旅団長とは? わかりやすく解説

旅団

(旅団長 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 06:43 UTC 版)

旅団(りょだん、: Brigade)は、陸軍編成上の単位のひとつで、師団よりも小さく、連隊と同等又はこれよりも大きい単位で、概ね1,500名から6,000名程度の兵員によって構成される部隊をいう。ただし、フランス陸軍のように小は6,500名(第27山岳歩兵旅団)から大は予備役軍人を含めて10,200名(第11落下傘旅団)という大規模な編制のものも存在する。


注釈

  1. ^ 代の中国では、兵員500名を「一旅」、5旅(約2500名)を「一師」と称し、5師(約12,500名)を一軍とした。
  2. ^ 正確には旅団長たる大佐の職制上の地位(Positional Rank)であり、そのため海軍代将(Commodore)にならぞえて陸軍代将と和訳するケースも稀にある。
  3. ^ 騎兵第1旅団近衛師団騎兵第2旅団第1師団、騎兵第3旅団は第8師団、騎兵第4旅団は第3師団にそれぞれ属した
  4. ^ 野戦重砲兵第1旅団は第3師団、同第2旅団は第12師団、同第3旅団は第1師団、同第4旅団は近衛師団にそれぞれ属した
  5. ^ a b 1937年(昭和12年)第一次編成の独立混成第11旅団を基幹に、日本初の三単位編制師団である第26師団が編成された
  6. ^ 1937年(昭和12年)に支那駐屯混成旅団、1938年(昭和13年)には台湾混成旅団等の小型師団タイプの旅団も編成された
  7. ^ 中隊以上、大隊以下の「隊」編成
  8. ^ a b 実人員規模は師団隷下の後方支援連隊とほぼ同じであるが、機能は大隊規模を中隊にするなどコンパクト化している
  9. ^ 離島型旅団(第15旅団)は、野戦特科部隊を欠く一方で高射特科部隊を連隊編制と拡充している
  10. ^ a b 令和4年度末、第6普通科連隊第6即応機動連隊に改編。
  11. ^ 令和4年度末、「隊」へ増強改編
  12. ^ 令和4年度末、「隊」へ縮小改編
  13. ^ a b 平成30年度末に第10普通科連隊が第10即応機動連隊に改編
  14. ^ 平成30年度末に中隊から隊へ増強改編
  15. ^ 平成30年度末に大隊から隊へ縮小改編
  16. ^ 令和4年度末廃止。(詳細は第12特科隊を参照)
  17. ^ 令和3年度改編で「隊」に増強。
  18. ^ 第12師団から第12旅団改編時に第12戦車大隊を廃止。令和3年度末に「第12偵察戦闘大隊」を編成。
  19. ^ a b 方面隊直属の中部方面特科連隊が担当。
  20. ^ 2024年3月21日、第13戦車中隊および第13偵察隊を併合し、第13偵察戦闘大隊を新編。
  21. ^ 平成29年度末新編(詳細は第15即応機動連隊を参照)
  22. ^ 平成29年度末に中隊から「隊」へ増強改編
  23. ^ 平成29年度末廃止(詳細は第14戦車中隊を参照)
  24. ^ 2014年3月26日付で群から連隊に改編(防衛省組織令等の一部を改正する政令(平成二十六年一月三十一日公布政令第二十号、防衛省HP))

出典

  1. ^ 奈良原裕也『軍事研究』2018年9月号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2018年8月10日、55頁。
  2. ^ 文谷和重「防衛費倍増の前にすべきは組織の整理」軍事研究2022年9月号、ジャパン・ミリタリー・レビュー、2022年8月10日、220頁。


「旅団」の続きの解説一覧

旅団長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 04:05 UTC 版)

ルイス・ウィグフォール」の記事における「旅団長」の解説

ウィグフォールは新たに掴んだ名声によって第1テキサス連隊大佐の位を確保しその後直ぐに南軍テキサス旅団」の准将昇進した1861年から1862年掛けての冬はバージニア州ダンフリーズ酒場宿営している部隊の側に宿舎を採った。そこから北軍襲撃想定して、しばしば部隊兵深夜武器持って招集掛けた。その神経質さウィスキーや強いリンゴ酒嗜好することのせいにされた。勤務であろうとなかろうと部隊兵の前で明らかに酔っているように見えることが一度ならずあった。ウィグフォールは1862年2月除隊しアメリカ連合国上院議員座り後任ジョン・ベル・フッドとなった

※この「旅団長」の解説は、「ルイス・ウィグフォール」の解説の一部です。
「旅団長」を含む「ルイス・ウィグフォール」の記事については、「ルイス・ウィグフォール」の概要を参照ください。


旅団長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 14:13 UTC 版)

第68旅団 (日本軍)」の記事における「旅団長」の解説

栗栖猛夫 少将陸士27期):1944年昭和19年6月23日 - 1945年昭和20年2月第26師団心得転出) 沖静夫 大佐陸士28期、陸大専科1期1945年3月1日付で少将3月23日付で第35軍司令部付となるが、栗栖旅団長転出後の旅団の指揮を執っていた)

※この「旅団長」の解説は、「第68旅団 (日本軍)」の解説の一部です。
「旅団長」を含む「第68旅団 (日本軍)」の記事については、「第68旅団 (日本軍)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「旅団長」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

旅団長

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 12:40 UTC 版)

名詞

旅団 りょだんちょう)

  1. 旅団の長。

発音(?)


「旅団長」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「旅団長」の関連用語

旅団長のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



旅団長のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの旅団 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのルイス・ウィグフォール (改訂履歴)、第68旅団 (日本軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの旅団長 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS