おも‐て【表】
読み方:おもて
《「面(おもて)」と同語源》
[名]
1 物の二つの面のうち、主だったほう。表面。また、外側。「答案は—を上にして集める」「コインを投げて—か裏かで占う」「鏡の—」⇔裏。
2 他のものより前に位置すること。前面。「長男を—に立てる」
5 うわべ。外見。「—を飾る」⇔裏。
6 表向きのこと。おおやけ。公式。正式。「人生の—と裏に通じている」「—通り」「—参道」⇔裏。
9 野球で、各回の、先攻チームが攻撃する番。「七回—の攻撃」⇔裏。
11 連歌・俳諧で、二つに折った懐紙の第一面。単に「おもて」というときは、初折(しょおり)の第一面。
12 江戸幕府または大名家で、公的な事務や儀式をする所。商家では店をいう。
「まづ—へと通らせられい」〈虎明狂・梟〉
「安心の—とし」〈浄・念仏往生記〉
「御制札の—にまかせ、さうさうに是へ参りて」〈虎明狂・牛馬〉
おも‐て【面】
面
面とは、能面のこと。
能と言えば、能面をつけて舞うもの、というイメージがあります。
面は、ごくまれにアイが着ける場合(『三番叟』という演目など)がありますが、基本的には、シテおよびツレ(シテのツレ)が着けることになっています。
面の種類は、250種にも及ぶと言われており、長い歴史の中で、様々なものが作られてきました。
面は、人間の顔よりも小さく、着けるとアゴなどが面からはみ出すようになっています。
これは、仮面をかぶって顔を隠すという考えではなく、生の顔の続きとして面を着けるという考えに根ざしているのだそうです。
決して、能楽師の顔が大きいというわけではないのだとか。
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