ゴエモン一行
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ゴエモン 声 - 中村大樹(『OVA版 次元城の悪夢』)→太田真一郎(『きらきら道中』~『ネオ桃山幕府のおどり』まで)→松本保典(『でろでろ道中』以降)概要 主人公。はぐれ町に住む天下の義賊。『からくり道中』で庶民を救うために立ち上がる義賊「ゴエモン」として初登場する。モデルは安土桃山時代に存在したとされる盗賊「石川五右衛門」。月代を伸ばした髪形と赤地の忍び装束、目尻と口の両端に施された赤い隈取がトレードマーク。『ゆき姫救出絵巻』以降は、月代から伸びた髪の色が黒から青(作品によっては紫色)に変わった。基本的に一人称は「オイラ」だが作品によっては「オレ」という時もある。仲間のことは呼び捨てで、ヤエのみ「ちゃん」づけで呼ぶ。 性格 喧嘩っ早いちゃきちゃきの江戸っ子で、曲がったことが大嫌いで困っている人を見過ごせないお人好し。また、かなりの女好きだが節操はそれなりに弁えており、茶店の看板娘であるおみつに一途な思いを寄せている。 武器 得意武器はキセルと投げ小判で、『奇天烈将軍マッギネス』以降はチェーンキセルも愛用している。変わった武器としては、ねずみ花火(『ゴエモン2』)、ヨーヨー(『ゆき姫救出絵巻』)などがある。 漫画版の設定 ヤエを妄想した姿で鼻血を噴き出したりするなどのスケベで間抜けな三枚目的な部分が強調され、ギャグメーカーとして描かれている。オリジナルストーリーの「地獄編」では、敵の術で女性化してしまったこともある(その際は襟足の長い美女になった。エビス丸はブタのようになったがあまり変わっていない)。 『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』の頃からは、お調子者で気まぐれな面が強調され、ヤエにおだてられるなどして調子に乗ったり興奮したりすると美形化するようになった。この際は頭身が高くなり、純粋な戦闘能力も上昇する。また、『ネオ桃山幕府のおどり』ではエビス丸とキスをする(原作の『綾繁一家の黒い影』でも重傷で動けず薬を飲むためにエビス丸に口移しされたことがある)など、お色気を押し出されたヤエとは違った方向性の際どい描写も目立った。 「一触即発の術」を使用すると、逆立った金髪の姿になる。この基となったゲームでの『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』では数秒間のみの描写である一方、『ネオ桃山幕府のおどり』でこの術が再び登場した際には漫画版と同じく逆立った金髪のままの描写となっている。 髪が生えているように見えて実はヅラであり、なんどもエビス丸のほっかむりを外そうとして仕返しに髪を引っ張られた際に発覚している。 その他 同社の『コナミワイワイワールド』を始めとして、様々なゲームにゲストキャラクターとして出演している。 家族の存在は不明だが、「からくり道中」の迷路屋に入る際に「ゴエモンがんばるのだ ははより」というメッセージが表示される。 寝姿に様々なパターンがあり、代表的な例として『からくり道中』では大きないびきを響かせて鼻提灯を膨らませ、『消えた黄金キセル』では布団を蹴り飛ばし、『宇宙海賊アコギング』のオープニングでは鼻提灯といびきに加えて全裸で寝ており、その直後の着衣シーンで六尺褌を着用していることが明らかになった。 想い人であるおみつが、何度も敵に連れ浚われては救出しているが、彼女との関係は現在の所、つかず離れずといった感じであり、その内にいつの間にかエビス丸に先を越されてしまった。 エビス丸 声 - 梅津秀行(『OVA版 次元城の悪夢』)→緒方賢一概要 「正義の忍者」を自称するゴエモンの相棒。ほとんどの作品に登場してはゴエモンと行動する。『ゴエモン2』で同じ牢獄に繋がれた忍者「ねずみ小僧エビス丸」として初登場する。モデルは江戸時代後期の文政年間に存在したとされる盗賊「鼠小僧次郎吉」。キャラクターデザイン自体はコナミに所属していたゲームプログラマー・蛭子悦延がモデルとなっている。 関西弁で話し、名前の通りにえびすを思わせるような福々しい顔に恰幅の良い体型、青地の忍び装束と併せのほっかむり(『外伝』シリーズおよび『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』以降の同キャラクター選択時における2Pカラーでは白)がトレードマーク。いつも目を閉じて朗らかな笑顔を湛えている。忍者を自称しつつ忍者らしかぬ肥満体で少々頼りなく見えるが、あらゆる日常用品をも武器として駆使する器用さと他のキャラクターに真似できないトリッキーな戦法を駆使して戦い、ゴエモンにも引け取らない実力を持っている。一人称は「わて」。ゴエモン以外のキャラクターの呼称は作品によって異なっているが大抵は「○○はん」と呼んでいる。 性格 ひたすらマイペースでお調子者でおとぼけを通り越したナルシストでもあり、自身の先祖をじぇーむす・でぃーんだと思い込むほど。特に自身の美貌をけなされる場面などでは、表情こそ変わらないが烈火の如く怒る一面を見せるが、どこか愛嬌があって憎めないところがあるため、ゴエモンも文句はいいながらも面倒を見ている。かなりの大食漢で、特に団子が大好物。シリアスな場面であろうともボケをかます、一種の執念にも似た信念を持っているが、自分以上に度の過ぎたボケをかます相手に対しては鋭いツッコミを入れたり、ゴエモンの子孫である獅子重禄兵衛が思い違いから悪党に身をやつしていることを知って激怒し説教したり、ゴエモンがピンチに陥ると心配したり力になれなかったことを責任を感じるなどの相棒らしい一面もある。 アニメ版でもほぼ原作ゲームと変わっていないが、自分の居眠りによる失態でサスケが行方不明になるというミスを犯して酷く落ち込んでしまうという、ゲーム版では見せることのない一面も描かれている。また、アニメ版ではゲーム版よりもナルシストな面は控え目になり、正義としての自覚を持つしっかり者の一面も見せている。 武器 得意武器は笛と手裏剣だが、なにわのハリセン、フラフープ、魅惑のリボン、クラブ、ボール、こづち、しゃもじ、羽子板、マジックハンド、フライパン、ハンマー)、まんぷくコテ、おでんなど、他のメンバーと違って武器の種類は固定ではなく、作品ごとにあらゆる物品を武器として自在に使いこなす器用さを持っている。 漫画版の設定 巨大なケーキの城や超特大サイズの「巨大スーパーカツ丼」を平気で胃袋に収めてしまう一方、自分の意思で脂肪を燃焼させたり(ただし骨格自体が太い〈ゴエモンいわく「骨格デブ」〉ためほとんど意味がない。ただし、アニメ版では全身細くできた)、小石を飲み込んで消化を促進させるなど、原作ゲーム以上の人間離れした大食漢として描かれている。また、初期の設定の関係かゴエモンを溺愛する同性愛者として描かれている(本人いわく「正真正銘の男だが、ゴエモンの前では身も心も女になる」)。連載開始当初はこれらの設定は無く、一時期はヤエに惚れていたこともあった。何があっても取らないほっかむりの下には謎が秘められている(ゴエモンが気になって何度か取ってみたが、何回取っても同じほっかむりであったり、キノコが生えていたりしていた)。また、原作ゲーム同様に常人より美的感覚がずれており、『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』では「男前」を自称するからくり拳を「できる…」と言っていた。稀にではあるが、ゴエモン同様に美形化することもあり、顔と頭身のみならず体系までスマートに変わっていた(ただし、『ゆき姫』の頃は美形化というより顔つきが多少男前に変わる程度だった)。 その他 『ゴエモン2』のエンディング中において、術によって姿を変えられた女性であることが明らかになる(詳細はがんばれゴエモン2#エビス丸についてを参照)。以降のシリーズでは無かったことにされているが、バレリーナに変身できたり、銭湯を利用する際には女湯に入らないと体力が回復しないなど、この設定の名残ともとれる描写もある。 『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』にゲストキャラクターとして参加し、WORLD8の案内役および「モアイ遺跡」の回転砲台役で出演しており、ゴエモンが主人公として登場していない数少ないシリーズ作品の一つ『それいけエビス丸 からくり迷路』では主役を務めた。 『でろでろ道中』のエンディング中においてエビス丸そっくりの娘・マオが登場しており、四人中、唯一の既婚者であることが明らかになっている。 サスケ 声 - 堀絢子(『きらきら道中』~『綾繁一家』まで)→坂本千夏(『もののけ双六』以降)概要 物知りじいさんが生み出したからくり忍者で、忍者屋敷を護衛するからくり忍者軍団の頭領。 『ゆき姫救出絵巻』のステージ5のボス「からくり忍者サスケ」として初登場し、『奇天烈将軍マッギネス』からプレイヤーキャラクターになった。一人称は「拙者」。 性格 普段は生真面目かつ硬派で、忍者らしく語尾に「ござる」を付けて話し、頭脳に搭載されている高性能演算処理装置を使って状況を冷静に分析、判断するなどの参謀的役割を担っているが、『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』では自爆した後に何事も無かったかのように現れて「あれはジョークでござる」と平然と言ってのけたり、『きらきら道中』『でろでろ道中』では女装して登場したり、『もののけ道中』などではスイッチ一つで善悪のプログラムが切り替わったりとお茶目な一面も見せている。『ネオ桃山幕府の踊り』では、誤って花火爆弾を暴発させてしまった結果、ものしりじいさんの家を吹っ飛ばしてしまうといったドジを踏んだ。また、この一件で動力源が電池であることが判明した。仲間を呼ぶ時は「〇〇殿」付けで呼ぶ。 『3』の忍者屋敷ステージでは、道中のザコとしてサスケと同型のからくり忍者が登場しており、いくつか同型の個体が作られている模様。 熱い風呂と日本茶に目が無く、『もののけ双六』では密かに羊羹にも目覚めている。 『もののけ双六』にて、自分よりも先に作られた兄にあたるからくりメカの存在が発覚した。 アニメ版では性格は変わってはいないが、ギャルの生写真激写を目的に制作されたカラクリ人形という設定になり、作中美女たちの写真を撮って歩いている。しかし、本人は物知り爺さんから正義のために必要なことと騙されているだけで、時折この任務に嫌気がさしているらしい。 武器 得意武器はくないと花火爆弾。ちょんまげを伸ばしての攻撃も可能。RPG作品でない限り他の武器を使う様子は無い。 漫画版の設定 『ゆき姫救出絵巻』では風の久慈丸(作者・帯の当時の担当編集者がモデル)というオリジナルキャラクターがステージ5のボスを務めたため、登場は『奇天烈将軍マッギネス』連載開始前のオリジナルエピソードからである。からくりちょんまげで遊ばれたり、読者からの投稿でゴエモンとエビス丸に改造されるなど、周囲の行動によって不幸な目に遭うことが多く、気苦労が絶えないキャラクターとして描かれている。からくりちょんまげを使用することには抵抗感があり、『きらきら道中』では一時克服したかに思われたが、伸ばしすぎて戻らなくなってしまったことで、再び使うのを嫌がるようになった。『ネオ桃山幕府のおどり』では、ゴエモンやエビス丸、ベンケイからちょんまげで遊ばれており、リボン結びやマフラーのように巻かれている。読者からの評判が高く、人気投票では主役のゴエモンやヤエを抑えて1位となった(2位ヤエ、3位ゴエモン、4位エビス丸)。わずかながらゴエモンたちのように美形化することもあったが、顔が縦長のシュールな姿になっていた。 ヤエ 声 - 小野綾子(『きらきら道中』)→久川綾(『アニメがんばれゴエモン』)→笠原留美(『地球救出大作戦』および『ネオ桃山幕府』以降)概要 日本の平和を影から守る隠密組織「秘密特捜忍者」のくの一。ゴエモン一行の紅一点。一人称は「私」。 『消えた黄金キセル』でゴエモンを追う秘密特捜忍者「ヤエちゃん」として初登場し、『ゆき姫救出絵巻』『奇天烈将軍マッギネス』でのゲスト出演を経て『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』からプレイヤーキャラクターになった。 基本的なデザインはレギュラーキャラクターの中では変化がもっとも多く、忍び装束のデザインと先端を結んだロングヘアーという髪形は共通しつつ、『消えた黄金キセル』では黒色の髪に青地の衣装、『ゆき姫救出絵』では青色の髪に紫地の衣装、『奇天烈将軍マッギネス』以降は黄緑色の髪に薄紫地の衣装で落ち着いた。 一方、1999年の同時期に発売された『もののけ道中』および『もののけ双六』では腕と脚部が露出した忍び装束に変更となった。また、新衣装もデザインと配色が微妙に変わっており、『もののけ道中』『もののけ双六』『大江戸大回転』では手甲と脚絆の色が黒、上着が袖ありで中に黒のハイネック風のインナーのようなものを着用し、細い帯を前にまわして締めるというスタイル。『東海道中』およびパチスロ作品では漫画版のオリジナル衣装に近いデザインで手甲が紫色、脚絆が白、上着は袖なしで鎖かたびらを着用し、幅の広い帯を後ろに回して締めるというスタイルになっている。 アクションシリーズでの初出演作となった『ゆき姫救出絵巻』は『消えた黄金キセル』の後日談的な位置づけになっているが、4面のデモシーンにおける会話内容はゴエモンと初対面と受け取れるものになっている。 性格 職業柄、何事においても早耳で与えられた任務を完璧かつ忠実にこなし、経験と実績に裏打ちされた確かな推理と隠密行動で得た情報でゴエモン一行を導くお姉さん的存在。 普段は優しいが、時折、毒を吐いたり、ゴエモンとおみつの仲を愚痴るなど子どもっぽい一面ものぞかせる。また、『消えた黄金キセル』のエンディングでは相当な酒乱であることが明らかになっており、その様を見たゴエモンを驚愕させた。強い正義感も持ち合わせており、『消えた黄金キセル』にてハイカラ村を訪れたゴエモンたちを一方的に犯罪者と決め付けて誤認逮捕してしまったことがある(直後に偽者の存在を目の当たりにして謝罪している)。腕利きの忍だが不覚をとって敵に捕まってしまうことも時々ある。仲間の事は「〇〇さん」付けで呼んでいる。 立ち位置的には完全なツッコミ役で作中でボケに回ることは皆無だが、「消えた黄金キセル」のエンディングにおける脱衣ネタ、「きらきら道中」の「すき焼きイベント」、「でろでろ道中」の「電話相談室」における会話内容や「コスプレモード」における「やばい水着」など、脇を彩るネタ要素においていろいろといじられることが多い。他にも敵幹部を見下して馬鹿にしたり、敵のアジトに侵入するためインパクトのパンチをビルに叩き込むという提案にしり込みする男性陣を一喝し威勢のいい叫びとともにパンチを放ったりと、普段のキャラクターとのギャップある態度を垣間見せることもある。 アニメ版では生真面目で気の強い所が強調され、初期数話の間はマイペースなエビス丸を呼び捨てにしていた。ゴエモンに対しても、通常通りさん付けで呼んでいるものの町のパトロール中に寄り道をしようとする彼の耳を引っ張り上げて静止、無理やり連れて行くなど手厳しい接し方をしている。 武器 得意武器は忍者刀とバズーカで、RPG作品では専用武器として弓も扱う。また、忍術の使用にも長けており、『消えた黄金キセル』での初対面時におけるイベントでは必ず動きを封じる「金縛りの術」、仲間になってからは回復系統を主軸とした数々の術を扱い、『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』以降は「人魚変化の術」を使うようになった。 漫画版の設定 生真面目ではあるが少し砕けた雰囲気を持つお姉さんキャラクターとして描かれている。ギャグ要員の他三人と比して常識人寄りで大人びた性格の一方、重火器を振り回すアグレッシヴさの他、怒らせると非常に怖く、ゴエモンからセクハラまがいの言動をとられても赤面するだけで怒らない反面敵から同様のことをされると激怒して相手を躊躇なく叩きのめしてしまうなど過激な一面も併せ持つ。 漫画版の『ゆき姫救出絵巻』ではゲーム版でのプレイヤーキャラ昇格に先駆けてゴエモンたちと共闘しており、ゲーム本編でプレイヤーキャラ化して以降はさらに出番が増えた。また『ゆき姫救出絵巻』のゲーム版では『黄金キセル』の流れを引き継いでいるかは曖昧だったが、漫画版では完全に初対面となっている。 お色気シーンの描写の相乗効果で、読者から高い人気を誇り、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}『コミックボンボン』における女性キャラクター人気投票では1位をとり続けていた[要出典]。服装は全身網タイツに赤ブルマ風のショーツ、袖なしで裾の短い忍装束を着用で髪型もポニーテールと大きく異なる容姿であったが、『きらきら道中』以後は髪型は原作ゲーム同様となった。また、ゴエモンに好意を抱いていると明確にとれる描写が多いが恋愛関係にまでは発展しておらず、復刻版の描き下ろし漫画にておみつがゴエモンの子供を身籠ったと聞いた時は素直に身を引こうとしていた(後に勘違いと発覚)。 その他 趣味はあんドーナツ作り。その後あんドーナツ作りを極めてしまい、今度はクロワッサン作りに凝りだす。 パーティの中ではエビス丸と共に家族・親族の存在が明かされており、『宇宙海賊アコキング』で従姉妹のおゆきが、『東海道中』で姉のヒトエが登場。姉のその名前から名前の漢字表記が「八重」で八人姉妹の末子であるらしい疑惑が浮上したが、詳細は不明。また、出身地が現在の静岡に当たる由比であることも同作で判明している。 ゴエモンと異なり現在意中の相手はいないようだが、『でろでろ道中』の電話相談室イベントでの会話の一部においてゴエモンを気にかけているらしいことが示唆されている。 ゴエモンインパクト 声 - 伊藤健太郎(『地球救出大作戦』)→松本保典 もの知りじいさんが製作した巨大からくりメカ。外観のモチーフはゴエモン本人。 詳細はリンク先を参照のこと。 おみつ 声 - 伊藤美紀(『OVA版 次元城の悪夢』)→菊池志穂(『OVA版 地球救出大作戦』)→丹下桜(『綾繁一家』)→仲西環(『大江戸大回転』)→小林沙苗(『大江戸天狗り返し』)→大亀あすか(パチスロ)概要 ゴエモンの住む「はぐれ町」のアイドルであり、シリーズのヒロイン。『からくり道中』のボーナスキャラクター「おみっちゃん」として初登場し、『消えた黄金キセル』からゴエモンと同じ長屋に住む町娘「おみつ」というキャラクター設定が付与されている。ヒロインという立場にあるため、何かと敵にさらわれることが多い一方で、九州まで徒歩で団子の出前に向かったり、『もののけ道中』にて最終ボスを一蹴したりするなど、ヒロインらしからぬ行動を取ることも多い。 性格 とにかく元気で人当たりが良く、誰からも好かれているため、勤め先の茶店では看板娘で通っている。 アニメ版などではやきもち焼きな性格に描かれることが多く、ゴエモンが他の女の子と仲良くしているのを見てとたんに不機嫌な態度を表にするが、作品によってはやきもち焼きな一方で移り気がある性格として描かれることもある。 漫画版の設定 非常に自己顕示欲の強いキャラクターとして描かれており、腕力もかなり強い(バーベルを持ち上げるなど)。最初期こそメインヒロインだったが、後にヤエが実質的なヒロインになっていったため、ヒロインであることをアピールしたり、出番の少なさをネタにされたりなどのギャグ担当的な役回りとなっている。また、ゴエモンに「浮気をするな」と釘を刺しておきながら、自分は平気で浮気をする性悪な一面も見せているが、何だかんだでゴエモンが一番であるらしく、獅子重禄兵衛にゴエモンが倒されたと思い込んだ際には、涙を流して重禄兵衛をぶちのめしている。『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』3巻の巻末資料で、後にゴエモンの奥さんになる可能性が示唆されている。復刻版の描き下ろし漫画ではお腹が大きくなったため、ゴエモンの子供を身籠ったのではないかと思われたが、ただの便秘であった。 その他 彼女の父親は『奇天烈将軍マッギネス』『宇宙海賊アコギング』などで何度か登場しているが、母親は『消えた黄金キセル』にしか登場していない。共に名前は不明。 物知りじいさん 声 - 岡和男(『アニメがんばれゴエモン』)→菅原淳一(『でろでろ道中』など)→岩崎征実(パチスロ)概要 伊賀の山奥のからくり忍者屋敷に居を構え、サスケを筆頭に様々な発明品を作り出している発明家。『ゆき姫救出絵巻』で伊賀に住む知恵者「物知りじい」として初登場する。瞬間移動装置「瞬間移動ミラクルファジーマシーン」、「最新型スーパーウルトラゴージャスベリーごっついからくりメカ ゴエモン・いんぱくと」、「タイムマシン」「特製ウルトラゴージャスエレクトロ時空モニターテレビ」「からくりウォーカー」など、ネーミングセンスは悪いが宇宙刑事ババンですら驚くほどの科学力で画期的な発明品を次々と作り出すものの、スケベな性格が災いしてその都度、騒動の引き金を引くトラブルメーカー。 性格 時としてゴエモンたちに明晰な頭脳と冷静な分析力をもって的確なアドバイスを与える司令官的役割を担っているが、とにかくギャルが大好きなスケベじじいであり、「ミラクルファジーマシーン」以外の大半の発明品はギャル絡みの不純な動機から作り出されている。また、緊急時にもかかわらず基本的に自身の欲望を優先したりと利己的な部分もあり、そこを敵に利用されてしまうこともしばしば。 漫画版の設定 脳天部分が禿げ上がっている(ただし、『きらきら道中』ではカツラを装着してゲーム版と同じ髪形となる)。また、妻帯者でもあり、妻は非常に若い美女(物知りじいさんの年齢が98歳であるため、年齢差がある。ゴエモン曰く「ほとんど犯罪」)。 その他 アニメ版では「百地 物知介」(ももち ものしりのすけ)と名乗っており、おみつの祖父という設定になっている。『もののけ道中』では実兄である「ほろほろ寺」総本山の高僧、つるりん和尚が登場するが、弟同様、こちらもスケベ爺。
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