砂隠れの里
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「ロック・リーの青春フルパワー忍伝」の記事における「砂隠れの里」の解説
我愛羅 声 - 石田彰 五代目風影。原作同様冷静な性格だが、リーに誤って攻撃してしまった際は、顔の砂が剥がれてしまうほど動揺してしまう一面を見せる。また、リーのボケを真に受けるなど天然な一面も見せている。この漫画ではリーのライバルの一人であり最終回は彼との熱い戦いであった。 テマリ 声 - 朴璐美 リー達に対してドライなツッコミを入れている。 テンテンと再戦した際、口寄せ動物のカマタリ(声 - 徳本恭敏)を呼び出した。 カンクロウ 声 - 加瀬康之 テマリと同様、リー達に対してドライなツッコミを入れているが、彼らと一緒に便乗することもある。 三代目風影 砂隠れの里の先々代の里長。作中ではサソリの人傀儡として登場。
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砂隠れの里(風の国)
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「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」の記事における「砂隠れの里(風の国)」の解説
我愛羅(があら) 声 - 石田彰 五代目風影。シンキの義父で、シカダイにとっては叔父にあたる。衣装は前作の短ラン風から長ラン風になり、七三分けになっている。 中忍試験編では、雷車で木ノ葉に向かう途中でウラシキからの襲撃を受ける。モモシキとの戦いでは他の五影と共闘した。 一尾護衛任務では、サスケと共に守鶴を狙うウラシキと交戦。ウラシキとの戦闘で負傷し、ボルトとシンキに木ノ葉の里のナルトの元で守鶴を匿うように命じる。守鶴(しゅかく) 声 - 岩崎ひろし 尾獣の一体「一尾」。第四次忍界大戦で自由の身となり独りで過ごしているが、かつての人柱力であった我愛羅とは「友」としての関係を続けている。 中忍試験の際には牛鬼がモモシキに敗れ反応が途絶えたことを感じ取り、我愛羅に警告を発している。 その後、ウラシキに狙われるようになったことから、チャクラ感知を防止するため自ら茶釜に封印され、木ノ葉隠れに匿われることになる。 カンクロウ 声 - 加瀬康之 風影補佐。我愛羅の兄で、シンキやシカダイにとっては叔父にあたる。傀儡の使い手。 シンキからは「叔父上」と呼ばれており、風影の補佐として我愛羅を支える彼のことを、口には出されないものの慕われている。口下手な我愛羅に代わって彼の意思を代弁したりと、シンキの合理的に物事を考える偏りのある見方を理解しながらも支えている。 一尾護衛任務では、守鶴をナルトの元で匿うため、ボルトやシンキと共に木ノ葉隠れを目指す。途中で追跡してきたウラシキの傀儡からボルトとシンキを逃すため殿を務め、負傷しながらもこれを成し遂げた。 シンキ 声 - 上村祐翔 我愛羅の義理の息子。ヨド・アラヤと共にスリーマンセルを組む下忍。我愛羅のことを「義父上」と呼び、幼い頃に力を持て余した孤児の自分を養子として受け入れてくれたことを深く感謝している。 我愛羅が治める砂隠れこそが五里の中で最も強いと考えており、その証明のため自らの強さを誇示している。口数が少なく冷静沈着な性格で、物事を合理的な考えしか浮かばず時に冷淡とも捉えられる厳しい口調で誤解されがちだが、根は我愛羅たちのことを強く慕っている。 血継限界である強力な磁遁の使い手で、普段は忍装束の上にコート状に形成した砂鉄を纏い、戦闘時はこの砂鉄を翼や拳、棘状に変形させ自在に操る。また、我愛羅と同じく第三の目を使用しており、カンクロウ直伝の髑髏の傀儡を使った封印術も会得している。 ボルトと同時期に中忍試験に参加し、第二次試験ではメタルらを軽く破り、第三次試験の1回戦ではチョウチョウと対戦し傷一つ負わず勝利した。準決勝では目をつけていたミツキと対戦し、彼に本気を出させようとするも、仙人モードの使用を踏みとどまり降参したため不本意な形で決勝に進んだ。決勝戦のバトルロイヤルではサラダと組んだボルトと戦い、サラダを戦闘不能にするも、ボルトが忍籠手で発動した紫電で砂鉄のガードごと吹き飛ばされた。その後乱入してきたモモシキとの戦闘に介入しようとしたが我愛羅に制止され、後に五影と共にモモシキを退けたボルトに対抗意識を抱くようになる。 一尾護衛任務では中忍試験以来にボルトと再会。守鶴をナルトの元で匿うため、我愛羅に命じられ不本意ながらもボルトと共に木ノ葉隠れの里を目指す。考え方の違いもありボルトとそりが合わず、彼の任務より仲間を優先に行動する考えを「甘すぎる」と否定している。しかし彼と交流する内に次第に心動かされ、守鶴を木ノ葉に託すと単身ボルトの元に駆けつけ、共闘してウラシキと交戦。事件後も自分の考えを改めることは無かったが、ボルトとの信頼関係は多少深まった。 ボルトの2度目の中忍試験で最終試験のトーナメント戦を観戦に来た際には、既に中忍に昇格している。 ヨド 声 - いなせあおい シンキ・アラヤと共にスリーマンセルを組む下忍のくノ一。フードを被ってイヤホンで音楽を聴いていることが多いが、これは鋭敏な聴覚を封印するため。長い髪を振り下ろす高周波で攻撃する。 ボルトと同時期に中忍試験に参加し、第三次試験の1回戦でシカダイと対戦する。攻撃動作を音で見切って回避し攻勢に出るが、余分な音が混在すると反応が遅れる弱点を突かれ、影縛りを喰らいギブアップした。 一尾護衛任務では中忍試験以来にボルトと再会。カンクロウの指示で、負傷した我愛羅の護衛を命じられる。中忍試験で自分に勝利したシカダイの高い分析能力を評価するようになっている。 ボルトの2度目の中忍試験で最終試験のトーナメント戦を観戦に来た際には、既に中忍に昇格している。 アラヤ 声 - 井木順二 シンキ・ヨドと共にスリーマンセルを組む下忍。仮面が特徴で、「~っス」が口癖。武器は刀で、納刀状態では棒術も使う。本来は傀儡使いであり、高精度の操作能力を持つが、メタル同様に他人に注目されることが苦手という欠点を持つ。 ボルトと同時期に中忍試験に参加し、第三次試験まで進むが、性格上人前で戦えなかったために自分そっくりに偽装した傀儡を身代わりにして、自身は観客席の上に潜んで傀儡を操っていた。1回戦でいのじんを倒し、準決勝ではサラダと対戦し写輪眼の特性を分析して追い詰めるも、自分も戦法と居場所を見抜かれてしまい、火遁で傀儡を吹き飛ばされ戦意喪失した。 一尾護衛任務では中忍試験以来にボルトと再会。カンクロウの指示で、ヨドと共に負傷した我愛羅の護衛を命じられる。 ボルトの2度目の中忍試験で最終試験のトーナメント戦を観戦に来た際には、既に中忍に昇格している。
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砂隠れの里(風の国)
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「NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事における「砂隠れの里(風の国)」の解説
我愛羅(ガアラ) 声 - 石田彰、演 - 須賀健太、植田慎一郎、納谷健 砂隠れの里の忍。四代目風影・羅砂の次男で、カンクロウとテマリの弟。出生時に里の兵器として一尾・守鶴を憑依させられた人柱力。特徴的な両目の隈は、守鶴に体を乗っ取られる恐怖から、満足に眠れないことが原因の慢性的な不眠症によるもの。背中には砂の入った瓢箪を常に背負っており、この中の砂や周囲の砂を自在に操る力を持つ。また眠ることで一尾・守鶴の意志を覚醒させ、尾獣化することができる。 母の加琉羅の命と引き換えに生を受けるが、かつては守鶴の力を制御しきれず里の人間から恐れられ、父の羅砂からも疎んじられて孤独な幼少期を送っていた。唯一、叔父(加琉羅の弟)の夜叉丸にだけは心を開いていたが、6歳の頃に羅砂の命を受けたその夜叉丸に命を狙われ、返り討ちにした彼の口から「姉の命を奪って生まれたアナタを憎んでいた」という言葉を聞かされ絶望した。この出来事は彼の心を深く傷つけることになり、以来目に付くもの全てを手当たり次第に破壊・殺戮する残忍な性質となっていった。以降も父から何度も刺客を送り込まれてきたため、血を分けた家族であっても憎しみと殺意での繋がりとしか考えられず、実の兄弟であるテマリやカンクロウですら気に入らなければ殺すと豪語するほどの殺伐とした性格になってしまった。 第一部の中忍試験では、第二予選では開始早々に遭遇した雨隠れの忍のチームを躊躇なく全員抹殺し、最高記録を大きく更新する97分という異例の早さで、かすり傷や汚れすらもなく通過した。第三予選ではリーと対戦し、苦戦しながらもリーが大技「裏蓮華」を放った直後の反動を突き、攻撃し重傷を負わせて勝利した。本戦ではサスケと対戦しやや苦戦するが尾獣化により圧倒。その後の木ノ葉崩しでは自分と同じく人柱力として育ったナルトと死闘を繰り広げ、その中でナルトの強さの理由が「他者とのつながり」にあると気付き、以来自分と同じ苦しみを知り新たな道を示してくれたナルトに感謝と憧れの感情を持つようになった。この頃から周囲に少しずつ心を開いていき、人間味を取り戻していった。その後のサスケ奪還任務では綱手の要請に応じて救援に駆け付け、かつて戦ったリーと共闘して音の五人衆の君麻呂を倒すことに成功した。 第一部と第二部の間には父の跡を継いで五代目風影に就任。里の上役達からは人柱力であることから疎まれていたものの、その他の里の住人たちからは大きな支持を集めるようになった。第二部では一尾を狙って里に侵入した暁のデイダラに襲撃され、彼の左腕を潰すも直後の里を狙った攻撃を防いだ際に隙を見せてしまい、自身の砂の盾に仕込まれた起爆粘土の爆発の衝撃をまともに受けて敗北。気絶したところをそのまま暁に連れ去られ、守鶴を抜かれたことにより一度は息絶えたものの、救援に来たナルト達に身体を回収され、相談役であったチヨの転生忍術により息を吹き返した。五影会談では襲撃してきたサスケに対し、復讐を思い直すよう説得するが拒絶され涙を流した。会談終了後帰国する際には宿にいたナルトの元に赴き会談での一件を伝え、「友としてサスケのために何をしてやれるのかよく考えろ」と言い残して里に戻った。 第四次忍界大戦では忍連合戦闘大連隊の連隊長兼第4部隊長に任命されて現場における指揮を任され、出陣直前には全軍を鼓舞する演説を行い結束を促した。戦場では穢土転生で蘇った無・鬼灯幻月・三代目エー・羅砂の存在を感知してオオノキと共に彼らを迎撃。無を除く3人を砂で拘束し、羅砂に「自分は母の加琉羅から愛されていた」という真実を聞かされると同時に、父も自分を孤独にさせてしまったことを後悔していたことを知り涙を流し、里の未来を託されながら父を封印して見送った。その後は無と幻月をオオノキとともに迎撃し幻月の封印に成功するが、無は分裂の能力で取り逃がしてしまい、彼が本物のマダラを口寄せしたことで戦況が一変し、五影達はマダラを迎え撃つも返り討ちにあい瀕死の状態に陥るが、綱手の医療忍術により復活し、他の五影達と共に戦場に赴いた。 ナルトが「陽」の九喇痲を抜かれ瀕死の状態に陥った際は、治療役のサクラと共にミナトのもとに向かうが、そこで十尾の人柱力となったマダラの襲来に遭い、駆けつけたガイが八門遁甲の術を発動させたことで、ミナト・カカシ・リーと共にガイのサポートに回った。マダラが無限月読を発動した際には、「家族と平和に暮らす幼少期の自分が、この頃からナルトと友達として交流している世界」を見せられていた。大戦終結後は引き続き風影を続けており、髪型はストレートの七三分けに変わっている。また、里の少年であるシンキを養子としている。 テマリ 声 - 朴璐美 砂隠れの風遁使いのくノ一。四代目風影・羅砂の長女で、我愛羅とカンクロウの姉。第一部では下忍であったが、ナルトの修行中に上忍となる。金髪の後ろ髪を4つに分けて縛っているのが特徴。いつも背中に身の丈ほどある扇子を背負っており、戦闘時には扇子で風を巻き起こして戦う風遁忍術の使い手。男勝りで好戦的な性格だが、他者を気遣う優しさも併せ持っている。 相手の能力を瞬時に分析するなどの緻密な分析力も備えている。前述した好戦的な一面はあるものの、大蛇丸が画策した木ノ葉崩しの件においては批判的な見解を示すなど理性的な一面もある。 第一部の中忍試験第三予選ではテンテンと対戦し、全ての武器を扇子で弾き返して勝利した。本戦ではシカマルと対戦して頭脳戦を繰り広げるが、一枚上手だったシカマルに追い詰られるも最終的にはシカマルがチャクラ切れで棄権したため勝利した。木ノ葉崩しの際はカンクロウと共に我愛羅を連れて逃走するが、サスケと戦おうとする我愛羅に木に叩きつけられ戦いを見守った。その後我愛羅がナルトとの戦いで変わったことを機に三姉弟の関係は大きく変わり、互いに信頼しあうまでに良好な姉弟関係を築くようになった。サスケの奪還任務では中忍試験で戦ったシカマルの援護に駆けつけ、音の四人衆の多由也をあっさり倒した。 第二部では砂隠れの里の上忍として、後進の育成や他里との掛け渡し役を務めるようになった。五影会談では我愛羅の護衛として鉄の国にカンクロウと共に同行。会談終了後はナルトたちを発見し、会談での出来事をナルトたちに伝えた。第四次忍界大戦では第4部隊に配属され、我愛羅やオオノキらと共に蘇ったかつての五影達と戦闘。その後は第4部隊と共に復活した十尾と交戦するナルトたちと合流して十尾と交戦した。戦後は黙の国での任務の後にシカマルとの距離が縮まり(小説「シカマル秘伝」)、ナルトとヒナタの結婚(小説「木ノ葉秘伝」)の後にシカマルと婚約した(小説「我愛羅秘伝」)。その後砂隠れでのクーデター鎮圧の後に正式に結婚し、以降は奈良テマリと名乗っており、息子のシカダイを授かり木の葉の里に在住している。 カンクロウ 声 - 加瀬康之 砂隠れの里の忍。テマリの弟で我愛羅の兄。口癖は「~じゃん」。黒い衣装に歌舞伎役者のような隈取をしている。烏、黒蟻、山椒魚といったカラクリを仕込んだ傀儡人形を操って戦う傀儡師。やや短気で敵の挑発に乗りやすいところがあり、生意気な子供嫌いということから弟の我愛羅を恐れつつも内心では疎んじる様子も見せていた。木の葉崩し以降は我愛羅との関係も改善し実の兄として気に掛けるようになった。また、第一部では下忍であったが、ナルトの修行中に上忍となった。 第一部の中忍試験に我愛羅やテマリと共に参加し、第三試験の予選では木ノ葉隠れ(正体は音隠れのスパイ)のミスミを撃破した。本選は木ノ葉崩しの優先のために直前で棄権するものの、本戦会場からの逃走中に対戦相手だったシノに勝負を挑まれた。事件後はナルトの影響で我愛羅の心境に変化が生じたのに伴い、我愛羅とも徐々に打ち解けていった。その後のサスケ奪還任務では援軍として姉弟と共に砂隠れから派遣され、木ノ葉隠れのキバを助けて音の四人衆の左近と右近を倒した。我愛羅が風影に就任してからは、主に里の警備に従事するようになった。 第二部で暁のデイダラとサソリに我愛羅が攫われた際には、2人を単独で追跡してサソリと対決するが、手持ちの傀儡人形の製作者であったサソリ相手に戦略を発揮できず敗北し毒により瀕死に陥るも、支援に訪れたサクラの治療で一命を取り留めた。五影会談では我愛羅の護衛として鉄の国に赴き、会談を襲撃したサスケと交戦した。第四次忍界大戦では奇襲部隊隊長を任され敵の偵察部隊だったサソリ達と交戦、デイダラを拘束しサソリとシンを戦闘不能にすることに成功した。その後、穢土転生された半蔵が口寄せした山椒魚・イブセの毒霧に冒されるが、第5部隊の侍たちに救助された。最終話では、木の葉の里での五影会談に出席する我愛羅の護衛として同行し、木の葉の里に住むテマリと甥のシカダイの住処を訪れた後、会議場に護衛として同席した。 羅砂(らさ) 声 - 田中正彦 四代目風影。我愛羅たち三兄弟の父。生前は三代目風影の失踪に伴い若くして風影に就任したが、風の国の大名の軍縮の方針の中、妻や息子・我愛羅を犠牲にしてまでも里の力の強化を図っていた。使用する術は砂金を操る血継限界の磁遁であり、守鶴が暴走した時もこれで対処していた。また、この砂金を取引に使うことで軍縮が進む中で里の安定を保っていた。我愛羅との親子関係は劣悪そのもので、彼を見る表情は冷酷だった。我愛羅が人柱力として尾獣をコントロールするになかなか至らないことに苛立ち、ついには夜叉丸に命じて「母から愛されてなどいなかった」と吹き込ませることで我愛羅に尾獣をコントロールさせようと図るが、その結果我愛羅は尾獣化して暴走したため、「やはり、失敗だった」と息子の価値を一方的にないものと決め付けていた。中忍試験前には大蛇丸とカブトによって暗殺されており、その後木ノ葉までの道中にて側近と共に死体で発見された。 第四次忍界大戦ではカブトの「穢土転生」によって蘇生され、我愛羅やオオノキと対峙。その際、我愛羅が自らの憎しみを乗り越え五代目風影となったことや、チヨが我愛羅を救ったこと、我愛羅に友ができたということに驚きを隠せなかった。もう一度息子の価値を自身で確かめると言い放ち、自ら我愛羅と対峙するが、自身が操る砂金の盲点を突かれて身動きを封じられた。そして我愛羅の砂が妻の加琉羅の姿に似ていたのを見て、妻の想いを無視して我愛羅を利用しようとしてことが誤りだったことを悟り、加琉羅が母親として我愛羅に愛情を注いでいたことを教え、命を狙う程に我愛羅を追い込んだ自分が父親と言うのもおこがましいと言い後悔した。しかし、それでも我愛羅が自らを父と呼んでくれたこと、我愛羅が自分の力などとうに超えている程に成長していたことに涙を流し、最後は里の未来を我愛羅に託しながら封印された。 加琉羅(カルラ) 声 - 織部ゆかり 我愛羅たち三人の母。羅砂に「砂の守鶴」を憑依させられたことでこの世を憎み、生まれてきた我愛羅を呪いながら、我愛羅を産むと同時に命を落としたとされていたが、それは羅砂の命令による夜叉丸の嘘であり、実際は生まれたばかりの我愛羅に対し「どんなことがあっても、自分が守る」と深い愛情を抱いていた。 夜叉丸(やしゃまる) 声 - 保志総一朗 砂隠れの医療忍者。加琉羅の弟で三姉弟の叔父。姉とよく似た容姿をしている。我愛羅の世話係にして彼が唯一心を開く存在で、我愛羅に痛みや愛情の概念を教えた人物でもある。しかし、医療忍者という肩書きは表向きで、実際は砂の暗部の忍で四代目風影・羅砂の右腕。羅砂の命により我愛羅の暗殺を試みるも、激昂した我愛羅の反撃に遭い致命傷を負わされる。覆面を暴かれて素顔を知られた末、ショックに震える我愛羅に対し心底憎んでいたと言い放ち、同じく加琉羅もこの世を呪い息子を愛していなかったと話して我愛羅を精神的に追いつめ、最後は服に仕込んでいた大量の起爆札で自爆して死亡した。しかし、全て羅砂の命令であり、加琉羅に愛されていなかったと我愛羅に嘘を吹き込むことで人柱力としての価値を量ることが目的であった。この命令に対し当初は躊躇いを見せていたが、最終的には任務を全うした。 バキ 声 - 中田譲治 砂隠れの里の上役であり上忍。木ノ葉崩しの際には我愛羅・テマリ・カンクロウを率いて木ノ葉隠れの里に入り、カブトとの木ノ葉崩しに関する密談を盗聴していたハヤテを殺害した。風遁系の術を得意とする。第二部では新たな風影となった我愛羅の部下として活動している。 由良(ユウラ) 声 - 渡辺英雄 里の上役(第二部開始の4年前に就任)である上忍であり、里の警備部隊の隊長。暁の行動が活発化したことを自ら積極的に察知するなどの働きぶりで周囲からの信頼も厚かったが、実は暁のサソリの配下でありスパイ活動を行っていた。「潜脳操砂の術」によって暁時代の記憶を消されていたが、潮時を悟ったサソリによって術を解除されて記憶が戻る。直後、自身の持ち場である警備部隊を襲撃し全滅させる。そして暁のイタチに体を利用されて「象転の術」の生贄となり死亡した。疾風伝オリジナルストーリー「ナルトの背中~仲間の軌跡~」では、風影となった我愛羅へのクーデターを企てる一部の上役達に遠まわしに「事故に見せかけて我愛羅を始末すればいい」という趣旨の発言をしているなど、我愛羅の存在を快く思っていなかった。 マキ 声 - 東内マリ子 砂隠れの里の上忍のくノ一。布を使った忍術の使い手。疾風伝ではかつてパクラの弟子であったこと、両親を霧隠れに殺された過去が明かされている。第四次忍界大戦では忍連合の封印班に配属され、カブトの「穢土転生」で蘇生されたパクラと交戦、パクラを説得して封印することに成功した。 チヨ 声 - 谷育子 砂隠れの里の相談役。暁のサソリの祖母。通称チヨバア。里の忍達からは「チヨバア様」と呼ばれている。砂隠れの同盟国やそれ以外の里と多くつながりを持つパイプ役。熟練の傀儡師であり、幼少のサソリに傀儡の術を叩き込んだ師匠でもある。また封印術の心得もあるらしく、かつて四代目風影と共に生まれたばかりの我愛羅に守鶴(一尾)を憑依させた。第三次忍界大戦では息子夫婦を木ノ葉のはたけサクモに殺害されており、始めてカカシと出会った時には彼をサクモと見間違えて襲いかかっていた。綱手とはかつて交戦した際に、自分が作り出した毒物を瞬時に解析されて対抗策を編み出されたりと、ある種因縁の仲だとサクラに語っている。 風影奪還任務では木ノ葉の第三班と共に行動し、サクラと共にサソリと戦闘となり繰り広げ辛くも勝利したが、サソリの毒で傷を受けてしまった。その後守鶴を抜かれて死亡した我愛羅を蘇生させるために、死を承知で転生忍術の「己生転生」を使用し、ナルトたちに忍の未来を託して静かにこの世を去った。第四次忍界大戦ではカブトの「穢土転生」によって蘇生され、ミフネ率いる第5部隊と交戦する。半蔵と戦ったことがあり、その時の情報を連合軍の忍に教えていた。最終的に「穢土転生」解除によって昇天した。疾風伝では、過去の行いに後悔しつつも、カンクロウに傀儡の奥義を実戦法式で伝授させようとした経緯が描かれている。 エビゾウ 声 - 城山堅 砂隠れの里の相談役でチヨバアの弟。同里の忍からは「エビゾウ爺様」と呼ばれている。かつては凄腕の軍師として忍世界に名を馳せ、チヨの傀儡の術と彼の策で多くの戦いにおいて里の勝利に貢献してきた。原作では風影奪還編序盤と終盤にしか登場していないが、疾風伝では我愛羅の下へ向かうテマリたちに同行する場面が描かれ、我愛羅の奪還に熱くなるテマリたちを諭し、彼女達に三代目風影の失踪の事件を語った。 上役達 声 - 木村雅史、松本忍、菊本平、坂巻学 砂隠れの里の上役達。風影を含め12人で構成されている。作中での発言から我愛羅・バキ・由良以外の顔ぶれは三代目風影の時代から変わっていない模様。かつて三代目風影が失踪した際に捜索一辺倒となったことで戦争が起こったため、里の安定を保つことを第一に考えている。人柱力の我愛羅をあまり良く思っていなかったが、彼が一尾を抜かれた後はある程度良好な関係を保っている模様。疾風伝では木ノ葉崩し直後に行われたカカシ班と我愛羅たちとの合同任務で我愛羅暗殺の為に奇襲部隊を派遣したが、ナルト達の協力で撃退された事が判明している。さらに第三次忍界大戦中に霧隠れとの関係悪化を防ぐために、四代目風影・羅砂と共にパクラを死亡させた。 三代目風影 声 - 河合みのる チャクラを磁力に変えることができる特殊な体質と、かつての守鶴の人柱力が使用した術を利用して、砂鉄を変幻自在に操る血継限界の1つ・磁遁を開発し、その術によって歴代最強の風影と謳われた。しかし、ある日突然里から姿を消し、里の忍達は必死に捜索したが遂に見つかることはなかった。疾風伝では失踪後も暗部が密かに調査を続けていた事がエビゾウから語られたが、現在に至るまで死体はおろか移動した痕跡すら見つかっていないという。だが、実は同里の忍であったサソリに殺害されており、遺体は持ち去られて傀儡人形にされていたことが判明した。 疾風伝アニメオリジナル「イタチ真伝篇」では大蛇丸によって穢土転生で蘇生され、追っ手のデイダラとサソリと交戦させられる。自身を殺したサソリを相当恨んでおり、蘇生された際には恨み言を述べていた。風影としての自分に誇りを持っているらしく、大蛇丸の発言に激怒して自我を消された後に術の支配に抗って自我を取り戻す実力を見せた(大蛇丸曰く術が不完全なことも原因らしい)。 分福(ぶんぷく) 声 - 宗矢樹頼 我愛羅の前任の一尾・守鶴の人柱力。右掌には左右反転した「心」、左掌には「受」の文字が刻まれていた老僧。生前は茶釜を封印している場所に幽閉・監視されており、里の者達から忌み嫌われ自らを尾獣名で呼ばれても彼らに手を合わせ続けた。守鶴については心の友と考えており、「六道仙人に似ている」と言われた際は「一際嬉しい言葉」と語り涙を流した。守鶴に対し、いつか「守鶴を守り導く者(我愛羅)」が現れることを予言した。
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