近代ムエタイの完成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 05:46 UTC 版)
タイを近代化させた名君として名高いラーマ5世は、ムエタイの価値を認めて振興に力を入れ、積極的にトーナメントを開催させた。また、体育教師の訓練学校や、軍の士官学校のカリキュラムにムエタイが取り入れられた。そして、ラーマ6世治世下の1921年には、タイで最初の常設スタジアムが完成した。当時の選手は手に木綿布を巻いているだけだったが、次のラーマ7世の治世下では、選手の死亡事故が起きたことを受け、1929年にグローブの着用が義務づけられるようになった。さらにこの時期、公式ルールやレフリーも導入された。こうしてムエタイはスポーツとして体系化されていった。また、1920年代に「ムエタイ」という名称が広く使われるようになった。 1941年、ラジャダムナン・スタジアムが建設された。初めは野外競技場だったが屋根は後に増築された。 1956年、ルンピニー・スタジアムが建設された。 1962年、ランシットスタジアムが建設された。
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