筑波藤麿とは? わかりやすく解説

筑波藤麿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 04:50 UTC 版)

筑波 藤麿(つくば ふじまろ、1905年明治38年〉2月25日 - 1978年昭和53年〉3月20日)は、日本の元皇族。旧華族山階宮菊麿王第3王子。靖国神社第五代宮司位階勲等は従三位勲一等侯爵。皇族時代の名と身位藤麿王


注釈

  1. ^ 同じく軍人とならなかった皇族のうち伏見宮家の邦芳王は、発病以前は陸軍幼年学校に在学していた(本人の項を参照)。
  2. ^ 「華族として、あたらしく苗字をきめなければならぬ。何という姓がいいだろう? 依頼によって、東大文学部の教授が、あれこれ知恵をしぼったが、名案がうかばない。そのとき、父が思いついたのが『筑波』である。筑波山は、父が実家の庭から、朝夕はるかに眺めて親しんできた山だった。しかも、父の父親が、その頂上に気象観測所をたてたといういわれがある」[12]

出典

  1. ^ 明治38年宮内省告示第3号(『官報』第6495号、明治38年2月27日)(NDLJP:2949825/2
  2. ^ 明治38年宮内省告示第4号(『官報』号外、明治38年3月3日)(NDLJP:2949829/22
  3. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、33頁。
  4. ^ 1979年4月28日日本経済新聞「[山階芳麿 私の履歴書]第3回:誕生 赤ん坊の時は健康優良 母は早世、島津家から継母」
  5. ^ 『東京帝国大学一覧 従大正15年至昭和2年』東京帝国大学、1927年、530頁。 NDLJP:1448364/271
  6. ^ 坂本太郎 (1978年8月). 日本歴史学会; 霞ヶ關書房; 日本歴史社; 日本歴史学会 [編]. “歴史手帖 筑波藤麿氏を憶う”. 日本歴史 (吉川弘文館): 50-51. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/7910419. 
  7. ^ 昭和3年宮内省告示第14号(『官報』第470号、昭和3年7月21日)(NDLJP:2956931/2

    本日勲一等藤麿王殿下並勲一等萩麿王殿下ノ情(ママ)願ヲ允サレ藤麿王殿下ニハ筑波ノ家名ヲ賜ヒ萩麿王殿下ニハ鹿島ノ家名ヲ賜ヒ華族ニ列セラル

  8. ^ 『官報』第470号「叙爵、叙任及辞令」、昭和3年7月21日)(NDLJP:2956931/3

    ◎昭和三年七月二十三日 / 授侯爵 勲一等 筑波藤麿、授伯爵 同 鹿島萩麿

  9. ^ 『官報』第471号「帝国議会」、昭和3年7月23日(NDLJP:2956932/5
  10. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、37頁。
  11. ^ a b c d 皇室皇族聖鑑(昭和篇) 1937 p.169
  12. ^ 筑波常治 1959 p.15
  13. ^ 『官報』第2443号「帝国議会」、昭和10年2月26日(NDLJP:2958922/11

    ○貴族院 / ◎侯爵議員就職 正四位勲一等侯爵筑波藤麿一昨二十四日ヲ以ッテ満三十歳ニ達シタルニ依リ議員ニ就職セリ / ◎議席及部属 議員侯爵筑波藤麿ノ議席及部属左ノ如シ / 議席第四一三號 / 第七部

  14. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、44頁。
  15. ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』19頁。
  16. ^ 筑波常治 1959 p.73
  17. ^ 【八六】靖国神社規則(昭和21年4月1日靖国神社達第一号)靖國神社規則、左ノ通リ定ム。昭和二十一年四月一日 靖國神社宮司 侯爵 筑波藤麿. 国立国会図書館調査及び立法考査局 [編]. “第二期 昭和二〇(一九四五)年八月一五日から昭和二七(一九五二)年四月二七日まで. (一)宗教法人化関係.”. 新編靖国神社問題資料集. 調査資料 = Research materials. 2006-3 (国立国会図書館): 82. (2007-03-20). doi:10.11501/999337. ISBN 9784875826484. https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_999337_po_0075-0112.pdf?contentNo=9&alternativeNo=. 
  18. ^ 千田稔『華族総覧』講談社、2009年7月、114頁。ISBN 978-4-06-288001-5 
  19. ^ #毎日新聞「靖国」取材班 2007 p.135
  20. ^ #毎日新聞「靖国」取材班 2007 p.139
  21. ^ 筑波藤麿 [社団法人日本シェパード犬登録協会々長] (1956). 誠文堂新光社愛犬の友編集部 [編]. “本書の刊行を祝して”. 最新シェパード犬百科事典 (誠文堂新光社). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2519342. 
  22. ^ 『官報』第3776号「叙任及び辞令」、大正14年3月27日(NDLJP:2955924/5
  23. ^ 『東京帝国大学一覧 従大正15年至昭和2年』東京帝国大学、1927年、531頁。 NDLJP:1448364/271


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筑波藤麿

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山階宮」の記事における「筑波藤麿」の解説

詳細は「筑波藤麿」を参照 菊麿王三男藤麿王1928年昭和3年)に臣籍降下し、侯爵筑波藤麿となる。東京帝国大学国史学科を卒業後、靖国神社宮司となる。東京代々木自宅筑波歴史研究室を設立し国史文献目録収集した国史学会」を発行した藤麿長男常治は早稲田大学教授次男常秀は、出家して法名を常遍と称し山階宮ゆかりの勧修寺門跡となった

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