ばかばかしい

デジタル大辞泉

ばかばか‐し・い【馬鹿馬鹿しい】

読み方：ばかばかしい

［形］［文］ばかばか・し［シク］

１ 無意味でくだらなく見えるさま。ばからしい。「手間ばかりかかる—・い仕事」

２ 事物の性質、状態が度をこえてはなはだしいさま。「—・く大きい船」「—・い値段」

[派生] ばかばかしげ［形動］ばかばかしさ［名］

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ばかばかしい

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 02:28 UTC 版)

形容詞

ばかばかしい【馬鹿馬鹿しい】

1. 全く馬鹿げている。
   • 可哀そうなのは、作家である。うっかり高笑いもできなくなった。作品を、精神修養の教科書として取り扱われたのでは、たまったものじゃない。猥雑なことを語っていても、その話手がまじめな顔をしていると、まじめな顔をしているから、それは、まじめな話である。笑いながら厳粛のことを語っていても、それは、笑いながら語っているから、ばかばかしい嘘言である。おかしい。（太宰治 『一歩前進二歩退却』）
2. 全く価値がない、無意味である。取るに足りない。
   • 正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉。（太宰治 『走れメロス』）
3. 程度が甚だしい。
   • 「オーライ！」ばかばかしく大きい声で叫んで、「カムオン！」またばかばかしく叫んで、飲食店から飛んで出た。（太宰治 『花燭 燭をともして昼を継がむ。』）

発音^(?)

東京アクセント

ば↗かばかし↘ー

京阪アクセント

ば↗かばか↘しー

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「ばかばかしい」の例文・使い方・用例・文例

• ばかばかしい
• 彼はばかばかしい考えを私に話した。
• ばかばかしい会合
• 労働力の４０パーセントはホワイトカラー労働者であり、その大部分は、退屈でばかばかしいデッチアゲ仕事をしている。
• 彼の話はばかばかしいと言ってもいいくらいだった。
• ばかばかしいとしか言いようがない。
• それはまったくばかばかしい; そんなのうそ八百だ.
• ばかばかしいよ君.
• よせ, ばかばかしい!
• 愚問だね(答だってばかばかしいに決まってるじゃないか).
• そんなばかばかしいことを言うな[するな].
• ばかばかしいほどやさしい.
• 彼がどんなばかばかしい事を言おうとも私は満足顔をしていなければならない.
• 彼女の批判をばかばかしいと言って一笑に付した.
• いつものばかばかしいお笑いを一席申し上げます.
• ばかばかしい!
• ばかばかしい話だ
• こんなばかばかしい事は無い
• 彼はばかばかしいほど几帳面だ