私用面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 09:43 UTC 版)
私用面(しようめん)とは、追加面の一つで、ISO/IEC 10646の第0群第15面と第0群第16面およびUnicodeの第15面と第16面をいう。
概要
Unicodeでは、当事者間の私的な合意によって文字(外字)を定義できる私用領域 (英: Private Use Area, PUA)が用意されている。規格としては、この範囲にいかなる文字も規定していない。私用領域の内容を定義するものとしては、ISOやユニコードコンソーシアム以外の個人、組織およびソフトウェアベンダが想定されている。私用領域に定義された文字を私用文字という。私用領域としては、基本多言語面のU+E000
–U+F8FF
(57344–63743) と第15面および第16面 (U+F0000
–U+10FFFF
) が用意されている。このうち、私用領域だけに使われる面(すなわち、第15面と第16面)を私用面という。
ISO/IEC 10646では、2002年の改訂までこの他に第0群第224–255面(E00000–FFFFFF)と第96–127群(60000000–7FFFFFFF)が私用領域とされており、これらに含まれる面も私用面であった。
符号化
私用面は、2バイト固定長方式のUCS-2では使用することが出来ず、UTF-8、UTF-16、UTF-32のいずれの符号化方式でも4バイトで符号化される。UTF-16ではサロゲートペア(代用対)を使う必要がある。
関連項目
私用面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/12 14:18 UTC 版)
詳細は「私用面」を参照 Unicodeでは、第15-16面が(BMPのE00016-F8FF16に加え)、当事者間の私的な合意によって文字を定義できる私用領域とされている。 ISO/IEC 10646ではさらに第0群第224-255面と第96-127群が私用領域とされていたが、2002年の改訂で削除され、Unicodeと同等になった。
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