私用文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/29 23:55 UTC 版)
「Unicode文字のマッピング」の記事における「私用文字」の解説
UCSは100,000を超える私的利用の符号位置を含む。つまり、これらの符号位置には、ISOやユニコードコンソーシアム外の個人、組織、ソフトウェアベンダが固有の特性を持った文字を割り当ててよい。私用領域 (Private Use Area, PUA) は私的利用のために予約されている領域のひとつである。Unicode標準は、この範囲にいかなる文字も規定しない。 基本多言語面はU+E000 から U+F8FF (57344–63743) の範囲にPUAを含む。第15面 (U+F0000 から U+FFFFD)、および第16面 (U+100000からU+10FFFD) も完全に私的利用のために予約されている。 私用領域の使用はアジアのある文字符号化体系から受け継いだ概念であった。これらの体系は日本語の外字をアプリケーション固有の方法で符号化するための私用領域を持っていた。また、ConScript Unicode Registry(英語版) (非公式でありユニコードコンソーシアムとは関係ない) はUnicodeにまだ符号化されていないか、符号化を却下された用字の私用領域へのマッピングを調整することを目的としている。Medieval Unicode Font Initiative(英語版)は私用領域を使って中世の文章に見られる各種の合字、合成済文字、および記号類を符号化している。 私用領域使用の一例として、アップルはアップルロゴ(英語版)にU+F8FFを使用している。
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