おも【面】
おも‐て【面】
つら【面/▽頰】
読み方:つら
1 顔。顔つき。現代では、やや乱暴な言い方で、多くはいい意味では用いない。「どの—下げて来た」「ちょっと—を貸せ」
3 ほとり。あたり。
「曹司の蔀(しとみ)の—に立ちより給へりけるも」〈大和・八三〉
4 ほお。
5 (「づら」の形で)名詞の下に付いて、…のような顔をしている、…のようなようすである意を表す。相手をさげすむ気持ちを込めて用いる。「ばか—」「紳士—」
づら【面/▽頰】
読み方:づら
「つら(面)5」に同じ。「あほう—」「馬—」
めん【面】
読み方:めん
[音]メン(呉) [訓]おも おもて つら
〈メン〉
1 人の顔。「面前・面相・面面/臆面(おくめん)・顔面・渋面・人面・赤面・洗面・白面・覆面・満面」
3 顔を向ける。向き合う。「面会・面詰・面識・面責・面接・面談/直面・覿面(てきめん)・当面・南面」
4 向いている方・側。向き。「正面・前面・他面・半面・反面・方面・一面的」
5 物の、平らに広がった部分。「面積/画面・球面・月面・紙面・地面・斜面・水面・断面・帳面・底面・表面・平面・壁面・路面」
〈つら(づら)〉「面魂/馬面・上面(うわつら)・字面・外面・野面・仏頂面」
[名のり]も
[難読]面繋(おもがい)・面映(おもは)ゆい・川面(かわも)・素面(しらふ)・対面(トイメン)・面皰(にきび)・直面(ひたおもて)・氷面(ひも)・水面(みなも)・面子(メンツ)
めん【面】
読み方:めん
[名]
1 顔。「—のいいのを鼻にかける」
2 顔につけるかぶりもの。多くは人物・動物などの顔をかたどったもので、神楽・舞楽・能・狂言や、子供のおもちゃなどに使われる。仮面。面形(おもてがた)。おもて。
3 顔面または頭部を保護するためにつける防具。剣道の面頰(めんぽお)、野球の捕手がつけるマスクなど。
6 数学で、線が運動したときにできる、広がりはあるが厚さのない図形。平面と曲面がある。「—に垂直な直線」
7 建築で、角材の稜角(りょうかく)を削り落としてできる部分。切り面・几帳面(きちょうめん)など。
1 鏡・琵琶(びわ)・硯(すずり)・能面・仮面・碁盤など、平たいものを数えるのに用いる。「琴1—」「3—のテニスコート」
2 コンピューターゲームなどで、クリアするべき場面・コースを数えるのに用いる。「100—をこえるパズルゲーム」「最終—のボス」
めん【面】
も【▽面】
もて【▽面】
面(つら)
表面のこと。
めん 【面】
面
面とは、能面のこと。
能と言えば、能面をつけて舞うもの、というイメージがあります。
面は、ごくまれにアイが着ける場合(『三番叟』という演目など)がありますが、基本的には、シテおよびツレ(シテのツレ)が着けることになっています。
面の種類は、250種にも及ぶと言われており、長い歴史の中で、様々なものが作られてきました。
面は、人間の顔よりも小さく、着けるとアゴなどが面からはみ出すようになっています。
これは、仮面をかぶって顔を隠すという考えではなく、生の顔の続きとして面を着けるという考えに根ざしているのだそうです。
決して、能楽師の顔が大きいというわけではないのだとか。
面
面
面
面
面
面
作者ヨシイドク,ヨシイミツ
収載図書ねむりばこ
出版社新風舎
刊行年月2004.7
面
面
面
面
面
面
- 顔面。〔第二類 人物風俗〕
- 顔。
- 〔的・不〕面の逆語。顔のことを云ふ。「トウスケ」「メン」参照。
- 面顔。
- 顔。面(つら)の転倒語。
- 顔を云ふ。面(つら)の逆語。
- 顔。「つら」の音転。
- 顔面。前橋 博徒、不良虞犯仲間。
- 顔面。用例「らつを合わせよう」(会おう)。〔一般犯罪〕
- 顔、容貎。〔掏摸〕
- 顔、面。〔香具師・不良〕
- 顔。つら(面)の反転語。〔盗〕
- 顔のこと。「つら」の音転。
分類 ルンペン/大阪、不良青少年(硬派)、博徒、不良虞犯仲間、掏摸、犯罪、的/不、盗/犯罪、露店商、香具師、香具師/不良
面
姓 | 読み方 |
---|---|
面 | おもさき |
面 | おもたか |
面 | おもて |
面 | ほうつき |
面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 09:39 UTC 版)
面(めん)
一覧
- 曲面。幾何学での面。
- 平面。平らな「曲面」。
- 表面。物体の外部との境界面。
- 多面体などの面。辺で囲まれた多角形。
- 平面・平板状のものを数える助数詞の一つ。レコード、新聞、テニスコート、プラットホームなど。
- 顔。
- 顔につけるもの、顔を覆うもの。
- 面 (朝鮮)。大韓民国の行政単位。
- ステージ (コンピュータゲーム)に同じ。コンピュータゲームでの操作画面を数える単位。
- 面 (文字コード)。多バイト文字符号化方式で、下位から3バイト目(UCS-4などの4バイトコードでは、上位から2バイト目)。で表される、符号空間の一部分。
- 面 (雑誌) - かつて存在した日本の詩誌。北川冬彦らが創刊。
関連項目
面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 20:57 UTC 版)
平面グラフにおいて、辺で囲まれた極小な領域。有界な面を有限面、有界でない面を無限面とよぶ。
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面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 04:35 UTC 版)
頭部と喉の保護具。顔面の部分は金属の格子(面金)で保護され、竹刀が顔に刺さらないようになっている。肩から頭頂部にかけては刺し子(面布団)で覆うような造りになっている。喉を保護する部分は突き垂と呼ばれ、突きを受ける部分であることから、特に強固に作られている。突き垂の内側には、さらに突きの衝撃を和らげるための内垂がある。なぎなた用の面は頭を左右に振りやすくするため、面布団が短くなっている。 面単体では後頭部を保護できず、また頭髪に接する部分が汗や皮脂によって劣化しやすくなるため、それらの弱点を補う目的で手ぬぐいが併用される。 面金は、ほぼ顔面の膨らみに沿うように湾曲した形状を持ち、外周部の台輪と縦方向に1本の中金(中ひご)、横方向に14本(少年用の面では13本以下)の横金(横ひご)からなる。材質はかつて鉄や洋銀が主流であったが、後に面の軽量化の観点からジュラルミンなどの軽合金が広く使われ始めた。ただし軽合金製面金は強度的に十分とはいえないため、より高い耐衝撃性を必要とする場合には、比較的低比重ながら強度的に優れるチタン製面金が使われる。 面金(横金)の上から6本目と7本目の間(少年用では5本目と6本目の間)の位置は物見(ものみ)と呼ばれ、視界確保のために横金の間隔が他の部分よりもわずかに広くなっている。また、面の内側には、面金を取り巻くように土手状になった部分(内輪)がある。面を着装する際は内輪の下端に下顎を載せ、さらに目の高さを物見の位置に合わせる。 面を装着する際は、面紐により面を固定する。面紐の取り方には2通りあり、下から4本目付近の横金に左右一対の乳皮(ちちかわ、又はちかわ)を取り付け1本ずつ紐を取る「下付け」と、中金の頭頂部に長めの乳皮を1本のみ取り付けそこから左右2本の紐を取る「上付け」とに大別される。どちらを用いるかは人によってそれぞれだが、上付けは関西から九州にかけて多い取り方である。なお、なぎなたでは上付けを標準的に使用する。 平成9年(1997年)には、物見を中心にして数本の横金を省略し、その部分を透明なポリカーボネート樹脂板で覆った構造の面(商品名:武楯面(むじゅんめん))が長谷川化学工業から商品化された。着装時の視野が広く確保できること、また着装した選手の顔が外から見えることが特徴である。現在では全日本剣道連盟に公認されているが、使用者の数は少なく、2012年(平成24年)に販売終了している。
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面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:24 UTC 版)
能面は「のうめん」と読むが、面とだけ書けば「おもて」と読むのが普通。様々な種類がある。超自然的なものを題材とした能では面をつけることが多いが、面をつけない直面物もある。狂言では、登場する人物は現世の人間であり通常は面はつけず仮面劇とは言えないが、人間以外のものを演ずる場合などでは面をつける。
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面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/29 23:55 UTC 版)
「Unicode文字のマッピング」の記事における「面」の解説
詳細は「Unicodeの面のマッピング」を参照 第0面(Plane 0)は、基本多言語面(英:Basic Multilingual Plane; BMP)であり、最もよく使う、基本的な文字・記号のほとんどが収録されている。 第1面(Plane 1)は、追加多言語面(英:Supplementary Multilingual Plane; SMP)であり、現在使うもののいない古代の用字系や人工文字など、基本多言語面に入りきらなかった文字のうち漢字以外を収録する。 第2面(Plane 2)は、追加漢字面(英:Supplementary Ideographic Plane; SIP)であり、基本多言語面に入りきらなかった漢字を収録する 第3面(Plane 3)は、第三漢字面(英:Tertiary Ideographic Plane; TIP)であり、追加漢字面に入りきらなかった漢字と、亀甲獣骨文字や金文などの現在使用されない漢字が収録される。 第14面(Plane 14)は、追加特殊用途面(英:Supplementary Special‐purpose Plane; SSP)であり、言語タグや異体字セレクタなどの制御コードが収録されている。 第15面(Plane 15)および第16面(Plane 16)は、私用面である。
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面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:49 UTC 版)
竹刀及びなぎなたの物打で頭部を打つ打突のことで、最も基本的な打突である。普通は頭部上方を打つ正面打ちが用いられるが、面の側面左右45°を打つ左右面も存在する。剣道では主に切り返しや素振りに用いることが多い。なぎなたでは八相からの面は左右面となる。側頭部を打つ横面は鼓膜を損傷する危険があるため、現在では使用しないことが多い。
※この「面」の解説は、「打突」の解説の一部です。
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面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 09:09 UTC 版)
一つの面は6万5536個の符号位置がある。 面符号位置英語での名称略称日本語での名称収録されている主な文字第0面U+0000 - U+FFFF Basic Multilingual Plane BMP 基本多言語面 基本的な文字。 第1面U+10000 - U+1FFFF Supplementary Multilingual Plane SMP 追加多言語面 古代文字や記号・絵文字類など。 第2面U+20000 - U+2FFFF Supplementary Ideographic Plane SIP 追加漢字面 漢字専用領域。 第3面U+30000 - U+3FFFF Tertiary Ideographic Plane TIP 第三漢字面 追加漢字面に入りきらなかった漢字。また、将来的には古代漢字や甲骨文字などが収録される予定。 第4面U+40000 - U+4FFFF 未使用(将来どのような目的で使用するのかすら決まっていない)。 第5面U+50000 - U+5FFFF 第6面U+60000 - U+6FFFF 第7面U+70000 - U+7FFFF 第8面U+80000 - U+8FFFF 第9面U+90000 - U+9FFFF 第10面U+A0000 - U+AFFFF 第11面U+B0000 - U+BFFFF 第12面U+C0000 - U+CFFFF 第13面U+D0000 - U+DFFFF 第14面U+E0000 - U+EFFFF Supplementary Special-purpose Plane SSP 追加特殊用途面 制御コード専用領域。 第15面U+F0000 - U+FFFFF Private Use Plane PUP 私用面 BMPの U+E000 - U+F8FF の領域の拡張。 第16面U+100000 - U+10FFFF 日本では2000年にJIS X 0208を拡張する目的でJIS X 0213(いわゆるJIS第3・第4水準)が制定されたが、この際、新たに採用された文字でUnicodeになかったものの一部は、BMPに収録できず、第2面への収録となった(Unicodeが最終的にJIS X 0213への対応を完了したのは2002年である)。このため、JIS X 0213収録文字をUnicodeで完全にサポートするには、追加漢字面をサポートしたOS、フォント、アプリケーションが必要となる。Shift_JISなど、Unicodeにて規定されるもの以外のエンコーディングを利用する場合であっても、JIS X 0213に対応するフォントやアプリケーションが必要である。 常用漢字の2010年改定で追加された字のうち「𠮟」はU+20B9Fで、追加漢字面に含まれる。そのため、改定後の常用漢字完全サポートを謳う場合、Unicodeに対応していて更にこの拡張領域にも対応している必要があると言える。ただ、現状ではこの字は、JIS X 0208に含まれる(=当然、Unicode策定当初からBMPに収録されている)異体字の「叱」(U+53F1) で代用されることが多い。
※この「面」の解説は、「Unicode」の解説の一部です。
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面
面
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「面」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女なら面識があります
- その畑は約2エーカーの面積がある
- あたりは一面暗く静まりかえっていた
- 多少なりとも真剣ならば,もっと真面目に働いているはずだ
- 彼女は満面に笑みを浮かべていた
- 総力戦;全面戦争
- 面倒なことになるだろうと思っていた
- カーソルを画面の何もない箇所へ移動しなさい
- 円の面積
- その家の床面積は100平方メートルです
- その公園の面積は広い
- 洗面用品
- 君に面会だよ,ジャック
- 1つのテーマをあらゆる面にわたって討議する
- あなたは問題の一面しか考えていない
- 地球の大気は海面付近が一番濃い
- このコンピュータは画面が見にくい
- 強い日差しで地面が乾いて固くなった
- 仮面舞踏会
- 彼は道徳的な面で欠落している
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品詞の分類
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