日刊スポーツ
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創刊年とエリア
- 東京 1946年
- 大阪 1950年(昭和25年)
- 創刊号は1950年1月20日付[45]。創刊当初は神戸市の神港新聞社により「オール・スポーツ」として発行。のちにオール・スポーツ社として分立し大阪府に移転。1957年、経営難から朝日新聞社に援助を打診、当時、大阪府枚方市で朝日新聞販売店を経営していた折田平市が[46]、中心となって瀕死のオール・スポーツ社を救済してなんとか立て直した(当初は事実上、広義のフランチャイズ契約だった)。日刊スポーツは全国展開の狙いもあって株式会社大阪日刊スポーツ新聞社の経営に参加、正式にオール・スポーツを日刊スポーツと朝日新聞社に事業譲渡した。2009年4月、同社を存続会社として、後述の名古屋日刊スポーツ新聞社・西部日刊スポーツ新聞社を合併し、株式会社日刊スポーツ新聞西日本となり、大阪本社が「西日本社」の総本部となった。
- 北海道 1962年(昭和37年)
- 北海タイムス社と提携して発行開始。株式会社日刊スポーツ新聞北海道本社となる。後に現社名(株式会社北海道日刊スポーツ新聞社)に変更。地元の北海道新聞社系列の「道新スポーツ」より20年古い歴史を有し、北海道では高いシェアを誇る。
- 名古屋 1969年(昭和44年)
- 創刊当初は大阪本社で発行を開始した。1974年に大阪本社名古屋総局を設立(後に支社となる)。1995年に大阪本社名古屋支社から株式会社名古屋日刊スポーツ新聞社へ分離独立したが、2009年に事実上大阪本社に再統合され西日本社の名古屋本社となる。新聞の印刷は1990年から岐阜新聞社に委託していたが、現在は朝日プリンテック名古屋工場(愛知県北名古屋市)で印刷している。ただし岐阜県では毎日新聞系のスポーツニッポンともども岐阜新聞販売所で委託販売しており、岐阜放送(ぎふチャン・GBS)の番組表に一時期「日刊スポーツのご購読のお申し込みは朝日新聞、または岐阜新聞販売店にお問い合わせ下さい」と掲載されたこともあった。
- 西部 1977年(昭和52年)
- 「九州にも日刊スポーツを」という九州・山口地方のファンの要望にこたえ、朝日新聞社、九州朝日放送などが出資して北九州市に株式会社西部日刊スポーツ新聞社を設立、1977年4月1日に西部版第1号(紙齢は大阪版と同一)を発刊。2007年1月15日、北九州市と福岡市に分散していた本社機能を福岡市に全面移転した。創刊当初は大阪版の紙面を使用していた。1980年代後半から東京制作の記事を増やしたが、2009年4月以降は名古屋以西の発行本社3社のグループ再編による新会社「日刊スポーツ新聞西日本」が発足(事実上大阪本社に統合し、西日本社・西部本社となる)したのに伴い、再び大阪制作の記事中心に戻るが、1面は東京制作の物を使う日が多い。印刷は福岡県太宰府市の朝日プリンテック工場(関門地域=福岡県北九州都市圏と山口県西部、並びに沖縄県を除く残りの九州全域向け)及び山口県下関市のみなと山口合同新聞社(関門地域向け)の2カ所で行っている。なお、みなと山口合同新聞社では「九州スポーツ」(東京スポーツの九州版)の編集・印刷も行っていたが、2020年4月に編集・委託先を毎日新聞社系に変更している(編集=堺市の高速オフセット工場、印刷=鳥栖市、北九州市の毎日新聞西部印刷センター)。ただし、山口県東部地方(山口市の一部地区、防府市以東)と島根県石見地方は、2010年4月5日より広島地区での受託印刷工場の変更(中国新聞福山制作センター→広島制作センター)に伴い、同日付より発行エリアが西部版から大阪版に変更となった[注 3]。
- 沖縄 1984年(昭和59年)
- 朝日新聞と関係が深い沖縄タイムス社との提携による。東京本社版のうちラ・テ欄、中央競馬面、公営競技面などは割愛されている(沖縄県には公営競技の施設がない。中央競馬の重賞レース記事が1面もしくは最終面の場合、沖縄県は西日本ではあるが、紙面制作の東京本社版を掲載。また重賞レースの結果のみ、最終面下隅の広告欄を差し替えて掲載することがある)。
- 東京本社版7版のうち1面及び最終面、スポーツ面、社会面、芸能面の構成で、カラー印刷の1面及び最終面以外はモノクロ印刷の12ページで発行され、東京本社の発行するページ数のおよそ半分となる。なお、スポーツ大会が重なるなどして多くなったスポーツ面により、紙面が12ページに収まらない場合には社会面や芸能面が割愛されることがある。
- 広告は沖縄タイムス社が募集したものに差し替えられている(掲載されている広告は沖縄県内の貸金業や男性向けクリニック、地元企業や病院、通販業者、沖縄タイムス自社宣伝)。2022年1月1日現在の月間購読料は税込1,029円(1部売り60円)。
- これとは別に新聞販売業者により、日刊スポーツを含むスポーツ紙の東京本社や西部本社(福岡県)が発行している即売版を空輸し、航空便料金を上乗せして、業者のオフィス以外に沖縄ファミリーマートや那覇空港ターミナルなどで販売している(沖縄県で琉球新報社が印刷している日本経済新聞以外の一般紙、夕刊紙、競馬新聞も同様)。
注釈
- ^ パ・リーグについては、親会社の毎日新聞社がオリオンズを所有していたスポニチにその役割があった。
- ^ 1980年代前半までプロレスを取り上げていたスポーツ紙は東京スポーツ・デイリースポーツくらいだった。また、スポーツ報知・スポーツニッポン・サンケイスポーツは1990年代初頭まではプロレスを殆ど取り上げていなかった。
- ^ なお、中国新聞広島制作センターでは、親会社である朝日新聞も現地印刷を委託されているが、山口県向けのものは全県で西部本社版(よって、山口県向けは地理上の関係により、東西2か所の工場で分散して印刷していることになる。それ以外の中国4県向けは本部・大阪本社版)を使用している。
- ^ その後、中国新聞広島制作センター(ひろしまちゅービーパーク)での印刷に変更されている。
- ^ その際、本来の大阪版1面の記事は、中面にて掲載される。
- ^ また東京版の1面が芸能ネタ〔例:リア・ディゾンの結婚報道〕で、大阪版の1面が阪神ネタの場合は、大阪で独自に制作。
- ^ 但し、高校野球関連の記事が1面の際は別の広告に差し替え。
- ^ 関西と名古屋は現在「スーパー玉出」(但し現状出店は大阪府一円と兵庫県の一部のみ)、西部は辛子明太子の福さ屋の広告をそれぞれ掲載。
- ^ スポーツ紙では掲載する新聞社自体が少なかった。
- ^ 朝日新聞、日本経済新聞も同日に地デジのリモコンキーIDの小さい順番に再編された。
- ^ 富山県にはテレビ朝日系のフルネット局がなく、北部・東部の新潟県境の地域(こちらは新潟テレビ21を視聴する世帯が多い)の一部を除き、HABをケーブルテレビか直接受信で視聴する世帯が多いため。
- ^ 既存のテレ朝chが「テレ朝ch1」、旧朝日ニュースターが「テレ朝ch2」に変更。
- ^ なお、沖縄セルラーについては現在も別法人として存続している。
- ^ 社内では「出走箱」と呼ぶ。
出典
- ^ “日刊スポーツ料金 広告掲載”. www.shinbunsogo.co.jp. 2022年2月3日閲覧。
- ^ “3月6日はスポーツ新聞の日、75年前の誕生秘話”. 日刊スポーツ (2021年3月6日). 2023年10月7日閲覧。
- ^ 創刊第1号の紙面。デイリースポーツは1948年に神戸で創刊し、東京版は1955年から発行している
- ^ “乃木坂46・寺田蘭世、“異例”長寿コラムの秘密を担当者が語る”. ザテレビジョン. KADOKAWA (2019年6月18日). 2019年6月12日閲覧。
- ^ バックナンバー申し込み 日刊スポーツ
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- ^ フィフィ、虐待死問題で蓮舫議員へ怒りの質問も「事実誤認?」の指摘 スポーツ報知(2019年2月18日15時12分※『「事実誤認?」の指摘』を追記、記事訂正)
- ^ 2019年2月18日蓮舫氏ツイート
- ^ 2019年2月18日のツイート
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- ^ “「日刊スポーツNEWS」設立へ 4月、デジタル編集に特化”. 東京新聞 (株式会社中日新聞社 東京本社). (2021年3月5日) 2021年4月1日閲覧。
固有名詞の分類
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