近代ボクシングとは? わかりやすく解説

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近代ボクシング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 10:39 UTC 版)

ボクシング」の記事における「近代ボクシング」の解説

刀剣携帯一般的なくなりだした16世紀前半ごろから、賞金をかけたベアナックル・ボクシングの形で徐々にイギリス浮上兆し見せ始める。 現在のボクシング始祖といわれるのは、1695年イギリスのオックスフォードシア州テーム生まれたジェームズ・フィグ (James Figg) である。彼は、レスリングフェンシング棍棒術を得意としており、1718年ロンドンで「ボクシング・アカデミー」を設立してボクシング教え始めた。彼が行った当時の「ボクシング」とはグローブ嵌めないベアナックル素手)で行う一方で拳打だけでなく蹴り投げ締め噛み付き目つぶし許容され総合格闘術様相呈しさらにはフェンシング棍棒術といった武器術含まれたものだったフィグ自身教え傍ら自ら「プライズ・ファイター」(つかまれないよう頭髪剃っていた)として腕自慢達を倒して賞金稼ぎ護身術としても優れている認められボクシングとともに名声得てイギリス初のチャンピオンとなった1730年36歳引退し1734年39歳死去したフィグ後継者であったジャック・ブロートン(英語版) (Jack Broughton) が、自ら保持するタイトル防衛戦の時、相手殺してしまったために、「ボクシング普及させるのはこのような危険は廃さねばならない」と考え1743年に近代ボクシング初となる7章ルールブック「ブロートン・コード」(Broughton's Rule) を発表したその内容ベルト以下への打撃禁止・腰より下の抱込みの禁止倒れた相手への攻撃禁止ダウン30秒以内に立つことができなければ負けリング直径25フィート円形硬いの上)などである。練習エキシビション試合怪我防止用にマフラーの名のパッド入りグローブ開発した。 しかし、実際試合にはグローブ用いことはなく相変わらず素手に近い形で行われ1754年には死者が多いためイギリスボクシング禁止された。このためボクシング試合フランスベルギーなどで行われたが、貴族富裕層支持根強く1790年にはイギリスボクシング再開され1811年イギリス人チャンピオン、トム・クリブ対アメリカ合衆国トム・モリノーの再戦には2万5千人もの観衆訪れるほどとなった

※この「近代ボクシング」の解説は、「ボクシング」の解説の一部です。
「近代ボクシング」を含む「ボクシング」の記事については、「ボクシング」の概要を参照ください。

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