つ
1 五十音図タ行の第3音。歯茎の無声破擦子音[ts]と母音[u]とからなる音節。[tsu]
2 平仮名「つ」、片仮名「ツ」はともに「州」の略体からかといわれる。
[補説] 「つ」「ツ」の字源については諸説があり、今日なお確定していない。「州」のほかに、「川」「津」「鬪」などからかとの説もある。
3 「つ」は、また、促音(つまる音)の音節を表すのにも用いられる。現代仮名遣いでは、促音の「つ」は、なるべく小書きにすることになっている。
つ
[助動][て|て|つ|つる|つれ|てよ]《動詞「う(棄)つ」の「う」が脱落したものという》活用語の連用形に付く。
「なよ竹のかぐや姫とつけつ」〈竹取〉
2 多く「てむ(てん)」「つべし」「つらむ」の形で、陳述の確認・強意を表す。きっと…する。確かに…する。
3 「…つ…つ」の形で、動作・作用が同時に、または繰り返し行われることを表す。
「夜昼三日まで上げつ下しつ拷問せられけるに」〈太平記・一三〉
[補説] 3は平安後期以降の用法。「つ」と「ぬ」の違いは、「つ」が多く他動詞に付き、動作の完了、意志的な完了を表すのに対し、「ぬ」は多く自動詞に付き、状態の発生、自然的な完了を表す傾向がある。また、「つ」は事実・状態を直接的に表現するのに対し、「ぬ」は事実・状態を傍観的に表現するという。→ぬ →たり →り
つ
[格助]名詞、形容詞の語幹に付く。連体修飾語であることを示し、所有・所属などの意を表す。…の。…にある。
「庭—鳥鶏(かけ)の垂り尾の乱れ尾の長き心も思ほえぬかも」〈万・一四一三〉
[補説] 上代に用いられ、中古以後も「まつげ」「ときつかぜ」など複合語に残る。格助詞「の」に比べて用法が限られており、場所・位置に関する語に付くことが多く、時・性質などに関する語にも付く。
つ【▽唾】
つ【津】
読み方:つ
1 船が停泊する所。また、渡船場。ふなつき場。港。「三箇(さんが)の—」
「海上(うなかみ)のその—をさして君が漕(こ)ぎ行かば」〈万・一七八〇〉
つ【津】
読み方:つ
三重県中部、伊勢湾に面する市。県庁所在地。もと藤堂氏の城下町。県行政・文教の中心地。古く、安濃津(あのつ)と称し、三津(さんしん)の一。平成18年(2006)1月、久居(ひさい)市や周辺8町村と合併。人口28.6万(2010)。
つ【▽箇/▽個】
読み方:つ
[接尾]助数詞。和語の数詞に付いて、物の数や年齢などを数えるのに用いる。「ひと—、ふた—」「五—の誕生日」
つ【通】
つ【都】
津
名字 | 読み方 |
津 | つ→わたり |
津 | わたり→つ |
津
姓 | 読み方 |
---|---|
津 | つ |
つ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 14:21 UTC 版)
平仮名 | |
---|---|
文字 |
つ
|
字源 | 州の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-36 |
Unicode | U+3064 |
片仮名 | |
文字 |
ツ
|
字源 | 州の省略形 |
JIS X 0213 | 1-5-36 |
Unicode | U+30C4 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | TSU |
訓令式 | TU |
JIS X 4063 | tu, tsu |
アイヌ語 | ZTU, TSU |
発音 | |
IPA | t͡sɯ̹̈ |
種別 | |
音 | 清音 |
かな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
濁点つき
半濁点つき
|
つ、ツは、仮名の1つである。1モーラを形成する。五十音図において第4行第3段(た行う段)に位置する。日本語の音節の1つであり、清音の他、濁音(づ、ヅ)を持つ。または、促音の表記に用いられ、この場合には一般に「っ」「ッ」のように小さく書かれる。促音は単独で音節を構成しない。
概要


- 現代標準語の音韻:
- 1子音と1母音「う」から成る音。子音は、次の通り。
- 清音 「つ」: 舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す無声歯茎破擦音。
- 濁音 「づ」: 語頭や促音・撥音の後においては舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声歯茎破擦音。語中では舌の先を上歯茎に付けずに近付けて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声歯茎摩擦音、すなわち「す」の子音の有声音である。それら2つの「づ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。「づ」は「ず」と同じ発音であり、現代標準語では「づ」と「ず」を音の上で区別しない(四つ仮名)。現代仮名遣いでは、一部の例外を除いて「づ」で書かれてきたものを全て「ず」で書く。
- 促音「っ」:普通は次の音の子音の構えで1モーラをなすもの。例えば破裂音や破擦音であれば閉鎖が持続されたままの状態であり、摩擦音であれば隙間が形成されたまま摩擦が持続した状態である。つまり、長子音の前半部分を1つの音の単位、モーラとして切り取ったものである。音が続かない場合には、前の母音の構え、またはそれから口をいくらか閉じた形で息を止める。
- 1子音と1母音「う」から成る音。子音は、次の通り。
- 五十音順: 第18位。
- いろは順: 第19位。「そ」の次。「ね」の前。
- 平仮名「つ」の字形: 「州」または「川」の草体、略体からと考えられる[1]
- 片仮名「ツ」の字形: 「州」の略体または「川」からと考えられる
- ローマ字
- 点字:
- 通話表: 「つるかめのツ」
- モールス信号: ・--・
- 手旗信号:12→3
つ に関わる諸事項
- 「つ」は破擦音であるため、「ち」と共にタ行の他の音との子音の差が大きいといえる。「た」「て」「と」に近い子音で発音するとすれば破裂音 [tu] になるが、純粋な日本語にはもはや存在しない音であり、対応する仮名もないが、外来語等の表現としては用いられる。この場合、「とぅ」「トゥ」と表記されることが多い。
- 上代の「つ」は舌先の破裂音を子音とする [tu]であったと考えられるが、室町時代末には摩擦音を伴う [tsu] に転じていた[2]。現在もごく一部の方言に [tu] の発音が残る。
- 上代に「つ」は格助詞として用いられ、現代にもまつげや天つ神・国つ神といった複合語の一部として残る。つ (格助詞)も参照。
- 主に外来語に当てはめるために、あ行の文字を後続させて、つの子音[ts]と他の母音をあわせた音を表す。このとき、後続するあ行の文字は拗音同様、一般に小さく書く。例:モーツァルト、ツェルニー、カンツォーネ、エリツィン等。例外として、「おとっつぁん」など日本語での用法もある。
- 「つ」は1から9までの漠然とした助数詞として用いられる。
- かなで日本最短となる駅の名は「津(つ、Tsu)」である。
- 日本式の天気記号では「ツヨシ(強し)」の略として、雨強し、雪強し、雷強しの3つに用いられる。
- ㋡(ツを○で囲んだもの、マルツ)は、郵便において不在のために局に持ち帰って留置される郵便物の意味で用いられる。不在「通知」のツ。
- 同じく「㋡」あるいは「ツ」は、Unicode(ユニコード)に対応した海外のチャットでしばしばスマイリーとして使われる。この場合、1、2画目が両目、3画目が微笑んだ口元を表している。「¯\_(ツ)_/¯」は肩をすくめたポーズを表す[3][4]。
- 横書きの電子掲示板やTwitter上では、その右側の何かを差し出すなどの動作をしている手の形を「つ」の一文字で表現することがある。例えば、「つ お茶」の文字で、お茶を差し出す手を意味する[5]。この場合の「つ」は、欧米で「㋡」がスマイリーを表現する場合と同様に、文字の意味と関係がないアスキーアートの用法である。
脚注
- ^ 三国史記に出てくる「熊川」は「熊津」の別表記だが、日本での読みは「クマナリ」(久麻那利)で、「川」を「つ」とよむ根拠にはならない。
- ^ 『日本国語大辞典』(第2版)小学館、2001年。
- ^ “【Simejiランキング 番外編】世界の顔文字TOP3”. Simeji. 2020年11月6日閲覧。
- ^ カタカナの「ツ」が海外で顔文字になってるの知ってた? - ねとらぼ
- ^ “Twitterで見かける「つこれあげる!」の「つ」とは?”. ITmedia Mobile (2016年8月1日). 2020年11月6日閲覧。
関連項目
つ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:01 UTC 版)
叙爵者(名前の読み)爵位種別出自叙爵日備考塚本勝嘉(つかもと かつよし) 男爵 勲功 大垣藩士 明治40年9月21日 陸軍中将に進み、西南・日清・日露戦争の功により叙爵 津軽承昭(つがる つぐあきら) 伯爵 武家 陸奥弘前藩10万石 明治17年7月7日 常陸宮正仁親王妃華子の生家 津軽承叙(つがる つぐみち) 子爵 武家 陸奥黒石藩1万石 明治17年7月8日 津軽楢麿(つがる ならまろ) 男爵 武家 津軽伯爵家分家 明治22年1月29日 承昭の二男 筑波藤麿(つくば ふじまろ) 侯爵 皇族 山階宮家 昭和3年7月20日 山階宮菊麿王の三男。臣籍降下 辻維岳(つじ いがく) 男爵 勲功 安芸広島藩士 明治23年6月27日 王政復古に功。大津県知事などを歴任 辻新次(つじ しんじ) 男爵 勲功 信濃松本藩士 明治41年12月12日 文部次官・帝国教育会長を歴任 津田真道(つだ まみち) 男爵 勲功 備前岡山藩士 明治33年5月9日 土御門晴栄(つちみかど はれなが) 子爵 公家 安倍氏嫡流183石 明治17年7月8日 陰陽師安倍晴明の末裔 土屋挙直(つちや しげなお) 子爵 武家 常陸土浦藩9万5000石 明治17年7月8日 土屋光春(つちや みつはる) 男爵 勲功 三河岡崎藩士 明治40年9月21日 日清・日露戦争で旅団長・師団長を歴任 都筑馨六(つづき けいろく) 男爵 勲功 伊予国西条藩 明治41年8月3日 枢密院書記官長をつとめる 堤功長(つつみ いさなが) 子爵 公家 勧修寺流甘露寺家分家30石3人扶持 明治17年7月8日 貴族院子爵議員 堤正誼(つつみ まさよし) 男爵 勲功 越前国 明治33年5月9日 禁門の変・戊辰戦争で功 角田武雄(つのだ たけお) 男爵 勲功 陸奥国 明治40年10月2日 父秀松の功により叙爵 坪井航三(つぼい こうぞう) 男爵 勲功 長州藩士 明治28年8月20日 海軍中将に進む。昭和3年10月子九八郎没後に襲爵手続きせず 津守国美(つもり くによし) 男爵 神官 住吉大社宮司津守氏 明治17年7月8日 靏殿忠善(つるどの ただよし) 男爵 公家 九条流摂関家分家 明治22年12月18日 貴族院男爵議員。家名の「靏」を「鶴」と改めた。
※この「つ」の解説は、「日本の華族一覧」の解説の一部です。
「つ」を含む「日本の華族一覧」の記事については、「日本の華族一覧」の概要を参照ください。
つ
津
「つ」の例文・使い方・用例・文例
- 待って.1度に1つずつだよ
- いつか彼女は日本のマザーテレサになるだろう
- 見知らぬ人が銀行のあたりをうろついていた
- その問題について話をしよう
- そのことについては本当に申し訳ないと思っている
- 君と出かけるつもりはない
- そろそろ我々の違いについて話す時だ
- 私はうそなんかつかない
- 私は彼が欠席しているのにすぐ気がついた
- 会えないと思いがつのる
- 彼は放心したような顔つきをしていた
- 「彼はうそつきかい」「とんでもない」
- ごめんなさい,グラスを割りました.そのつもりはなかったのです
- 飢饉に病気はつきものだ
- 彼女は友達についてコンサートに行った
- 帳簿をつける
- 彼は警察に事故についてすべて話した
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