルで戦い、終盤伊達のカウンターを浴びながらも、最終的にはほぼ無傷でKOした。 相手の資質を認める潔さを持っており、伊達の健闘を讃え尊敬するボクサーとして認識までした。一歩に対しては「強力な技の使い手だから(自分が強いと認めた)ゴンザレスも苦戦するかもしれない」と評した。 素性などが不明な謎の多い人物で、心理描写が多い他の人物と異なり全くその内面が描かれていない。 モデルはプロ・アマ通じ生涯無敗で引退した元ストロー級統一世界王者リカルド・ロペス[要出典]。得意技 メキシカンジャブ(日本人のそれよりリーチがある) コークスクリューブロー(伊達戦でのフィニッシュブローとして使用) ジミー・シスファー 声 - 大倉正章 元タイ国フェザー級国内チャンピオン。ムエタイで32戦全勝全KOの戦績を残した後ボクシングに転向、ダウンを経験しないまま、10戦10勝全KOのパーフェクトレコードを記録し、カオサイ・ギャラクシーの再来とまで謳われた。海外遠征でタイに拠点を構えていた宮田と11戦目に対戦、戦績に箔をつけるための噛ませ犬との試合として臨んだが、宮田が放った起死回生のジョルト・カウンター1発でKOされ、生涯初の敗北を喫する。 その痛烈な敗戦ショックがトラウマになり、以後テクニック主体のボクシングを捨て、「神の一撃」を目指して突進から大振りのフックを振り回す一発狙いのスタイルに転向。宮田戦後4年間で34回という、近代ボクシングの常識に外れた試合数をこなし、やがて宮田が自分を倒したジョルト・ブローを体得、国内チャンピオンにまで上り詰める。しかしその代償として、バッティングやパンチで切った無数の傷痕が顔面に出来、また話し言葉の呂律が回らず顔つきも明らかに狂気を帯びているなど、パンチドランカーの兆候も見られるようになった。加えて、倒した選手を再起不能にまで追い込むことから、その風貌とファイトスタイルになぞらえて「スクラッチ(傷物)J」のあだ名で呼ばれている。 目標を東洋太平洋王座から東洋圏内各国のチャンピオンに変更した一歩の初戦の相手として招聘され、来日。序盤は並外れた突進力・破壊力で圧倒するが、同じく一発狙いに切り替えた一歩に互角の展開に持ち込まれ、最後はデンプシー・ロールの軌道を強引に変えて繰り出された左アッパー1発で失神し、敗戦した。試合終了後、憑き物が落ちたような表情で「目指していたのは神ではなく悪魔だった」と語り、満足したように現役を引退した。 生涯戦績46戦38勝38KO8敗。生年月日は1971年10月13日(初登場時20歳、一歩戦時24歳)。血液型B型。得意技 ジョルトブロー(ダッシュして体ごと突っ込み、全力でストレートを叩き付ける) トルネード・ジョルト(大きく体をねじって反動をつけ、全身のバネを使ってその場で放つフック。空振りしてもその反動を使って続けざまに連打できる) アーニー・グレゴリー 声 - 黒田崇矢 元東洋太平洋フェザー級チャンピオン。一歩並みのパワーを持つファイターで、強烈な左右のフックをワニの顎に喩えた「クロコダイル」の通り名を持つ。宮田の東洋太平洋タイトル挑戦を受け来日、二度ダウンを奪ったが、ジョルトカウンターでマットに沈む。宮田に負けてベルトを失った後、控室で自らのテンガロンハットを宮田に贈って帰国した。宮田戦後の戦績は18戦12KO15勝3敗。宮田戦まではKO負けの経験がなかった。 宮田の意地と勇敢さを真っ向から受け止め力でねじ伏せようとするなど、ボクサーとして誇り高い性格をしている。Mr.サカグチのプロモートを受けていたが、選手をあくまで金儲けの道具としか見なさないサカグチに嫌気がさし、試合中に解雇を言い渡している。得意技 ブラッディ・クロス(クロスカウンターの際に肘で相手のパンチの軌道をずらし、もう片方の腕でアッパーを放つカウンター返し) メッガン・ダッチボーイ 声 - 佐藤健輔 元東洋太平洋フェザー級3位。ムエタイで鍛えた強靭な肉体と、高速連打できるショートフックを誇る。宮田の東洋太平洋タイトル4度目の防衛戦の相手として来日し、鷹村・イーグル戦のセミファイナルで対戦。病気の娘の治療費のため、試合で一切手を出さない契約をMr.サカグチと結んでいたが、攻撃してこないと知ってなお打ち合いを望む宮田に闘志が目覚め、真っ向から打ち合いを挑んで開発中の新型カウンターの前に返り討ちに遭った。 ポンチャイ・チュワタナ フェザー級プロボクサー。ジミー・シスファーに勝利したほどの実力者で、ムエタイからの転向者が多いタイでは珍しい純粋なボクシング出身者。一歩と対戦するまでダウン経験が一度もないというタフネスに加えて、首ひねりやカウンターなど高度なテクニックも持ち合わせている。一歩の再起戦の対戦相手として招聘され、その高い実力から苦戦が予想された矢先、一歩がこの試合に臨んで編み出したデンプシー・ロールの前に2RでKOされた。 生年月日は1970年8月15日(初登場時22歳)。血液型B型。 崔 正範(チェ・ジョンボン) 東洋太平洋フェザー級6位。宮田の東洋太平洋タイトル防衛戦の相手として来日し対戦、序盤はテクニックに圧倒されていたが、宮田が客席のMr.サカグチとランディー・ボーイ・ジュニアに気を取られた隙に反則技交じりのラフファイトなどで形勢を逆転、TKO寸前にまで追い込む。しかし最後はカッとなった宮田に足を止めての乱打戦を制され、マットに沈む。宮田戦後の戦績は16戦13勝10KO3敗。宮田戦まではダウン経験無しだった。なお宮田はこの乱打戦で両拳を骨折し、約束の試合である一歩戦の延期を余儀なくされてしまう。 ドニー・スルタン フィリピンフェザー級2位。両拳骨折から復帰した宮田のノンタイトル戦の対戦相手。貧しさから抜け出すため宮田の世界ランキングを奪取することに執着し、会心のクロスカウンターを受けても倒れず立ち向かってきたが、最後は宮田が一歩戦に備えて完成させていた死角からの新型カウンターを受けKOで敗北した。宮田戦までの戦績は13戦8勝4KO5敗。 ランディー・ボーイ・ジュニア 声 - 中田譲治(PS3版) 元東洋太平洋フェザー級暫定チャンピオン。拳の骨折で宮田の防衛戦が延期になったために行われた暫定王座決定戦に勝利し、暫定王者となった。Mr.サカグチのプロモートを受けている。 世界的にも非常に珍しい両利きのボクサーで、対戦相手が気付かないほど頻繁にスイッチを繰り返し最短距離で追い詰めていくことから、三面六臂の神仏になぞらえて「阿修羅」の異名で呼ばれている。強打とタフネスを誇るファイタータイプで、両利きであるが故にアウトボクサーやカウンターパンチャーにとっては非常に相性が悪い。 かつて宮田の父を引退に追い込んだ元東洋太平洋王者ラクーン・ボーイの息子。ラクーンは宮田戦でパンチドランカーとなり、その状態で世界戦に臨んで敗戦、7日後に息を引き取った。何も語らずこの世を去った父の軌跡を辿るため、ランディ自身もボクシングの道に足を踏み入れ、誰に教わるともなく父と同じ両利きのスタイルを体得した。 鷹村・ダック戦のセミファイナル、東洋太平洋王座統一戦で宮田一郎と対戦。序盤は宮田のテクニックといくつもの伏線を織り交ぜた戦術に押されながらも、スイッチでのカウンター封じと持ち前のパンチ力でKO寸前まで追い詰める。しかし宮田のアッパー攻勢に反撃が単調になったところをカウンターで狙い打たれ、最後はコークスクリュー・ブローでのクロスカウンターを受け逆転でKOされた。 宮田はランディに対し父親の代からの決着をつけることに執着していたが、ランディは父と同じ世界の舞台に立つことを目標としており、宮田戦と東洋太平洋王座は通過点としか見ていなかった。得意技 スイッチ(軸足の移動によって頻繁に行われる右構え・左構えの切り替え。素早く相手の正面に構えられるだけでなく、スタイルの切り替えによってアウトボクサーのリズムを大幅に狂わせる効果もある) マルコム・ゲドー 声 - 藤原貴弘(PS3版) 元フィリピンフェザー級国内チャンピオン。鴨川会長をして抜群に上手いと言わしめる巧みなディフェンスと、様々な小技で試合をコントロールする手腕から「魔術師(マジシャン)」と呼ばれている。福井戦までの戦績は32戦22勝15KO6敗4分と飛び抜けたものではないが、それは金銭取引による八百長試合を請け負っているためで、試合展開に応じた料金コースまで設定している。後述のMr.サカグチ同様金銭への執着心が極めて強く、普段は他人を小馬鹿にしたような態度をとっている。 少年時代はスリで生計を立てており、その頃に負った銃創の痕が左胸と右脇腹に残っている。そのような経験から、生命の危険の少ないボクシングのリングをビジネスの場と見なしており、一歩の破壊力にも臆さない豪胆さも持ち合わせている。 福井戦を八百長試合にしたことでボクシングを侮辱していると鴨川会長と一歩の激しい怒りを買い、ファイトマネー総取り試合となった一歩戦に臨んで来日。距離感を狂わせる様々なテクニックと懐に呼び込んでの強烈なアッパーで主導権を握るが、一歩が咄嗟に放ったハートブレイクショットに恐怖を覚えて流れを変えられ、最後は真正面からのぶつかりあいを制されKOで沈んだ。 試合後、高い実力を持ちながら八百長試合を繰り返す理由を、かつてランディー・ボーイ・ジュニアに敗れ世界を目指す夢を諦めたためと明かしていた。後楽園ホールからの帰途、かつての自分を取り戻した試合に満足し再び世界を目指すことも考えたが、自分を倒した一歩の実力を思い返して諦め直し、元通り懲りない言動を繰り返している。 再登場した際はゲバラに敗戦し、情報屋を営んでいる。何事も金で動くなど以前よりもがめつい所が目立つようになっている。得意技 ハンドシェイク(グローブの紐を緩め、拳を握りこまずにジャブを打つことでリーチを伸ばす。そのための予備動作として、構えながら手をブラブラと振る。反則技) 右アッパー(ハンドシェイクをかいくぐられ懐に入られた際に用いる) ウォーリー 声 - 福山潤(PS3版) インドネシアフェザー級国内チャンピオン。年齢は初登場時17歳。野生のサル達と共に辺境の島で生活を送っている。好物はバナナで、一歩たちにお裾分けしている。ミゲル・ゼールがスカウトし自らの「最後の太陽(ラスト・サン)」と呼ぶまでのボクサーになる。天真爛漫で暴力的とは言えない性格だが、ジャングル生活で磨かれた状況対応力と生存本能、サルの遊びについていくことができる運動神経が彼にボクサーとしての資質を授け、アマ経験すら積まずプロデビューから3戦で王者になる。ミゲルから教えられたボクシングを無邪気に楽しむ一方、母国の環境保護を訴えるため世界的なボクサーになることを夢見ている。 一歩のノンタイトル戦の相手として招聘され来日。事前にアメリカで行った最終調整のスパーでヴォルグと対戦した際には、荒削りながらヴォルグや団吉が唸るほどの潜在能力を見せ、二人に将来の大成を予感させていた。当日の試合では一歩をKO寸前まで追い詰める。一歩の寸分違わない位置に正確に叩き込まれ続けたボディブローに体力を奪われ、最後はデンプシー・ロールによってコーナーからの脱出路を塞がれ顔面に強打を受け、ミゲルのタオル投入によって8RTKOで敗れた。 試合後、ボクサーとしての更なる成長を目指し、インドネシアには帰らずミゲルと共にアメリカへ渡ると決意した。試合は経験の差で一歩が勝利したが、鴨川は一歩ではウォーリーに二度と勝てないと判断。ミゲルに対して「(再戦せず)勝ち逃げさせてもらう」と言い放っていた。技 スウェイ(ノーガードで上半身のみ後方に倒れる。上体を反らしながらパンチも打てる) 変則パンチ(手を下げた位置からしなるように繰り出されるフックかアッパーに似たパンチ) スマッシュ フリッカージャブ ブランチエーション(木の枝渡りを応用し、ロープをつかみ方向転換する) コーナーワーク(ロープの反動を活かして加速し、狭い空間で行うカウンターアタック) 李 鐘弼(リ・チョンピル) フェザー級プロボクサー。東南アジア遠征から帰国した宮田の国内復帰戦で対戦。海外遠征で成長した宮田に手も足も出ず、強烈な左ボディーブローに3RでKOされる。 ジェフ・ブルックス WBA世界フェザー級5位。伊達の世界再挑戦の前哨戦の相手として来日、伊達を苦しめるも9Rにハートブレイクショットを受けKOで敗北。 プンサク・クラティー タイ国フェザー級6位。千堂の大阪での試合のセミファイナルで星と対戦、立ち上がりに左の差し合いを制した直後、右正拳突きを受け一撃でKOされる。 ホセ・ラミレス WBC世界フェザー級23位。大阪で開催された試合で千堂と対戦、メキシカン特有の距離のあるパンチで優位に立ったが、7RにスマッシュでKOされた。 アレックス・ハカ 国籍不明。鷹村対リッキー・マウス戦の前座で、日本ランキング入り直後の板垣と対戦。ハリネズミの前に1RKO負け。 バナイ・ジャッキージム 元東洋太平洋フェザー級3位。OPBF暫定王座決定戦でランディー・ボーイ・ジュニアと対戦、サウスポー封じからのカウンターをスイッチで破られ、KOで敗北。 ガオナー・パチョン タイ国フェザー級9位。間柴のOPBFタイトル戦のセミファイナルで板垣と対戦、客席に冴木と唐沢の姿を見つけ集中力の高まった板垣に圧倒され、最後は即興で繰り出されたジョルトカウンターに2RKOされた。 アルフレド・ゴンザレス 声 - 小野大輔(PS3版) WBC世界フェザー級2位。通算戦績は25戦22勝18KO3敗。メキシコにおいて次期世界王者と目されている強豪選手で、国内では「ミキストリ(死神)」と呼ばれる。自分を二敗させたWBC世界王者も「厄介」と認め、板垣がジムに来て以来、長い間ダウンをしなかった一歩を初めてダウンさせ、そして勝利した実力者。3敗のうち2敗の戦績はリカルド・マルチネス、残りの1敗は千堂武士に敗戦したものである。 リカルドのことを強く尊敬し、ファイトスタイルも模倣している。これについてビル・スチュワートは「コピーではオリジナルに及ばない」と語っているが、伊達は「模倣品ではなく一級品」と評している。 リカルド挑戦の足掛かりとしたい一歩と、日本で対戦。一歩のダッキングが厄介だと判断しアッパーや右を混ぜた直線系のパンチで一歩のよけ方をヘッドスリップに限定、その後3ラウンド目でヘッドスリップでは避けることのできないロングフックを浴びせダウンを奪い優位に立つ。それでも愚直に突進を続ける一歩の技術の低さに業を煮やしモード:死神 (ミキストリ) を発動。攻勢で圧倒するが、6ラウンドにはブロック越しの左アッパーで脳を揺らされ右フックの相討ちで逆にダウンを奪われる。7ラウンドには左アッパーで顎を跳ねあげられるも、乱打を冷静に見極めロープ際で放った強烈な右カウンターで一歩を失神KO。終始ペースを握り計二度のダウンを奪い7ラウンドTKOで勝利を納めた。しかし、技術が低いとは思ったが、それでいて自分と渡り合ったことから、一歩の資質を認めた。その後千堂がリカルドとのスパーでリカルドに膝をつかせた現場を目撃。千堂と一触即発の空気となるが、リカルドの「千堂とゴンザレスを観衆の前で戦わせて勝ったほうを次の防衛戦の相手にする」という提案により千堂武士と対決。序盤は精巧な技術で千堂を圧倒。そのままペースを握るが、千堂がゴンザレスのパンチに「馴れた」ことにより逆転され、2ラウンド目でコーナーに追いつめられる。元々千堂はゴンザレスの「狂気面」、つまりモード:死神 (ミキストリ) の側面と戦いたかったため、2ラウンド中盤ではそれを引き出すような「誘い」とも受け取れるパンチを浴びせる。それによりゴンザレスがモード:死神 (ミキストリ) を発動。強烈なカウンターの連続を千堂に浴びせそのまま対角線上のコーナーまで追い詰める。それからはコンビネーションや位置取りによってパンチをもらわず自分の拳をクリーンヒットさせるという終始有利な状況で激しい打ち合いに臨んだが、3ラウンドまで両者互いに全開に走り続けたことによる体力切れ、コンビネーションの狭間に打たれる千堂特有の強烈な相打ちによる精神、肉体的ダメージの蓄積によりロープ際まで後退。その後壮絶な相打ちを繰り返したのち、千堂の右の渾身の一撃を一歩を沈めた時と同じようなカウンターで迎撃。倒したかに見えたが、なんとか持ちこたえた千堂による倒れ際の低い姿勢から放たれたスマッシュをマトモに顎に喰らいそのままダウン。4RKOで敗北。技 メキシカンジャブ(リカルド・マルチネスと同レベル) ロングフック 様式・死神(モード・ミキストリ)(正確には技ではなく、普段は冷静なボクサーの顔の裏に潜ませている、過去に路地裏を拳一つで生き抜いてきたケンカ屋としての凶暴な本性を解放した姿。顔つきや口調、そしてファイトスタイルが常時とは全くの正反対のものに変貌する) アントニオ・ゲバラ フィリピンフェザー級国内チャンピオン。世界ランキング2位。年齢は初登場時で19歳。サウスポーの名手で、一歩にとって初のサウスポーの使い手でもある。 フィリピン貧民街出身で、大家族の長男。温厚で家族思いの青年。たくさん金を貯めてスモーキーマウンテンへ家族を迎えに行き、家で待つ家族の為に未来を持ち帰ることを目的としている。ゲドーを撃破しており、彼から一歩対策として「長いパンチは有効」だと聞かされた。 新型デンプシーロールの動作に入った一歩を追いつめられるも、家族のことを思い出し一歩のアッパーに合わせた左カウンターをテンプルに炸裂させる。4ラウンドKOで勝利を収めた。技 カウンター
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