忍獣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:54 UTC 版)
朧党の党員で冥府羅州の部下。その名の通り、忍者の怪獣である。ほとんどバカな者ばかりだが、中にはものすごく強い者もいる。超の4巻によると全部で76種類いるらしい。冥府羅州のセリフから、動物などを改造されて作られる場合もある模様。 罵流丹(ばるたん) 人間達から大事な物を奪う○○○○作戦にて初登場。原作同様に分身を得意とするが、分身するのは影だけ(後に再登場した時は下半身だけではあるが、実体も分身できるようになった)。ウル忍との戦いで倒されることなく生存した最初の忍獣でもあり、その後も何回か登場している。マンが首領となった時は「マンの下で働けるか」と元祖朧党を組織し、最後はネオ朧党と全面戦争を繰り広げたが、冥府羅州が帰還した事で元の鞘に収まった。 Z屯(ぜっとん) マンを倒す為に雇われた殺し屋忍獣。髪の毛一本で怪夢瑠一人を仕留めるほどの腕前を誇る。弾き語りをしながら現れる、背後に立った相手をおんぶする等の変わった癖を持っている。Hなビデオでマンを誘い出して暗殺しようとした。計画がバレた後はマンと忍術合戦を繰り広げる。戦いの末に原典と同様にカラータイマーを破壊してマンを倒したと思い込んで油断したところを後ろから斬られて倒される(頭部を斬られたが死んではいなかった)。 最終回にも1コマだけ登場。この時は朧党に雇われたわけではなく、流れ者の忍獣としての登場で、デザインはウルトラマンパワード登場時のものになっている。ティガを人質にしていたが、マンの八つ裂き光輪乱れ撃ちに破れる。 牙津(がっつ) 朧党一のガッツの持ち主である忍獣。黄金製のスーパーファミコンを奪う命令を受けて現れた。任務の為なら火事で燃え盛る家に躊躇せず飛び込むほどのガッツを誇るが、戦闘力は極めて低く、「朧党で一番弱い」を自称するほど。それでもガッツだけはある為、何度もやられて顔が変形するほどのダメージを負っても決して倒れる事は無かった。結局、マン達に勝ちを譲られるも、肝心のスーパーファミコンを奪えなかった為、冥府羅州に折檻を受けた。 マンがネオ朧党の首領になった時は膿罵軍団を率いて本家朧党を組織するも、膿罵では士気が全く上がらず一時は後悔する。しかしそれすらガッツで何とかしようとし、潰しに来たネオ朧党の攻撃にも耐えたが、最後はエースのタクワンと梅干しでパワーアップしたメタリウム光線で消し飛ばされた。 ラーメン屋のオーディションでいつの間にか復活しており、冥府羅州に「こいつ嫌い」と言われて落選。闇の邪法編では冥府羅州への忠義を貫いて怨霊党や裏切り者を相手に奮戦した。 膿罵(のーば) てるてる坊主のような姿をした朧党で一番の無気力忍獣で、見る者のやる気を奪い取る。「む〜ん」とか「あ゛ー」としか話さない。将軍が退屈しのぎに開催した忍者コンテストではウル忍を無気力にするための秘密兵器として投入されるが、冥府羅州達の気力まで奪い勝負にならない事から袋を被せられて退場させられてしまう。 その後牙津が立ち上げた本家朧党に編入されるが無気力で戦うことが嫌いなため、全く戦力にならなかった。同一の個体が何人も存在するが怪夢留のような一族なのかは不明。 餅崙(もちろん) 正月用の忍獣。母と息子がいる。正月関連の話によく登場する。一度「毎年正月は餅崙ばかりで芸が無い」「最近の子供は餅なんか好きじゃない」と言われたため、体中にご飯をくっつけて「寿司なら子供達も好きだろう」と「寿司崙(すしろん)」になって戦ったが、マンに騙されてワサビの付いた手で目をこすってしまい自滅。その後冥府羅州の手でカレーまみれの「伽怜崙(カレーロン)」にされたが、「これでどうやって戦うんですか」と泣いており、結局敗北。一度青汁ジューサーになったことがあるが、エースのメタリウム光線で破壊された。 ニセウルトラセブン 後に登場するウル忍2軍のニセセブンとは別人。沸苦が悪事を働かせようと目論んで作った偽物のセブンだが、出来上がったのは怪夢瑠が段ボール製の被り物を被っているだけで、その出来は情けなさのあまり冥府羅州が気絶するほど。後に沸苦本人が被って出撃するが、自身で「オレはセブンだ」とアピールするも、住人からは「箱を被った変な奴が悪事を働いている」と、全く偽物としての意味をなしていなかった(マンだけは見破れなかった)。箱の特製を活かした忍法で意外にもセブン達を苦戦させたが、被り物を前後逆にされて視界を封じられたうえでダンボールを燃やされ、被り物を脱ぎ捨てたところでマンに倒された。原作デザインのニセセブンは2人の想像の中に数コマだけ出てくる。似ても似つかぬ変装で、一話だけの登場だったが、作者のお気に入りキャラで後に行われた人気投票でも本物よりも上位に食い込んだ。 犯゜鈍(ぱんどん) 体が赤い。御童のお気に入りで、何回か登場している。初登場時には「原作でセブンをも倒した強敵」と紹介されたが、これは誤り。その後再登場を果たした回は最初カラーページだったのだが登場前に白黒に戻った為、赤い身体を読者に見てもらえなかったことを落ち込んだが、それに同情した冥府羅州に自分の塗り絵を出してもらった。その後、実際に読者から塗ってもらった作品を送られている。ウル忍を赤ん坊にする作戦では冥府羅州と同様に小さくなったマンを攻撃できなかった。最後は冥府羅州と共に赤ん坊となったマンとレオに赤ん坊になる薬が入ったジュースをかけられ赤ん坊となった。 闇の邪法編では冥府羅州への忠義を貫き怨霊党や裏切り者を相手に奮戦した。 手路理巣斗(てろりすと) 将軍の顔を盗み取り、偽物を作る作戦に使われた忍獣。頭に巻き糞を乗せているように見えたため御堂のオリジナル怪獣ではないかと疑われ、わざわざ出典解説までされた珍しいキャラクター。 その後、朧党を裏切った忍獣の一人として登場したが、怪夢瑠の攻撃で倒されている。 暴愚(ぼうぐ) まじめに働いていた朧党が、暇だから事件を起こせとマンに脅迫されて呼び寄せた忍獣。文房具を凶器にした攻撃でマンを苦しめたが、ついに倒された。 その後、タロウの作った合体忍獣の一部として使われていたが、上記の際タロウとは一切面識がない。 後に、地獄を経て産浄界で転生を待っており、来世では真面目になると言っている。 阿簿羅巣(あぼらす) 暴愚と同じ理由で急遽招集された忍獣。マンとの戦いではまったく相手にならなかったが、その後再登場した際には同じ貧乏人仲間として、エースの友達になっていた。エースと同じ貧乏友の会に所属しており、会員番号は7974番。会報誌の貧乏フレンドに一番星のペンネームで投稿しており採用される機会も多い模様。「何でも溶かす泡攻撃」が得意忍法。一度エース達を助けるために使用した事もある(間違えて助けようとしたエースまでも体の半分を溶かしてしまったが、エースは気にしていなかった)。 琥陀羅亜(こだらー) 一度はウルトラマンGも倒した正真正銘ものすごく強い忍獣。タロウ、レオ、ゾフィー、エースが手も足も出ず重傷を負わされ、背中でマンのスペシウム光線を跳ね返し逆に鋭い爪でマンを貫くという高い実力を見せた。捕らえたマンを処刑しようとしたが、駆けつけたセブンに阻止され、最後は背中を傷つけられたせいで光線吸収能力を封じられ、マンとセブンの合体技で倒された。 嵬牙巣(ぎがす) 冷凍忍獣。万蔵さんの店の妨害や、他の冷凍忍獣を集めての作戦などで登場していた。 忍小の生徒として子供の嵬牙巣が出たこともある。 万蔵の店に対抗して朧党が開店したラーメン屋のオーディションで、顔が親しみやすいという理由から店主に選ばれた。しかし、ラーメン作りの審査を忘れていたため、当の本人はラーメンを作った事すらなかった。それでも試しに作らせてみたが、変な物ばかり入れて適当に作った所為で味見をした笹比羅が「こんなのラーメンじゃない」と叫ぶほど酷い代物になってしまった。その後、悪ノリした冥府羅州の指示で数々の「ダーメン(ダメなラーメン)」を生み出したが、当然ながら大不評だった。墨海上人を処分するため犯゜鈍と出動させられた際にマン達に阻止され、墨海上人の優しさに改心し朧党を辞めた。現在はコスモスと共に墨海上人の元で修行している。 鬼出毘流(おにでびる) 鬼の忍獣だが、毎年年に1度の2月3日の節分の日の鬼の役の仕事しかない。朧党に入ってから約40年間ずっとである。それで嫌になって朧党を止め、山中で豆で追い払われた鬼たちを手下にして、食料品店を襲ったりと数々の悪事を働いたが、マン達と桃太郎にハマった21に懲らしめられて改心した。その後、おにぎりのチェーン店を始めてそれが繁盛し、今は幸せに暮らしている。輝ではウシの面倒を見てもらえる場所を探していたマンの頼みを一度は受け入れたが、店の手伝いで役に立たなかったのでクビにした。 禁具叭羅題(きんぐぱらだい) 連載93回目で初登場を果たせたことに喜び、町で暴れていたが、ゾフィーに騙され給料を減らされて節約していたマン達にまともに戦ってもらえなかった不運な忍獣。その回のラストで再度登場するが、減給の真相を知って逆上していたマン達に瞬殺されるというまたしても不運なことになっていた。再々登場では怪夢瑠が化けた偽パソコンを売り込もうとしていたが、ある理由で幼稚園児になっていたマンの幼稚園忍法を受け倒された。 嫌太売須(けんたうるす) 忍盗。レオが配った盗品を盗み、どっちの盗術が上か勝負するも惨敗しレオを殺そうとするも、駆けつけたアストラに阻止され、2人がマンから盗んだスペシウム光線で倒された。後に怨霊党におこぼれを期待して朧党を裏切り、もずく谷に向かう冥府羅州達を他の裏切り者達と襲ったが、「朧党なんて木っ端当然、怨霊党に着いた方が得」と言った直後に冥府羅州に瞬殺される。 護喪羅(ごもら) 超強力忍獣として登場。スイカを半分に切ったような頭をしている。腕力も強く砂を岩石のように大きくさせることも出来る強敵だったが、朧党の企みで全身真っ黒に日焼けしたマン達に電気を消され暗闇でどこにいるのか分からなくされ、その隙に袋叩きにされて、最後はタロウにバラバラにされた。 蘇膿諢(すのーごん) 雪山忍獣。冥府羅州が年賀状を出し忘れたというだけの理由で正月を無くそうとした際に登場。宇宙でウル忍と対峙するが、そもそも冥府羅州は宇宙での戦いが得意な宇宙忍獣「蔑無須多亜」を呼んだつもりであり、蘇膿諢が来たのは沸苦の単なる手違いであった。仕方なく戦うが宇宙に雪が降るわけもなく何も出来ず、苦し紛れに紙吹雪やダジャレで攻めるも、あまりのくだらなさにキレたマンのスペースシウム光線(宇宙の「スペース」とスペシウム光線を掛けたダジャレで、要は普通のスペシウム光線)であっさり倒された。その後、嫌太売須同様朧党を裏切った。 蔑無須多亜(べむすたー) 宇宙忍獣。上記どおり蘇膿諢と間違えられてしまったその後、遅れながらやって来たものの、既に戦いが終わった後だった。2話後でレンタルビデオを返し忘れ、高額の延滞金を請求され、遠く離れたギラノン星のビデオ屋に行くマン達を妨害した。フォークダンスやカルタをマン達とやって時間を潰し、ビデオ屋の閉店時間ギリギリまで追い詰めたが、マンが色々な技を当てずっぽうで発射した結果、八つ裂き光輪が当たって倒された。 挫羅武(ざらぶ) 星型の口をしていて、口から星型手裏剣を出せる。分身の術も使えるが、影は本体にしかないため、それに気づかれると本体の位置がばれてしまう。タロウのバラバラの術でバラバラにされても元通りくっ付いてしまうが、マンにパーツをいくつか奪われ戦えなくなり、最後はタロウのストリウム光線で倒された。原作ではニセウルトラマンに変身しているが本作では変身はせず、「輝」でニセウルトラマンが登場しているものの、ザラブ星人との関連性は不明。 零岌乱(れぎゅらん) 曙町の八百屋から茄子をダンボール3箱分盗んだ忍獣。茄子が好物の群馬県出身。妄想癖があり、おいしいナスの漬物を作り支部長になりレギュラーになろうという浅い考えを持っていたが、ティガの忍者試験の題材にされ倒された。マンが首領となった時は罵流丹と共に元祖朧党を組織した。本作では初の平成ウルトラシリーズから登場した忍獣でもある。 辺無羅亜(べむらー) 朧党の新入社員。朧党の社員旅行で温泉に行くが、そこで起きた連続殺人事件の被害者となり、全くセリフがないまま、犯人に殺害されてしまった。 武留屯(ぶるとん) 四次元怪獣。四次元能力を使い幻を見せたり、物を消したり移動させたりすることが出来る。罵流丹と共に○○○○作戦にて初登場し、寿城を四次元世界に消し去った。現在は夏に南極の冷たい風を取り寄せたり、ゴミをエースの家に大量に送ったりと日用品として活用されている。妻の武留代と息子の武留太郎がおり、息子が母が病気で自分に帰ってきてほしい為にマン達にイタズラをして騒ぎを起こしていたことを知ると、事情を理解した冥府羅州から許可と手当を貰って息子と共に家に帰った。 なお、初登場時は「口が無いためしゃべれない」という設定だったが、再登場時には普通に言葉を話していた。 華難(かなん) チャンピオン忍者。忍者世界チャンピオンで、テレビにも出ている有名人だが、実態は悪の忍者で冥府羅州の作った朧党忍者小学校の教師として雇われ、催眠術で忍小の生徒を操り朧党にしようと企む。生徒達に悪事を教え、挙句殺人まで行わせようとする残忍な性格。催眠術や火炎の術などが使えるなど、作品内で登場する敵の中では強い方である。タロウを操りレオと戦わせるなど話をストーリー物にしたが、最後はレオの「閃光クナイ爆裂弾」で倒された。その後洗脳されたタロウ達は正気に戻った。 恐竜戦車 その名の通り、恐竜が乗った戦車。将軍主催のレースに出場。口から炎を吐いて相手を攻撃する。レース終盤でマンとエースの車を燃やしマンを引き潰した(実際は、変わり身でエースが潰された)後、マンと冥府羅州が激闘する中、呑気に居眠りをしていた。コミックの紹介では偉いのは「乗せた人」と「動かしている人」で恐竜自体は偉くないと言われている。 屁゜戯羅(ぺぎら) 冷凍忍獣。35歳。青森県出身。初登場時は箱に入れられ冷凍波を弱めに出させクーラー代わりにされていたが、調査でやってきたマン達と戦う。当時弱虫だったタロウにはとても恐ろしく見えた。タロウに整形手術を施されて目をかわいくされ、バラバラの術で倒される。後に再登場するが、ティガのマジックで首を分離され戦闘不能にされて倒された。 血武流(ちぶる) 連載第1話に登場した忍獣。杉田卵白に変装していたが、頭でっかちなのですぐ見破られた。正体はタコのような姿をしており、頭が重いため重りに掴まっていないと転倒してしまう。ウルウルした目で相手に催眠術をかけ、犬にして操る「犬傀儡」が得意技。マンにこの術をかけて将軍をかみ殺させようとするが、最後はセブンによって正気に戻ったマンにガムテープで目を塞がれて術を封じられ、八つ裂き光輪で倒される。 挫流鈍(ざるどん) 刑期を終えて刑務所から出所してきた忍獣で、かつては幹部格の重鎮であり、党員からは「おじき」と呼ばれていた。その力は物凄く強く、若かった頃のゾフィー、マン、セブンの三人は一度も勝てなかったようで彼らにとってはトラウマ的存在になっている。非常に乱暴かつ大食いで部下や仲間を平気で食ってしまい、以前も朧党の党員の半分を食い尽くしてしまったことから党内でもかなり恐れられていた。復帰後も圧倒的な力でウル忍を追い詰めたが、ひょんなことから自分が仲間に嫌われていたと知り潔く去っていった。……と思われたが、結局行くところが無く、落ち着くまで朧党にやっかいになる事にした。 蛮悟(ばんご) 鶴亀美少女マップを作る為に夜な夜な鶴亀の街を巡っては表札に謎のマークを書いていた忍獣。大きな鼻を持ち、その鼻で周りの空気を吸い込み、敵を酸欠にする「真空魔洞」が必殺技だったが、マンの手で鼻を石でふさがれた挙句、腐った饅頭を食わされ、同じく腹を壊していたマンともども激しい下痢に見舞われた。次の回ではエースの貧乏長屋に引っ越しており、マンが投げつけた石が夜泣き石という石だったため、またしてもトラブルを起こすことになった。人間に化けるのはとてつもなく下手(特徴的な鼻と頭の角がそのまま残っている)。 特大堕痢(びっくだりー) 最初に登場した個体は原点と同じく小さい「堕痢」だったが、誤って冥府羅州に踏みつぶされてしまう。その後のエピソードで、人間の歯と同じくらいの大きさの特大堕痢が登場。等身大のサイズに巨大化しながらエースやマンの体内に無理やり入り込むという芸当を見せた。エースの体内から追い出すため、マンがエースを燃やした時は驚愕して非難するなど常識的な面を見せた。 等身大サイズでエースの体内に潜り込むが、最後はそのエースもろともバラバラにされてしまう。 ザンボラー 大怪獣。ステゴザウルスのような巨大な怪獣。マン暗殺を狙った毒チョコ作戦の際、戦わせるのではなく、出来上がった毒チョコの実験台にされて、毒チョコをほんの少し食べただけで死亡した。最終的に毒チョコ作戦が失敗し、冥府羅州は自身が実験台にしたにもかかわらず、「最初からこいつを戦わせようと言ったろ」とされてしまう。コミックの忍獣紹介でも毒チョコがあげられ、当の本人はほとんど忘れられたような扱いをされており、本編共々不憫な扱いをされている。 罵怒(ばど) 尻のような形の頭をした忍獣。クリスマスパーティーではその頭を活用して隠し芸を披露した。料理に仕込んだ痺れ薬がマンには通用しなかった為、直接戦う事になったのだが、そこでも下品な芸を披露した事で冥府羅州の怒りを買い、ガバドンを復活させる生贄として炎に投げ込まれてしまう。生贄にされたはずなのだが、その後も何回か登場している。 ラーメン屋オーディションでは下品という理由で落選。サッカー対決では試合前からエースとユニフォーム(なぜか下半身の方を)交換をしようとしたり、頭に挟み込んだままボールを運んだ。 暗斗羅亜(あんとらー) 砂漠化光線を使って鶴亀の国全体を砂漠化しようとした。砂を投げ付けて目潰しをするつもりが、風向きを考えなかったせいで自滅したり、離れた場所に蟻地獄を発生させたせいで一方的に投石攻撃されたりとかなり頭が悪い。 最後はマンが投げ飛ばした巨大な岩に潰される。 怒瑠洲(いかるす) 表向きはイカイカ教の教祖として活動していた忍獣。スルメイカを食べる事で超能力を発揮する。イカイカ教は信者の様々な悩みを解決したものの、その本質は信者達から財産を巻き上げる事が目的の悪徳宗教で、エースも一桁の計算ができるようになる代わりに全財産を失ってしまった。乗り込んで来たマン達を様々超能力で苦戦させるが、冥府羅州が残ったスルメイカを食べ尽くした事で超能力が使えなくなり、最後はスペシウム光線で倒される。 暗血羅(あんちら) セガサターンが欲しいというワガママを聞き入れてもらえず拗ねていた将軍を唆し、巨大化させてコントローラーで操り街を破壊させようとした忍獣。特徴的なデザインからウル忍と家老エレクから揃って変な顔と言われる。名前を使った駄洒落を元にしたパンチラ攻撃で、ウル忍達にトラウマ的なショックを与えるが、最後はタロウのウルトラ医術包帯巻きで動きを封じられたところを、マンとセブンの合体光線で倒される。冥府羅州はあまり信頼してなかったようで、テレビを見ながら「今回の忍獣もやられちゃうんだろうな〜」とボヤいていた。 後にラーメン屋のオーディションに登場するがなぜか水着姿で現れ、「気持ち悪い」と酷評されて落選。 愚比羅(ぐびら) 海中の魚を全て独占する作戦に登場した忍獣。鼻先にドリル状の角を持つ。魚とウル忍を間違えて基地に連れ込んでしまったり、闇雲に突っ込む戦い方で砦の壁に穴を開けてしまう等、頭は良くない。角をセブンに斬られマンに投げ飛ばされて大ダメージを受けた所を最後は八つ裂き光輪とアイスラッガーの連携技でバラバラに切り裂かれて倒される。身体は刺身の大量盛りとして将軍に差し出されるが「そんな気持ち悪いの食えるか!」と拒否された。 牙菩羅(がぼら) 花に化けて松茸狩りで山に来ていた将軍を誘拐した。ヒレを閉じて地中に潜る能力を持つ。冥府羅州から将軍の座を奪い返したウル忍に火を吐いて応戦するがヒレを閉じた怪獣ガボラような状態で顔が丸焼けになり、残りページが無くなったという理由で簡単に倒される。 その後サッカー対決で久々に登場した。 滅吐崙(めとろん) 妖術を得意とする忍獣。将軍に寝小便が止まらなくなる呪いをかけて失脚に追いやろうとした。 妖術専門の為、戦闘能力は低いが人形を使った呪いでウル忍達を苦戦させた。最後は解剖バラバラの術で倒されホルマリン漬けにされる。 タロウが作った合体忍獣のパーツの中で一人だけ冥府羅州が用意したすき焼きの匂いに釣られて裏切ろうとするが、激怒した屁°酢多亜が吐いた炎で焼き殺されてしまう。 後にラーメン屋の店長オーディションに登場して蹴りをアピールするが、足が臭いと言われて落選。上記の通り焼き殺されたが、いつの間にか復活しているものの、この時は足しか写っていなかった。 屁°酢多亜(ぺすたー) アラビア中の石油を独占する作戦に登場した忍獣で、全ての石油を吸い尽くそうとした。 足が4本あり強力な蹴りを放つがバランスが悪く転倒しやすい。体の中が大量の石油で満たされていた為、引火による大爆発の危険性がありマン達は技を撃てなかったが、タロウが機転を利かせ魔法の絨毯に乗せられ、爆発の影響が無い上空まで飛ばされた後、二人の光線技で倒された。 その後、頭部がタロウの作った合体忍獣の一部として使われた。 セミ人間(せみにんげん) 鶴亀荘を追い出された冥府羅州が怪夢瑠の代わりに時給150円で雇った5人組の戦闘員。登場時にマンから「罵流丹と違うのか?」と突っ込まれ、沸苦から出典元の説明がされた。 それぞれ蝉の鳴き声や電話の音など様々な声で鳴く。怪夢瑠を下回る弱さで頭も悪く、命令そっちのけで作戦で増殖した餅を食べだす有様だった。そしてまともに戦わないまま手裏剣1発で簡単に倒され、ウル忍から呆れられてしまう。後に別個体と思われるセミ人間たちがバルタン兄弟の配下として登場している。 ザラガス 本気を出した冥府羅州が用意した巨大怪獣。寿城よりも巨大だが、冥府羅州を指示を上手く理解出来ず、すぐに言われたことを忘れたりと頭は余りよくない。その反面、その巨大さからマンたちの攻撃を受けても全くダメージを受けていなかった。 巨大さからのパワーで町を破壊しウル忍を窮地に追いやるも、最後はタロウが急ごしらえで作った巨大化する薬「でか薬」で巨大化したマンにあっけなく瞬殺された。
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