科学警察研究所 法医第九研究室 捜査員
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「秘密 -トップ・シークレット-」の記事における「科学警察研究所 法医第九研究室 捜査員」の解説
将来的にMRI捜査組織を日本全国に配置するという薪の先見により、新人だった青木も含め前述通りキャリアで占められる。その意図はなかなか明かされなかったが本編の終盤にて薪の口からメンバーに組織拡張構想が打ち明けられた。終章後に予告通り薪が率いた第2期(岡部、曽我ら貝沼事件で一時崩壊以降のメンバー)第九メンバーは解体され、各メンバーは各管区の室長に昇進している。 続編であるseason0では薪は科警研所長に、薪の後任に岡部が収まり、新たな部下を従えている。山本室長が担当する北海道地区が「第一管区」、宇野室長の仙台・東北地区が「第二管区」、関東および警視庁管内が「第三管区」、小池室長の中部地区が「第四管区」、今井室長の近畿地区が「第五管区」、曽我室長の中国地区が「第六管区」、斉藤室長の四国地区が「第七管区」、そして青木の配属された九州地区が「第八管区」となっている。 薪 剛(まき つよし) 声:谷山紀章 / 関智一 演:生田斗真 法医第九研究室室長。警視正。33歳(2060年時点)→39歳(2066年時点)。身長163cm。小柄な体格と童顔であり、女性と見紛う美貌の持ち主。実年齢より遥かに若く見られ、未成年と間違えられることも多い。アニメ版では極端なほどのタレ目。 「第九」創設期からの唯一のメンバー。第九が扱った凶悪事件の全てに関わり、中には国益に関わる機密も脳に「記憶」されており、多くの「秘密」を抱えるが故に暗殺や誘拐、脅迫といった身辺の危機につきまとわれている。慮外の出来事により脳を無傷のまま死を迎え、結果、他人に自身の脳を見られるといった不測の事態が起きないように(「薪を殺すには脳を狙う他ない」と思わせるためか)防弾チョッキを常時装着している。自身の「死」よりも「秘密」が暴かれる事を極度に恐れる一方で、自分だけが「秘密」を守り通す勝手が許されるのかといった葛藤にも苛まれている。 頭脳明晰、冷静沈着。驚異的な記憶力、昆虫並みの動体視力、鋭い洞察眼を持つ。凶悪犯の脳を見ながらただ一人正気を保ち、仕事をこなし続ける事で周囲から特別視されている。職務に対する責任感から部下の不手際を叱責することも多く、言動や態度はヒステリック。自分でも自覚している通り、青木をぶん殴るなど部下へのパワハラも酷い。第九を辞する者のうち半数は職務の過酷さから、残る半数は彼との意見の不一致を理由に辞めていくと言われる。警視総監など目上の人間だけでなく、同僚や部下に対しても気を許していない相手には敬語を使う。これを青木たちからは「軽語」(軽侮を意味する)と揶揄されている。部下への指示や先を読んでの根回しを行い、個々の捜査は部下に任せ一歩引いている事が多い安楽椅子探偵。 人情の機微や人間の弱さ、社会の底辺に生きる人々の苦しみ等に深い理解を示す反面、自分を忠実に慕う岡部をぞんざいに扱い、薪に対して恋情を抱く雪子を徹底的に突き放すなど、好意を持って自分に近づこうとする人間に対して極めて手厳しい。ただしそれは自身を脅かす危険が他者に及ばないようにするためであり、部下に危険や侮辱が及ぶ場合は冷静さを失うなど、随所で他者に対する細やかな配慮を見せる。人間の良心を信じる余り自身が心を傷める事も多い。青木に対しても厳しい態度を取る反面、特別な信頼を寄せている。青木と雪子の気持ちにいち早く気付き、二人の仲が進展するよう後押しするが、その真意は謎に包まれる。 第九の発足当時は周囲に愛嬌を振りまき親しみを見せており、年上の部下にはタメ口を許すまでして気を遣っていた。ただし心から信頼していたのは学生時代からの友人である鈴木ただ一人。「特捜」にて「カニバリズム事件」を単独捜査した後から命を狙われるようになる。「28人殺し」を犯す前の貝沼を偶然万引き犯として通り掛かった時にスーパー店主に引き渡されておきながら同情心から見逃した罪悪感と、貝沼のMRI捜査で同僚を次々と失った事により、徐々に精神的に追い詰められていく。信頼していた鈴木が第九に保管されていた貝沼の脳を見た後、脳とデータを破壊し、更には自殺を望んだ折に姿をみせた薪に向けて発砲したため、薪は正当防衛により錯乱する鈴木を射殺した。鈴木を失った痛手は大きく後々まで影響する強烈なトラウマとなっている。現在は警察組織の中で理想と現実の差に苦悩しながらも、生前理想に燃えていた鈴木の遺志を継ぐため尽力している。 興奮すると手当たり次第に物を投げたり、自傷行為をする癖がある。原作では不安定で脆い性質を強調されるが、アニメ版では滅多に動揺したり激昂することなく捜査を指揮する。原作では自らのトラウマである貝沼事件においてMRI画像をみて卒倒するものの、その後は終始冷静であった。 season0の2巻以降は米国やパリ出張を経て科警研所長に昇進。だが相変わらずの現場主義者。第九新室長の岡部とともに『第三管区』を切り回す。相変わらず慕っているとはいえ、一管理職としての公私の分別と人間関係の線引きが出来るようになった青木に対し、必要以上に冷淡に突き放している。『タジク編』の最終話で負傷入院した青木を「一番手のかかる家族」とみなしている真意を吐露した。 青木 一行(あおき いっこう) 声:川島得愛 / 浪川大輔 演:岡田将生 2060年に第九に配属。警部(本編)→警視(season0)。福岡県出身。東京大学法学部卒。24歳(2062年2月時点)。身長189cm、痩せ形の長身。近眼で眼鏡をかけている。 実直で誠実、正義を信じて突き進む一途な性格、お人好しの新米捜査員。感情の起伏が激しく、泣いたり落ち込んだり喜んだりと忙しく表情を変える描写が多い。素直で人の言うことを馬鹿正直に信じ、第九の先輩たちからよくからかわれている。エリートながら買い出しや飲み会の幹事などの雑事も担当し、第九メンバーの無茶振りや薪の機嫌に振り回される苦労人。また、怖い物知らずで「天然」。事情を知らずに薪や雪子の抱える地雷を踏むことも。薪に憧れと絶大な信頼を寄せており、その盲信ぶりは度を越していて「犬」と揶揄される。 事件と関係者への感情移入が行きすぎ、独断専行で自らの命や精神を危険に晒すことも多い。危険を顧みない大胆な行動で事件解決の糸口を見いだす事があり、捜査活動では随所に閃きを見せる。航空機操縦免許を持ち、『2001』にてヘリコプターを操縦した。 『2002』では両親との意見の対立から、故人のプライバシーを侵害し「秘密」を暴く事に苦悩するなど、数々の捜査を経験する中で成長していく。私生活では孤独な薪に対して普通の健全な家庭で育っており、MRI捜査について強い偏見を持つ父や母、円満な家庭を築く姉夫婦など、家族との関係性が強調されている。姉夫婦の娘である舞が生まれてからは、初めての姪を溺愛している。 眼鏡を取った顔が鈴木克洋に酷似しているが、姉に言わせるとわざわざ無理をして地味で老けて見える髪型にしている。『2007』で知り合った雪子に惹かれるようになり、『2009』ではプロポーズして受け入れられた。しかし、次第に雪子への好意は元婚約者の鈴木の脳を見た影響ではないかという自分自身への疑念を抱くようになる。また、雪子を薪と間違えてしまうなど、かなり危なっかしい。順調に雪子との交際を続け婚約する。 アニメ版では第九で唯一読唇術を会得している設定で、無音のMRI映像にアテレコするのが主な役目。原作で随所に見られる天然発言やおっちょこちょいな面はほとんど描かれず、人間心理の裏読みもできる成熟した人間性を持つ。また、『1999』におけるリード大統領暗殺事件が日本の第九管轄で解決されるという展開により、実姉を愛するシスコンという設定が加わる(ただし、このエピソードを無理矢理日本に持ち込んだことで、原作において語られている政治に対する第九の脆弱性や、青木が姪っ子への父性愛から事件解決への意欲や異性、結婚といったことを意識するようになるという重要な設定と矛盾する)。 season0では郷里の九州に転勤し、『第八管区』室長を任される管理職に昇進したものの、相も変わらぬ薪信者で雪子との破局後は独身。相変わらず姪っ子の舞の成長だけが楽しみ。本編終盤での苛酷な体験を経て、成長し冷静さを備えており、第九の現役職員にも的確なアドバイスを贈る。会議での東京出張中に薪が捜査する事件に結果的に巻き込まれ、会食会場で腹部を刺され負傷。その身を犠牲にして薪と日本警察の名誉を守った。パリ滞在中の薪に宛てて出した手紙が読まれていない(実は読んでいる)のを確認したが、それで良いとして退院後は家族と共に九州に戻った(〈原罪〉編)。青木が担当した特捜による永江明へのMRI捜査がある人物を追い詰めてしまい、薪から永江の追跡調査を依頼され未発覚の事件を突き止める(〈可視光線〉編)。見たら死ぬ映画により被害者が日本全国に拡散。各管区室長であるかつての同僚たちが捜査に動員される中、不審死がヤコブ病だと指摘。更に映画会社と交渉して未公開作品のフィルムを入手。薪の代理でタジクと交渉し「涙」→「水滴」→「エアミスト」の連想で犯行方法を特定。実行犯の須田確保とお手柄続き。だが、強制捜査同行時に逃走を図った児玉を射殺してしまう(〈増殖〉編)。 岡部 靖文(おかべ やすふみ) 声:銀河万丈 / 目黒光祐 演 : 平山祐介 野獣を思わせる無骨で強面な大男。大学を卒業する娘がいるという噂が立つほどのフケ顔だが、まだ36歳(2062年2月時点)の独身。season0では40歳。 第九の古株で、薪の片腕的存在。青木の先輩で良きアドバイザー。寡黙なようでいて、わりと説明上手。また職場内の人間関係調整役としても優秀で、細かな気配りをして自負心の強いエリート集団をまとめており、第九メンバーから非常に信頼されている。 元捜査一課の敏腕刑事で出世頭。警視総監から薪の監視を命じられ、次期室長の地位を約束されて第九に異動となった。初め、現場の刑事の視点からMRI捜査に関して強い嫌悪を持っていたが、自分の行なった現場捜査と事件の当事者から見た事実が大きく食い違うことや、薪の実力と意外なほどの脆さなどを目の当たりにして、薪の片腕となることを決める。以後はうるさ型の参謀兼ボディーガードとして薪を補佐しており、薪への脅迫が過激化した際は薪の自宅への送迎も担当するなど、青木ほど踏み込まず職務として薪をフォローする。鈴木に酷似した青木が薪と良好な関係でいることや、三好が薪を「つよし君」と親しげに呼ぶことが少し気に入らない。薪の「ヒステリー」と青木の「天然」による一番の被害者で、気苦労が絶えない。 子供が苦手だが面倒見は良い。『2008』特別篇では子供が母親に「証拠」を見せるために脳を見せようとしていることを嘆き、MRI捜査が人間不信から生まれた「必要悪」であるという側面を語っている。 アニメ版では薪に代わって現場捜査を仕切るが、第1話から輸送中の脳を奪われるという大失態を演じている。また、アニメ版ではバツイチという設定で元妻と会う場面もある。 season0では薪の科警研所長(前任者は田城)昇進に伴い法医第九研究室室長を引き継ぎ関東地区『第三管区』を薪と共に切り回す。と同時に『お目付役』という役割も引き続き担う苦労人。部下からは「岡部さん」と慕われている様子。うっかり薪宛の青木の手紙を預かってしまい戸惑ったり、舞に「やっちゃん」と呼ばれて魔性の幼女に振り回される中年男ぶりも発揮。部下の波多野には好き放題言われている。見たら死ぬ映画の一般公開(おとり捜査)に際しては通達をちゃんと聞いていなかったせいで「水を浴びた。感染する」とパニックを起こす。また元捜一という割には拳銃の腕がサッパリで、薪から青木と同様に訓練を命じられた。本編よりもコメディ担当という面が際立っている。 今井 博(いまい ひろし) 声:白熊寛嗣 / 不明 演 : 大倉孝二 青木の先輩。長身のオールバック。白いスーツを愛用していることが多い。 徹底したリアリストで彼女持ち。現実主義的な考えの多い第九のメンバーでもとりわけシニカルな男。どんな場面や状況でも冷静沈着であることから仲間から一目置かれており、青木を気にかけている。 劇中終盤までは明確に描かれることがなかったが、イレギュラーな存在である滝沢を除き、実質的に薪、岡部に続く第九のナンバー3。 season0では第4巻より登場。青木の報告会に出席していた。近畿地区「第五管区」室長で人口密集地を任されているだけあって薪の信頼が高いことが伺える。フルネームも判明した。 小池 穂高(こいけ ほだか) 声:吉野貴宏 / 森訓久 青木の先輩。糸目。 根っからのひねくれ者で、薪を全面的に信頼しておらず、辛辣な皮肉を言うことも多い。曽我たちと一緒になって青木をからかう。岡部の配属と同時に曽我と共に「第九」配属となっており、捜査員としては古株。独身、彼女なし。 season0では今井、曽我と共に第4巻から登場。中部地区「第四管区」室長。フルネームも判明した。 曽我 育秀(そが いくひで)(原作版) /曽我 孝(-たかし)(アニメ版、実写版) 声:- / 浜田賢二 青木の先輩、丸刈り頭。 陽気だが空気は読めず、「あいつは出世できない」と言われている。配属直後の青木にMRI映像を見せ脅かすなど、青木をからかって遊ぶ。小池と並び古株。女性には全くモテないらしく、作中では通算25回のお見合いに失敗している。天地には親切に指導している。 アニメ版では「曽我 孝」。第九の捜査員が絞られたことにより、原作より扱いが大きくなった。天地を口実に大の甘党であることに加え、第8話『改造』は彼を中心とするエピソードとなっている。 season0では今井、小池と共に第4巻から登場。中国地区の「第六管区」室長。 宇野 崇(うの たかし) 青木の先輩。メガネ男。 コンピューターの扱いに長けており、第九の機密漏洩疑惑においてはアクセス解析などで活躍する。アニメでは未登場。捜査で現場復帰後の滝沢とコンビを組むことになる。 season0では東北地区「第二管区」室長として5巻から登場する。フルネームも判明。 鈴木 克洋(すずき かつひろ) 声:松田佑貴 / 浪川大輔 演 : 松坂桃李 『2001』に登場。故人(死亡時の階級は「警視」)。「第九」発足時の捜査員で、薪の大学時代からの親友。刑事事件捜査において革新的なMRI捜査に夢と情熱を注ぐが、その犠牲者の一人となった。 貝沼清孝による「28人連続殺害事件」の捜査で抑鬱状態となり、自宅療養となるが、自分以上に危うい状態にあった薪の精神状態を危ぶみ、単独で貝沼の脳を解析する。その結果、貝沼の一連の犯行と自殺が薪への歪んだ愛情表現だったという事実に遭遇し発狂。貝沼の脳と残っていたデータを破壊し、最期に自分の脳を破壊しての自殺を試みる。制止しようとした薪に、正当防衛で自身を射殺させるよう発砲し、その死後に薪に強烈なトラウマを植え付ける。その後、遺された鈴木の脳を見た青木により、貝沼の引き起こした「28人連続殺害事件」および、「未成年連続自殺事件」の謎が解明する。また、薪が単独捜査した「カニバリズム事件」についても命令に背いてMRI映像を見ており「秘密」を共有していた。 一見爽やかなイケメンで能力も平均的だが、猜疑心が強く勘が良い。生前、三好雪子とは恋人同士で将来を誓い合った仲だったが、天涯孤独である友人の薪に対して後ろめたさを感じていた。薪は初対面のときから、容姿だけでなく性格やタイプも鈴木に近い青木を心配し、第九から遠ざけようとしていた。三好雪子も、青木が鈴木に似ていることを認めている。 天地 奈々子(あまち ななこ) 声: - / 野中藍 演 : 木南晴夏 『2002』に登場。第九初の女性かつ、非エリート。霊感が強く、生霊やオーラが見えていた。第九で死体が見られるとはしゃぎ、MRI画像初体験で例に外れず嘔吐して体調を崩したが、その映像にエクスタシーを感じた変わり者。数々の「不思議ちゃん発言」により、第九の男たちからは敬遠され、新人の青木に世話を押しつけられる。曽我だけがやたらと親切にしており、アニメ版では2人はかなり親しい間柄。 第九配属後、拉致されて大脳を摘出され、その脳を第九に送り付けられる。大脳を取られて仮死状態で3日間生きていたが、後に死亡。死後、青木のジャケットを掴んで離さなかった。第九における4人目の「殉職者」であり、殺害当時は青木視点のためクローズアップされなかったが、薪にとって大きな痛手となっていたことが後に発覚する。 アニメ版では設定が大幅に変更され、霊感が強いことを示す描写はあるが、犯罪心理学の専門家で理知的な第九の女性捜査員であり、原作とは逆に青木の先輩にあたる。また、原作のように突飛な性格でもない。服装はとても地味。青木を思っていたと思われる描写がある。曽我と共にレギュラーキャラだったが、原作エピソードと同じ結末を迎える。 映画ではアニメ同様に青木の先輩となっている。また原作とは異なり殺されない。 山本 賢司(やまもと けんじ) 『2010』より登場。第九の新人で陰気なハゲ頭。年齢は36歳(2062年時点)で、薪より年齢は上。 青木らと階級は同じ警部だが配属の時期から青木の後輩にあたる。第九の将来の組織拡張を見据えた人事で薪の意向により補充された。元検事で司法試験と国家公務員I種をパスした超エリートという異色の存在であり、第九の抱える法的問題(プライバシー保護についての訴訟問題や捜査の合法性といった問題)を扱うエキスパートとしての役割を期待される。 慇懃無礼で目つきが悪く、年齢のこともあって扱いづらく配属当初は第九に馴染めずにいた。学生時代に壮絶なイジメに晒されており、人間不信と対人恐怖症を抱える。表面的には嫌味で傲慢に見えてしまうが、実際にはナイーブで気弱。配属時期が悪かったせいで第九の機密漏洩疑惑で捜査員たちから強い疑念を抱かれる。実際には非常に腰が低く、人情味もある。有事には他のメンバーの「薪至上主義」に疑問を呈しており、「憤懣やる方ない」と言い切っている。 season0では北海道「第一管区」室長。第4巻より登場し、薪から桜木の射殺事件について法律相談され、身障者であることを証明し「無罪」を勝ち取る方法について説明している。5巻にも登場。 滝沢 幹生(たきざわ みきお) 『2011』より登場(その存在自体は『2001』から)。年齢は37歳。警視。第九の古参だが創設時のメンバーではなく、「カニバリズム」事件の後に配属された。「貝沼事件」捜査当時の捜査員で現在も生存しているのは薪と滝沢の二人だけであり、当時の習慣で上司の薪に対してもタメ口を許されている。「貝沼事件」の捜査により精神を病み、茨城県内の治療施設に収容されていた。薪は面会のために何度も見舞っているが、直接会うことは許されなかった。 2062年6月19日付で現場復帰を果たすが、その経緯があまりにも不自然であったために薪からは強い疑惑をかけられる。薪に対しては高圧的で、冷徹かつ思わせぶりな言動を見せるが、一方で極めて理に適った態度をとる。青木を小馬鹿にしており挑発する言動を繰り返す。
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