カーナビゲーション システムとは? わかりやすく解説

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カーナビゲーション‐システム【car navigation system】

読み方:かーなびげーしょんしすてむ

あらかじめ入力され経路情報GPS衛星などを利用して自動車現在位置進行方向画面上の地図表示する装置自動車経路誘導システムカーナビ


カーナビ

別名:カーナビゲーション,カーナビゲーションシステム
【英】Automotive navigation system, car navigation

カーナビとは、主に自動車搭載され経路案内行い運転を支援するシステムのことである。

カーナビは、主にGPS地図情報自動車進行状況などを参照して現在位置目的地までの距離などを案内する液晶パネル地図表示すると共に交差点などの要所では音声読み上げる機能備えている場合が多い。一般的なカーナビでは、進行方向矢印を示すターンバイターン呼ばれる表示方式多く採用されている。

最近では、車内オーディオとの一体型モバイルでのカーナビ機能実現持ち運び可能なPND」と呼ばれる小型カーナビなど様々なタイプのカーナビが登場している。

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カーナビゲーションシステム

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

カーナビゲーション

(カーナビゲーション システム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 21:37 UTC 版)

カーナビゲーション英語: Automotive navigation system)とは、電子的に自動車(やオートバイ自転車など)の走行時に現在位置や目的地への経路案内(道案内)を行う機能である。そして「カーナビゲーション・システム」と言えば、その機能を搭載した電子機器のことである。それらは略して「カーナビ」と呼ばれることが多く(オートバイ用は「バイク用ナビ」と略され)、さらに短く「ナビ」と略されることもある。[注釈 1]


注釈

  1. ^ AV一体型カーナビは、日本では転売目的の車上荒らしによる盗難被害が指摘されており、防犯対策が求められている。特に後付けタイプでは、窃取するため取り外す際に一体型であるがゆえに短時間で済むことも増加傾向に拍車をかけていると言われている。
  2. ^ 特にHDDタイプはHDDの取り外しを販売店で依頼すると更に高額となる
  3. ^ ポータブル型には、三洋電機の『ゴリラ』やソニーの『nav-u』、クラリオンの『DrivTrax』、ナビタイムジャパンの『CAR NAVITIME』などがある。
  4. ^ ソニー モバイルの"nav-u"では、スタンドをゲル吸盤で固定する。
  5. ^ 車載電子機器は高温・低温・振動といった環境下での使用が求められるため、一般に高品質・高信頼性の部品が選ばれるが、車載可能なPNDのすべてがこういった過酷な環境を想定しているかは不明であり、購入と使用に際しては性能や機能とは別に機器の寿命や耐久性まで考慮することが求められる。
  6. ^ 過去にはスポット通信サービス・DSRCスポットサービス・ITSスポットサービスなどと呼ばれていた。
  7. ^ 世界で初めて民生用カーナビを販売したのは、日本の本田技研工業である。かつては全世界のカーナビ製品の8-9割は、日本のメーカーが製造していた。そしてその半数も日本国内で販売されており、海外でのカーナビ普及率は低かった。当時、日本は世界一のカーナビ大国であるといわれていた。
  8. ^ 携帯電話PHS等の無線接続によって専用サーバに各車が相互接続することでVICSとは別のより詳しい道路情報が得られる「テレマティクス」と呼ばれるサービスを、日本の自動車メーカー数社が提供しはじめた。
  9. ^ BMWレクサスの上位機種(レクサス・GS等)には全モデル標準装備され、エアコンやパワーシートの制御画面と一体化している[15]

出典

  1. ^ 運転手という職業を選んだ人々の間では「ナビ」という言葉がカーナビゲーションを表す頻度は極端に増えているが、運転手以外の職業の人々にとっては「ナビ」はカーナビゲーションに限っておらず、他の種類のナビゲーションの意味として使うこともあるので要注意である。
  2. ^ スマートフォン上でのナビゲーション機能アプリによる更なる市場の拡大は、純技術的な意味での障害は予想されないが、日本のカーナビ・メーカーはカーナビゲーション・システムに関する特許を合計1万件ほど保有しており、パイオニア社は特許侵害として携帯ナビ・サービスの提供やPND機器を販売している複数社を相手に提訴した。こういった訴訟において車載でないPNDやスマートフォン上での同等の機能がどのように扱われるかにより非固定型のナビ・システムの展開が変わる可能性が高い、と考えられた時期もあった。
  3. ^ なお、かつては有料のサービスもあった
  4. ^ かつてNTTドコモやパイオニアはそれらの欠点を克服すべく、地図情報をストレージに搭載したスマートフォンにあわせ、充電機能やジャイロセンサーを搭載したクレードルや、最新の地図情報、位置情報の共有などができるドコモ ドライブネットというサービスを提供したが、2021年9月に終了した。
  1. ^ a b c 清水直茂 (2010年1月11日). “スマートフォン・ナビに死角 パイオニア特許訴訟の余波”. 日経エレクトロニクス (日経BP). https://xtech.nikkei.com/dm/article/HONSHI/20100107/179059/ 2017年12月15日閲覧。 
  2. ^ アップル「CarPlay」を使ってみた--メルセデス・ベンツ搭載版の第一印象
  3. ^ Android Autoは、アプリでクルマを止めない曲がらせない
  4. ^ a b c 原克『暮らしのテクノロジー:20世紀ポピュラー・サイエンスの神話』 大修館書店 2007年 ISBN 9784469213102 pp.246-255,270-289.
  5. ^ 「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」が第8回電気技術顕彰「でんきの礎(いしずえ)」を受賞 - 本田技研工業プレスリリースアーカイブ(2015年03月25日版 / 2015年12月1日閲覧)
  6. ^ a b c d 地図は自分で差し替え!? カーナビ黎明期に登場したおもしろナビたち - &GP
  7. ^ 『渋滞回避に新兵器開発 警察庁などの推進協 リアルタイムに交通情報 ハイテク車に表示 実用化は昭和65年』静岡新聞夕刊、9頁、1987年4月10日。
  8. ^ AMTICS(アドバンスト・モービル・トラフィック・インフォメーション・アンド・コミュニケーション・システム)とは - オートモーティブ・ジョブズ
  9. ^ 民生品高度化進む転用『読売新聞』2023年(令和5年)1月3日朝刊17面
  10. ^ コスパ&使い勝手抜群の「楽ナビ」!! 世界初の市販GPSカーナビメーカーは25年でいかに進化させたのか?
  11. ^ プロジェクトX 挑戦者たち 壁を崩せ 不屈の闘志 カーナビ 迷宮を走破せよ”. NHK「プロジェクトX」制作班. 2024年3月24日閲覧。
  12. ^ http://googlejapan.blogspot.jp/2010/09/google_15.html
  13. ^ iPhoneとカーナビが統合 アップル“CarPlay”発表
  14. ^ 【ビデオ】グーグルが新車載システム「Android Auto」を発表! 年内に導入へ
  15. ^ http://lexus.jp/models/gs/comfort/navigation/display.html
  16. ^ 富士キメラ総研_車載電装デバイス&コンポーネンツ Select 2012(上巻)
  17. ^ http://response.jp/article/2011/01/12/150268.html
  18. ^ 沿革 1990 - 1999年”. アイシン・エイ・ダブリュ. 2020年8月12日閲覧。
  19. ^ ポータブルナビゲーションシステム「ナブ・ユー」に関するお知らせ
  20. ^ 走行中にテレビ 世界に類を見ない日本の自動車運転習慣
  21. ^ “パイオニアが自転車市場参入、サイクルナビゲーション販売へ”. (2011年10月25日). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/486229.html 2011年10月25日閲覧。 
  22. ^ カーナビで2019-05-15NHK、受信料は義務 東京地裁が初判断”. 産経新聞 (2019年5月15日). 2019年5月16日閲覧。



カーナビゲーションシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:23 UTC 版)

グローバル・ポジショニング・システム」の記事における「カーナビゲーションシステム」の解説

カーナビゲーションGPS実装において技術的に有利な応用である。自動車安定した電源供給でき、GPSアンテナ良い位置設置できる携帯電話比較して大型装置搭載できるため、詳細な地図情報内蔵できる。 また、速度規制取り締まりシートベルト着装取り締まり等を頻繁に行っている場所の緯度・経度データとして持ち、その近辺警告発する機器存在するレーダー探知機の項を参照)。

※この「カーナビゲーションシステム」の解説は、「グローバル・ポジショニング・システム」の解説の一部です。
「カーナビゲーションシステム」を含む「グローバル・ポジショニング・システム」の記事については、「グローバル・ポジショニング・システム」の概要を参照ください。


カーナビゲーションシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:17 UTC 版)

レクサス」の記事における「カーナビゲーションシステム」の解説

日本仕様車では、全車種・全グレードカーナビゲーション標準装備される。

※この「カーナビゲーションシステム」の解説は、「レクサス」の解説の一部です。
「カーナビゲーションシステム」を含む「レクサス」の記事については、「レクサス」の概要を参照ください。


カーナビゲーションシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 15:47 UTC 版)

ガラパゴス化」の記事における「カーナビゲーションシステム」の解説

日本は名前のない道路多く住所記述から場所が明確に特定できないだけでなく、道路狭く入り組んでおり、トンネル多く高速道路有料なためカーナビニーズが高い。これを背景日本世界先駆けてカーナビ商品化した。またこのような高いニーズ背景日本では高価数十万円)で高機能インダッシュ型のカーナビゲーションシステムが圧倒的なシェア1990年代まで保持しており、どのメーカー国内市場合わせてそのような商品開発終始していた。 一方欧米日本異なり住所さえ分かれば確実にすべての住居建物正確な位置一瞬特定できる。よって、普通の道路地図があればほとんどの場合はこと足りる。北米はともかくヨーロッパでは道の入り組んだ古い町並み存在するため、カーナビ用途は(地図引く手間が省けるという程度存在したが、日本数十万円もする高価なカーナビ一部高級車オプションとしてしか普及しなかった。 2000年5月米国国防総省GPS上のSASelective Availability精度劣化措置)を停止。これにより、GPS単独での位置精度それまで100メートル程度から10メートル程度へと飛躍的に向上した。これによってヨーロッパ市場では2005年ごろから、ガーミンTomTomといったメーカーにより、GPSによる場所の特定道順指示だけで、トンネルに入ると機能しなくなると言った簡易的機能を持つ、数万程度ポータブルナビPND)が登場する本体小型軽量であり、自動車ダッシュボードへの取りつけ取り外し容易にでき、持ち運びしやすい。さらに、自動車限らず自転車歩行時にナビ装置としての利用が可能である。まずヨーロッパで市場普及進みその後北米にも展開した結果として高価持ち運びできない高級車オプションとしての機器普及執着したほとんどの日本メーカーは、日本以外市場においてはオプションとしてインダッシュ型もまったく売れなくなり世界市場足がかり失い国内市場封じ込められ状況となった。 さらに日本国内でも低価格PND流入や、国内メーカー参入が相次ぎこれまでの高級・高機能カーナビ市場蚕食している。 さらに追い打ちをかけ、携帯電話市場では2010年代入りGPS慣性航法センサ類を搭載した高機能スマートフォン席巻を見るとともにGoogle マップ無料提供)を代表格とする、簡易型カーナビ含めた統合ナビゲーションアプリが普及しビッグデータ分析による道路渋滞情報の提供とあわせたルート検索機能提供されている。 ポータブルナビPND)の流入や、スマートフォンによるカーナビ代替による市場蚕食により、従来の高級・高機能カーナビ市場はますますガラパゴス化度合い強めており、カーナビ専用機市場今後の見通し不透明さ増している。唯一レンタカー会社では未だにカーナビ搭載車人気があるため、レンタカー専用カーナビ搭載率は高い。

※この「カーナビゲーションシステム」の解説は、「ガラパゴス化」の解説の一部です。
「カーナビゲーションシステム」を含む「ガラパゴス化」の記事については、「ガラパゴス化」の概要を参照ください。

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