おこがましい
別表記:烏滸がましい、をこがましい
おこがましいとは、おこがましいの意味
おこがましいとは、「出しゃばったまねをする」「身の程知らずなことを言う」「分不相応である」「生意気だ」といった意味で用いられる表現である。古語「をこがまし」に由来する。漢字では、「烏滸がましい」と表記する。英語では、presumptuous と表現する。おこがましいの使い方
「おこがましい」の使い方としては、ビジネスシーンにおいて、目上の人に意見具申するような場合に、その「口を挟む」という行為が出しゃばった行為であると前置きする(謙譲の意味を込めた)ような言い方が挙げられる。具体的な言い回しとしては、「一介の平社員に過ぎない私が会社の経営方針に口出しするのもおこがましいのですが」といったような言い方があり得る。これに続く内容は異見・異論・疑義あるいは反論などが想定される。おこがましいの語源
「おこがましい」はもともと古語で「をこ(なり)」「をこがまし」のような形で用いられてきた表現である。「をこ」は漢字では「烏滸」や「痴」と表記されることがある。いずれにしても「馬鹿げている」「馬鹿馬鹿しい」「みっともない」といった(笑いものになるような)意味合いがある。おこがましいの類語
「おこがましい」と使用場面が共通する表現に「あつかましい」がある。どちらも「出過ぎたまね」を指すという点では共通する。「おこがましい」は「分不相応」「身の程知らず」という意味合いが中心であるが、「あつかましい」は「厚顔無恥」「いけずうずうしい」という無思慮・無遠慮の意味合いを中心とする。おこ‐がまし・い〔をこ‐〕【▽痴がましい/×烏×滸がましい】
おこがましい
出典:『Wiktionary』 (2020/02/29 11:18 UTC 版)
語源
古典日本語「をこがまし」 < 「をこ」 + 接尾辞「がまし」
形容詞
発音
東京アクセント
- お↗こがまし↘ー
京阪アクセント
- おこがま↘しー
活用
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 |
---|---|---|---|---|---|---|
おこがまし | かろ | く かっ | い | い | けれ | (無し) |
意味 | 語形 | 結合 |
---|---|---|
推量・意志 | おこがましかろう | 未然形 + う |
否定形 | おこがましくない | 連用形 + ない |
過去・完了 | おこがましかった | 連用形 + た |
言い切り | おこがましい | 終止形のみ |
名詞化 | おこがましいこと | 連体形 + こと |
仮定条件 | おこがましければ | 仮定形 + ば |
様態 | おこがましそうだ | 語幹 + そうだ |
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